2024/09/17
アプリ同士の連携方法

マネーフォワード ケッサイの未入金請求データをMicrosoft Excelに自動転記!経理業務がスムーズに

k.hieda

目次

パンデミック以降、リモートワークの導入が進み、企業の働き方は大きく変化しました。しかし、<span class="mark-yellow">請求書管理など、多くの業務は手作業で行われているケースが多く、ヒューマンエラーや、リモートワークにおける業務効率の頭打ち</span>が課題となっています。例えば、営業チーム単位で請求書の作成や管理を行っている企業では、これらの課題が顕在化しているのではないでしょうか。そこで、Yoomは「マネーフォワード ケッサイで未入金の請求一覧をMicrosoft Excelに反映する」フローボットを作成しました。この自動化を取り入れると、こうした課題を解決できると考えています。

本記事では、導入の具体的なメリットとプログラミング不要で連携する方法をご紹介します。ぜひご一読ください。

マネーフォワード ケッサイで未入金の請求一覧をMicrosoft Excelに反映する自動化のメリット2選

マネーフォワード ケッサイとExcelを連携させることで、経理業務の自動化を実現。入力ミスを減らし、データ分析に時間を割けるようになることで、業務効率が大幅に向上します。

メリット1 業務効率化とデータ精度向上で、経理業務をスムーズに

これまで、手作業によるデータ入力では、人為的なミスが発生していたため、その都度ダブルチェックのフローがボトルネックになっていた可能性があります。<span class="mark-yellow">自動化によってこの手間が省け、データの正確性が向上し、迅速な報告が可能になります。</span>

メリット2 データに基づいた意思決定で、企業の成長を加速

Microsoft Excelに集約された未入金情報により、<span class="mark-yellow">タイムリーなキャッシュフローを把握できます。</span>この情報は、資金繰り計画の精度を向上するための資料として役立てていただけます。また、<span class="mark-yellow">未入金状況を可視化することで、滞納リスクの高い顧客を早期に特定</span>し、効果的な回収対策を立案する基盤を築くことができます。

[Yoomとは]

ここから「マネーフォワード ケッサイで未入金の請求一覧をMicrosoft Excelに反映する」自動化を、<span class="mark-yellow">Yoomのテンプレートを使いノーコードでできる作り方</span>を解説します。

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マネーフォワード ケッサイとMicrosoft Excelの連携フローの作り方

事前に準備するもの

連携作業の中で必要なものをリストアップしました。

マネーフォワード ケッサイ

  • ログイン情報(マネーフォワード ケッサイの操作に使います)
  • アクセストークン(マネーフォワード ケッサイ上で取得できるAPIキー)
    • マネーフォワード ケッサイの管理画面の左側にあるメニュー一覧内から、アカウント名をクリックします。開発者向けにカーソルを合わせると、「APIキー」が表示されるのでクリックします。
  • APIキー発行ページに遷移します。右上の「新規発行」をクリックでAPIキーの発行ができます。
  • APiキーをコピーしておいてください。

Microsoft Excel

Microsoft Excelとの連携は、Share pointかOneDriveを使って行います。

  • Microsoft365のログイン情報
  • 今回はShare pointを使った方法のご紹介のため、Share pointのテスト環境をご用意ください。
    • サイトの作成
    • レコードを追加するMicrosoft Excelのアップロード 表は1行目をヘッダと認識するため1行目の列に項目を作ってください。
      ※項目にはユニークキーを挿入してください。もし同じ値がある場合は、値に連番をふるなど、システムがどの値か判別しやすくすることがポイントです。

ステップ1 Yoomのテンプレートをマイプロジェクトへコピーする

Yoomにご登録後、こちらのバナーをクリックしてください。Yoomワークスペースの「マイプロジェクト」にテンプレートがコピーされます。

マイプロジェクトにテンプレートがコピーされます。

赤枠内のタイトルをクリックで設定画面に遷移します。

ステップ2 スケジュールトリガー「毎月1日の10:00に起動

プロセスの1番目をクリックします。こちらはあらかじめ設定をしているため、設定完了アイコンがついていますが、中身を見ていきましょう。

(1/1)実行時間の指定

  • タイトル:毎月1日の10:00に起動
  • スケジュール設定:任意の設定に変更できます。Cron設定を使うと、よりカスタマイズ性が高い設定ができます。

→保存するをクリック

ステップ3 アプリと連携する「明日以降の請求一覧を取得」

プロセスの2番目をクリックします。ここではマネーフォワード ケッサイの連携設定と請求情報を取得する設定を行います。

(1/2)連携アカウントとアクションを選択

以下はあらかじめ設定済みのため操作は不要です。

  • タイトル
  • データベースのアプリ
  • 実行アクション

マネーフォワード ケッサイと連携するアカウント情報は、設定が必要です。
プルダウンをクリックし、+連携アカウントを追加をクリック。こちらの画面がポップアップされます。

  • アカウント名:任意の名称(メールアドレスなど)
  • アクセストークン:事前準備で取得しておいたAPIキーをペースト
  • 追加を押下し、連携完了

→次へをクリック

(1/2)API接続設定

  • 請求書発行日(開始)
    • 編集欄をクリックで前月の初日を指定します。フローボットが認識でいる形式が決まっているため、必ず「YYYY-MM-DD」という形式を選んでください。
  • 請求書発行日(終了)
    • あらかじめ「本日の日付」が設定されています。
  • 未入金の選択
    • 未入金かそれ以外から設定します。請求日を過ぎても入金が確認できない項目が「未入金」に該当します。
    • 今回は「未入金」が該当するので、「未入金のみを指定」に、しました。
  • Sandboxへの切り替え
    • 「Sandbox環境へ切り替える」を選択します。

