マネーフォワード クラウド会計とYoomの連携イメージ
自動化のアイデア

2025-07-24

【マネーフォワード クラウド会計 API】各種アプリとの連携方法から活用事例まで徹底解説。

s.nakazawa

マネーフォワード クラウド会計を活用した経理業務において、取引先や仕訳データの登録などを手作業で行っていませんか?
これらの定型業務は、件数が増えるほど入力に時間がかかり、入力ミスといったヒューマンエラーが発生するリスクも高まりますよね。
しかも、社内に専門のエンジニアがいない場合、API連携による自動化はハードルが高く、非効率な手作業を続けざるを得ない状況に悩むこともあるのではないでしょうか。

この記事では、マネーフォワード クラウド会計のAPIに関する基本情報から、<span class="mark-yellow">プログラミングの知識がなくても様々なSaaSと連携して業務を自動化する具体的な方法</span>までを解説します。

請求管理や顧客管理といった日々の業務プロセスを効率化する具体的な連携フローをステップごとに紹介していきます!
手作業によるデータ入力をなくし、より付加価値の高いコア業務に集中できる環境を整えたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

とにかく早くマネーフォワード クラウド会計のAPIを利用したい方へ

Yoomには<span class="mark-yellow">マネーフォワード クラウド会計 APIを使った様々なアクションや、業務フローを自動化するためのテンプレート</span>が用意されています。

今すぐ試したい方はこちらから詳細をチェックしてみてください!

マネーフォワード クラウド会計 APIとは

マネーフォワード クラウド会計 APIはマネーフォワード クラウド会計と外部アプリ(Google、Microsoft、Salesforce、Notionなど)を繋げてデータの受け渡しを行い、マネーフォワード クラウド会計を使った業務フローを自動化できるインターフェースです。

APIはアプリケーション・プログラミング・インターフェース (Application Programming Interface)の略語です。
インターフェースとは簡単に言うと「何か」と「何か」を「繋ぐもの」で、マネーフォワード クラウド会計 APIの場合は「マネーフォワード クラウド会計」と「外部のアプリ」を繋ぐものです。

また、APIでは大きく分けて以下のような指示を出すことができます。

  • 取得:APIを経由して、データを取得することができます。
  • 追加:APIを経由して、データを追加することができます。
  • 更新:APIを経由して、データを更新することができます。
  • 削除:APIを経由して、データを削除することができます。

マネーフォワード クラウド会計 APIでできること

マネーフォワード クラウド会計 APIでできることをいくつかピックアップしたので、ご覧ください!
気になる自動化例の「試してみる」をクリックしてアカウント登録するだけで、すぐにマネーフォワード クラウド会計 APIを使った自動化を体験できます。
登録はたったの30秒で完了するので、ぜひ気軽にお試しください!

取引先を作成する

取引先を作成するアクションをフローの中に置くことで、SalesforceなどのCRMツールに新しい顧客情報が登録された際に、自動でマネーフォワード クラウド会計にも取引先を登録できます。
これにより、手作業による二重入力の手間をなくし、情報の反映漏れや入力ミスを防ぐことができます。

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仕訳を作成する

仕訳を作成するアクションを活用することで、Google スプレッドシートなどのデータベースアプリで管理している仕訳データを、自動でマネーフォワード クラウド会計に登録できます。
毎月の経費精算や売上計上といった定型的な仕訳作業を自動化できるため、経理担当者の負担を削減したいときにおすすめの自動化です。

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仕訳一覧の取得をする

仕訳一覧を取得するアクションをフローの中に組み込むことで、定期的にマネーフォワード クラウド会計から最新の仕訳データを取得し、Slackなどのチャットツールに自動で通知できます。
これにより、関係者はいつでも最新の会計状況を簡単に確認でき、迅速な経営判断に繋がります。

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その他にも下記のようなアクションをAPI経由で実行が可能です。

■フローの中で設定できるアクション(フローボットオペレーション)

  • 仕訳を更新
  • 仕訳を取得
  • 仕訳の削除
  • 取引先の一覧を取得
  • 事業者情報を取得
  • 残高試算表の貸借対照表を取得(期間指定)
  • 残高試算表の貸借対照表を取得(会計年度指定)
  • 残高試算表の損益計算書を取得(期間指定)
  • 残高試算表の損益計算書を取得(会計年度指定)
  • 勘定科目リストを取得
  • 部門情報を取得
  • 税区分情報を取得
  • 補助科目を取得

