Outlook・AI OCR・Microsoft Teamと適格請求書発行事業者公表システムの連携イメージ
アプリ同士の連携方法

2025/01/24

Outlookが領収書を受信したらAI OCRで読み取って、適格請求書発行事業者公表システムで事業者の登録有無を確認しMicrosoft Teamsに通知する方法

r.suzuki

経理業務において、領収書の処理は時間と手間がかかる作業の一つです。
特に適格請求書制度への対応や登録番号の確認は、正確性が求められます。
そこで今回は、Outlookで領収書を受信したらAI OCRで自動読み取りし、適格請求書発行事業者公表システムで事業者の登録有無を確認し、Microsoft Teamsに通知する方法をご紹介します。
これにより、業務効率化とミスの削減を図り、チーム全体での情報共有の強化が期待できます。
このブログでは、ノーコードで連携する方法も解説します。
ツールの連携や業務の自動化を検討しているかたはぜひ参考にしてください。

こんな方におすすめ

  • 適格請求書制度への対応を効率化したい方
  • Microsoft Teamsを利用してコミュニケーションをとっている方
  • 手作業による人的ミスやトラブルを防ぎたい方
  • 日常的にOutlookを利用している方

Outlook、Microsoft Teams、適格請求書発行事業者公表システムを連携するメリットと具体例

メリット1:手作業の削減による業務負荷軽減

業務プロセスの自動化により、領収書の登録番号確認やデータ入力の手間を大幅に削減できます。
これにより、従業員は煩雑な単純作業に時間を取られることなく、より戦略的な業務やクリエイティブな業務への集中が見込めます。
例えば、経理担当者が領収書処理に費やす時間を大幅に短縮でき、残りの時間を他の重要な財務分析や予算編成に使うことが可能になります。
そのため、業務全体の効率が向上し、従業員の生産性が上がり、組織全体のパフォーマンスにも良い影響を与えることが期待できます。

メリット2:ミス防止とプロセスの精度向上

登録番号の確認をシステム化することで、人為的なミスを最小限に抑えることができます。
特に適格請求書制度に対応する際、手作業での番号の誤入力や確認漏れといったリスクを減らせるため、正確な経理処理が見込めます。
例えば、新規取引先の登録番号確認時に、この仕組みが導入されれば、担当者が手動で確認漏れを心配することなく、常に正確なデータを扱うことが可能になります。
このように、自動化されたプロセスにより、確認ミスを防ぎ、業務の精度向上が期待できます。

メリット3:チーム全体でのスムーズな情報共有

Microsoft Teamsを活用することで、登録確認の結果をチーム全体に素早く共有できます。
この仕組みにより、チームメンバー全員が最新の情報を素早く把握し、迅速な意思決定と対応が見込めます。
例えば、登録未済の取引先がある場合、システムがその情報を自動的にMicrosoft Teamsに通知し、関係者はスピーディーに状況を確認できます。
これにより、確認作業後の遅延を防ぎ、速やかに対応策を協議・実行できるため、業務スピードの向上が期待できます。
さらに、チームメンバー間での情報の共有漏れが防止でき、円滑なコミュニケーションが見込めます。

ここからは、Yoomのテンプレート【Outlookで受信した領収書から登録番号を読み取り、適格請求書発行事業者公表システムで事業者の登録有無を確認しMicrosoft Teamsに通知する】という連携フローを使って設定をしていきます。 

[Yoomとは]

Outlookが領収書を受信したらAI OCRで読み取って、適格請求書発行事業者公表システムで事業者の登録有無を確認し、Microsoft Teamsに通知する方法

Outlookが領収書を受信したら、AI OCRを用いて内容を読み取り、適格請求書発行事業者公表システムで事業者の登録有無を確認し、Microsoft Teamsに通知できます。
Yoomを使えば、プログラミング知識がなくても簡単に自動化できます。

今回の連携フローの手順は大きく分けて以下の通りです

  • OutlookとMicrosoft Teams、適格請求書発行事業者公表システムをマイアプリ連携
  • テンプレートをコピー
  • トリガー、アクションの設定
  • 最後にトリガーが起動するかを確認

事前準備

1)まずはじめにYoomの公式サイトにアクセスし、アカウントを作成してください。
Yoomのアカウント発行ページ
アカウントを取得している場合は、ログインしてください。

