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パンデミック以降、リモートワークの導入が進み、企業の働き方は大きく変化しました。しかし、請求書管理など、多くの業務は手作業で行われているケースが多く、ヒューマンエラーや、リモートワークにおける業務効率の頭打ちが課題となっています。例えば、営業チーム単位で請求書の作成や管理を行っている企業では、これらの課題が顕在化しているのではないでしょうか。そこで、Yoomは「マネーフォワード 掛け払いで未入金の請求一覧をMicrosoft Excelに反映する」フローボットを作成しました。この自動化を取り入れると、こうした課題を解決できると考えています。
本記事では、導入の具体的なメリットとプログラミング不要で連携する方法をご紹介します。ぜひご一読ください。
マネーフォワード 掛け払いとExcelを連携させることで、経理業務の自動化を実現。入力ミスを減らし、データ分析に時間を割けるようになることで、業務効率が大幅に向上します。
これまで、手作業によるデータ入力では、人為的なミスが発生していたため、その都度ダブルチェックのフローがボトルネックになっていた可能性があります。自動化によってこの手間が省け、データの正確性が向上し、迅速な報告が可能になります。
Microsoft Excelに集約された未入金情報により、タイムリーなキャッシュフローを把握できます。この情報は、資金繰り計画の精度を向上するための資料として役立てていただけます。また、未入金状況を可視化することで、滞納リスクの高い顧客を早期に特定し、効果的な回収対策を立案する基盤を築くことができます。
[Yoomとは]
ここから「マネーフォワード 掛け払いで未入金の請求一覧をMicrosoft Excelに反映する」自動化を、Yoomのテンプレートを使いノーコードでできる作り方を解説します。

お試しはフリープランから始められます。まずはご登録ください。
連携作業の中で必要なものをリストアップしました。


Microsoft Excelとの連携は、Share pointかOneDriveを使って行います。

Yoomにご登録後、こちらのバナーをクリックしてください。Yoomワークスペースの「マイプロジェクト」にテンプレートがコピーされます。
マイプロジェクトにテンプレートがコピーされます。

赤枠内のタイトルをクリックで設定画面に遷移します。

プロセスの1番目をクリックします。こちらはあらかじめ設定をしているため、設定完了アイコンがついていますが、中身を見ていきましょう。

→保存するをクリック

プロセスの2番目をクリックします。ここではマネーフォワード 掛け払いの連携設定と請求情報を取得する設定を行います。

以下はあらかじめ設定済みのため操作は不要です。
マネーフォワード 掛け払いと連携するアカウント情報は、設定が必要です。
プルダウンをクリックし、+連携アカウントを追加をクリック。こちらの画面がポップアップされます。

→次へをクリック



→テストをクリックします →成功 アウトプットにはこちらの項目が抽出されました。

→保存するをクリックします

プロセスの3番目をクリックします。こちらは設定済みのマークになっていますが、次のオペレーションで使う設定を行います。

◆繰り返し処理とは
以降のオペレーション(今回はスプレッドシートへのレコードを追記する)を「繰り返し対象のアウトプット」に設定した値に応じて順番に実行することができます。
>もっと詳しく!「同じ処理を繰り返す」の設定方法
今回は、マネーフォワード 掛け払いからのアウトプットを追加して紐づけていきます。

追加するアウトプットのオペレーションは「未入金の請求一覧を取得」の一択です。

アウトプットは9項目あるので、繰り返し対象のアウトプットが全部で9項目になります。

つまり、未入金の請求一覧を取得×アウトプット(9通り)を作成する作業になります。各オペレーションの下に+アウトプットを追加をクリックし、全部で9つになるように追加してください。
→保存するをクリックします

プロセスの4番目をクリックします。ここではGoogle スプレッドシートとの連携設定と、情報を追加するシートの紐付け作業を行います。

以下はあらかじめ設定済みのため操作は不要です。
Microsoft Excelと連携するアカウント情報は、設定が必要です。

連携ができたら、同画面下にあるデータベースの連携に進みます。

デフォルトでは、ファイルの保存場所はOneDriveになっています。今回はSharePointを使うため、SharePointに切り替えたら、こちらの表示になります。

→次へをクリックします

レコードを追加するシートの項目にマネーフォワード 掛け払いで抽出されたアウトプットを紐づけていきます。

ここでは、連携したExcelのシートにあるヘッダが表示されます。今回はマネーフォワード 掛け払いのアウトプットの内容に合わせてヘッダを作ったため、同じ項目が表示されています。それぞれ編集欄をクリックし、同じ処理を繰り返すで抽出したアウトプットを引用していきます。

例)顧客IDには、「繰り返し処理」のアウトプット「顧客IDの一覧のループ変数」をクリックします
この操作で引用する項目が埋め込まれます。全ての項目に該当するアウトプットを埋め込んでください。
→テストをクリックします →成功
→保存するをクリックします。今回の設定はここまでです。
全てのプロセスが設定済みになると、コンプリート画面がポップアップされます。

トリガーを【ON】にすると、設定完了です。

こちらで連携作業は完了です!プログラミングを習得していない私でも、テンプレートの使用で短時間で自動化を実現できました。今回のテンプレートはこちらです。
マネーフォワード 掛け払いとMicrosoft Excelは、他にもたくさんテンプレートをご用意しています。
マネーフォワード 掛け払いの請求情報を、Microsoft Excelに自動で転送。ヒューマンエラーを減らし、時間を有効に活用。売上予測や顧客分析もスムーズに。
請求書発行後、Slackに自動で通知。チームメンバー全員に即座に共有。確認・承認プロセスが効率化され、業務のボトルネックが解消されます。
顧客名変更申請が完了したら、LINE WORKSで通知。チーム全体で情報を共有し、迅速に対応。生産性向上に繋がります。
本記事では、マネーフォワード 掛け払いの未入金請求一覧をMicrosoft Excelに同期する自動化を、プログラミングなしで実現する方法を解説しました。この自動化で、入力ミスを減らし、ダブルチェックにかける時間を他の業務に回すことで、経理業務の生産性向上が期待できます。また、経営者は正確なデータに基づいた意思決定にお役立ていただけます。
Yoomのフローボットを使えば、プログラミングが苦手な方でも、今日から自動化に取り組めます。ぜひ自動化を取り入れて、業務をアップデートしましょう!
では、またお会いしましょう!