→テストをクリックします →成功 アウトプットにはこちらの項目が抽出されました。

→保存するをクリックします

ステップ4 繰り返し処理

プロセスの3番目をクリックします。こちらは設定済みのマークになっていますが、次のオペレーションで使う設定を行います。

(1/2)繰り返し対象を指定

◆繰り返し処理とは

以降のオペレーション(今回はスプレッドシートへのレコードを追記する)を「繰り返し対象のアウトプット」に設定した値に応じて順番に実行することができます。

>もっと詳しく!「同じ処理を繰り返す」の設定方法

今回は、マネーフォワード ケッサイからのアウトプットを追加して紐づけていきます。

追加するアウトプットのオペレーションは「未入金の請求一覧を取得」の一択です。

アウトプットは9項目あるので、繰り返し対象のアウトプットが全部で9項目になります。

つまり、未入金の請求一覧を取得×アウトプット(9通り)を作成する作業になります。各オペレーションの下に+アウトプットを追加をクリックし、全部で9つになるように追加してください。

→保存するをクリックします

ステップ5 データベースを操作する「レコードを追加する」

プロセスの4番目をクリックします。ここではGoogle スプレッドシートとの連携設定と、情報を追加するシートの紐付け作業を行います。

(1/2)データベースの連携

以下はあらかじめ設定済みのため操作は不要です。

  • タイトル
  • データベースのアプリ
  • 実行アクション

Microsoft Excelと連携するアカウント情報は、設定が必要です。

  • +連携アカウントを追加 をクリック。Microsoft365のログイン画面に切り替わります。

連携ができたら、同画面下にあるデータベースの連携に進みます。

デフォルトでは、ファイルの保存場所はOneDriveになっています。今回はSharePointを使うため、SharePointに切り替えたら、こちらの表示になります。

  • サイトID
    • 編集欄をクリックすると、候補のシートがピックアップされます。該当のサイトを選択すると、IDが引用されます。
  • ファイル名(任意)
    • 任意のファイル名を入力します。
  • アイテムID
    • 編集欄をクリックすると、候補のアイテム名がピックアップされます。該当のアイテムを選択すると、IDが引用されます。
  • シート名
    • 編集欄をクリックすると、候補のシート名がピックアップされます。該当のシート名を選択すると、IDが引用されます。
  • テーブル範囲
    • 「A1:G30」という形式で設定してください。今回はA列からH列がテーブル範囲のため、A1と入力しました。

→次へをクリックします

(2/2)データベース操作の詳細設定

レコードを追加するシートの項目にマネーフォワード ケッサイで抽出されたアウトプットを紐づけていきます。

ここでは、連携したExcelのシートにあるヘッダが表示されます。今回はマネーフォワード ケッサイのアウトプットの内容に合わせてヘッダを作ったため、同じ項目が表示されています。それぞれ編集欄をクリックし、同じ処理を繰り返すで抽出したアウトプットを引用していきます。

例)顧客IDには、「繰り返し処理」のアウトプット「顧客IDの一覧のループ変数」をクリックします
この操作で引用する項目が埋め込まれます。全ての項目に該当するアウトプットを埋め込んでください。

→テストをクリックします →成功

→保存するをクリックします。今回の設定はここまでです。

ステップ6 アプリトリガーを【ON】にする

全てのプロセスが設定済みになると、コンプリート画面がポップアップされます。

トリガーを【ON】にすると、設定完了です。

こちらで連携作業は完了です!<span class="mark-yellow">プログラミングを習得していない私でも、テンプレートの使用で短時間で自動化を実現できました。</span>今回のテンプレートはこちらです。

もっと活用!マネーフォワード ケッサイとMicrosoft Excelを使った自動化3選

マネーフォワード ケッサイとMicrosoft Excelは、他にもたくさんテンプレートをご用意しています。

1. マネーフォワード ケッサイの請求一覧をMicrosoft Excelへ自動追加

マネーフォワード ケッサイの請求情報を、Microsoft Excelに自動で転送。ヒューマンエラーを減らし、時間を有効に活用。売上予測や顧客分析もスムーズに。

2. 請求書発行完了をSlackで通知

請求書発行後、Slackに自動で通知。チームメンバー全員に即座に共有。確認・承認プロセスが効率化され、業務のボトルネックが解消されます。

3. 顧客名変更をLINE WORKSで通知

顧客名変更申請が完了したら、LINE WORKSで通知。チーム全体で情報を共有し、迅速に対応。生産性向上に繋がります。

まとめ

本記事では、マネーフォワード ケッサイの未入金請求一覧をMicrosoft Excelに同期する自動化を、プログラミングなしで実現する方法を解説しました。この自動化で、入力ミスを減らし、ダブルチェックにかける時間を他の業務に回すことで、経理業務の生産性向上が期待できます。また、経営者は正確なデータに基づいた意思決定にお役立ていただけます。

<span class="mark-yellow">Yoomのフローボットを使えば、プログラミングが苦手な方でも、今日から自動化に取り組めます。</span>ぜひ自動化を取り入れて、業務をアップデートしましょう!

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では、またお会いしましょう!

この記事を書いた人
k.hieda
Webプランナー・ディレクター歴10年目。Web制作会社勤務時代は、クライアントへ改修と運用プランの提案と制作進行がメインでした。現在はパラレルワーカーです。Yoomのコンテンツ事業部でブログの制作、個人事業では企業の外部広報案件を受けています。民泊を始めるのでルーチンワーク効率化の徹底を目指しています!
タグ
マネーフォワード ケッサイ
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