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情報社会におけるリサーチは大切な業務の中の1つです。日々様々な事柄についてリサーチをし、検索結果を要約してデータベースに保管するという一連の流れは、よくあるタスクではないでしょうか。
そこで今回は、企業情報の収集にスポットをあて、NotionとGoogle 検索を連携し、検索と要約を自動化してみました!
まずは、連携させると具体的にどのようなメリットがあるのか紹介します。
NotionとGoogle 検索を併用するメリット
1.効率が上がる
この連携により、Notionに追加したキーワードをもとに自動的にGoogle 検索を行い、その内容を自動要約可能になります。さらに要約した検索結果はNotionに追加されるため、リサーチ業務におけるフローが自動化されるでしょう。
検索が素早く完了し、大幅な効率アップが見込めます。
2.業務負担の軽減
この連携により、手動で検索をかけ、さらに要約する手間が省けます。そのため、業務負担が軽減できるでしょう。
リサーチが自動化されれば、その分のリソースを別業務に割くことも可能です。時間に余裕が生まれやすくなり、結果として作業環境の改善にもつながるはずです。
[Yoomとは]
これから、プログラミング不要でアプリ連携が可能なYoomで、「Notionに追加されたキーワードで企業情報をGoogle 検索し、検索結果を要約してNotionに更新する」というフローボットの作成方法を紹介します。
Yoomの登録後、ぜひ作成してみてください!
【ご確認ください】
※AI機能(要約)は一部有料プランでのみご利用いただけます。
※有料プランは2週間の無料トライアルを行うことが可能です。
上記のフローボットテンプレートは、下記よりコピー可能です。
1.上のバナーの「詳細を見る」をクリック
2.移行した画面下部の「このテンプレートを試してみる」をクリック
3.Yoomの登録を行う
※既に登録が完了している場合はログイン画面が表示されるので、ログインしましょう。
NotionとGoogle 検索を使ったフローの作り方
ステップ1:NotionとGoogle 検索をマイアプリ連携
テンプレートがコピーされ、下記のような画面になります。
Yoomの「マイプロジェクト」というページに移行しているため、画面の左側にあるメニューから「マイアプリ」を選択してください。
まずは、Yoomと各ツールの連携を行います。右上の「新規接続」をクリックしましょう。
NotionとYoomの連携
1.Notionの準備
NotionとYoomを連携するにあたり、現段階でNotionの準備をしておく必要があります。
今回は「企業情報の収集」を想定し、ページを作成しました。
このNotionのページにある「キーワード」をもとに検索を行い、自動要約後、「要約結果」が更新されるため、この2つの項目は作成しましょう。
2.検索する
Notionを検索し、Notionのアイコンをクリックします。
3.アクセスリクエスト
画像のようにアクセスのリクエストについて表示がされます。
確認し、「ページを選択する」をクリックしてください。
4.ページを選択する
Notionで作成済みのページが表示されます。
先ほど用意したページを選択し、「アクセスを許可する」を押しましょう。
5.連携完了
画面が切り替わり、下記の表示がされれば連携完了です。
Google 検索とYoomの連携
1.検索する
Google 検索のアイコンをクリックします。
2.アカウントを選択
Yoomと連携するGmailアドレスのGoogleアカウントを押しましょう。
3.Yoomにログイン
画像のページに移行するので、規約を読み次へをクリックします。
4.YoomがGoogleアカウントへの追加アクセスを求めています
続行を押しましょう。
認証画面に移行したら、権限を全て許可するを選択してください。
ステップ2:Notionのデータベース設定
1.マイプロジェクトを開く
画面左側のメニューから「マイプロジェクト」を開きましょう。
2.コピーしたテンプレートを開く
「【コピー】Notionに追加されたキーワードで企業情報をGoogle 検索し、検索結果を要約してNotionに更新する」をクリックします。
3.アプリトリガーを選択
Notionのアイコンの「特定のデータソースのページが作成・更新されたら」を選択してください。
次へを押します。
4.起動間隔の設定
起動間隔を設定しましょう。
トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。
5.データソースIDの設定
ボックス下部の補足に従い、データソースIDを入力しましょう。
ここで指定したデータベースにキーワードが追加されると、指定された起動間隔でGoogle 検索を行います。
6.テストの実行
設定ができたら、下部にあるテストボタンを押します。
青く「テスト成功」と表示がされたら設定完了です。保存を押しましょう。
なお、ここで得た値は、後続オペレーションで変数として活用できます。
次に、条件に応じて分岐する設定を行います。
今回、作成した日時と最終更新日時の値が等しい場合は、フローボットが進むように設定しました。
