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Mistral AIは無料でどこまで使える?長文の規約を読ませて問い合わせに答えさせた
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Mistral AIは無料でどこまで使える?長文の規約を読ませて問い合わせに答えさせた
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2026-06-01

Mistral AIは無料でどこまで使える?長文の規約を読ませて問い合わせに答えさせた

Tomoka Narinaga
Tomoka Narinaga

ChatGPTやClaudeに次ぐ高性能AIとして世界中から注目を集める「Mistral AI」。

本記事では、その機能や具体的な料金プラン、実際の活用方法までを徹底解説します。

🤖欧州発の注目AI「Mistral AI」とは?

出典1

Mistral AIは、AI業界において急速に存在感を高めているヨーロッパ発のスタートアップ企業です。

2023年にGoogle DeepMindやMetaの出身エンジニアたちによってフランスのパリで設立されました。

創業後まもなく大型資金調達で注目を集め、その後さらに企業評価額を大きく伸ばしています。

ここでは、そのミッションや独自の戦略、そして他の主要なAIモデルとの違いについて詳しく解説します。

オープンウェイトモデルと商用提供モデルを展開

Mistral AIは、モデルの学習済みパラメータ(重み)を公開する「オープンウェイトモデル」と、APIや商用提供を前提としたモデルの両方を展開しています。

各モデルの主な特徴は次の通りです。

オープンウェイトモデルは、自社環境で運用しやすく、用途に応じて柔軟に活用できるのが特徴です。

ただし、提供形態やライセンス条件はモデルごとに異なるため、商用利用や派生モデル作成の可否、再配布条件などは個別に確認する必要があります。

ChatGPTやClaudeなど他社モデルとの違い

Mistral AIが提供するモデルは、ChatGPTやClaudeといった先行するAIモデルといくつかの点で違いがあります。

各ツールの主な特徴を簡単にまとめてみました。

Mistral AIが提供するモデルは、ChatGPTやClaudeと比べると、オープンウェイトモデルを含む幅広い提供形態を持つ点が特徴です。

特に、自社環境での運用や構成の自由度を重視したい場合には、有力な候補になりやすいでしょう。

一方で、ChatGPTは機能統合や周辺サービスとの連携、Claudeは長文処理や対話品質で評価されることが多く、それぞれ強みが異なります。

どのサービスが適しているかは、用途、必要な機能、運用方針、コスト条件によって変わるため、導入時は最新の公式情報をもとに比較することが重要です。

⭐YoomはAIを活用したテキスト要約やサポート業務を自動化できます

Yoomは、様々なSaaSを連携し、日々の業務を自動化するプラットフォームです。

AIを活用したテキストの要約や、カスタマーサポートの自動化など、専門的な知識がなくてもノーコードで簡単に業務フローを構築できます。

これにより、定型業務にかかる時間を大幅に削減し、より付加価値の高い業務に集中することが可能です。

[Yoomとは]

