2024/12/09
アプリ同士の連携方法

NotionとMetaコンバージョンAPIを連携して、Notionのリード登録後にMetaコンバージョンAPIでコンバージョンイベントを送信する方法

k.ueno
NotionとMetaコンバージョンAPIの連携イメージ

目次

MetaコンバージョンAPIを活用することで効果的な広告運用が可能となりますが、リード登録のたびに手作業で行うとなると多くの労力と時間がかかり、担当者の負担となってしまうでしょう。
Yoomを活用した自動化フローを取り入れることで、リード情報の管理と広告運用を効率的にこなすことができ、データの正確性と広告の精度向上が期待できます。
本記事では、Notionでリードが登録された際に、MetaコンバージョンAPIを通じて自動的にコンバージョンイベントを送信するフローの設定方法と導入するメリットについて解説します。

こんな方におすすめ

・チームの連携を強化したいチーム責任者
・広告運用におけるデータ精度向上を目指しているマーケティング担当者
・Notionでリード情報を管理している営業チームのリーダー
・NotionとMetaコンバージョンAPIを活用して業務自動化を進めたい企業のIT担当者

NotionとMetaコンバージョンAPIの連携メリットと具体例

1. 入力ミスの防止

リード情報がNotionに登録されるたびに、自動でMetaコンバージョンAPIにデータが反映されるため、入力作業時のミスを削減し、正確な情報をそのまま登録できます。
また、作業の自動化により、手動でのデータ入力や転記作業を省略することも可能です。
例えば、営業担当者がNotionで新たにリードを登録する際に、情報が自動でMetaコンバージョンAPIへ反映されるので、入力・転記ミスのリスクを抑えることができます。
信頼性の高い情報の発信で、万が一の誤った情報の周知、といったトラブルを減らすことができるかもしれません。

2. 情報の迅速な反映

Notionに新たにリードが登録された際、MetaコンバージョンAPIでコンバージョンイベントを送信するフローを導入することで、リード情報が迅速に広告プラットフォームに反映されます。
例として、リードが登録された瞬間にその情報がMetaコンバージョンAPIに連携されることで、リードの属性に基づいた広告が素早く表示されるので、より精度の高い広告配信ができるようになるかもしれません。

3. チームの連携強化

この自動化フローの導入は、異なるチーム間の連携強化にもつながるでしょう。
例えば、マーケティング担当者が広告結果をもとにキャンペーンを微調整し、営業担当者が途中でフィードバックを提供することで、最適なマーケティング戦略を展開できます。
リード情報を決まったデータベースで管理することで、異なるチーム間でプロジェクトに臨んでも、スムーズにマーケティング戦略を把握・調整でき、より効果的な広告運用を行えるようになるかもしれません。

それではここからYoomというツールを使用して、「Notionでリードが登録されたら、MetaコンバージョンAPIでコンバージョンイベントを送信する」方法を説明します。

[Yoomとは]

NotionとMetaコンバージョンAPIの連携方法

フロー完成までの作業は以下のように進めていきます。

・Notionと0CodeKit、MetaコンバージョンAPIのマイアプリ連携
・テンプレートのコピー
・Notionのトリガー設定と0CodeKitの設定、続くMetaコンバージョンAPIの各オペレーションの設定
・トリガーをONにし、実際の起動を確認

それでは、連携させるアプリの新規接続を行なっていきましょう。

・Notionと0CodeKitとMetaコンバージョンAPIをマイアプリ連携

(1)まずはNotionをマイアプリに接続していきます。
Yoomアカウントにログイン後、左欄の「マイアプリ」をクリックして「新規接続」からNotionを検索してください。

(2)Notionのアプリアイコンが出てきますので、そちらをクリックします。
次画面で[ページを選択する]をクリックしてください。

Yoomアカウントと連携したいページを選択し、[アクセスを許可する]をクリックすると接続完了です。

(3)次に0CodeKitのアプリ連携を行います。
Notionのマイアプリ登録と同様に、0CodeKitを選択します。

(4)連携する0CodeKitの「アカウント名」と「アクセストークン」を入力し、[追加]をクリックします。

(5)0CodeKitのアプリ接続が完了しましたので、3つ目のアプリMetaコンバージョンAPIを接続していきます。
同様の操作でMetaコンバージョンAPIのアプリアイコンを検索し、クリックします。

(6)連携するMetaコンバージョンAPIの「アカウント名」と「アクセストークン」を入力し、[追加]をクリックします。
MetaコンバージョンAPIのマイアプリ登録方法の詳しい手順は、こちらも確認してください。

クリック後、3つのアプリが追加された状態のYoomアカウントのマイアプリ画面へ移動します。
これで3つのアプリがYoomアカウントに接続できました。

・テンプレートのコピー

Yoomアカウントに対象のアプリの新規接続が完了していることを確認した後、下記のテンプレートの「このテンプレートを試してみる」のアイコンをクリックします。

テンプレートがコピーされるので、「OK」ボタンをクリックします。

Yoomアカウントの「マイプロジェクト」の画面に移動するので、テンプレート内容を確認してください。

設定フローは4つです。

・Notionのトリガー設定

(1)まず、Notionのアプリトリガーを設定します。

Yoomアカウントの画面左側のマイプロジェクトから「【コピー】Notionでリードが登録されたら、MetaコンバージョンAPIでコンバージョンイベントを送信する」をクリックしてください。

クリックした後、以下画面のようにテンプレート内容が表示されます。

(2)まずはトリガーとなる「特定のデータベースのページが作成・更新されたら」をクリックします。

(3)連携するアカウント情報を入力し、[次へ]をクリックします。

(4)次の画面で「トリガーの起動間隔」と「データベースID」を入力していきましょう。
「トリガーの起動間隔」は5分、10分、15分、30分、60分から任意のものを選択してください。
※トリガーの起動間隔はプランによって異なるため、注意が必要です。