マネーフォワード クラウド会計 APIの利用料金と注意点

マネーフォワード クラウド会計APIは有料プランで利用できます。
利用する際には、いくつか注意点があります。

  • APIリクエストの上限(レート制限): APIには、一定時間内にリクエストできる回数に上限が設けられています。例えば制限を超えると一時的にAPIが利用できなくなる場合があります。大量のデータを一度に連携する場合は、処理を分割するなどの工夫が必要です。
  • プランによる機能制限: APIを利用する場合でも、契約しているプランの機能制限が適用されます。例えば、登録できる仕訳の件数や部門数などはプランによって異なるため、API連携を設計する前に自社の契約プランの範囲を確認することが重要です。
  • APIのバージョンアップ: APIは機能改善のために定期的に更新されることがあります。更新内容によっては、既存の連携フローに影響が出る可能性もあるため、公式サイトの情報を定期的に確認し、必要に応じて設定を見直しましょう。

※詳細はマネーフォワード クラウド会計のサービスサイトをご確認ください。
※2025年07月18日時点の情報です。

実際に連携してみた!

ここではノーコードツールYoomが用意するテンプレートを利用し、マネーフォワード クラウド会計 APIを使った具体的な連携方法を紹介していきます!
もしまだYoomのアカウントをお持ちでない場合は、こちらの登録フォームからアカウントを発行しておきましょう。

[Yoomとは]

マネーフォワード クラウド会計 APIとの連携方法

はじめに、マネーフォワード クラウド会計 APIとYoomを連携する方法を紹介します。
まず、メニューのマイアプリを選択し、「新規接続」をクリックしましょう。

アプリ一覧画面で、マネーフォワード クラウド会計を検索して選択します。

連携するマネーフォワード クラウド会計にログインしてください。

連携する事業者を選択し、次へ進みます。

Yoomが求める権限を許可すると連携が完了です。

今回は「Salesforceの取引先オブジェクトに新規レコードが登録されたら、マネーフォワード クラウド会計で取引先を作成する」という実際のフローボットも作成していきます!
作成の流れは大きく分けて以下です。

  • Salesforceをマイアプリ連携
  • 該当のテンプレートをコピー
  • Salesforceのトリガー設定および分岐とマネーフォワード クラウド会計のアクション設定
  • トリガーをONにし、フローが起動するかを確認
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ステップ1:SalesforceとYoomの連携

Salesforceも先程のマネーフォワード クラウド会計と同様、アプリ一覧から検索して選択しましょう。
続く画面アカウントにログインすると、連携が完了です。

  • Salesforceは、チームプラン・サクセスプランでのみご利用いただけるアプリです。フリープランやミニプランで使うと、フローボットのオペレーションやデータコネクトがエラーになるのでご注意ください。
    有料プラン(チームプラン・サクセスプラン)には2週間の無料トライアルがあり、トライアル期間中は普段は制限されているSalesforceも問題なく利用できます。

ステップ2:テンプレートをコピー

ここからフローを作っていきます!
簡単に設定できるようテンプレートを利用しているので、まずはこちらをコピーしましょう。

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コピーが成功すると、以下の画面が表示されるので「OK」をクリックします。

これで、マイプロジェクトにテンプレートがコピーされました。

ステップ3:Salesforceのトリガー設定

ここでは、Salesforceに取引先が登録されたら、自動化フローが起動するように設定を行います。
1番上の赤枠をクリックしてください。

続く画面は、すでに設定されているので次へ進みます。
タイトルは変更することもできます。

トリガーの起動間隔を設定します。

  • ここで設定した時間間隔ごとに1度、Salesforceに取引先が登録または更新されたかを確認します。
  • トリガーの起動タイミングは、5分、10分、15分、30分、60分のいずれかを設定できます。
    利用プランによって、設定できるトリガーの最短間隔が異なりますが、基本的にはそのプランの最短の起動間隔がおすすめです。

マイドメインURLを枠下の説明を参考にして入力してください。
その後、Salesforceで取引先オブジェクトを開き、テスト用にレコードを1件登録します。
登録したらYoomに戻りテストを行いましょう。

