2025/01/16
アプリ同士の連携方法

Notionとマネーフォワード クラウド請求書を連携して、Notionのデータベースからマネーフォワード クラウド請求書で請求書を発行する方法

s.nakazawa
Notionとマネーフォワード クラウド請求書の連携イメージ

目次

 

マネーフォワード クラウド請求書は、請求書作成を効率化してくれる有効なツールです。
しかし、Notionで管理するデータをもとに手動で作成する場合は、転記ミスが発生するリスクがあります。
また、手動での作業には時間がかかる上、規模を拡大したいときには障害になります。
Notionとマネーフォワード クラウド請求書を連携すると、請求書作成を自動化でき、これらの課題を解決できるでしょう。
本記事では、Notionとマネーフォワード クラウド請求書をノーコードで連携する方法を紹介します。
自動化を導入する際に参考にしてみてください。

こんな方におすすめ

  • Notionとマネーフォワード クラウド請求書を利用している方
  • Notionの情報をもとにマネーフォワード クラウド請求書で請求書を作成する際の人為的ミスを削減したい方
  • Notionとマネーフォワード クラウド請求書を連携して、請求書作成を効率化したい方

Notionとマネーフォワード クラウド請求書を連携するメリットと具体例

メリット1:入力ミスの削減による信頼関係の維持

手動で請求書を作成する場合、入力ミスが発生するリスクがあります。
ミスがある請求書を顧客に送付してしまうと、信頼関係に影響を与えることがあります。
Notionとマネーフォワード クラウド請求書を連携すれば、請求書作成時の入力ミスを防止でき、正確な書類の送付が可能になるでしょう。
例えば、Notionのデータをコピー&ペーストして請求書を作成する場合には、データの抜け漏れが発生することがあります。
こうした単純ミスは自動化で防止できるため、連携により正確な請求書作成が可能になれば、顧客との信頼関係維持につながるでしょう。

メリット2:手作業の削減による業務効率化

請求書作成は定型業務になりがちで、手動だと時間がかかります。
人員を割けば、他の生産性が高い業務に充てる人的リソースが減ります。
Notionとマネーフォワード クラウド請求書を連携すれば、手動作業が削減し、業務効率が向上するでしょう。
例えば、月初にまとめて請求書を作成する場合、担当者は作成作業に数日かかることもあります。
連携により手動作業を削減すれば、空いた時間で他の業務に対応できるようになり、業務の効率化を図れるでしょう。

メリット3:規模拡大への対応力強化

請求書作成を手動で行う場合は、規模を拡大したいときに課題になります。
顧客の増加に比例して請求書作成にかかる時間が増えるため、人員を増やす必要があり、コストが上昇してしまいます。
Notionとマネーフォワード クラウド請求書を連携すれば、顧客数が増加しても自動で請求書が作成され、コストを抑えて規模を拡大できるでしょう。
例えば、売り上げが増加した段階で規模を拡大する場合、請求書作成を手動で行うと、他の生産性が高い業務を担当するスタッフを新たに雇用する必要があります。
しかし請求書作成を自動化すれば、人件費をかけずに規模を拡大できるでしょう。

それではここから、ノーコードツールYoomを使って、「Notionのデータベースからマネーフォワード クラウド請求書で請求書を発行する」方法を紹介します。

[Yoomとは]

Notionのデータベースからマネーフォワード クラウド請求書で請求書を発行する方法

この方法は、Chromeの拡張機能を用いて、Notionに登録された請求書情報をNotionのAPIを利用して受け取り、マネーフォワード クラウド請求書の提供するAPIを用いて請求書を発行することで実現可能です。
一般的に実現にはプログラミングの知識が必要ですが、ノーコードツールのYoomを用いることでプログラミング知識がなくても簡単に実現できます。

今回は大きく分けて以下のプロセスで作成していきます。

  • Notionとマネーフォワード クラウド請求書をマイアプリ登録
  • テンプレートをコピー
  • フローの起点となるChrome拡張機能のトリガー設定、その後に続くNotionとマネーフォワード クラウド請求書の設定
  • トリガーボタンをONにして、Notionとマネーフォワード クラウド請求書の連携動作を確認

Yoomを利用していない方は、こちらから無料登録をしてください。
すでにYoomを利用している方は、ログインしてください。

ステップ1:Notionとマネーフォワード クラウド請求書をマイアプリ連携

まず、Notionとマネーフォワード クラウド請求書をYoomに連携するため、マイアプリに登録します。

1.Yoom管理画面の左側で「マイアプリ」を選択し、「+新規接続」をクリックします。

2.続く画面で、Notionとマネーフォワード クラウド請求書(v3)を検索して選択すると、次の画面に進みます。

<Notionの場合>

・上記画面で「ページを選択する」をクリックします。
その後、下記の画面でボックスにチェックを入れ、「アクセスを許可する」をクリックすると、マイアプリに登録が完了します。

<マネーフォワード クラウド請求書(v3)の場合>

・アカウントを選択し、続く画面で事業者を選び、「次へ」をクリックします。

・「許可」をクリックすると、マイアプリに登録が完了します。

3.Notionとマネーフォワード クラウド請求書を連携するためのテンプレートをコピーします。

・下記のリンクを開きます。

・「このテンプレートを試す」をクリックすると完了です。

ステップ2:トリガーとなる拡張機能とNotionの設定

フローの起点となるトリガーアクションを設定します。
このフローは、Chromeの拡張機能を利用し、Notionから手動で起動できます。

1.Yoom管理画面の「マイプロジェクト」を選択し、「【コピー】Notionのデータベースからマネーフォワード クラウド請求書で請求書を発行」をクリックします。
※テンプレートのタイトルは次の画面で任意に変更できます。

