2024/12/20
アプリ同士の連携方法

NotionとMisocaを連携して、NotionからMisocaで請求書を作成する方法

m.i
NotionとMisocaの連携イメージ

目次

日々発生する請求書発行業務を自動化できたら、とお悩みではありませんか?
NotionとMisocaを連携することで、一連のプロセスを自動化できます。
この記事では、Notionの情報を用いてMisocaで請求書を作成する方法を解説します。
手作業での請求書作成に時間を取られている方や、データ入力のミスを減らしたい方にとって、この自動化は大きな助けとなるでしょう。

こんな方におすすめ

  • Notionで案件管理を行い、請求書作成を手作業でしている経理担当者。
  • 請求書発行にMisocaを使用しているが、データ入力の手間を削減したい管理者。
  • 案件進捗管理にNotionを使用し、経理業務を自動化したい事業責任者。
  • ITツール導入を進めているが、経理業務の効率化に課題を感じている経営者。
  • 顧客情報や案件データの一元管理を目指し、システム連携による業務自動化を模索している開発担当者。

NotionとMisocaの連携メリットと具体例

メリット1:作業時間の大幅な短縮

手作業での請求書作成は、案件情報の収集や金額計算、取引先情報の入力など多くのステップを要し、1件ごとに10〜15分かかるケースも珍しくありません。
そこでNotionとMisocaを連携すると自動で請求書作成が行えるので、案件データの転記が不要になります。
例えば、月に30件の請求書を手作業で作成していて、1件あたり10分の工数がかかるとすると、合計300分(5時間)が必要です。
しかし、自動化することで手動作業が不要になるので、作成時間をほかの業務に充てることが可能になります。
これにより、経理担当者は本来の業務である資金管理や分析に集中でき、業務全体の生産性向上が期待できます。

メリット2:エラー発生率の低減

手作業での請求書作成には、取引先名の入力ミスや金額計算の誤り、期日の記載漏れなど、さまざまなミスがつきものです。
しかしNotionとMisocaを連携させることで、登録済みの案件情報が自動的に請求書へ反映されるため、先述のミスが大幅に減らせます。
例えば、Notionのページに金額などの必要事項を入力しておくことで、Misocaにそのまま正しいデータが反映されるので、誤った金額や品目の請求を防げます。
結果として、取引先とのトラブルのリスクも最小限に抑えることが期待できます。

メリット3:経理業務の標準化

経理業務において請求書作成の標準化は重要な課題です。
手作業では担当者によるフォーマットのばらつきや対応スピードの違いが生じる可能性があります。
しかし、NotionからMisocaへの自動連携を導入すれば、請求書フォーマットが統一され、作業のばらつきを防げます。
例えば、顧客情報の記載順やフォーマットを統一して、一連の流れを自動化しておくことで、新任担当者でも一定の品質で請求書を発行できます。
結果として、業務の品質や経理業務全体の効率の向上が期待できます。

それではここからノーコードツールYoomを使って、NotionからMisocaで請求書を作成する方法をご説明します。

[Yoomとは]

Notionに追加した内容をMisocaで請求書に反映する方法

Notionのページの内容をNotionのAPIを利用して受け取り、
Misocaの提供するAPIを用いて、Misocaの請求書作成にNotionのページ内容を引用することで実現が可能です。
一般的に実現にはプログラミングの知識が必要ですが、ノーコードツールのYoomを用いることでプログラミング知識がなくても簡単に実現できます。

今回は、以下のプロセスです。
一緒に設定していきましょう!

  • NotionとMisocaをマイアプリ連携する。
  • テンプレートをコピーする。
  • フロー起点のNotionのトリガー設定と、その後のMisocaのオペレーション設定を行う。
  • トリガーボタンをONにして、NotionとMisocaの連携フローの動作確認をする。

ステップ1:マイアプリ連携

マイアプリ連携を先にしておくと、後の設定がスムーズに進みます。
まず、ご利用中のNotionとYoomを連携していきます。
Yoomページの左側からマイアプリ→新規接続を選択します。

Notionと検索してください。
ログインが完了したら、アクセスしたいページをチェックします。
(後のデータベース連携で、追加したいページを表示させるためです。)

