NotebookLMを使った専門書籍要約と情報整理の実務活用事例
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NotebookLMを使った専門書籍要約と情報整理の実務活用事例
自動化のアイデア

2026-01-27

NotebookLMを使った専門書籍要約と情報整理の実務活用事例

Kanade Nohara
Kanade Nohara

情報があふれる現代のビジネスシーンにおいて、資料作成の効率化は多くの担当者が抱える課題です。「リサーチに時間がかかる」「要約が手作業で大変」「AIを使いたいがもっともらしい誤情報(ハルシネーション)が怖いといった悩みを抱えていませんか?

本記事では、Googleが提供するAIリサーチ・執筆アシスタント「NotebookLM」に焦点を当てます。特に、スライド作成能力や、ユーザー独自の資料のみを学習データとする信頼性の高さについて、実務での活用可能性を検証します。

本当にNotebookLMを使えば、資料作成の下準備を短縮できるのか?その実力を紐解いていきます。

✍️そもそもNotebookLMとは?

本記事の想定読者

本記事は、以下のような方を想定して執筆しています。

  • 企画書やレポートを作成しており、情報収集と整理にかかる時間を削減したいと考えている方。
  • 社内ドキュメントや確実なソースのみに基づいた、信頼性の高いアウトプットを求めている方。
  • NotebookLMの具体的な活用方法を知りたい方

NotebookLMとは

NotebookLMは、Googleが提供するAIを活用したリサーチおよび執筆アシスタントツールです。最大の特徴は、一般的な大規模言語モデル(LLM)とは異なり、ユーザーがアップロードしたドキュメント(PDF、Googleドキュメント、URLなど)のみを情報源(ソース)として回答を生成する点にあります。

〈主な特徴と強み〉

  • 高い信頼性(グラウンディング):
    インターネット上の不確かな情報を含まず、指定した資料に基づいて回答するため、AI特有の「ハルシネーション」を極めて低く抑えられます。また、回答には必ず参照元の引用(脚注)が付くため、事実確認が容易です。
  • 卓越した構成・構造化能力:
    断片的なメモや膨大な資料から、「背景→課題→解決策」といった論理的なストーリーラインを組み立てる能力に長けています。資料作成の「0から1」の工程、つまり「たたき台」を作るのに最適です。
  • 多様なアウトプット形式:
    テキストによる要約や回答だけでなく、ポッドキャスト風の「音声概要」や、資料の骨組みを視覚化した「スライド」「インフォグラフィック」の自動生成が可能です。

一方で、生成されたスライドやインフォグラフィックはPDFやPNG形式で出力されるため、ツール上で直接デザインを修正できないといった「編集の柔軟性」には課題があります。
そのため、「完成品を作るツール」ではなく「思考を整理し、ドラフトを作成するエンジン」としての活用が推奨されています。
〈料金〉

  • 無料
  • 有料プラン:¥2,900/月(Google AI Proプランに含まれる形でNotebookLMの上位機能が利用できます。

⭐資料作成は自動化ツールYoomでも使える!

👉Yoomとは?ノーコードで業務自動化につながる!
NotebookLMで作成した資料の構成案やドラフトは、Yoomを使うことでその後の業務フローまでスムーズに自動化できます。たとえば、フォームで受け取った情報をもとにAIが資料を作成し、そのままGmailで自動送信したり、Slackに投稿された内容をAIで資料化してOneDriveへ格納したりといった活用が可能です。
AIで整理・作成したアウトプットを、実務で使える形まで一気につなげられる点は、資料作成や共有にかかる手間を大きく削減してくれます。関連する自動化テンプレートは以下から確認できます。

■概要
「フォームの情報をもとに、AIで資料を作成してGmailで送信する」ワークフローは、入力されたフォームデータを活用して自動的に資料を生成し、Gmailを通じて関係者に送信する業務ワークフローです。
手作業で行っていた資料作成をAIによって効率化し、時間と労力を削減します。

■このテンプレートをおすすめする方
・フォーム入力後の資料作成に時間を取られているビジネスパーソンの方
・AIを活用して業務の効率化を目指している企業の担当者
・複数のSaaSアプリを利用しており、データ連携に課題を感じている方
・手動でのメール送信作業を自動化したいGmailユーザー
・業務フローの標準化を図り、ミスを減らしたいチームリーダー

