2024/12/11
アプリ同士の連携方法

Notionの情報をもとに顧客との会議予定をGoogleカレンダーに登録し、会議URLをOutlookで送信する方法

s.nakazawa
NotionとGoogleカレンダーの連携イメージ

目次

 

Notionに登録した会議情報をGoogleカレンダーに繰り返し入力し、会議を作成してメールで顧客に送信する作業は、手動だと時間がかかり効率的とは言えません。
しかし、3つのツールを連携し、Chromeの拡張機能を利用することで、Notionに会議情報を入力すれば、顧客ページから連携フローを起動するだけで、後の工程を自動化できます。
本記事では、NotionとGoogleカレンダー、そしてOutlookをノーコードで連携する方法を紹介します。
業務の効率化を図りたい営業チームの方は、参考にしてみてください。

こんな方におすすめ

  • NotionとGoogleカレンダー、Outlookを利用している企業
  • NotionとGoogleカレンダー、Outlookを利用しているが、会議スケジュールの登録作業に手間を感じている方
  • NotionとGoogleカレンダー、Outlookを連携し招待メールの送信ミスや情報不足を防ぎたい方
  • NotionとGoogleカレンダー、Outlookを連携し顧客への会議の連絡を迅速化したい方

Notion・Googleカレンダー・Outlookを連携するメリットと具体例

メリット1: 手動入力の手間を削減

Notionに登録した顧客との会議情報を基に、手動でGoogleカレンダーに予定を作成し、顧客に会議URLを送信する工程は時間がかかります。
しかし、3つのツールを連携することで、Notionに会議情報を登録し、連携フローを起動するだけで、一連の作業が完了します。
例えば、顧客対応に割ける人員が多くないチームは、この連携を利用することで手作業の工程を大幅に削減できます。
その結果、重要な顧客対応に割ける時間が増加するでしょう。

メリット2: ヒューマンエラーの削減

手動で予定を作成しメールを送る場合、入力時にミスが生じるリスクがあります。
しかし、スケジュールの作成からメール送信までを自動化することで、顧客への連絡ミスを削減できるでしょう。
例えば、手動入力では、Googleカレンダーに予定を登録する際や、顧客にメールを送る際に誤字脱字が生じやすくなります。
会議に関わる情報に誤入力があれば、顧客の信頼が低下するかもしれません。
こうしたヒューマンエラーを、この自動化で排除できます。

メリット3: 顧客への連絡を迅速化

手動で会議の予定を登録し、メールを送信する場合、タイムラグが生じるリスクもあります。
しかし、Notionに会議情報を入力し、連携フローを起動させれば、確実に予定が登録され、顧客にメールが届きます。
例えば、Notionに予定を登録したタイミングでトラブルが発生した場合、手動入力では予定の登録とメール送信が後回しになり、最悪の場合は忘れてしまう可能性もあります。
しかし、この自動化を利用すれば、会議情報を登録し、数クリックすれば後の工程がすべて完了するため、顧客への連絡を迅速化できるでしょう。

それではここから、ノーコードツールYoomを使って、「Notionの情報をもとに顧客との会議予定をGoogleカレンダーに登録し、会議URLをOutlookで送信する」方法を紹介します。

[Yoomとは]

Notionの情報をもとに顧客との会議予定をGoogleカレンダーに登録し、会議URLをOutlookで送信する方法

この方法は、Chromeの拡張機能を利用し、Notionに登録された会議情報をNotionのAPIを利用して受け取り、Googleカレンダーが提供するAPIを用いて、Googleカレンダーに予定を追加し、Google Meetで会議を作成することで実現可能です。
また、Googleカレンダーが提供するAPIを用いることで、更にNotionに登録した情報やGoogleカレンダーの情報をOutlookメールで通知することもできます。
一般的に実現にはプログラミングの知識が必要ですが、ノーコードツールのYoomを用いることでプログラミング知識がなくても簡単に実現できます。

今回は大きく分けて以下のプロセスで作成していきます。

  • Notion、Googleカレンダー、Outlookをマイアプリ登録
  • テンプレートをコピー
  • フローの起点となるChrome拡張機能とNotionのトリガー設定、その後に続くGoogleカレンダーとOutlookの設定
  • トリガーボタンをONにして、連携動作を確認

Yoomを利用していない方は、こちらから無料登録をしてください。
すでにYoomを利用している方は、ログインしましょう。

ステップ1:Notion・Googleカレンダー・Outlookをマイアプリに登録

まず、Notion・Googleカレンダー・OutlookをYoomに連携させるために、マイアプリに登録します。

1.Yoom管理画面の左側で「マイアプリ」を選択し、「+新規接続」をクリックします。

2.続く画面で、Notion・Googleカレンダー・Outlookをそれぞれ検索して進むと、次の画面に遷移します。

<Notionの場合>

・上記画面で「ページを選択する」をクリックします。
その後、下記画面で連携したいデータベースのチェックボックスにチェックを入れ、「アクセスを許可する」をクリックすると、マイアプリに登録が完了します。

<Googleカレンダーの場合>

・上記でアカウントにログインします。
その後、下記画面でチェックボックスを選択し、「続行」をクリックすると、マイアプリに登録が完了します。

<Outlookの場合>
※Microsoft365(旧Office365)には、家庭向けプランと一般法人向けプラン(Microsoft365 Business)があり、一般法人向けプランに加入していない場合には認証に失敗する可能性があります。

・サインインすると、マイアプリに登録が完了します。

3.テンプレートのコピー

・下記リンクを開きます。

・「このテンプレートを試す」をクリックするとコピーが完了です。

ステップ2:トリガーとなるChrome拡張機能とNotionの設定

フローの起点となる、トリガーアクションを設定します。
このフローは、Chromeの拡張機能を利用し、Notionから手動で起動します。

1.Yoom管理画面の「マイプロジェクト」を選択し、「【コピー】Notionから顧客との会議予定をGoogleカレンダーに登録し、会議URLをOutlookで送信する」をクリックします。
※テンプレートのタイトルは次の画面で任意に変更できます。