ステップ1:OutlookとMicrosoft Teams、適格請求書発行事業者公表システムをマイアプリ連携

1)Yoomのアカウントにログインしたら、次に使用するアプリを登録します。
「マイアプリ」をクリックし、「新規接続」を選択してください。


2)Yoomで接続可能なアプリ一覧が表示され、検索窓から1つずつアプリを検索します。

Outlookを選択できたら、使用するアカウントでログインしてください。


同様にMicrosoft Teamsを選択したら、使用するアカウントでログインしてください。
詳しくはこちらをご確認ください。
Microsoft365サービス群におけるマイアプリ登録手順と注意事項 | Yoomヘルプセンター

同様に適格請求書発行事業者公表システムを選択できたら、アカウント名は管理用の任意の名称を、アクセストークンには「yoom」と入力し、「追加」をクリックします。

3)登録が完了すると、マイアプリにアイコンが表示されます。
登録したアプリのアイコンが正しく表示されているかを確認してください。

ステップ2:テンプレートをコピー

こちらのバナーをクリックします。

1)最初に「このテンプレートを試す」というアイコンをクリックしてください。

2) 以下の確認画面が表示されますので、「OK」をクリックしてください。

この画面が表示されたら、コピーが正常に完了しています。

その後は、タイトルや詳細をクリックして編集できます。
右側に「!」アイコンが表示されますので、順番にクリックしてオペレーションを設定します。
テンプレートは「マイプロジェクト」に保存されます。

ステップ3:トリガーを設定

「アプリトリガー メールを受信したら」をクリックします。

ステップ4:Outlookのアクション1を設定

1) アクションは「メールを受信したら」を選択して、「次へ」をクリックします。


2) トリガーの起動間隔を選択してください。
トリガーの起動間隔は契約プランに応じて異なります。
各プランの内容についてはこちらを参考にしてください。
メールフォルダIDは候補から選択できます。
各プランの機能制限や使用上限の一覧 | Yoomヘルプセンター (intercom.help)
完了したら「テスト」をクリックし、テスト成功後「保存」をクリックします。


ステップ5:Outlookのアクション2を設定

1) フローに戻り、「アプリと連携する メールの添付ファイルの情報を取得する」のアイコンをクリックします。

2) アクションは「メールの添付ファイルの情報を取得する」を選択し、「次へ」をクリックします。

3)必須事項を入力します。

ステップ4のOutlookで取得したアウトプット情報を活用して入力できます。

必要に応じて候補から選択し、入力が完了したら「保存」します。

ステップ6:Outlookのアクション3を設定

1) フローに戻り、「アプリと連携する メールの添付ファイルをダウンロード」のアイコンをクリックします。


2)
アクションは「メールの添付ファイルをダウンロード」を選択して、「次へ」をクリックします。



3)必須事項を入力します。

ステップ5のOutlookで取得したアウトプット情報を活用して入力できます。

必要に応じて候補から選択し、入力が完了したら「保存」します。


ステップ7:AIオペレーションを設定

1) フローに戻り、「アプリと連携する 画像・PDFから文字を読み取る」のアイコンをクリックします。
※AIオペレーションはチームプラン・サクセスプランでのみご利用いただける機能となっております。
フリープラン・ミニプランの場合は設定しているフローボットのオペレーションはエラーとなりますので、ご注意ください。
※チームプランやサクセスプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。
無料トライアル中には制限対象のアプリやAI機能(オペレーション)を使用することができます。

2) アクションは「画像・PDFから文字を読み取る」を選択し、「次へ」をクリックします。


3)
事項を入力します。
ファイルの添付方法は「ファイルをアップロード」選択し、追加で抽出したい項目は「登録番号」と記載します。
完了したら「テスト」をクリックし、テスト成功後「保存」をクリックします。

