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AI画像生成ツールの進化が止まりません…!中でも最近注目を集めているのが、Googleが開発した最新モデルNano Bananaです。
まるで人間のデザイナーと対話するように画像を作り上げることができると噂のNano Bananaは、プロンプトを細かく書かなくても、ざっくりしたイメージを伝えるだけで瞬時に高品質なビジュアルを生成してくれます。
そこで今回は、Nano Bananaの基本スペックを押さえつつ、実際の業務シーンでどれほど使えるのかを検証!日常的な業務にどれほど効率的に活用できるのかを具体例とともに紹介しましょう。
デザイン担当者はもちろん、ノンデザイナーでも業務効率を高められる可能性を探っていきます!
🤔Nano Bananaとは?その基本スペックと特徴
「Nano Banana」は、Googleが開発した最新の画像生成・編集AIモデル(正式名称: Gemini 2.5 Flash Image)です。
専門的なスキルは一切不要で、頭の中のイメージをざっくり伝えるだけで簡単にビジュアル化することができます。また、既存の画像の編集もとても簡単です。
そしてNano Bananaは、特に従来の画像生成AIが苦手としていた「実用性」と「編集能力」に優れています!例えば、一度生成したキャラクターの特徴を記憶し、服装やポーズを変えても一貫性を保ったまま再登場させる、なんて使い方も可能です。
また、AIと会話するように修正を指示することも簡単で、デザインの微調整も直感的に行えます。
実際に触ってみて感じた、Nano Bananaの主な強みは次のとおりです。
一方で、実務で使ううえで意識しておきたいポイントもあります。
こうした「強み」と「注意点」を押さえておくと、Nano Bananaをどのシーンで活かすかイメージしやすくなるはずです!
ここからは、Nano Bananaが実際の業務でどのように役立つのかを検証していきます。
今回は、「自社オリジナルキャラクターを作成し、対話型編集でブログ用画像を制作する」という検証を行ってみましょう!事前準備
・Googleアカウント
・Gemini(無料アカウントでも可能)
任意
・生成したい画像のイメージ図など
目的
ブログメディアのブランディング強化のため、オリジナルキャラクターを使い、記事内容に合わせたアイキャッチ画像を効率的に複数パターン作成できるか検証
所要時間の目安:10〜15分
【検証】画像でわかるNano Bananaの使い方ガイド
Nano BananaはGoogleアカウントがあれば無料で利用可能です。
まずはGoogleにログインし、Geminiの画面を開きましょう。次にツールボタンをクリックし、Imagenで画像生成を選択します。
このように「画像」という表示になりバナナのマークが表示されていればNano Bananaが利用可能です!
次にプロンプトを入力しましょう。
今回は「自社オリジナルキャラクターを作成し、対話型編集でブログ用画像を制作する」という検証なので、まずは私たちの架空SaaS企業のブログマスコットを生成してみます。
プロンプトは「B2B SaaS企業のブログマスコット。青いヘルメットをかぶった親しみやすいロボット。白背景、正面向き、シンプルでフラットなデザインで。」としました。
送信ボタンを押してみます。
約5秒で生成されました。驚異のスピードですね…!
対話形式で編集
ただ、SaaSではなくSaSとなっているので、この部分をNano Bananaの強みである対話形式で編集してみたいと思います。
まずはSaSの文字を消してもらいましょう。
こちらも待たずに素早く生成されます。しっかり消えていますね。
では、このまま対話形式で段階的な指示を出そうと思います。
まずは「ノートパソコンの前でタイピングしている様子にしてください」という指示を出してみましょう。
すると、このように生成されました。
キャラクターは見事にそのままです!さっそくNano Bananaの強みが窺えますね。
机が少し教壇のようになっているので、IT企業らしいデスクに変えてもらいましょう。
ちょっとおしいです…!
せっかくのロボットの顔が見えなくなってしまったので、「ロボットの顔が見えないので手前の黒いパソコンのモニターを消して」という指示を出します。
何故か背景色が追加されていますが、いい感じですね!
このまま「背景に、右肩上がりのグラフを追加」してもらいましょう。
そして仕上がった最終的な画像はこちらです。
予想外の生成もありましたが、基本的には対話形式でサクサク指示通りに作成されたため、ここまでの所要時間は10分ほどで完了しました。
直感的なプロンプトでもキャラクターの一貫性も保ち、ここまでクオリティの高い画像が生成されるのは感激ですね…!