AIを活用した情報処理やサポート業務の自動化に役立つおすすめのテンプレートをご紹介します。

ぜひ活用して、業務効率化を実感してください。


■概要
Airtableで受け付けた依頼を、一件ずつ確認してAsanaにタスクとして登録する作業に手間を感じていませんか?特に依頼内容から担当者や期限を判断する工程は時間がかかるものです。このワークフローを活用すれば、Airtableへのレコード登録をトリガーに、AIが内容を分析してAsanaへ自動でタスクを作成するため、こうした課題を解消できます。AirtableとAsanaを連携させる効率的なタスク作成方法としてご活用ください。
■このテンプレートをおすすめする方
  • AirtableとAsanaを利用し、依頼からタスク作成までの流れを手作業で行っている方
  • Airtableで受けた依頼内容をもとに、Asanaへタスクを自動で作成したいと考えている方
  • 依頼内容の確認や担当者の割り振りといったタスク管理業務を効率化したいプロジェクトリーダーの方
■このテンプレートを使うメリット
  • Airtableへのレコード登録をきっかけにAsanaのタスク作成が自動化されるため、手作業での転記や内容確認にかかっていた時間を削減できます。
  • AIが依頼内容を分析して担当者や優先度を判断するため、タスクの割り振り業務が標準化され、特定の担当者に依存する状況を解消します。
■フローボットの流れ
  1. はじめに、AirtableとAsanaをYoomと連携します。
  2. 次に、トリガーでAirtableを選択し、「レコードが登録されたら」というアクションを設定します。
  3. 最後に、オペレーションでAIワーカーを設定し、「Airtableの依頼内容を分析し、緊急度・重要度に基づいた優先順位の判定、担当者の選定、期限の設定を自動で行い、Asanaにタスクを追加する」ためのマニュアル(指示)を作成します。
※「トリガー」:フロー起動のきっかけとなるアクション、「オペレーション」:トリガー起動後、フロー内で処理を行うアクション
■このワークフローのカスタムポイント
  • Airtableのトリガー設定では、連携対象となるベースIDやテーブルIDを任意で設定してください。また、レコードの作成日時を判定するフィールド名もカスタマイズが可能です。
  • AIワーカーでは、タスクの担当者選定や期限設定のルールなど、ユーザーの運用に合わせてマニュアル(指示)を任意で設定できます。
■注意事項
  • Airtable、AsanaのそれぞれとYoomを連携してください。AIワーカー内で使用するツール(アプリ)についてもマイアプリ連携が必要です。  
  • トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。
  • プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。
  • AirtableのアウトプットはJSONPathから取得可能です。  
  • AIワーカーの基本設定は「【AIワーカー】基本的な設定方法」をご参照ください。
  • AIワーカーの同時実行数・作成可能なAIワーカー数・利用可能なAIモデルはご契約中のプランによって異なります。
  • AIワーカー内でご利用いただけるアプリやオペレーション等はフローボットの利用制限と同様です
  • AIワーカーは、テスト実行でも本番実行と同様にタスクを消費しますのでご注意ください。詳細は「【AIワーカー】タスク実行数の計算方法」ご参照ください。
  • AIワーカーはマニュアルを詳細に設定することで適切な処理を実行しやすくなります。詳細は「【AIワーカー】マニュアルの作成方法」をご参照ください。 

