2024/09/26
AIオペレーションの活用方法

英語メールを自動翻訳してSlackに通知する方法

c.yamada

目次

昨今、ビジネスのグローバル化が進み、さまざまな言語でのやりとりが必要とされる仕事が増えています。
特に英語を使ったコミュニケーションはあらゆる業務の一環として避けられないものとなってきており、その中でも、時差関係なくやりとりできるメールでコミュニケーションをとっているチームが多いのではないでしょうか?
しかし、英語をスムーズに理解できないビジネスパーソンにとって英語のメールを都度個々人で翻訳するのは、時間と労力を大きく消費する作業です。

この記事では、英語のメールをAIで自動翻訳し、Slackに通知する方法をご紹介します。テンプレートをコピーするだけで簡単に設定でき流ので、プログラミングの知識がない非エンジニアの方でも簡単に設定することができます!ぜひ最後までご覧ください。

英語のメールの翻訳とSlack通知を自動化するメリット

メリット1: 翻訳作業の手間と時間の削減

英語のメールを自動で日本語に翻訳するフローを導入することで、英文メールを個々人で翻訳する必要がなくなり、翻訳作業にかかる社員の時間と労力を削減できます。英語が不得意なメンバーもスムーズにメールの内容を理解することができ、削減できた時間でその他の重要な業務に集中できます。これによりチーム全体の生産性の向上も期待できるでしょう。

メリット2: 情報共有の迅速化

特に、海外の取引先やメンバーを抱えるチームや企業では、言語の壁を感じさせず全員が同じ情報を共有することは、プロジェクトのスムーズな進行において非常に重要なポイントになります。

同じ翻訳結果をチームで確認できることで、英文メールを読んだ個々人の英語の解釈違いによる誤解やミスコミュニケーションを未然に防ぐことができます。また、翻訳結果はスピーディにチームに通知されるため、両者間でのコミュニケーション速度の向上も期待できます。誰もが同じ日本語の情報を基に的確な判断を下し、スムーズに意思疎通を図ることが期待できるでしょう。

[Yoomとは]

英語メールの翻訳とSlack通知を自動化するフローの作り方

では、ここからは、実際に英語のメールを自動翻訳してSlackに通知するフローの作り方をご紹介します。

すでに設定が完了しているテンプレートを使用するので、誰でも簡単に設定できますので、画面を見ながら一緒に試してみてくださいね!
注)AIオペレーションはチームプラン・サクセスプランでのみでご利用できます。フリープラン・ミニプランの場合は設定しているフローボットのオペレーションはエラーとなりますので、ご注意ください。
チームプランやサクセスプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。
無料トライアル中には制限対象のアプリやAI機能(オペレーション)を使用することができます。

作成前に、今回使用するテンプレートをYoomのマイプロジェクトにコピーします。
下のバナーの「試してみる」をクリックして、テンプレートをコピーしてください。

Yoomの始め方

1.下記バナーの「詳細を見る」をクリックします。
2.画面下部の「このテンプレートを試してみる」をクリックしてください。
3.Yoomの登録を行ってください。

これでYoomのコピーしたテンプレートが編集できるようになりました!
今回ご紹介する「英文メールを自動で翻訳してSlackに通知する」フローは下記の4ステップで構成されています。

1.YoomとSlackをマイアプリ連携
2.メール受信で起動するトリガーを設定
3.AIで翻訳する
4.Slackに翻訳内容を送る

それではステップごとに説明していきます!

ステップ1:YoomとSlackをマイアプリ連携

フローボット作成の前に、アプリをYoomと連携する作業を行いましょう。

Slackのマイアプリ連携

Yoomのワークスペースにログインできたら、画面左の「マイアプリ」→「新規接続」をクリックしましょう。

アプリの一覧からSlackを選択し、アクセス権限リクエスト画面で、投稿先のチャンネルを任意で選択して「許可する」をクリックするとSlackのマイアプリ登録が完了です。

ステップ2:メール受信で起動するトリガーを設定

左側のマイプロジェクトをクリックすると先ほどコピーしたテンプレートが出てきます。右側の三点リーダー(...)をクリックし、編集するを選択すると以下の画面が出てきて、編集することができるようになります。

まずは「メールトリガー」を設定していきます。「メールが届いたら」をクリックしましょう。

受信用アドレスを作成し、「次へ」をクリックしましょう。

今回は英文メールを翻訳する内容なので、英文メールを作成して赤枠で囲っているアドレス宛にメールを送信しましょう。

メールを送信したら、テストをクリックしてください。

テストが成功し、メールの内容がアウトプットとして取得できたら保存してください。

メールトリガーの詳しい説明は下記ヘルプ記事をご覧ください。

メールトリガーの設定方法

メールトリガーが起動しない場合の確認項目

Gmailからメールを転送し、メールトリガーを起動する方法

Microsoft Outlookからメールを転送し、メールトリガーを起動する方法 

ステップ3:AIで翻訳する

次に「翻訳する」をクリックしてください。

アクションを選択できますので、適切なアクションをプルダウンから選び選択してください。

保存ができたら、翻訳詳細を設定します。

翻訳対象のテキストには、「メールが届いたら」、のアウトプットから「本文」を選択します。翻訳先言語は「日本語」と入力し、テストを実行しましょう。

テストが成功したら保存しましょう。

ステップ4:Slackに翻訳内容を送る

「メッセージを送る」を選択します。

アクションは「チャンネルにメッセージを送信する」を選択します。

・チャンネルID:チャンネルIDはアプリが連携されていれば、候補から選択できるので任意のチャンネルを選択してください。

・メッセージ内容:編集欄をクリックするとプルダウンが開き、先ほどのプロセスで抽出したアウトプットが表示されます。ので

Slackに送信する内容を選択すると、直前の翻訳結果などが自動で置き換わります。

テストをして成功したら設定完了です!最後にトリガーを【ON】にして、フローボットを起動を待機状態にしてください。

以上で、英語のメールを自動翻訳してSlackに通知するフローの完成です!

Slackと翻訳機能を使ったその他の自動化例

Yoomには、AI翻訳機能やSlackを活用した自動化例が多数ありますのでご紹介します。

Slackで投稿されたメッセージを翻訳してSlackに投稿するフローです。Slack内で複数言語を使用しているチームで役立ちそうです。

メールを受信したらAIオペレーションで送信者情報を抽出してSlackに通知、Googleスプレッドシートに格納するフローです。お問い合わせメールのスムーズな把握や送信者情報の管理に役立ちそうです。

メールの添付資料をAIを使用してデジタル文書化し、Slackに通知するフローです。PDFファイルなどから文字データを読み取り自動で内容を入力してくれるので、手入力の手間がなくなり便利です。

まとめ

英語のメールを自動翻訳してSlackに通知することで、重要な情報を迅速に共有できる環境を整えることができるため、業務効率の向上が期待できます。Yoomならノーコードで簡単に設定できるので、非エンジニアの方でも手軽に導入可能です。また、Yoomのテンプレートを活用すレバ、さらに多くの業務を自動化し、ビジネスのスピードと効率を高めることができます。ぜひ、この機会に自動化のメリットを体感してみてください。

この記事を書いた人
c.yamada
Yoomでマーケティングを担当しています。 自身の業務をYoomで自動化しつつ、世にYoomの便利さを広めるためにお役立ちブログを発信しています。 プログラミングの知識はゼロですが、毎日1時間ほどかかっていたレポート作成をYoomで自動化することで所要時間ゼロにすることに成功しました。
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