テストが成功すると、登録した取引先情報が取得されるので、確認してから保存します。

ステップ4:分岐設定

続いて、Salesforceへの取引先の登録か更新かで後続の処理を分岐させる設定を行います。
これにより、取引先の登録時のみ、マネーフォワード クラウド会計に取引先を作成できます。
真ん中の赤枠をクリックしてください。

  • 「分岐する」オペレーションは、ミニプラン以上で利用できます。フリープランで利用するとエラーになるのでご注意ください。
  • ミニプランも他の有料プランと同様、2週間の無料トライアルが可能です。
  • 「分岐」の設定方法

分岐設定では、以下のように各項目を設定することで、取引先の登録か更新かで処理を分岐できます。
分岐条件の右枠には、取得した値から「最終更新日」を設定することがポイントです。

下記のように設定すると、レコードの登録時にのみフローが先に進みます。

ステップ5:マネーフォワード クラウド会計に取引先を登録する設定

最後に、マネーフォワード クラウド会計に、Salesforceから取得した情報を利用して取引先を作成する設定を行います。
1番下の赤枠をクリックしてください。

続く画面は、すでに設定されているので次へ進みます。

取引先名称など、Salesforceの情報を転記する項目は、取得した値から対応する項目を設定します。
これにより、Salesforceに登録した取引先ごとに変動する値をマネーフォワード クラウド会計に自動で反映できます。

その他の項目も設定したら、テストを行いましょう。

  • 以下の画像で空欄になっている項目には、対応するカスタム項目をSalesforceの取引先オブジェクトに作成し、その値を設定することもできます。
    これにより、取引先検索名称なども自動で登録することが可能です。

テストが成功すると、マネーフォワード クラウド会計に取引先が作成されるので確認してください。
問題がなければ、Yoomに戻り設定を保存します。

最後に、トリガーをONにすると、すべての設定が完了です。

あとからトリガーをONにする場合は、フローボットの一覧画面から設定できます。

マネーフォワード クラウド会計 APIを活用した自動化の例

今回紹介した事例以外でも、Yoomではさまざまなサービスとの連携が可能で、それぞれに対応したテンプレートが用意されています。
普段使用しているサービスと連携できるテンプレートを活用して、マネーフォワード クラウド会計を使った業務フローを自動化しましょう!

1.承認されたら、取引先を作成する

さまざまなツールでの承認プロセスが完了した際に、マネーフォワード クラウド会計に取引先情報を自動的に作成する自動化ワークフローです。
承認された支払い依頼や取引先情報を迅速に反映させることで、手動でのデータ入力作業を減らし、業務の効率化を実現します。
これにより、経理や財務部門の負担が軽減され、エラーのリスクも減少するはずです。

[[136714,136716,136718,219544,219550]]

2.変更されたら、取引先を作成する

特定のツールでデータや状態が変更された際に、他のシステムに自動でその情報を反映させる自動化プロセスです。
この仕組みによって、手動での更新作業を省き、データの一貫性と効率を高めることができます。
システム間での情報の連携がスムーズになり、業務の迅速化と正確性向上が実現するはずです。

[[136708,136700,136702,136707,136703]]

まとめ

マネーフォワード クラウド会計のAPI連携を行うことで、<span class="mark-yellow">これまで手作業で行っていた取引先の登録や仕訳入力といった定型業務が自動化され、業務時間の大幅な短縮やヒューマンエラーの防止に繋がります。</span>

また、これらのノンコア業務から担当者が解放されることで、分析業務や改善提案など、より戦略的で付加価値の高いコア業務に集中できる理想的な環境が整うはずです。

今回ご紹介したような業務の自動化は、ノーコードツール「Yoom」を活用すれば、プログラミングの知識がない方でも直感的な操作のみで簡単に実現しやすいです。
もしマネーフォワード クラウド会計に関連する業務の自動化に少しでも興味を持っていただけたなら、ぜひこちらから無料登録して、Yoomがもたらす効率化を体験してみてください!

この記事を書いた人
s.nakazawa
個人ブログを5年以上運営してきました。 執筆時は、読者様が知りたい情報をわかりやすく解説することを大切にしています。 ブログ運営で学んだライティング経験をもとに、複雑な業務もノーコードで自動化できるYoomの使い方や魅力をわかりやすくご紹介します。
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マネーフォワード クラウド会計
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