■概要
クライアントから受領したプロジェクト概要資料など、複雑なドキュメントから作業工程を書き出す業務に負担を感じていませんか。資料の内容を理解し、適切なタスク分割や工数見積もりを行う作業には専門的な知識と時間を要します。このワークフローは、Google Driveに資料を保存するだけで、AIエージェント(AIワーカー)が文脈を解析してWBSを自律的に作成します。プロジェクトのセットアップが迅速化され、円滑なタスク管理を開始することが可能です。 
■このテンプレートをおすすめする方
  • 案件資料から必要なタスクを洗い出し、WBSを構築する作業を効率化したいコンサルタントの方
  • AIエージェントを活用して、客観的な視点でタスクの優先度や工数を判定させたい方
  • Google DriveとNotionを連携させ、プロジェクト管理の初期設定を自動化したいプロジェクトマネージャーの方
■このテンプレートを使うメリット
  • 資料をGoogle Driveに保存するだけでAIがタスク一覧を構成するため、ゼロからWBSを作成する手間を省き、プロジェクトの始動を早めることができます
  • AIが資料の文脈に沿って各タスクの重要度を判定するため、担当者による判断のばらつきを抑え、精度の高いプロジェクト計画の策定を支援します
■フローボットの流れ
  1. はじめに、Google DriveとNotionをYoomと連携します
  2. 次に、トリガーでGoogle Driveを選択し、「特定のフォルダ内に新しくファイル・フォルダが作成されたら」というアクションを設定します
  3. 最後に、オペレーションで、プロジェクト資料の解析やWBSの自動生成を行うためのAIワーカーへのマニュアル(指示)を作成します
※「トリガー」:フロー起動のきっかけとなるアクション、「オペレーション」:トリガー起動後、フロー内で処理を行うアクション
■このワークフローのカスタムポイント
  • Google Driveのトリガー設定では、処理の対象としたいフォルダを任意のフォルダIDで指定してください
  • AIワーカーのオペレーションでは、利用したい任意のAIモデルを選択し、実行させたい内容に合わせてAIワーカーへの指示を自由に設定することが可能です
■注意事項
  • Google Drive、NotionのそれぞれとYoomを連携してください。AIワーカー内で使用するツール(アプリ)についてもマイアプリ連携が必要です。
  • トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。
  • プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。
  • ダウンロード可能なファイル容量は最大300MBまでです。アプリの仕様によっては300MB未満になる可能性があるので、ご注意ください。
  • トリガー、各オペレーションでの取り扱い可能なファイル容量の詳細は「ファイルの容量制限について」をご参照ください。
  • AIワーカーの基本設定は「【AIワーカー】基本的な設定方法」をご参照ください。
  • AIワーカーの同時実行数・作成可能なAIワーカー数・利用可能なAIモデルはご契約中のプランによって異なります。
  • AIワーカー内でご利用いただけるアプリやオペレーション等はフローボットの利用制限と同様です。
  • AIワーカーは、テスト実行でも本番実行と同様にタスクを消費しますのでご注意ください。詳細は「【AIワーカー】タスク実行数の計算方法」ご参照ください。
  • AIワーカーはマニュアルを詳細に設定することで適切な処理を実行しやすくなります。詳細は「【AIワーカー】マニュアルの作成方法」をご参照ください。

✅Mistral AIでできること

Mistral AIは、テキスト処理から高度なプログラミング支援まで、多様な用途に対応する充実した機能を備えています。

ここでは、競合他社のAIツールと比較しても高く評価されているMistral AIならではの機能を、4つのポイントに分けて解説します。

1. 自然なテキスト生成と高度な文章作成

Mistral AIの強力な機能の一つが、自然で流暢なテキストの生成です。

  • ブログ記事の執筆
  • メールの作成
  • キャッチコピーの考案

このようなあらゆる文章作成タスクをサポートしてくれます。

特に、ユーザーが指定したトーンやスタイル(フォーマル、カジュアル、情熱的など)を正確に反映したテキストを出力する能力に優れています。

また、新規事業のアイデア出しや企画書の構成案づくりなど、ゼロから何かを生み出す際の壁打ち相手として活用することも可能です。

ChatGPTなどの競合モデルと比較しても、オープンウェイトの軽量モデルでありながら非常に洗練された文章を生成できる点が高く評価されており、個人・企業を問わずコンテンツ制作の大幅な効率化が期待できます。

2. 長文の要約と多言語翻訳

長い文脈を保持・理解する能力に優れているため、長文ドキュメントの処理において真価を発揮します。

例えば、数十ページに及ぶPDF資料や長時間の会議の議事録を読み込ませ、重要なポイントだけを箇条書きで抽出させるといった要約作業を瞬時にこなすことが可能です。

さらに、ヨーロッパ発のAI企業である強みを活かし、英語やフランス語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語はもちろん、日本語を含む多様な言語の翻訳処理にも長けています。

単なる直訳ではなく、文脈やニュアンスを理解した上で自然な言語へ変換してくれるため、海外の最新論文やニュース記事を素早く日本語で把握したい場面や、グローバル展開を狙う企業の多言語コンテンツ制作において非常に強力なツールとなります。

3. 高度なプログラミング(コード生成)のサポート

開発者向けの機能として特に注目されているのが、プログラミング領域における高度なサポート能力です。

Python、JavaScript、C++など多様なプログラミング言語に対応しており、自然言語で「このような機能を持つアプリを作りたい」と指示するだけで、適切なソースコードを自動生成してくれます。