2.「拡張機能をインストール」をクリックします。
※Chrome拡張機能については、こちらを確認してください。

3.「Chromeに追加」をクリックします。

4.「拡張機能を追加」をクリックすると、拡張機能の設定が完了します。

5.「Chrome拡張機能トリガー 特定のページから起動」をクリックします。

6.Notionと連携するアカウントを確認し、「次へ」をクリックします。
※その他の項目はデフォルトで設定されています。

7.起動ページのURLサンプルを入力し、「テスト」をクリックします。
※起動ページのURLサンプルの取得方法は、こちらのヘルプページで解説しています。

8.テストが成功すると、アウトプットにNotionから取得した情報が表示されます。
アウトプットに表示されない情報は、「+取得する値を追加」から取得できます。
問題がなければ保存します。
※アウトプットに項目を追加する方法は、こちらのヘルプページを参考にしてください。
※このフローは、会議の登録・作成に必要な「会議開始日」「会議終了日」「会議開始時間」「会議終了時間」がNotionに登録されている前提になります。そのため、これら4項目をここでアウトプットに取得する必要があります。
※会議の日付は「2021-01-01」という形式、時間は「12:30」という形式にしてください。

ステップ3:Googleカレンダーに予定を登録し会議を作成する設定

1.「アプリと連携する 予定を作成」をクリックします。

2.Googleカレンダーと連携するアカウントを確認し、「次へ」をクリックします。
※その他の項目はデフォルトで設定されています。

3.Googleカレンダーに登録する項目を設定します。
※カレンダーIDは、枠をクリックして表示される「候補」から選択できます。
※各項目は、直接入力できます。Notionから取得した項目を反映させたいときは、枠をクリックして表示されるアウトプットの「特定のページから起動」の中から選択します。これにより顧客ごとに変わる値を動的に反映できます。

4.上記ですべての項目を設定し、テストを行います。
成功したら保存します。
※テストが成功すると、Googleカレンダーに予定が作成されます。

ステップ4:Outlookからメールを送信する設定

最後に、Notionに入力した会議情報とGoogleカレンダーで作成したミーティングIDを基に、顧客にOutlookでメールを送信する設定を行います。

1.「メールを送る メールを送る」をクリックします。

2.Outlookと連携するアカウントを確認します。
※その他の項目はデフォルトで設定されています。

3.Outlookで送信するメッセージを設定します。
※各項目は直接入力できます。NotionやGoogleカレンダーの情報を反映させるときは、枠をクリックして表示されるアウトプットの「特定のページから起動」または「予定を作成」から選択します。これにより、顧客ごとに変わる値を動的に反映できます。

4.送信する内容を設定した後、次のページへ進み、テストを行います。
成功したら保存します。
※テストが成功すると、宛先に入力されているアドレスにメールが送信されます。

5.トリガーをONにして、このフローを有効化します。

6.フローを起動するときは、Notionで会議日程を設定した顧客のページを開きます。
その後、右上の「拡張機能マーク」をクリックし、「yoom」を選択します。

7.作成したフローが表示されるため、「起動」をクリックします。

8.「起動する」をクリックすると、Notionの情報をもとに顧客との会議予定をGoogleカレンダーに登録し、会議URLがOutlookで送信されます。

紹介したフローに不明点があれば、こちらのヘルプページを確認してみてください。

Notion・Googleカレンダー・Outlookを使ったその他の自動化例

他にもNotionとGoogleカレンダー、Outlookを使った自動化の例がYoomにはたくさんあるので、いくつか紹介します。

1.Notionに登録されたタスクをGoogleカレンダーに登録する

Notionに追加したタスクの期限を手動でGoogleカレンダーに登録する工程を削減できます。
この連携により、タスク期限の登録漏れの防止が期待できます。

2.Notionデータベースの情報を用いて、Outlookでメールを自動で送付する

Chrome拡張機能を利用することで、Notionから顧客にメールを送信できます。
この連携は、特定の顧客にキャンペーンメールを送信したい場合など、テストマーケティングの効率化が期待できます。

3.Notionでページが作成されたらOutlookにメールを送信する

Notionでページを作成するたびに手動で連絡するのは、手間がかかり、報告漏れのリスクがあります。
この連携を利用すれば、作成担当者の負担を削減し、管理者へ確実にメールを通知できます。

まとめ

Notion、Googleカレンダー、Outlookの連携により、スケジュール登録とメール送信のプロセスを自動化できます。
また、担当者はNotionに会議情報を登録し、Chromeの拡張機能からフローを起動するだけで済むため、ヒューマンエラーの削減と顧客への連絡の迅速化が期待できます。
Notion、Googleカレンダー、Outlookの連携は、Yoomを使えばノーコードで簡単に実現できます。
本記事を参考にして、業務の効率化を図ってみてください。

この記事を書いた人
s.nakazawa
個人ブログを5年以上運営してきました。 執筆時は、読者様が知りたい情報をわかりやすく解説することを大切にしています。 ブログ運営で学んだライティング経験をもとに、複雑な業務もノーコードで自動化できるYoomの使い方や魅力をわかりやすくご紹介します。
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Yoomのハイパーオートメーションとは?
従来のRPAでは単純な繰り返し作業しか自動化できず、その設定作業はとても複雑なものでした。
AI・API・RPA・OCRなど様々な技術を組み合わせた「ハイパーオートメーション」なら、これまでは実現できなかった多くの作業を、これまでよりも簡単に自動化することが可能です。
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