Mistral AIとYoomの連携イメージ
自動化のアイデア

2025-07-10

【Mistral AI API】各種アプリとの連携方法から活用事例まで徹底解説。

h.fukuda

Mistral AIのAPIを活用して、日々の業務を効率化したいと考えたことはありませんか?通常、APIを利用したシステム連携にはプログラミングの知識が不可欠であり「エンジニアでないと難しいのでは…」と導入に踏み切れないケースも少なくありません。特に社内の開発リソースが限られている場合、どのように自動化を進めればよいか具体的な方法が分からず悩んでしまうこともあるでしょう。

そこで本記事では、Mistral AI APIの基本的な知識から、<span class="mark-yellow">プログラミング経験がない方でも簡単に様々なアプリとMistral AIを連携させる方法</span>まで具体的に解説します。

マーケティング活動における文章生成や問い合わせへの一次回答文の作成など、多様なシーンで活用できる自動化フローをステップごとにご紹介しますので「専門知識がなくても、自分たちの手でMistral AI APIを活用したい!」とお考えの方はぜひ参考にしてみてください。

とにかく早くMistral AIのAPIを利用したい方へ

Yoomには<span class="mark-yellow">Mistral AI APIを使った様々なアクションや、業務フローを自動化するためのテンプレート</span>が用意されています。今すぐ試したい方はこちらから詳細をチェックしてみてください!

Mistral AI APIとは

Mistral AI APIはMistral AIと外部アプリ(Google、Microsoft、Salesforce、Notionなど)を繋げてデータの受け渡しを行い、Mistral AIを使った業務フローを自動化できるインターフェースです。APIはアプリケーション・プログラミング・インターフェース (Application Programming Interface)の略語です。

インターフェースとは簡単に言うと「何か」と「何か」を「繋ぐもの」で、Mistral AI APIの場合は「Mistral AI」と「外部のアプリ」を繋ぐインターフェースを指します。

また、APIでは大きく分けて以下のような指示を出すことができます。

  • 取得:APIを経由して、データを取得することができます。
  • 追加:APIを経由して、データを追加することができます。
  • 更新:APIを経由して、データを更新することができます。
  • 削除:APIを経由して、データを削除することができます。

Mistral AI APIでできること

Mistral AI APIでできることをいくつかピックアップしたので、ご覧ください!

気になる自動化例の「試してみる」をクリックしてアカウント登録するだけで、すぐにMistral AI APIを使った自動化を体験できます。登録はたったの30秒で完了するので、ぜひ気軽にお試しください!

Fim Completionを行う

Mistral AI APIのFim Completionアクションをフローの中に組み込むことで、特定の情報をもとに文章の生成や補完を自動化できます。
例えばGmailで受信したメール内容をトリガーとして、その文脈に沿った返信文案をMistral AIに自動で作成させ、ビジネスチャットに通知するといった連携が可能です。

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Moderationsを行う

Mistral AI APIのModerationsアクションを活用することで、テキストコンテンツが不適切かどうかを自動で判定できます。
このアクションをフローの中に置くことで、Googleフォームなどから送信された投稿内容をAIが自動でチェックして問題があれば担当者に通知するといった運用が実現し、コンテンツの健全性を効率的に維持するのに役立ちます。

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Fileをアップロードする

Mistral AI APIのファイルアップロード機能を活用すれば、様々なアプリケーションからMistral AIへのファイル連携を自動化できます。
例えばフォームから送信されたファイルを直接Mistral AIにアップロードするフローを構築することで、手動でのアップロード作業をなくして後続の分析や処理をスムーズに開始できます。

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その他にも下記のようなアクションをAPI経由で実行が可能です。 

■フローの中で設定できるアクション(フローボットオペレーション)

  • Fim Completion
  • Agents Completion
  • Embeddings
  • Moderations
  • Upload File

Mistral AI APIの利用料金と注意点

Mistral AIのAPIには、開発者がAIモデルを試すための無料プランと、商用利用向けの有料プランが用意されています。無料プランでも基本的な機能を試すことができますが、本格的なビジネス利用や大量のリクエストを行う場合は有料プランが推奨されます。