また、コードの生成だけでなく

  • 既存コードのエラー発見(デバッグ)
  • 処理速度の改善(リファクタリング)
  • テストケースの作成
  • コードの解説

などの動作も得意としています。

小規模なスクリプトの作成から複雑なシステムの開発補助まで幅広く対応できるため、エンジニアの作業負担を軽減し、開発スピードを飛躍的に向上させることが可能です。

ローカル環境に展開すれば、機密性の高い社内コードを外部に送信することなく安全にコード生成機能を利用できる点も大きなメリットです。

4. OCRでの文書理解とマルチモーダル処理

最新のMistral AIモデルでは、テキストデータだけでなく、画像や複雑なレイアウトのドキュメントを読み取って理解するマルチモーダル機能も強化されています。

特にOCR(光学式文字認識)処理において高い性能を発揮し、表や数式、グラフなどが混在するPDFやスキャン画像から正確に情報を抽出し、解析することが可能です。

これにより、紙ベースの請求書や手書きのメモをデジタルデータに変換・整理する作業を自動化できます。

また、画像をアップロードして「この画像に写っているものを説明して」「グラフの傾向を分析して」といった視覚情報の処理にも対応しています。

テキストにとどまらない多様なデータ形式を横断して処理できるため、バックオフィス業務の効率化や、より複雑なデータ分析タスクにおいても幅広い活用が期待されています。

⚖️Mistral AIの主要モデルと性能比較

Mistral AIは、複雑な推論をこなす最高性能モデルから、自分のPC(ローカル環境)でも動かせる軽量モデル、さらには音声やコード生成に特化した専門モデルまで、幅広いラインナップを提供しています。

用途やコストに合わせて最適なモデルを選択することが可能です。

【用途別モデル一覧】※執筆時点。時期によって変更される場合があります
■汎用・高性能

  • Mistral Large 3:汎用性が高い最上位クラスの多用途モデル
  • Mistral Medium 3.5:エージェント用途やコーディングに強い上位モデル
  • Mistral Medium 3.1:2025年8月公開の多用途向けモデル
  • Mistral Medium 3:2025年5月公開の多用途向けモデル
  • Mistral Small 4:推論、指示、コーディングを1つにまとめた効率重視モデル

コード開発

  • Devstral 2:ソフトウェア工学タスク向けのコードエージェントモデル
  • Codestral:コード補完に特化した高性能モデル
  • Codestral Embed:コード断片の表現抽出に使う埋め込みモデル
  • Leanstral:Lean 4の形式証明向けオープンソースコードエージェント

■小型・効率重視

  • Ministral 3 14B:テキストと画像の両方に強い高性能小型モデル
  • Ministral 3 8B:性能と効率のバランスが良い小型モデル
  • Ministral 3 3B:さらに軽量で高速な小型モデル

■音声

  • Voxtral TTS:多言語対応の音声合成モデル
  • Voxtral Small:音声入力を扱える指示応答向けモデル
  • Voxtral Mini Transcribe:文字起こし向けの効率的な音声入力モデル
  • Voxtral Mini Transcribe 2:改良版の文字起こし向け音声入力モデル
  • Voxtral Mini Transcribe Realtime:リアルタイム文字起こし向けモデル

