2024/09/05
アプリ同士の連携方法

【ノーコードで自動化】NotionとLINEを連携し、議事録を要約・通知する方法を解説

e.koyama

目次

会議が終わっても、会議内容に関する上司への報告や欠席者への連絡に時間がかかり、なかなか次の業務に移れない…そんな悩みはありませんか? また、せっかく作った議事録を読んでもらえず、まずは重要なポイントだけでも関係者に把握してもらいたいと思ったことはありませんか?

本記事では、Notionデータベースに登録された議事録を要約し、その結果をLINEに通知するまでの一連のフローの自動化手順を解説します。ノーコードツールYoomを使ってこの連携を実現し、会議後の情報共有をスムーズに行いましょう。

NotionとLINEを連携するメリット

メリット1: 手作業が削減される

議事録の要約や要約後の関係者への連絡を手作業で行う場合、会議後には毎回作業時間を確保する必要があります。NotionとLINEを連携して、これらの作業を自動化することで、<span class="mark-yellow">要約や連絡の手作業を省き、他の重要な業務に集中することが可能</span>です。会議や商談などの議事録作成が頻繁に発生する場合、この連携によって作業時間を大幅に短縮できる可能性があります。

メリット2: 速やかな情報共有が可能になる

連携によって、議事録の要約から通知までがまとめて自動化されるため、議事録の登録後は担当者の都合によって情報共有が後回しになる心配がありません。<span class="mark-yellow">会議の出席者の振り返り、欠席者や上司による要点確認などを、要約内容の通知からスムーズに行うことが可能</span>です。また、通知文に議事録の保存先を含めることで、議事録全文の確認が必要な場合のアクセスも容易になります。会議後のフォローアップの迅速化が期待できるでしょう。

[Yoomとは]

なお、要約を含むAI機能はチームプランまたはサクセスプランでご利用いただけます。2週間の無料トライアルも提供中です。

NotionとLINEの連携フローの作り方

それでは、NotionとLINEの連携と業務フローの自動化設定を行ってみましょう。

テンプレートを使った「Notionデータベースに登録された議事録の内容を要約してLINEに通知する」業務フローの作成手順をご紹介します。

はじめる前に

1. Notionで議事録を登録するデータベースを作成しておいてください。‍
 ※いずれかの列に議事録の全文を入力してください。下図は一例です。

2. Yoomにログインしてください。

3. 以下の「試してみる」ボタンから、Yoomのテンプレートをコピーしてください。

ステップ1: NotionとLINEのマイアプリ連携

※アプリ連携がお済みの場合は、ステップ2へ進んでください。

1. 左メニューの「マイアプリ」を選択し、画面右の「+新規接続」をクリックします。

2. マイアプリの新規接続一覧の中から、NotionとLINEをそれぞれ選択し、アプリを連携します。
 ※参考:LINEのマイアプリ連携方法

次は、マイプロジェクトにテンプレートコピーして、フローボットを作成していきます。
コピーがまだの場合は、フローボットテンプレートを下記よりコピーしてください。

1.バナーにカーソルを合わせ「詳細を見る」をクリック
2.移行したページの「このテンプレートを試す」をクリック
3.Yoomの登録を行う
※既に登録が完了している場合はログイン画面が表示されるので、ログインしましょう。

ステップ2: Notionに議事録が登録されたら起動するトリガーの設定

1. コピーしたテンプレートを開きます。
 ※下図の赤枠部分に入力することで、任意のタイトルに変更可能です。

2. フローボットの「アプリトリガー:議事録が登録されたら」をクリックします。

3. 「連携アカウントとアクションを選択」の設定をします。
 「アプリトリガーのタイトル」を必要に応じて変更し、「次へ」をクリックします。

4. アプリトリガーのAPI接続設定をします。
 トリガーの起動間隔とデータベースIDを入力してください。

5. テストを行い、成功したら「保存する」をクリックしてください。
 ※参考:Notionの各IDに関するよくあるエラーと確認方法

ステップ3: Notionの議事録の情報を取得するアクションの設定

1. フローボットの「データベースを操作する:オブジェクトIDを用いて、議事録を含むプロパティ情報を取得する」を選択します。

2. 「連携アカウントとアクションを選択」の設定を行います。
 ・タイトル:必要に応じて変更してください。
 ・データベースID:ステップ2と同じ値を入力してください。

3. 「次へ」をクリックします。

4. データベース操作の詳細設定を行います。
 取得したいレコードの条件:ステップ2で取得したオブジェクトIDのアウトプットを参照してください。

5. テストを行い、成功したら「保存する」をクリックしてください。

ステップ4: Notionから取得した議事録の内容を要約するアクションの設定

※要約におけるアクションの選択や条件設定はこちらを参考にしてください。

1. フローボットの「要約する:要約する」を選択します。

2. 「アクションを選択」の設定を行います。
 タイトル、アクションは必要に応じて変更してください。

3. 「次へ」をクリックします。

4. 詳細設定を行います。
 ・要約対象のテキスト:ステップ3で取得した議事録のアウトプットを参照してください。
 ・文字数、要約の条件:それぞれ必要な値や条件を入力してください。

5. テストを行い、成功したら「保存する」をクリックしてください。

ステップ5: LINEに議事録の要約内容を通知するアクションの設定

1. フローボットの「アプリと連携する:LINEに通知する」をクリックします。

2. 「連携アカウントとアクションを選択」の設定を行います。
 タイトルを必要に応じて変更し、「次へ」をクリックします。

3. API接続設定を行います。
 これまで取得したアウトプット情報を活用して、メッセージを設定してください。
 ※下図は入力例です。

4. テストを行い、成功したら「保存する」をクリックしてください。

最後に、保存したフローのトリガーを「ON」に切り替えれば起動します。

以上で、「Notionデータベースに登録された議事録の内容を要約してLINEに通知する」フローの完成です。

その他のNotionとLINEを使った自動化の例

他にもNotionとLINEを使った自動化の例がYoomにはたくさんあるので、いくつか紹介します。

1. Notionのデータベースで新たな情報の追加や情報の更新が行われた時、LINEに通知するフローです。分岐オペレーションを利用すれば、新規情報の追加時と情報更新時で通知内容を変更することも可能です。

2. Notionのデータベースから当日期限のタスクを抽出し、まとめてLINEに通知するフローです。重要なタスクのリマインダーとして用いることができます。また、通知日時や抽出条件を変更すれば、月度ごとの予定の確認などにも使えます。

まとめ

本記事では、Yoomを用いてNotionとLINEを連携し、議事録を要約して自動でLINEに通知する方法を解説しました。この方法により、会議後の情報共有の迅速化や効率化を図ることができます。定型的に手動で行う作業を減らし、空いた時間をより戦略的な業務に充てましょう。

この記事を書いた人
e.koyama
これまで専門商社やEC業界で事務を経験してきました。 担当した業務は営業事務や経理、総務、人事、法務など多岐に渡ります。 個々の作業の効率化には取り組みましたが、各種のサポートツールやYoomを使えばより便利に業務が進められたのに…と思っています。 業務経験を活かしたYoomの紹介記事を発信し、皆さんがスムーズに業務を進められるお手伝いができれば幸いです。
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