APIを利用する際には、以下の点に注意が必要です。

  • レート制限:プランごとに、1秒または1分あたりに送信できるリクエストの数や、処理できるトークン(単語や文字のかたまり)の量に上限が設けられています。この上限を超えると、一時的にAPIが利用できなくなるため、自動化の規模に応じてプランを検討する必要があります。
  • プランによる機能差:高度な機能や最新のモデルは、有料プランでのみ利用可能となる場合があります。商用目的で利用する際は、必要な機能がどのプランで提供されているか事前に確認することが重要です。
  • 料金体系の確認:APIの利用料金は、使用するモデルや処理するデータ量によって変動します。意図せず高額な請求が発生しないよう、公式サイトで最新の料金情報を確認し、利用状況を把握しながら活用することをおすすめします。

※詳細はMistral AIのサービスサイトをご確認ください。
※2025年07月08日時点の情報です。

実際に連携してみた!

ここではノーコードツールYoomが用意するテンプレートで、実際の設定方法を通してMistral AI APIを使った具体的な連携方法を紹介していきます!

もしまだYoomのアカウントをお持ちでない場合は、こちらの登録フォームからアカウントを発行しておきましょう。

[Yoomとは]

Mistral AI APIとの連携方法

はじめにMistral AI APIとYoomを連携する方法を紹介します。
Yoomにログイン後、画面左側にある「マイアプリ」をクリックし、更に「+新規接続」をクリックしましょう。

右上の検索窓からMistral AIを検索してください。

任意のアカウント名と、Mistral AIのサイトから取得したAPI Keyを入力し「追加」をクリックするとマイアプリ連携が完了します。

今回は「Gmailで特定のキーワードに一致するメールを受信したら、Mistral AIでFim Completionを行い返信文を自動生成し通知する」という実際のフローボットも作成していきます!

作成の流れは大きく分けて以下です。

  • GmailとSlackのマイアプリ連携
  • 該当のテンプレートをコピー
  • Gmailのトリガー設定およびMistral AIとSlackのアクション設定
  • トリガーをONにし、フローが起動するかを確認
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ステップ1:GmailとSlackのマイアプリ連携

Gmailも先ほどのMistral AIと同様「マイアプリ」から検索してください。

この画面が表示されるので「Sign in with Google」をクリック。

メールアドレスまたは電話番号を入力し「次へ」をクリックします。
※既にGoogleアカウントを使ってマイアプリ連携したことがある場合は、そのアカウントを選択するだけでOKです。

パスワードを入力してもう一度「次へ」をクリック。

「続行」をクリックするとGmailのマイアプリ連携が完了します。

同様にSlackを検索してください。
ワークスペースのSlack URLを入力し「続行する」をクリックします。

次にメールアドレスを入力し「メールアドレスでサインインする」をクリックしてください。

メールアドレスに届く認証コードを入力しましょう。

Yoomの投稿先を選択して「許可する」をクリックするとSlackのマイアプリ連携が完了します。

ステップ2:テンプレートをコピー

Yoomにログインし、以下バナーの「試してみる」をクリックしてください。

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「テンプレートがコピーされました」と表示されるので「OK」をクリックします。

ステップ3:Gmailのトリガー設定

「特定のキーワードに一致するメールを受信したら」をクリック。

タイトルと連携するアカウント情報を任意で設定し、トリガーアクションはテンプレート通りに「特定のキーワードに一致するメールを受信したら」のまま「次へ」をクリックします。

アプリトリガーのAPI接続設定という画面が表示されるので、まずトリガーの起動間隔をプルダウンから選択しましょう。

※トリガーの起動タイミングは、5分、10分、15分、30分、60分のいずれかで設定できます。ご利用プランによって、設定できるトリガーの最短間隔が違うので、その点は要チェックです。
なお、基本的にはそのプランの最短の起動間隔にしてお使いいただくことをおすすめします。