■文書・安全性

  • OCR 3:Document AIを支える文字認識サービス
  • Mistral Moderation 2:長文対応と脱獄検地を備えたモデレーションモデル

ここからは、上記の中から特に重要なモデルについて解説していきます。

フラッグシップモデル「Mistral Large 3」

「Mistral Large 3」は、Mistral AIの中でも最上位クラスに位置づけられる汎用モデルです。

高度な言語理解や推論、マルチモーダルな処理を想定した設計で、複雑な業務や大規模な実装に適しています。

多言語対応も強く、企業向けの高度な活用に向いたモデルといえます。

汎用・高効率モデル「Mistral Medium 3.5」「Mistral Small 4」

「Mistral Medium 3.5」は、エージェント用途やコーディングなど、実務寄りのタスクに適した汎用モデルです。

性能と実用性のバランスがよく、幅広い用途で使いやすい位置づけです。

「Mistral Small 4」は、推論や指示応答、コーディングを効率よくこなすモデルです。

比較的軽量で扱いやすく、リアルタイム性が求められるチャットボットや日常的なテキスト処理にも向いています。

軽量モデル「Ministral 3」シリーズ

「Ministral 3」シリーズには、14B・8B・3Bのモデルがあります。

これらは軽量かつ効率重視で設計されており、用途によってはローカル環境やエッジデバイスでも扱いやすいのが特徴です。

特に、オンプレミスや閉域網など、データの取り扱いに配慮が必要な環境で検討しやすいラインです。

💰Mistral AIの利用方法と料金の目安

Mistral AIのモデルを活用する方法は多岐にわたり、個人の日常使いから大企業のシステム連携まで、目的に応じて最適な利用形態を選べます。

手軽に試せるチャットUIから、本格的な開発向けのAPI、そして主要なクラウドサービスでの展開までが用意されています。

ここでは、具体的な利用方法と、気になる料金プランについてみていきましょう。

利用方法:AWS Bedrock、Google Vertex AI、Azureでのクラウド連携

Mistral AIは、自社のAPIプラットフォーム「la Plateforme」を提供するだけでなく、世界三大クラウドサービスであるAWS(Amazon Web Services)、Google Cloud、Microsoft Azureと強力に連携しています。

具体的には、AWSの「Amazon Bedrock」、Google Cloudの「Vertex AI」、そしてAzureのAIモデルカタログを通じてMistral AIの各種モデルを利用することが可能です。

これにより、企業はすでに利用しているクラウド環境のセキュリティ基準やガバナンスを維持したまま、スムーズにMistral AIを自社システムに統合できます。

データの外部流出リスクを抑えつつ、各クラウドプロバイダーが提供する様々な開発ツールと組み合わせてAIアプリケーションを構築できるため、エンタープライズ規模の企業にとって非常に導入しやすい環境が整っています。

利用料金とプラン一覧

Mistral AIの料金体系は、主に個人・ビジネスユーザー向けの公式チャット「Le Chat」のサブスクリプションと、開発者・企業向けのAPIプラットフォーム「la Plateforme」の従量課金に分かれています。

プラン別の料金と内容は次の通りです。

1. 公式チャット「Le Chat(一般的なテキスト生成や情報収集に手軽に使えるチャットUI)」の料金プラン
制限ありの無料プランに加え、3つの有料プランが用意されています。

2. API利用「la Plateforme」の料金目安
開発者向けのAPIは、入出力されたテキスト量(トークン数)に基づく従量課金制です。

※料金は記事執筆時点の目安です。最新価格は公式のPricingページをご確認ください。

🤔【検証】Mistral AIを実際に使ってみた!

Mistral AIの実力や使い勝手を確かめるため、実際に無料ツールを用いて2つの検証を行いました。

公式チャット「Le Chat」を使ったカスタマーサポート業務のシミュレーションと、軽量モデル「Ministral 3 8B」をローカル環境で動かしてみた結果をご紹介します。

Mistral AIが実際の業務や作業でどのように活用できるのか、ぜひ参考にしてください。

公式チャット「Le Chat」を用いたカスタマーサポート業務の自動応答テスト

実際のビジネスシーンを想定し、複雑な条件や長文理解が求められる実務での推論能力を検証します。

Le Chatに架空のオンラインサービスの利用規約とFAQ(よくある質問)の長文テキストを読み込ませた上で、顧客からの複雑な問い合わせに対しての回答を出力しました。