2.「拡張機能をインストール」をクリックします。
※Chrome拡張機能については、こちらを確認してください。

3.「Chromeに追加」をクリックします。

4.「拡張機能を追加」をクリックすると、拡張機能の設定が完了します。

5.「Chrome拡張機能トリガー データベース上でページを選択して起動」をクリックします。

6.Notionと連携するアカウントを確認し、「次へ」をクリックします。
※その他の項目はデフォルトで設定されています。

7.起動ページのURLサンプルを入力し、「テスト」をクリックします。

8.テストが成功すると、アウトプットにNotionから取得した情報が表示されます。
問題がなければ保存します。
※アウトプットに取得されるページタイトルが一意の値とならない場合は、「+取得する値を追加」から一意の値が入力された項目を追加します。方法は、こちらのヘルプページで解説しています。

※今回はテスト用に下記のデータベースを作成し、ページタイトルが「No.」で一意の値になっています。

ステップ3:Notionから詳細情報を取得する設定

1.「データベースを操作する レコードを取得する」をクリックします。

2.Notionと連携するアカウントを確認し、データベースIDを設定したら、次へ進みます。
※その他の項目はデフォルトで設定されています。
※データベースIDは、枠をクリックして表示される「候補」から選択できます。

3.取得したいレコードの条件を設定し、テストを行います。
※左枠には、Notionデータベースで一意の値が入力された項目を設定します。右枠には、枠をクリックして表示されるアウトプットの「データベース上でページを選択して起動」から対応する項目を設定します。今回はテスト用に作成したNotionデーターベースで、ページタイトルが「No.」で一意の値になっているため、下記の設定になります。

4.テストが成功すると、アウトプットにNotionから取得した情報が表示されます。
問題がなければ保存します。

ステップ4:マネーフォワード クラウド請求書の設定

最後に、マネーフォワード クラウド請求書で請求書を発行する設定を行います。

1.「アプリと連携する 請求書(新形式)を作成」をクリックします。

2.マネーフォワード クラウド請求書と連携するアカウントを確認し、「次へ」をクリックします。
※その他の項目はデフォルトで設定されています。

3.請求書の作成に必要な項目を設定します。
※Notionのデータを反映させる項目は、枠をクリックして表示されるアウトプットの「レコードを取得する」から設定します。(値は二重括弧で表示されます)これにより、請求書ごとに変わる内容を動的に反映できます。
※日付を設定する項目では、枠をクリックして表示される「日付」から設定することもできます。これにより、作成日や月末などの日付を動的に反映できます。
※部門IDの確認方法は、こちらのヘルプページで解説しています。

4.テストを行い成功すると、マネーフォワード クラウド請求書で請求書が作成されます。
問題がなければ保存します。

5.トリガーをONにして、このフローを有効化します。

※Chrome拡張機能を利用してNotionからフローボットを起動する方法は、こちらのヘルプページを参考にしてみてください。
※紹介したフローに不明点があれば、こちらのヘルプページを確認してみてください。

Notionやマネーフォワード クラウド請求書を使ったその他の自動化例

他にもNotionやマネーフォワード クラウド請求書を使った自動化の例がYoomにはたくさんあるので、いくつか紹介します。

1.Notionで取引先が登録されたらマネーフォワード クラウド請求書に取引先を登録する

Notionに登録した取引先情報を、マネーフォワード クラウド請求書に自動登録できます。
この連携により、取引先情報の繰り返し登録が削減され、業務効率の向上が期待できます。

2.Notionで発注先が登録されたらマネーフォワード クラウド債務支払にも登録する

Notionに登録した発注先情報を、マネーフォワード クラウド債務支払に自動登録できます。
この連携により、発注先情報を一元管理でき、ツール間のデータ整合性が向上するでしょう。

3.Notionに取引先が登録されたらマネーフォワード 掛け払いにも登録する

Notionに登録した取引先情報を、マネーフォワード 掛け払いに自動登録できます。
この連携により、マネーフォワード 掛け払いに転記する際のミスを防止でき、取引先情報の正確な登録プロセスが実現するでしょう。

まとめ

Notionデータベースの情報をもとに、マネーフォワード クラウド請求書で請求書を手動作成する場合、ミスが発生するリスクや作業に時間がかかること、規模拡大で障害になることが課題になります。
これらの課題は、ツール同士を連携して請求書作成を自動化することで解決できるでしょう。
Notionとマネーフォワード クラウド請求書の連携は、Yoomを使うことでノーコードで簡単に実現できます。
本記事で解説した手順に沿って設定すれば導入できるため、この機会に請求書作成プロセスを自動化してみてください。

この記事を書いた人
s.nakazawa
個人ブログを5年以上運営してきました。 執筆時は、読者様が知りたい情報をわかりやすく解説することを大切にしています。 ブログ運営で学んだライティング経験をもとに、複雑な業務もノーコードで自動化できるYoomの使い方や魅力をわかりやすくご紹介します。
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従来のRPAでは単純な繰り返し作業しか自動化できず、その設定作業はとても複雑なものでした。
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