次にフローボットを起動するためのキーワードを設定してください。今回は、件名の単語やフレーズでメールを検索する「subject:」という演算子を使っています。

※演算子についての詳細はこちら

最後に、連携したGmailアドレスに上記のキーワードを含むテストメールを送信しておきましょう。
今回は以下のように、件名に「問い合わせ」というワードが入ったメールを送信しました。

ここまで完了したらYoomの設定画面に戻りテストしてください。

成功したら保存しましょう。ここで取得したアウトプットの値は次のステップで活用します。

ステップ4:Mistral AIのアクション設定

「Fim Completion」をクリック。

ステップ3と同様、アクションは「Fim Completion」のまま「次へ」をクリックします。

API接続設定に移るので、Modelを候補から選択してください。

※Mistral AIはアクションによって使用できるModelが異なります。Fim CompletionでテストできるModel(codestral-2501など)を選択しましょう。

Promptは予め入力されている通りで大丈夫です。また、残りの項目は任意なので設定しなくても問題ありません。

  • Temperature…使用するサンプリング温度。値が高いほど出力がランダムになり、低いほどより集中し、決定的になる
  • Suffix…Modelに更にコンテキストを追加するためのオプションのテキスト/コード

など、必要に応じて設定してください。

設定が完了したらテストします。

成功したら保存しましょう。ここで取得したアウトプットも次のステップで活用できます。

ステップ5:Slackのアクション設定

「チャンネルにメッセージを送る」をクリック。

ステップ3・4と同様、アクションは「チャンネルにメッセージを送る」のまま「次へ」をクリックします。

API接続設定に移るので、投稿先のチャンネルIDを候補から選択してください。

メッセージは予め設定されている通りでOKなので、そのままテストしましょう。

Slackにメッセージが送信されればOKです。成功したら保存してください。

Slackに通知が届きました!

ステップ6:トリガーをONにして起動準備完了

最後に「トリガーをON」をクリックしたら、自動化の設定は完了です。
正しくフローボットが起動するか確認しましょう。

以上が、Gmailで特定のキーワードに一致するメールを受信したら、Mistral AIでFim Completionを行い返信文を自動生成し通知する方法でした!

Mistral AI APIを活用した自動化の例

今回紹介した事例以外でも、Yoomではさまざまなサービスとの連携が可能で、それぞれに対応したテンプレートが用意されています。
普段お使いのサービスと連携できるテンプレートを活用して、Mistral AIを使った業務フローを自動化しましょう!

Mistral AIをフロー内のアクションとして使うテンプレート

他のアプリでファイルの送信・追加があった際に、OCRでファイルを読み取り、その内容をMistral AIで要約して、要約結果を自動で通知できます。
これにより、共有されたドキュメントの内容を素早く把握しやすくなり、チーム内での情報共有の効率化が期待できます。

手作業での情報整理や転記の作業に課題を感じているときにおすすめの自動化です。

[[185138,185135,185129]]

まとめ

Mistral AI API連携を行うことで、<span class="mark-yellow">これまで手作業で行っていたメールの返信文作成やコンテンツチェックといった定型業務が自動化され、業務時間の大幅な短縮やヒューマンエラーの防止に繋がります。</span>また、担当者が単純作業から解放されることで、企画立案や顧客対応といった本来注力すべきコア業務に集中する環境も整います。

今回ご紹介したような業務自動化は、ノーコードツールYoomを使えば、プログラミングの知識がない方でも直感的な操作で簡単に業務フローを構築できます。

もしMistral AIを活用した業務効率化に少しでも興味を持っていただけたら、ぜひこちらから無料登録してその効果を体験してみてください!

この記事を書いた人
h.fukuda
教育業界の事務職出身です。 少ない人数で幅広い業務をこなすためExcelのひな型作りなど日々効率化できることを模索していましたが、当時Yoomを使えていたら比べ物にならないほど効率化できていたと思います。 そういった今までの経験も活かしつつ、皆様のお役に立てるような情報を発信していきます!
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