この検証で

  • 長文の規約・FAQを理解できるか
  • 複数情報を組み合わせて推論できるか
  • 自然で丁寧な回答を生成できるか

を試してみたいと思います。

1.読み込ませる長文テキストを用意

今回は以下のような架空のオンラインサービスの利用規約と顧客からの質問を想定したFAQを用意しました。
画像はその一部で、実際はかなりの長文です。

この文書をPDFでダウンロードしておきます。

2.サイトへアクセスし、アカウント登録

Mistral AIの公式サイトまたはchat.mistral.aiからLe Chatを開き、アカウント登録して利用します。

3.Le Chatにファイルをアップロードし、顧客問い合わせを入力

登録した後はLe Chatを開き、先ほどのPDFをアップロードします。

そして

利用規約と質問例をもとに「料金プランの変更方法と、途中で変更した場合の返金について教えてください」という質問に対しての回答を作成して

と入力。

すると、「変更方法」と「返金について」それぞれの回答が出力されました。

読み込ませた文書を見返してみると、正しい内容で回答されていることが分かります。

利用規約やFAQから適切な情報を探し出し、丁寧で分かりやすい回答案が作成されていました。

指示通りに情報を組み合わせて論理的な回答を作成する「長文理解力」と「推論能力」の高さが確認できました。

顧客対応やサポートデスクといった業務を効率化するのに一役買ってくれそうです。

Ministral 3 8Bを使ったローカル環境での実行

次に、最新の軽量モデルがローカル環境で実用的に動作するかを試しました。

今回はオープンウェイトモデル「Ministral 3 8B」を、「LM Studio」を利用して自分のPCで動かしてみます。

LM Studioは、AIモデルを簡単にダウンロードして実行できる無料ソフトウェアです。

通常は複雑になりがちなAI実行環境の構築をGUIベースで簡略化できるため、純粋にモデル性能やローカル動作を検証できます。

検証環境は次の通りです。

  • CPU:Intel Core i5-8265U
  • GPU:Intel UHD Graphics 620
  • メモリ:8GB
  • OS:Windows 11 Pro
  • 使用ソフト:LM Studio
  • 使用モデル:Ministral 3 8B

このように、一般的なPC環境で「Ministral 3 8B」がどこまで実用的に動作するかを検証していきます。

1.LM Studioをインストール

インストール後、「Get Started」から開きます。

LM Studio上からモデルを直接ダウンロードできます。

赤枠のタブからモデル検索できるので、検索欄に「Ministral 3 8B」と入力。するとモデル一覧が出てきました。

今回はメモリ使用量と速度のバランスが良い「Q4_K_M」を使用することに。

こちらを選択し、「Download」を押してローカルへ保存します。

ダウンロード完了後、「Load Model」を選択。

実際にオフラインでモデルを使ってみましょう。

チャットを開き、1つ目の検証で使った利用規約の要約を依頼します。

すると、クラウド版に比べるとわずかに応答に時間はかかるものの、実用的な速度でテキストが生成されました!

機密性の高い社内データを扱う際など、完全にクローズドな環境でAIを利用したいときに活用できそうだと感じました。

ただし、ローカル実行では、利用するソフト、量子化方式、ハードウェア構成によって体感性能が大きく変わります。実運用前には想定環境での検証が重要です。

📝まとめ

Mistral AIは、オープンウェイト戦略と高い性能で注目を集める欧州発のAI企業です。

本記事で解説したように、文章作成や翻訳、高度なプログラミング支援など多彩な機能を備えており、無料の「Le Chat」での手軽な利用から、ローカル環境での安全な実行、さらにはクラウドを通じた大規模なビジネス展開まで、目的に合わせて柔軟に活用できる点が最大の魅力です。

今回の検証でも、長文理解やローカル環境での実用性において、業務に十分耐えうる高いポテンシャルが確認できました。

データのセキュリティを重視する企業や、コストパフォーマンスに優れたAIの導入を検討している方は、ぜひMistral AIの活用を検討してみてはいかがでしょうか。

🖊️Yoomでできること

Yoomでは、今回ご紹介したようなAIツールをはじめ、様々なアプリケーションを連携させて独自の業務自動化フローを構築することができます。専門的なプログラミング知識がなくても、直感的な操作で日々のルーティンワークを自動化し、業務効率を劇的に向上させることが可能です。