■注意事項
・Googleドキュメント、GmailのそれぞれとYoomを連携してください。
・ダウンロード可能なファイル容量は最大300MBまでです。アプリの仕様によっては300MB未満になる可能性があるので、ご注意ください。
・トリガー、各オペレーションでの取り扱い可能なファイル容量の詳細は下記をご参照ください。
 https://intercom.help/yoom/ja/articles/9413924
・事前に書類の雛形を作成しておいてください。作成方法の詳細については、下記をご参照ください。
 https://intercom.help/yoom/ja/articles/8237765

■概要
「Slackの投稿内容をもとに資料を自動作成してOneDriveに格納する」フローを利用すると、Slackで投稿した内容から自動的に資料が作成されます。
作成された資料は自動でOneDriveに保存されるため、保管作業の手間を減らせます。

■このテンプレートをおすすめする方
・Slackで情報共有や業務連絡を行っている方
・社内ナレッジやミーティング記録を効率よく資料化したいと考えている方
・投稿内容をOneDrive上に整理して保存する手間を減らしたい方
・資料作成やファイル管理をよりスピーディに行いたい方
・日々のSlack投稿から議事録やまとめ資料を短時間で作成したい方

■注意事項
・Slack、Googleドキュメント、OneDriveのそれぞれとYoomを連携してください。
・トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。
・プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。
・Microsoft365(旧Office365)には、家庭向けプランと一般法人向けプラン(Microsoft365 Business)があり、一般法人向けプランに加入していない場合には認証に失敗する可能性があります。

🤔NotebookLMを実際に使ってみた!

ここでは、実際にNotebookLMの実力を検証してみます!

実際の検証内容や検証項目などについて、解説していきます。

〈検証内容〉

今回は、検証①検証②の2つに分けて検証をしてみました!

検証①:複数の社内資料から新規プロジェクトの企画書ドラフトを作成

【検証項目】

以下の項目で、検証していきます!

検証②:難解な専門書籍・論文の要約と理解

【検証項目】

以下の項目で、検証していきます!

〈検証目的〉

  • 検証①:
    NotebookLMが異なる形式(PDF・テキスト)の複数ソースから情報を抽出し、矛盾なく一つの論理的な企画書として統合できるかを確認することです。
    特に、過去の市場データと直近の会議メモという、時間軸や粒度が異なる情報を組み合わせ、新規事業のストーリーとして再構成する「情報の取捨選択」と「論理構築力」の精度を評価します。また、スライド構成への変換が実務で即戦力となるレベルかを見極めます。
  • 検証②:
    大規模言語モデル(LLM)の強みである長文処理能力を活かし、難解な専門論文の内容を「正確性」を維持したまま、いかに平易な表現で構造化できるかを検証することです。
    特に、専門用語の解説精度や、文脈を無視したハルシネーション(もっともらしい嘘)の有無をソース引用機能で確認し、信頼性を評価します。さらに、音声概要機能を活用した多角的な理解支援が、情報共有の効率化に寄与するかを判断します。

〈使用ツール〉

NotebookLM(無料プラン)

🔍検証①:複数の社内資料から新規プロジェクトの企画書ドラフトを作成

ここからは、実際に検証した内容とその手順を解説します。

まずは実際の検証手順のあとに、それぞれの検証項目について紹介していきます!

〈検証方法〉

NotebookLMを用いて、3点の市場調査レポート(PDF)と1点の会議メモ(テキスト)をソースに、ターゲット・課題・解決策・収益モデルを網羅した「新規事業企画書の構成案(スライド5枚分)」を自動生成します。
複数の異なるソースから情報を正確に抽出し、一貫性のあるビジネスストーリーとして再構成できるかの回答精度と、そのままプレゼン資料の叩き台として利用できる実用レベルを検証します。

〈想定シーン〉

過去の市場調査レポート(PDF)と会議のメモ(テキスト)を元に、新規事業のプレゼン構成案とスライドの下書きを作成する。

〈検証手順〉

ログイン後、表示される画面で「ノートブックを新規作成」をクリックします。
「ファイルをアップロード」を選択して、PDFとテキストメモを読み込ませ、プロンプトを入力したら送信します。

1分以内でできました!PDFの読み込みには、1分ほどかかりました。

実行結果は以下のものとなりました。

【結果】