分岐条件は運用状況に応じて自由にカスタムできます。
ステップ4:Notionに追加したキーワードを取得する設定
1.データベースを操作する
Notionのアイコンの「レコードを取得する(ID検索)」を選択してください。
下へスクロールします。
2.データベースの連携
データベースの連携を行います。
ボックスをクリックすると、Notionのデータベースが一覧表示されます。ここで指定したデータベースにキーワードが追加されると、そのキーワードをもとにGoogle 検索を行います。
クリックしてボックスへ挿入してください。
3.取得したいレコードの条件の設定
Notionのページに追加されたキーワードを取得する設定を行います。右端の空のボックスをクリックしましょう。
展開される情報から、『取得した値』の中にある「ID」をクリックしてください。
画像と同じようになれば設定完了です。
4.テストの実行
下部にあるテストボタンを押します。
青く「テスト成功」と表示がされたら設定完了です。保存を押しましょう。
ステップ5:Google 検索を使用する設定
1.アプリと連携する
Google 検索のアイコンの「検索結果を取得」を選択してください。
次へを押します。
2.検索エンジンIDの入力
ボックス下部にある補足のURLから、検索エンジンのIDを取得し、コピー&ペーストしましょう。
3.検索クエリの設定
どういった内容の検索を行うのか、クエリを設定します。
ボックスをクリックすると、Notionのページデータが表示されます。
「キーワード」をクリックし、ボックスに挿入してください。
4.テストの実行
下部にあるテストボタンを押します。
青く「テスト成功」と表示がされたら設定完了です。保存を押しましょう。
ステップ6:要約の設定
1.要約する
AIアイコンの「要約する」を選択してください。
次へを押します。
2.設定の確認
テンプレートを使用しフローボットを作成しているため、画像のように取得値が引用されています。
要約後の文字数に変更がある場合は、任意で設定しましょう。
3.要約の条件
要約の条件がある場合は設定してください。
例えば、画像のように設定を行うことも可能です。
どういった情報をNotionに追加していきたいのか、具体的な内容を記載しましょう。
4.テストの実行
設定ができたら、下部にあるテストボタンを押します。
青く「テスト成功」と表示がされたら設定完了です。保存を押しましょう。
ステップ7:Notionに追加する設定
1.データベースを操作する
Notionのアイコンの「レコードを更新する(ID検索)」を選択してください。
下へスクロールします。
2.データベースの連携
先ほどと同じくデータベースの連携を行います。
ボックスをクリックすると、Notionのデータベースが一覧表示されます。先ほどと同じページをクリックし、ボックスへ挿入してください。
次へを押します。
3.取得したいレコードの条件の設定
要約した検索結果をNotionのページに追加する設定を行います。こちらに関しても設定方法は先ほどと同じです。
右端の空のボックスをクリックし『レコードID』を引用します。
4.更新後のレコードの値の設定
要約した検索結果をNotionのどの部分に挿入するか設定します。
今回は「要約結果」というカラムを用意しているため、「要約する」をクリックして挿入しましょう。
これにより、要約結果が画像の赤枠に該当する部分に追加されます。
5.テストの実行
設定ができたら、下部にあるテストボタンを押します。
青く「テスト成功」と表示がされたら設定完了です。保存を押しましょう。
6.トリガーをONにする
フローボットの作成が完了すると、下記のような表示がされます。トリガーは初期設定ではOFFの状態なので、ONにしましょう。
以上でNotionとGoogle 検索を使用したフローボットの作成は完了です。
今回使用したフローボットテンプレート
Notionに追加されたキーワードで企業情報をGoogle 検索し、検索結果を要約してNotionに更新する
Notion・Google 検索を使ったその他の自動化例
他にもNotionとGoogle 検索を使った自動化の例がYoomにはたくさんあるので、いくつか紹介します。
1.Google スプレッドシートで追加されたキーワードをGoogle 検索し、結果をGoogle スプレッドシートに更新する
今回のフローボットのGoogle スプレッドシートVerもあります。Notionより簡潔に情報をまとめたい場合におすすめです。
2.Notionに追加されたキーワードで口コミをGoogle 検索し、結果をGoogle スプレッドシートに更新する
口コミの検索も可能です。マーケティングなどにご活用ください。
3.Google スプレッドシートで行が更新されたらNotionのページプロパティも更新する
NotionとGoogle スプレッドシートの2つを用いて同じ情報の管理や編集をしている場合に便利です。
まとめ
今回の連携を導入することで、リサーチ業務が自動化され、大幅な時間短縮が見込めます。
また、作業の負担も軽減され、仕事がしやすくなるかもしれません。
企業情報の収集だけではなく、口コミの検索やマーケティングにも応用できるため、ぜひ取り入れてみてください。