👉ご登録はこちら

最後に、日々のコミュニケーションツールとAIを連携させた便利な自動化テンプレートをご紹介します。


■概要
kintoneに登録される問い合わせやタスクが増えるにつれて、内容を確認し優先順位を判断する作業に追われていませんか?手作業での対応は時間がかかるだけでなく、判断ミスや対応漏れのリスクも伴います。このワークフローは、まるで専属のkintone AIエージェントのように機能し、kintoneへのレコード登録をきっかけにAIが内容を自動で分析し優先度を設定、Slackへ通知までを行うため、重要な案件から迅速に対応を進めることが可能です。
■このテンプレートをおすすめする方
  • kintoneでの問い合わせ管理において、優先度付けの作業に手間を感じている担当者の方
  • kintone AIエージェントのような機能を活用して、対応の迅速化を図りたいチームリーダーの方
  • kintoneとSlackを連携させ、情報共有の自動化と効率化を推進したい方
■このテンプレートを使うメリット
  • kintoneへのレコード登録後、AIが自動で内容を分析し優先度付けを行うため、手作業での確認と判断にかかる時間を削減できます。
  • AIが一定の基準で優先度を判断することで、担当者による判断のばらつきを防ぎ、業務の属人化解消と対応品質の安定化に繋がります。
■フローボットの流れ
  1. はじめに、kintoneとSlackをYoomと連携します。
  2. 次に、トリガーでkintoneを選択し、「レコードが登録されたら(Webhook起動)」を設定します。
  3. 最後に、オペレーションでAIワーカーを選択し、kintoneから取得したレコード内容を基に、優先度を自動で判定してkintoneのデータ更新とSlack通知を行うためのマニュアル(指示)を作成します。
※「トリガー」:フロー起動のきっかけとなるアクション、「オペレーション」:トリガー起動後、フロー内で処理を行うアクション
■このワークフローのカスタムポイント
  • AIワーカーの設定では、利用したい任意のAIモデルを選択してください。
  • 同じくAIワーカーで、kintoneのレコード内容からどのように優先度を判定するか、具体的な指示を任意で設定してください。
  • Slackの通知先としたいチャンネルや、通知するメッセージの内容は任意で設定することが可能です。
■注意事項
  • kintone、SlackのそれぞれとYoomを連携してください。AIワーカー内で使用するツール(アプリ)についてもマイアプリ連携が必要です。
  • AIワーカーの基本設定は「【AIワーカー】基本的な設定方法」をご参照ください。
  • AIワーカーの同時実行数・作成可能なAIワーカー数・利用可能なAIモデルはご契約中のプランによって異なります。
  • AIワーカー内でご利用いただけるアプリやオペレーション等はフローボットの利用制限と同様です。
  • AIワーカーは、テスト実行でも本番実行と同様にタスクを消費しますのでご注意ください。詳細は「【AIワーカー】タスク実行数の計算方法」ご参照ください。
  • AIワーカーはマニュアルを詳細に設定することで適切な処理を実行しやすくなります。詳細は「【AIワーカー】マニュアルの作成方法」をご参照ください。

■概要
新入社員の受け入れ準備において、各種アカウントの発行や案内メールの送付は、正確性とスピードが求められる重要な業務です。しかし、入社人数が増えるほど手作業での登録やメール作成に費やす時間が増え、人事担当者の大きな負担になりがちです。このワークフローを活用すれば、Google スプレッドシート上の内定者情報をAIワーカーが自動で検知し、Google Workspaceやcybozu.com共通管理のアカウント発行から、温かみのあるウェルカムメールの送信までを一括で自動化できます。

