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Notionで管理している取引先データをMisocaに登録する際は、正しい支払いが行われるようにするためにもミスの無いように進めなければなりません。そのため、慎重に行うべき入力作業とも言えます。
しかし、各取引先データを丁寧にチェックしながら入力するとなると、それなりの時間を要してしまうでしょう。また、どうしても手間に感じてしまうのではないでしょうか。
そこで今回は、NotionをMisocaを連携して、Chrome拡張機能を活用した取引先データの自動転記方法をご紹介します。
アプリ連携をして自動化を導入すると、業務効率の向上が見込めます。ぜひこの機会にご活用ください。
今回の連携を導入すると、NotionのデータをMisocaの取引先データに自動登録可能です。また、今回はChrome拡張機能を活用します。Notionの特定のページからChrome拡張機能を活用可能になるため、クリックだけで登録作業が完了します。これにより業務効率が大幅に改善されるはずです。
例えば、これまではNotionにアクセスし、該当ページから項目を1つコピーした後、Misocaにアクセスしてペーストするという作業を幾度も繰り返していたはずです。
NotionとMisocaを連携した上でChrome拡張機能を活用すると、このような一連のフローが自動化できるため、業務効率の向上が見込めます。
NotionのデータをMisocaに転記する際、ヒューマンエラーにより正しいデータを登録できない可能性は否めません。しかし、今回の連携を行うと、ヒューマンエラーによる転記ミスの防止になるかもしれません。
例えば、幾度もチェックをして間違いが無いか確認したNotionのデータがそのままMisocaに登録されれば、手作業で転記する場合と異なり、ヒューマンエラーを派生させる隙は減少するはずです。そのため、転記ミスを回避できる見込みがあると言えるでしょう。これにより、データの正確性が高まる可能性があります。
今回の連携により、Notionで管理している営業先データや顧客データなどを取引先データとして流用しやすくなるはずです。
例えば、営業担当者が顧客データとして登録しているページをMisocaと連携し、そのページからChrome拡張機能を使用することで、顧客データをそのまま取引先データとして流用可能になります。
これにより、わざわざ別途取引先データを作成する必要がなくなるため、事務作業の削減に繋がる可能性があります。
結果として業務負担の軽減にもなるのではないでしょうか。
それではここからノーコードツールYoomを使って、「NotionからMisocaに取引先を追加する」方法をご説明します。
[Yoomとは]
Chrome拡張機能のAPIをNotionのページからクリックのみで起動し、Notionに格納している取引先データを受け取ることができます。その後、Misocaの提供するAPIを用いて取取引先データの自動登録が可能です。
一般的に実現にはプログラミングの知識が必要ですが、ノーコードツールのYoomを用いることでプログラミング知識がなくても簡単に実現できます。
今回の連携フローは大きく分けて以下のプロセスの通りです。
まずはじめに、Yoomの登録を行いましょう。
Yoomは2週間のトライアルが可能です。実際に操作をして使用感を確かめることができます。

Yoomの登録完了後、左側にあるメニューから「マイアプリ」を選択してください。

次に、右上の新規接続ボタンをクリックします。
1.Notionの準備
NotionとYoomを連携するにあたり、現段階でNotionの準備をしておく必要があります。
Misocaに登録できるデータは以下の通りです
今回は下記のとおり、テスト用に作成しました。

2.検索する

Notionを検索し、Notionのアイコンをクリックします。
3.アクセスリクエスト

画像のようにアクセスのリクエストについて表示がされます。
確認し、「ページを選択する」をクリックしてください。
4.ページを選択する

Notionで作成済みのページが表示されます。
先ほど用意したページを選択し、「アクセスを許可する」を押しましょう。
5.連携完了

Yoomの画面に戻り、上記の表示が出たら連携完了です。
1.検索する

Misocaのアイコンを選択してください。
2.ログイン

ログインしましょう。
ログインが完了すると画面が切り替わります。
3.連携完了

上記の表示がされれば連携完了です。
次に、今回使用するテンプレートをコピーしてください。
1.上のバナーの「詳細を見る」をクリック
2.移行した画面下部の「このテンプレートを試してみる」をクリック
3.Yoomの登録がまだの場合は、登録を行う
※既に登録が完了している場合はログイン画面が表示されるので、ログインしましょう。