続いてMisocaと連携します。
以下の画面が表示されたら、該当するIDでログインしてください。

Notion・Misocaが、マイアプリに連携されていればOKです。

ステップ2:トリガーやアクションを設定

テンプレートページを開き、『このテンプレートを試してみる』をクリックしましょう。

Yoomをお使いの方はログインして、初めての方は会員登録をお願いします。
そのまま進むと、ワークスペースに自動的にテンプレートがコピーされています。
テンプレート名は、必要に応じて変更してください。
左側のマイプロジェクトをクリックすると先ほどコピーしたテンプレートが表示されます。
右側の三点リーダー(...)をクリックし、編集するを選択しましょう。

用意するもの

  • 請求書に記載したい情報を入力したNotionのページ。
    (Misocaの取引先IDの入力をお願いします。)

それでは、アプリトリガーを設定していきます。
特定のページから起動」を選択します。
タイトルは、任意で変更してください。
連携するアカウント情報の確認をしたら、こちらよりChrome拡張機能トリガーをインストールしてください。
詳しくはこちらを参照してください。

サンプルURLの取得方法を参考にして、設定をお願いします。

URLをサンプル欄に入力してテストし、成功したら保存しましょう。

続いて「レコードを取得する(ID検索)」をクリックしましょう。
データベースの連携をしましょう。

取得したいレコードの条件を以下のように設定します。

テストし、Notionのデータがアウトプットに反映したら保存します。

続いて「特定の取引先に紐づく送り先IDを取得」をクリックしましょう。
こちらも連携するアカウント情報の確認をお願いします。
次に進み、アウトプットを利用して取引先IDを取得します。

こちらもテストし、送り先IDが取得できたら保存します。

※Misoca上で一つの取引先に対して複数の送り先IDが設定されている場合、リスト形式で送り先IDの値が取得されます。
そのため、複数の送り先IDが指定されている場合は、「リスト型のアウトプットを個々のアウトプットに分割」というアクションを挟むことで、アウトプットとして利用できるようになります。
詳しくはこちらの記事で確認できます。

続いて「請求書を作成」をクリックしましょう。
次に進み、項目の設定を行います。
以下のようにアウトプットから選択してください。

送り先IDも設定します。

請求内容も以下のようにアウトプットから選択しましょう。

消費税区分についてはアウトプットではなく、該当税率の入力をお願いします。

こちらもテストし、成功したら保存します。
Misoca側を確認してみましょう。
赤枠がアウトプット利用箇所になります。

無事に請求書が作成されていますね。
ここまでお疲れ様でした。
プログラミングに詳しくない私でも、簡単に進めることができました。

今回使用したフローボットはこちら↓

Notion・Misocaを使ったその他の自動化例

その他にも、YoomにはGoogle スプレッドシートとZendesk Sellを使ったテンプレートがあるので、いくつかご紹介します!

1.NotionからMisocaで見積書を作成するフローです。

こちらは今回と似た流れで見積書の作成ができます。
特定のページから起動できるため、内容を確認しながら作業を進められますよ。

2.NotionからMisocaに取引先を追加するフローです。

こちらは取引先の作成が自動化できます。
Notionで取引先作成が終わったらそのページでこのフローを起動させるだけなので、手間が省けます。

3.Notionでステータスが更新されたらMisocaで請求書を作成しGmailで送信するフローです。

請求書をメールで送付している場合、このフローが便利です。
作成した請求書をダウンロードして、メール作成する一連の流れが自動化できます。

まとめ

今回は「NotionからMisocaで請求書を作成する」フローボットを紹介しました。
NotionとMisocaを連携することで、手間だった請求書作成のプロセスが効率化されるでしょう。
また、手作業による時間の消費やエラーのリスクを減らし、経理業務の標準化を実現することで、業務全体の生産性と信頼性の向上が期待できます。
また、経理担当者の負担を軽減し、より戦略的な業務に集中するための時間を生み出すことも見込めます。

この記事で紹介した手順を参考に、ぜひNotionとMisocaの連携を試してみてください。

この記事を書いた人
m.i
新卒から3年ほど金融関係の仕事を経験してきました。 業界柄、手動で行う作業がとても多く、自動化したらもっと他の仕事ができるのになと思っていた時にYoomに出会いました。 ブログ執筆しながらYoomの便利さに日々感動しています。 分かりやすい構成を心がけています。
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自動化
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