OutlookとZoomの連携イメージ
アプリ同士の連携方法

2025-04-30

【プログラミング不要】OutlookのデータをZoomに自動的に連携する方法

r.suzuki

Zoomを活用したオンラインミーティングを頻繁に開催している場合、ミーティングを作成して参加者1人ずつに招待メールを送信する必要がありますよね。これ、意外と手間がかかりませんか?
他、カレンダーツールへ予定を登録したり、メッセージツールで共有したりなど、ミーティングを開催する際は細かいタスクが増えがちですよね。

<span class="mark-yellow">今回はこのような手間を回避すべくOutlookとZoomのAPI連携術を解説します!</span>API連携をすることでミーティングの自動作成&通知以外にも、CRMのリードの登録と連動させたり、議事録の作成を自動化することも可能です!これらが実現できれば、業務の効率がグッと上がるかもしれません。

手順については画像付きで詳しく解説しています。よりスマートな働き方を目指すためにも、自動化を体験しましょう!

とにかく早く試したい方へ

フローボットテンプレートを活用することでOutlookとZoomの連携を素早く実現できます。今すぐ試したい方は以下よりバナーをクリックしてスタートしましょう!

OutlookとZoomを連携してできること

OutlookとZoomのAPIを連携すれば、OutlookのデータをZoomに自動的に連携することが可能です!
例えば、下記のようなデータ連携を人の手を介さず、自動的に実施することができます。

Outlookで予定が作成されたらZoomミーティングを作成しリンクをOutlookに追加する

Outlookで新しい予定が作成されると自動的にZoomミーティングを作成し、会議リンクをOutlookの予定に追加するフローです。これにより手動でのリンク作成やスケジュール調整が不要になります。参加者には素早く会議リンクが共有され、オンラインミーティングの準備がスムーズに進む可能性が高まるでしょう。時間を節約し、スムーズな会議進行が期待できます。

OutlookとZoomの連携フローを作ってみよう 

それでは、さっそく実際にOutlookとZoomを連携したフローを作成してみましょう!

今回はYoomを使用して、ノーコードでOutlookとZoomの連携を進めていきますので、もしまだYoomのアカウントをお持ちでない場合は、Yoomの登録フォームからアカウントを発行してください。

[Yoomとは]

今回はOutlookで予定が作成されたら、Zoomミーティングを作成して会議リンクをOutlookに追加するフローボットを作成していきます!

作成の流れは大きく分けて以下の通りです。

  • OutlookとZoomをマイアプリ連携
  • テンプレートをコピーする
  • Outlookのトリガー設定およびZoomのアクション設定
  • トリガーをONに設定しフロー稼働の準備完了

ステップ1:OutlookとZoomをマイアプリ連携

0)Zoomのマイアプリ登録にはClient IDとClient secretが必要です。
まずはZoom App Marketplaceでアプリ登録をします。
こちらのページにアクセスし、ログイン(サインイン)してください。
詳しい内容はこちらを参考にしてください。
Zoom(OAuth)およびZoom Phoneのマイアプリ登録方法 | Yoomヘルプセンター

1)Yoomのアカウントにログインしたら、次に使用するアプリを登録します。
「マイアプリ」をクリックし、「新規接続」を選択してください。


2)Yoomで接続可能なアプリ一覧が表示され、検索窓から1つずつアプリを検索します。


Zoom(OAuth)を選択できたら、事前に取得したClient IDとClient secretを入力し、「追加」をクリックします。

Outlookを選択できたら使用するアカウントでログインしてください。詳しくはこちらをご確認ください。
Microsoft365サービス群におけるマイアプリ登録手順と注意事項 | Yoomヘルプセンター

3)登録が完了すると、マイアプリにアイコンが表示されます。
登録したアプリのアイコンが表示されるか確認してください。

ステップ2:テンプレートをコピー

さてここからは、テンプレートを使って解説します。はじめにこちらのバナーをクリックしてください。

1)最初に「このテンプレートを試す」というアイコンをクリックしてください。

2) 以下の確認画面が表示されますので、「OK」をクリックします。

以下のように表示されたら、テンプレートのコピーができています。
タイトルや詳細はクリックすることで編集可能です。


また、コピーしたテンプレートはマイプロジェクトに保存されているので、マイプロジェクトからも開くことができます。

ステップ3:トリガーを設定

右に「!」が表示されているアイコンを上から順番にクリックし、オペレーションを設定します。
まずは「アプリトリガー カレンダーにイベントが登録されたら」をクリックしてみましょう!

ステップ4:Outlookのアクションを設定

1) アクションは「カレンダーにイベントが登録されたら」を選択して、「次へ」をクリックします。

2)トリガーの起動間隔を選択し、必須項目を入力します。
トリガーの起動間隔は契約プランに応じて異なります。
各プランの内容についてはこちらを参考にしてください。
各プランの機能制限や使用上限の一覧 | Yoomヘルプセンター


なお、ユーザーIDはボックスをクリックすることで選択可能です。


設定後、「テスト」をクリックします。
テスト完了後、「保存」をしましょう。

ステップ5:分岐を設定

1) フローに戻り、「分岐 Zoomの利用有無で分岐」のアイコンをクリックします。
※分岐はミニプラン以上のプランでご利用いただける機能(オペレーション)となっております。
フリープランの場合は設定しているフローボットのオペレーションはエラーとなりますので、ご注意ください。

※ミニプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。
無料トライアル中には制限対象のアプリや機能(オペレーション)を使用することができます。



2) 分岐対象のアウトプットのオペレーションは「カレンダーにイベントが登録されたら」、アウトプットは「タイトル」を選択し、分岐条件が「タイトル」「値を含む」「Zoom」になっていることを確認して「保存」をクリックします。

ステップ6:日時形式の変更設定

1) フローに戻り、「日付・日時形式の変換」のアイコンをクリックします。


2) アクションは「日付・日時形式の変換」を選択して、必須項目を入力します。

入力にはアウトプット情報を活用して入力できます。
候補から選択し、入力が完了したら、「テスト」をクリックします。
テスト完了後、「保存」します。

ステップ7:AIオペレーションを設定

1) フローに戻り、「テキストからデータを抽出する」のアイコンをクリックします。

2) 変換タイプは「3,500文字以内のデータからテキストを抽出(2タスク)」を選択して、「次へ」をクリックします。

4)必須項目を入力します。

対象のテキストはアウトプット情報を活用して入力できます。
候補から選択し、入力が完了したら、「テスト」をクリックし、テスト完了後、「保存」します。

なお、テンプレートを活用しているため設定は既に完了しています。

ステップ8:Zoomのアクションを設定

1) フローに戻り、「アプリと連携する ミーティングを作成」のアイコンをクリックします。


2) アクションは「ミーティングを作成」を選択して、「次へ」をクリックします。

4)必須項目を入力します。


トピックの入力にはアウトプット情報を活用して入力できます。
必要に応じて候補から選択し、入力します。

メールアドレスはボックス下部の補足の通りに入力しましょう。
入力が完了したら、「テスト」をクリックし、テスト完了後、「保存」します。

ステップ9:Outlookのアクションを設定

1) フローに戻り、「アプリと連携する 会議リンクを追加する」のアイコンをクリックします。

2) アクションは「会議リンクを追加する」を選択して、「次へ」をクリックします。

4)必須項目を入力します。


入力にはアウトプット情報を活用して入力できます。
必要に応じて候補から選択し、入力します。
入力が完了したら、「テスト」をクリックし、テスト完了後、「保存」します。

これで【Outlookで予定が作成されたら、Zoomミーティングを作成して会議リンクをOutlookに追加する】というフローが完成です。

ステップ10:テストと確認

設定が完了すると、以下のような表示が出てくるので、「トリガーをON」をクリックします。
フローボットを起動し、正しく動作するか確認してください。

Zoomの情報をOutlookに連携したい場合 

今回はOutlookで予定が作成されたら、Zoomミーティングを作成して会議リンクをOutlookに追加する方法をご紹介しましたが、逆にZoomの情報をOutlookに通知したい場合は、下記のテンプレートも併せてご利用ください。

Zoomウェビナー終了後、Outlookでフォローメールを自動送信する

Zoomウェビナーが終了すると、自動的にOutlookから参加者へフォローメールを送信するフローです。ウェビナー後の迅速なフォローアップが見込め、参加者に再度内容を確認する機会を提供することで、参加者の関心を維持できるかもしれません。

Zoomウェビナー終了後、Outlookで録画リンクを自動送信する

Zoomウェビナーが終了すると、自動的にOutlookから参加者へ録画リンクを送信するフローです。見逃した参加者へのフォローアップや、参加者が内容を再度確認できるようになります。これにより、ウェビナーの内容をより深く理解してもらう助けになり、参加者との関係強化が期待できます。

OutlookやZoomのAPIを使ったその他の自動化例

OutlookやZoomのAPIを活用すれば、様々な自動化の実現が可能です!
例えば以下のような自動化はいかがでしょうか。

Outlookを使った自動化例

メッセージの格納や別のメッセージツールへの通知、クラウドストレージへの自動保存が導入できます!自動化することで手作業が不要になり、スムーズな仕事をサポート可能です。

Zoomを使った自動化例

リードの追加に連動してZoom会議を自動作成&送付可能です。他、参加者の取得や録画保存、ミーティングの予定を通知することもできます!

終わりに

API連携を活用することで手動でZoomミーティングを作成する必要や、参加者への通知の手間を省くことが可能になったり、カレンダーとの連携や各CRMツールとの同期などが実現できます!
他、Yoomは多くのアプリ同士の連携ができるため、ZoomとOutlookの連携以外にも、業務内容のニーズに合わせて実用的な自動化を簡単に導入できるでしょう。

業務効率を向上させるためには、小さな手間を省くことが重要です。日々どのような作業を手動で行っているか思い浮かべながら、ぜひYoomをチェックしてみてくださいね。

<span class="mark-yellow">何よりもアプリ連携初心者の方でも操作がしやすいため、今まで自動化の導入をあきらめていた方でも気軽にお試しいただけます!</span>
今すぐYoomに登録して自動化を導入しましょう!

この記事を書いた人
r.suzuki
人材が限られる地方の中小企業で業務の効率化を日々模索していたところ、Yoomと出会いました。 こうだったらいいなとなにげなく考えていたことがYoomを導入することで、こんなにも効率化できるんだ!と感動。 システムやプログラミングの知識や経験がない私でも、業務が大きくかわったので、同じように感じているたくさんの方々へ共有できたらと執筆しています。
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