フローボットのテンプレートが「マイプロジェクト」にコピーされると、上記の表示がされます。

画像のようなページに移行するので、詳細な設定を行っていきましょう。
1.マイプロジェクトを開く

画面左側のメニューから「マイプロジェクト」を開きましょう。
2.コピーしたテンプレートを開く
「【コピー】NotionからMisocaに取引先を追加する」をクリックします。
3.Chrome拡張機能トリガー

Chrome拡張機能のアイコンの「特定のページから起動」を選択してください。
4.Chrome拡張機能のインストール

YoomのChrome拡張機能のインストールを実行してください。
詳しくはChrome拡張機能を使ったトリガーの設定方法をご確認ください。
Chrome拡張機能のインストールが完了したら次へを押します。
5.起動ページのURLサンプルの入力

NotionのページからChrome拡張機能を起動するため、NotionのページURLを入力します。
詳細はNotionを利用する際のサンプルURLの確認方法をご確認ください。
6.テストの実行

テストボタンを押し、青く「テスト成功」と表示がされたら保存を押しましょう。
1.データベースを操作する

Notionのアイコンの「レコードを取得する(ID検索)」を選択してください。
下へスクロールします。
2.データベースの設定

どのデータベースと連携するか設定します。
ボックスをクリックしましょう。

画像のように連携済みのNotionのデータベースが一覧表示されます。
使用するデータベースをクリックして挿入してください。
挿入出来たら次へを押します。
3.取得したいレコードの条件の設定
1番右側にあるボックスをクリックしてください。

赤枠を選択します。

ページIDをクリックしましょう。
3.テストの実行

画像のように設定ができたらテストボタンを押し、青く「テスト成功」と表示がされたことを確認して保存を押しましょう。
続けてMisocaに登録する設定を行います。
4.登録する

Misocaのアイコンの「取引先を作成」を選択してください。
次へをクリックします。
5.内容の設定

必須項目を入力しますが。テンプレートを使用しているため入力の必要ありません。

6.テストの実行

テストボタンを押し、青く「テスト成功」と表示がされたら保存を押しましょう。
7.トリガーをONにする

フローボットの作成が完了すると、上記のような表示がされます。トリガーは初期設定ではOFFの状態なので、ONにしましょう。
その後Notionにアクセスし、右上のChrome拡張機能のボタンからYoomを選択してください。

作成したフローボットのタイトルが表示されます。クリックすることでフローボットが起動します。
今回使用したフローボットテンプレート
NotionからMisocaに取引先を追加する
Yoomには他にもNotionとMisocaを使った自動化の例があるので、いくつか紹介します。
1.Notionでステータスが更新されたらMisocaで請求書を作成しOutlookで送信する
ステータスのプロパティを作成することで、ステータス変更に伴った自動化を設定できます。
2.HubSpotからMisocaに取引先を追加する
HubSpotを活用しているのであればこちらの連携もおすすめです。活用しているツール同士を連携させることで業務効率が向上するはずです。
3.Misocaで請求書が新たに作成されたら、Slackのチャンネルにメッセージを送る
請求書を作成したらSlackにメッセージ送信が自動で行われます。メンバーとの共有などにご活用ください。
Chrome拡張機能を活用したNotionとMisocaの連携により、手入力で転記作業を行っていた頃よりも、業務負担を軽減できる見込みがあります。加えて作業効率の向上も期待でき、素早く作業を終えることが可能になるかもしれません。
さらに、Chrome拡張機能を活用することでクリックのみでフローボットが稼働します。スムーズに作業が完了するため、実用性の高い自動化と言えるのではないでしょうか。
ぜひこの機会にテンプレートを活用して、自動化の導入をしてみませんか?