2024/11/28
自動化のアイデア

【楽楽明細 API】各種アプリとの連携方法から活用事例まで徹底解説。

e.koyama
楽楽明細のAPI活用イメージ

目次

楽楽明細 APIでできること

楽楽明細 APIを利用することで、会社の基幹システムや販売管理システムなどの他のアプリとAPI連携を行い、データ連携を自動化できます。CSVまたはPDF形式による請求書や納品書などの帳票データの連携はもちろん、顧客情報の連携も可能です。

帳票データは、自社システムや販売管理システム、データベースなどの他アプリに保存されたCSVファイルを楽楽明細にアップロードして一括取り込みできます。なお、請求書データがPDF化されている場合は、そのままアップロードすることも可能です。また、逆に、楽楽明細で発行した帳票の情報を取得し、他のアプリに同期させることもできます。

顧客データも帳票データと同様に、楽楽明細にCSVファイルを一括取り込みできます。また、登録した請求先などの顧客データを削除したり、楽楽明細から顧客情報を取得して他のアプリに同期させたりすることができます。

楽楽明細 APIの利用方法

今回はYoomというサービスを利用して、ノーコードで楽楽明細 APIを利用していきます。

[Yoomとは]

すでにYoomを利用している方は、ログインしておきましょう。

楽楽明細をYoomと接続する方法

マイアプリ連携の設定

1. 左メニューの「マイアプリ」を選択後、画面右の「+ 新規接続」をクリックします。

2. マイアプリの新規接続の候補から楽楽明細を選択します。
 ※検索窓にアプリ名を入力すると、候補を絞り込めます。

3. アカウント名・アクセストークン・ドメイン・アカウントを入力し、「追加」をクリックします。
 ※アクセストークン欄には、下図の青色下線部の手順を参考にしてAPIトークンを発行し、その値を入力してください。

以上で連携は完了です。楽楽明細が提供しているAPIをYoomから利用することが可能になりました!

Yoomのテンプレートを利用して楽楽明細 APIをつかいこなそう!

Yoomには多くの「フローボットテンプレート」が用意されており、コピーするだけでフローボットを簡単に利用できます。フローボットの詳細は、以下の動画をご覧ください。

ここからは、実際の利用シーンやおすすめの職種ごとにテンプレートを紹介していきます。

楽楽明細 APIを利用して実現できる自動化の例

自動化したい、または、興味のあるテンプレートのバナーをクリックすると、それぞれの紹介ページにつながります。
すぐに設定を開始する場合は「試してみる」をクリックしてください。

1. 楽楽明細で発行した帳票の情報をデータベースに同期する

楽楽明細 APIを利用することで、楽楽明細で帳票が発行された際に、その情報をデータベースに自動同期できます。見積書の情報を営業活動の進捗管理や売上見込の予測分析に使ったり、請求書の情報を売上管理や請求管理に使ったりするなど、担当業務や利用目的に合わせた活用が可能です。

帳票発行後に手動で情報を転記する必要がなくなるため、作業時間の短縮、入力ミスや登録漏れといったヒューマンエラーの減少が期待できます。また、データ入力の手間が省けることで、営業担当者は商談などの営業活動に、経理担当者は売掛金管理などの経理業務に、それぞれ集中できるようになるでしょう。

データベースに情報を同期した後で、チャットツールでの通知も自動で行えます。帳票発行とデータ同期の完了確認、後続業務の指示、上長への報告など、宛先や通知文の設定を変えることで、さまざまな目的での利用が可能です。チームメンバーとの情報共有の迅速化や情報の把握漏れ防止が期待できます。

2. 楽楽明細で発行した帳票の情報をCRMやSFAに同期する

楽楽明細 APIを利用した帳票データの連携は、CRMやSFAのAPIと行うことも可能です。発行した帳票のデータを営業やカスタマーサポートで利用するシステムに自動反映させることで、顧客へのフォローアップを速やかに始められるでしょう。帳票データを顧客情報と紐づけて、営業の進捗管理や売上管理、問い合わせ対応などに活用できます。

例えば、請求書発行後すぐにカスタマーサポート担当者が顧客から問い合わせを受けた場合、経理担当者へ確認したり発行された書面を参照したりする手間を省き、CRMに同期された情報を利用することでスムーズな対応が可能となるでしょう。

3. 帳票データのCSVファイルを楽楽明細に同期する

CSV形式の帳票データを一括で楽楽明細に取り込むことも、楽楽明細 APIを利用すれば可能です。ここでは、kintoneで帳票データのCSVファイルを管理している場合に使えるテンプレートを2点紹介します。

まずは、kintoneのレコード更新時にファイルを取得し、楽楽明細に自動でアップロードするフローを紹介します。ファイルのダウンロードやアップロードを手動で行う必要がないため、作業時間の短縮や登録漏れの防止が期待できます。

次に、特定の日時にkintone内の帳票データのCSVファイルをダウンロードして、楽楽明細に一括でインポートするフローを紹介します。

※こちらのテンプレートは、ブラウザRPAオペレーションを利用したフローとなっています。

Yoomのスケジュールトリガーを使うことで、毎日や毎週、毎月などの決まったスケジュールで帳票データを楽楽明細に取り込むことができます。毎月固定された日に納品する注文の納品書や月末締めの請求書など、定期的に発行する帳票のデータをCSVで管理し、一括でインポートすることで、発行漏れの防止が図れるでしょう。

楽楽明細 APIの利用をおすすめしたい方

・請求業務を効率化したい経理担当の方
・帳票データを分析やレポート作成に活用したい方
・帳票発行後の情報共有や顧客へのフォローアップを迅速に行いたい方
・顧客情報の管理を効率化したいカスタマーサポート担当の方

まとめ

楽楽明細 APIを利用してできることや他のアプリのAPIとの連携方法、活用事例を紹介しました。楽楽明細と他のアプリとのAPI連携による帳票や顧客のデータ同期を活用して、請求管理や営業、カスタマーサポートの業務効率化を図りましょう。帳票発行後のデータ同期により、作業時間の短縮や転記ミスの削減、フォローアップの迅速化、情報共有の精度向上といったメリットが期待できます。また、楽楽明細へのデータ一括インポートによって、帳票の発行漏れ防止も見込めるでしょう。Yoomを使えば、誰でも簡単に連携や自動化が可能です。この機会に、ぜひこちらから登録して設定を始めてみてください。

この記事を書いた人
e.koyama
これまで専門商社やEC業界で事務を経験してきました。 担当した業務は営業事務や経理、総務、人事、法務など多岐に渡ります。 個々の作業の効率化には取り組みましたが、各種のサポートツールやYoomを使えばより便利に業務が進められたのに…と思っています。 業務経験を活かしたYoomの紹介記事を発信し、皆さんがスムーズに業務を進められるお手伝いができれば幸いです。
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