ステップ8:適格請求書発行事業者公表システムのアクションを設定

1) フローに戻り、「アプリと連携する 登録番号から公表情報を取得」のアイコンをクリックします。

2) アクションは「登録番号から公表情報を取得」を選択して、「次へ」をクリックします。


2) 必須事項を入力します。
AIオペレーションで取得したアウトプット情報を活用して入力できます。
候補から選択し、入力が完了したら「保存」します。


ステップ9:分岐を設定

1) フローに戻り、「分岐 コマンドオペレーション」のアイコンをクリックします。

2) 分岐対象のアウトプットのオペレーションは「登録番号から公開情報を取得」、アウトプットは「登録番号」を選択し、分岐条件が「登録番号 アウトプットがからではない」になっていることを確認して「保存」をクリックします。
※分岐はミニプラン以上のプランでご利用いただける機能(オペレーション)となっております。
フリープランの場合は設定しているフローボットのオペレーションはエラーとなりますので、ご注意ください。
※ミニプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。
無料トライアル中には制限対象のアプリや機能(オペレーション)を使用することができます。

ステップ10:Microsoft Teamsを設定

1) フローに戻り、「アプリと連携する チャンネルにメッセージを送る」のアイコンをクリックします。

2) アクションは「チャンネルにメッセージを送る」を選択し、「次へ」をクリックします。

3)必須事項を入力します。

アウトプット情報を活用して入力できます。
候補から選択し、入力が完了したら「保存」します。


これで【Outlookで受信した領収書から登録番号を読み取り、適格請求書発行事業者公表システムで事業者の登録有無を確認しMicrosoft Teamsに通知する】というフローが完成です。

ステップ11: テストと確認

設定が完了すると、以下のような表示が出てくるので、「トリガーをON」をクリックします。
フローボットを起動し、正しく動作するか確認してください。

今回使用したテンプレートはこちら 

適格請求書発行事業者公表システムを使ったその他の自動化例

他にも適格請求書発行事業者公表システムを使った自動化の例がYoomにはたくさんあるので、いくつか紹介します。

1.kintoneでステータスが更新されたら、適格請求書発行事業者の登録有無を自動で確認する
このテンプレートは、kintoneでステータスが更新された際に、適格請求書発行事業者公表システムで登録有無を自動確認する仕組みです。
例えば、経理部の「請求管理課」が請求書を確認する際、手動での調査を省略できます。
これにより業務効率が向上し、入力ミスや確認漏れの防止が見込めます。
また適正な経理処理を支援し、素早いデータ連携でスムーズな業務プロセスをが期待できます。

2.Gmailで受信した領収書から登録番号を読み取り、適格請求書発行事業者公表システムで事業者の登録有無を確認しLINE WORKSに通知する
このテンプレートは、Gmailで受信した領収書から登録番号を自動抽出し、適格請求書発行事業者公表システムで登録の有無を確認、結果をLINE WORKSで経理部門に通知する仕組みです。
経理部門の「経費管理課」が迅速に確認作業を行えるため、業務効率化や人的ミスの削減が見込めます。
また、登録漏れによる税務リスクを回避し、適正な経費処理をサポートします。

3.Airtableで取引先が登録されたら、適格請求書発行事業者の登録有無を自動で確認する
このテンプレートは、Airtableに新しい取引先が登録されると、適格請求書発行事業者公表システムで登録有無を自動確認し、Slackチャンネルに結果を通知する仕組みです。
手作業を減らし、確認漏れや入力ミスの防止が見込めます。
これにより、業務効率化だけでなく、迅速な情報共有が可能となり、取引先対応のスピードアップも期待できます。

まとめ

今回はOutlookで受信した領収書から登録番号を読み取り、適格請求書発行事業者公表システムで事業者の登録有無を確認しMicrosoft Teamsに通知する方法をご紹介しました。
この自動化により、手作業を削減し、業務負荷を軽減するだけでなく、ミスの防止やプロセスの精度向上も期待できます。
また、チーム全体でスムーズに情報共有できるため、迅速な意思決定や対応が見込めます。
さらに、Yoomのノーコードテンプレートを使用すれば、専門的な知識なしでこれらの自動化が実現できるため、誰でも簡単に導入できます。
今後の業務効率化を図りたい方は、ぜひこの方法を参考にして、実際に取り入れてみてください。

この記事を書いた人
r.suzuki
人材が限られる地方の中小企業で業務の効率化を日々模索していたところ、Yoomと出会いました。 こうだったらいいなとなにげなく考えていたことがYoomを導入することで、こんなにも効率化できるんだ!と感動。 システムやプログラミングの知識や経験がない私でも、業務が大きくかわったので、同じように感じているたくさんの方々へ共有できたらと執筆しています。
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