👉【そのほかの使い方】Nano Bananaの業務活用例
これだけスムーズかつ直感的に画像が生成されるとなれば、これまで時間をかけていたデザイン関連業務の時間短縮になるかもしれません。
そこでこのセクションでは、具体的に4つの使い方を活用例と共に紹介します!1.企業イメージに寄せる
Nano Bananaの凄いところは、イメージ画像などを添付するとその内容に沿った生成もしてくれるところです。
そこで以下のようなYoomのデザインを添付してみます。
次に、「これは当社のホームページデザインです。ロボットやデスクなどの構図はそのままに、当社のイメージを汲んだデザインに変えてください」という指示を出してみました。
さて、どうなるでしょうか…。
なんと上手く意図を汲み、すぐさま画像が生成されました!
これは感激ですね…!2.デザイン素案のまとめ作成
Nano Bananaの生成の手軽さを活かすと、以下のようなことも可能になります。
このように、プロンプト次第ですぐさま2×2や3×3のグリッド生成も可能です。
同じベースの画像を少しだけ変えた4つのイメージが1度で把握できるのは、イメージボードや初期のビジュアル案の共有などで活用できそうですね。
3.手書きラフ画をイメージ化する
手書きラフ画やざっくりとした構成図も、Nano Bananaならスムーズにイメージにしてくれます。
例えば、以下のような構成図を用意します。
本来、他の画像生成AIツールであれば上手く行かないものも多いです。しかしNano Bananaは違います。
こんなにざっくりした指示でも添付したイメージを「構成図」と捉え、自ら上手くプロンプトに落とし込んで生成してくれます。
走り書きしたデザインでも素早くイメージ化できるため、業務で活用する広告のデザイン案出しでも真価を発揮するでしょう。4.空間デザイン
Nano Bananaは空間デザインにも便利です!
例えば、以下のようにリアルな写真を生成してもらいます。
【プロンプト】
IT展示会の中規模ブース(約6m×6m)を、リアルイメージで生成してください。
なお、展示内容やデザインなどは後から足していくため、モニターやテーブルなどの家具はすべて置かず、ブースのスペースのみ生成してください。
その後、イメージする展示物などを足してみましょう。
【プロンプト】
デモ・体験ゾーン(左壁際)デモ用端末や大型モニターを2〜3台並べる
商談・説明ゾーン(右壁側)テーブル+椅子で落ち着いて話せるスペース
椅子、壁、床など、すべて添付した画像のIT企業「Yoom」のイメージカラーにしてください。
イラストではなくリアルイメージでもスムーズな画像生成が可能です。
このように展示会の空間デザインはもちろん、店舗ディスプレイや新店コンセプト図の作成もはかどりそうですね!
📖Nano Bananaを使ってみた感想
メリット
デメリット
Nano Bananaは一度に完璧なプロンプトを考える必要はなく、会話を重ねることでイメージを具体化していけるのが大きな強みです。
そのため、1度生成した画像の一貫性を保ったままで指示通りのイメージを容易に追加していけました。
また、非デザイナーでもブランドイメージに沿ったコンテンツを量産できることがわかりました。生成した画像の一貫性を保つ機能は非常に優秀だと言えます。
これによりデザインに統一感が生まれ、企業のブランド想起を高める効果が期待できますね!
一方で、商用利用には原則有償プランの契約が必要です。生成した画像をそのまま商用利用する場合には、コスト面に注意しましょう。
また、抽象的な指示の意図を上手く汲んでくれるのが魅力でもありますが、自由に解釈し意図しない生成がされる場合もありました。生成したい画像のある程度のイメージが浮かんでいるのであれば、手書きなどのラフ画を添えるのがいいかもしれません。
🖊️まとめ
Nano Bananaは、チャットで会話するように直感的かつスピーディーに画像を生成・編集できるツールだと言うことがお分かりいただけたかと思います。
また、Nano Bananaは参考画像や手書きラフからデザイン案を起こすことも可能で、アイデア出しのフェーズで非常に役立ちます。
プロンプトの作成に慣れていない方や、デザインのたたき台を素早く複数パターン作りたい方に特におすすめです。これまで時間をかけていたデザイン作成がスムーズになり、業務時間の短縮にもなりそうですよね。
無料で試せるので、ぜひ一度その手軽さを体験してみてください!
YoomはGeminiとノーコードで連携可能な他、様々なSaaSツールと組み合わせた業務の自動化が行えます。
例えば、以下のようなフローとGeminiをかけ合わせることができます。
Geminiで生成した画像をGoogle Driveにアップロードした事をきっかけに、Geminiが「どのようなファイルなのか」を自動解析し、アップロード先のGoogle DriveのURLとそのファイルの解析結果を自動でGoogle Chatに送信可能です。
新規ファイルの通知だけではなくファイルの内容とURLまでもが把握しやすくなるため、画像生成を頻繁に行いデータをやり取りしているチームなどに最適です!
[Yoomとは]