(5)NotionのデータベースIDの確認方法は、こちらを確認して、設定してください。

(6)情報を入力後[テスト]をクリックし、問題がなければ[保存する]をクリックしましょう。
なお、このステップで下記のような情報をアウトプットとして取得することができます。
アウトプット情報は、「この値を他のオペレーションで利用することができます。」という注釈の通り、この後のステップで引用・活用できます。

(7)続いて、2つ目のアクション「レコードを取得する(ID検索)」をクリックします。

(8)Notionのアカウント情報が入力されていることを確認し、データベースIDを入力します。
入力バーをクリックすると、前ステップで取得したデータベースIDを基に「候補」として情報が選択できます。
情報入力後、[次へ]をクリックしましょう。

(9)次画面では、データベースからレコード情報を取得する設定を行います。
取得したいレコードの条件を入力しましょう。
こちらは前ステップから取得したアウトプットを引用できます。
今回はID検索を行っているため、オブジェクトIDを指定します。



(10)その後、[テスト]をクリックし、問題なければ[保存する]をクリックします。

・0CodeKitの設定

(1)次に、0CodeKitで指定されたハッシュアルゴリズムを使用して、テキストをハッシュ化(ハッシュ関数を用いて、元データを不規則な文字列に変換する処理)する設定を行います。
3つ目のアクション「テキストをハッシュ化する」をクリックしましょう。

(2)連携する0CodeKitのアカウント情報を入力し、[次へ]をクリックします。

(3)次の画面で設定する「ハッシュアルゴリズムの種類」は、プルダウンから任意に選択します。
次に、「メッセージ」の項目にハッシュ化する文字列の情報を入力します。
なお、以下の画面のように、入力バーをクリックすると、前ステップで取得した情報が展開され、内容を引用することができます。
(以下は例として、前ステップで取得した「メールアドレス」の情報を引用したものです。)


(4)情報入力後、[テスト]をクリックし、問題がなければ[保存する]をクリックします。

・MetaコンバージョンAPIの設定

(1)最後に、4つ目のアクション「コンバージョンイベントを送信」をクリックしましょう。

(2)連携するMetaコンバージョンAPIのアカウント情報を入力し、[次へ]をクリックします。

(3)次の画面で、「ピクセルID(MetaコンバージョンAPIのデータソースから取得)」や「イベント名」などの項目を埋めていきましょう。
「アクションソース」は、プルダウンから任意のものを選択してください。

(4)今回は、前ステップで【メールアドレス】をハッシュ化したので、「メールアドレス」の項目には、0CodeKitのステップで取得したアウトプット「ハッシュ化したテキスト」を設定します。


(5)その他必要項目にも情報入力後、[テスト]をクリックし、問題がなければ[保存する]をクリックします。
これで設定は完了しました。

・トリガーをON

以下の画面の赤枠部分「トリガーをON」をクリックすることで、フローボットが自動で起動します。

今回使用したテンプレートはこちら

MetaコンバージョンAPIを使ったその他の自動化例

他にもMetaコンバージョンAPIを使った自動化の例がYoomにあるので、いくつか紹介します。

TimeRexで予定が登録されたら、MetaコンバージョンAPIでコンバージョンイベントを送信する

TimeRexでスケジュール管理を行っている企業や抜け漏れなくコンバージョンの情報を管理したい方におすすめのフローです。
TimeRexで新しい予定が登録されると同時に、MetaコンバージョンAPIを通じて自動でコンバージョンイベントが送信されるので、より効果的なマーケティング施策を実施できるでしょう。
また、広告のパフォーマンスの向上が期待できます。

Google スプレッドシートでレコードが登録されたら、MetaコンバージョンAPIでコンバージョンイベントを送信する

Google スプレッドシートでデータを管理しており、その情報をもとにコンバージョンイベントの情報を送信する行程を日常的に行っている場合、その作業を負担に感じている方は少なくないかもしれません。
この自動化を導入することで、Google スプレッドシートにレコード登録時、MetaコンバージョンAPI側でコンバージョンイベントを自動で送信できます。

Googleフォームの内容を用いてMetaコンバージョンAPIでコンバージョンイベントを送信する

Googleフォームでリード情報を収集しFacebook広告の成果を正確に測定したい方におすすめの自動化フローです。
Googleフォームの送信内容からリード登録のたびに手動で行うには、時間や労力がかかりますが、この自動化の導入により、異なるアプリを横断してのデータ登録作業が不要になります。

まとめ

Yoomを活用したNotionとMetaコンバージョンAPIのアプリ連携により、リード情報の管理と広告運用の効率化が実現できます。
これまで行っていた作業が自動化されることで、入力ミスを防ぎ、情報を迅速に反映させることで、広告の精度向上が期待できます。
また、異なるチーム間の連携を強化し、より効果的なマーケティング戦略を展開することができるかもしれません。

ぜひYoomを活用して、アプリ連携による自動化を体験してください。

この記事を書いた人
k.ueno
これまでカスタマーサポートとして、ユーザー様の疑問や不安点を解消するために尽力してきました。 yoomを活用することで、日々の煩雑になりつつある業務がサクサク進むようになると知り、感動しました! これから業務効率化を目指す方々へ、スムーズにサービスを利用してもらえるよう、わかりやすい内容でコンテンツを発信していきます。
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Yoomのハイパーオートメーションとは?
従来のRPAでは単純な繰り返し作業しか自動化できず、その設定作業はとても複雑なものでした。
AI・API・RPA・OCRなど様々な技術を組み合わせた「ハイパーオートメーション」なら、これまでは実現できなかった多くの作業を、これまでよりも簡単に自動化することが可能です。
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