■このテンプレートをおすすめする方
  • 新入社員のアカウント発行やメール案内の手作業を自動化し、業務効率を向上させたい人事担当者の方
  • 複数のツールへのユーザー登録作業における入力ミスや漏れを防ぎたい管理部門の方
  • AIワーカーを活用して、内定者一人ひとりに合わせた親しみやすいウェルカムメールを自動で作成・送付したい方

■このテンプレートを使うメリット
  • 入社前の適切なタイミングでアカウント発行と案内が自動実行されるため、入社直前の繁忙期における事務作業の工数を削減できます。
  • AIワーカーがパーソナライズされたメール文面を自動生成することで、事務的な案内だけでなく歓迎の気持ちを伝え、内定者のエンゲージメントを高めることができます。

■フローボットの流れ
  1. はじめに、Google スプレッドシート、Google Drive、Google Workspace、cybozu.com共通管理、Gmail、SlackをYoomと連携します。
  2. 次に、スケジュールトリガーにより、あらかじめ設定したタイミングでフローを起動します。
  3. 最後に、AIワーカーで、入社前の内定者検知からメールアドレスの生成、ウェルカムメールの作成までを行うマニュアル(指示)を作成します。
※「トリガー」:フロー起動のきっかけとなるアクション、「オペレーション」:トリガー起動後、フロー内で処理を行うアクション

■このワークフローのカスタムポイント
  • 「入社7日前」や「入社3日前」といった情報をAIワーカーへの指示(プロンプト)に記載することで、検知対象となるレコードを任意に設定できます。
  • AIワーカーへの指示(プロンプト)を編集することで、自社の社風に合わせたメールのトーン&マナーや、メールアドレスの生成ルールをカスタマイズ可能です。
  • Slackで通知するチャンネルやメッセージ内容を、受け入れ部署や担当者に合わせて柔軟に変更できます。

■注意事項
  • Google スプレッドシート、Google Drive、Google Workspace、cybozu.com共通管理、Gmail、SlackのそれぞれとYoomを連携してください。AIワーカー内で使用するツール(アプリ)についてもマイアプリ連携が必要です。
  • Google Workspaceはチームプラン・サクセスプランでのみご利用いただけるアプリとなっております。フリープラン・ミニプランの場合は設定しているフローボットのオペレーションやデータコネクトはエラーとなりますので、ご注意ください。
  • チームプランやサクセスプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。無料トライアル中には制限対象のアプリを使用することができます。
  • ダウンロード可能なファイル容量は最大300MBまでです。アプリの仕様によっては300MB未満になる可能性があるので、ご注意ください。
  • トリガー、各オペレーションでファイルを使用する際は、「ファイルの容量制限について」をご参照ください。 
  • AIワーカーの基本設定は「【AIワーカー】基本的な設定方法」をご参照ください。
  • AIワーカーの同時実行数・作成可能なAIワーカー数・利用可能なAIモデルはご契約中のプランによって異なります。
  • AIワーカー内でご利用いただけるアプリやオペレーション等はフローボットの利用制限と同様です。
  • AIワーカーは、テスト実行でも本番実行と同様にタスクを消費しますのでご注意ください。詳細は「【AIワーカー】タスク実行数の計算方法」ご参照ください。
  • AIワーカーはマニュアルを詳細に設定することで適切な処理を実行しやすくなります。詳細は「【AIワーカー】マニュアルの作成方法」をご参照ください。 

※出典1:https://mistral.ai/
参考:https://mistral.ai/ / https://chat.mistral.ai/ / https://en.wikipedia.org/wiki/Mistral_AI / https://docs.mistral.ai/models/overview

Yoomを使えば、今回ご紹介したような連携を
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この記事を書いた人
Tomoka Narinaga
Tomoka Narinaga
化学製品の品質管理や事務職、ライターなどさまざまな業務に取り組んできました。 Yoomは、多様なジャンルの仕事で生じるたくさんの不便を解消してくれる画期的なサービス。その魅力を伝えるため、お役立ち情報や活用方法を皆様にお届けします!
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