2024/10/17
アプリ同士の連携方法

【楽楽販売×Google 検索】企業情報の検索・要約・データ更新を自動化する方法

e.koyama

目次

企業情報の収集は、リードや顧客へのアプローチを的確に行うために重要といえます。新規の見込み顧客や新たな取引が始まる既存顧客に対し、相手の組織編成や事業展開、経営方針の最新情報を把握できていれば、戦略が練りやすくなり、提案の精度は向上するでしょう。

本記事では、楽楽販売のデータベースに企業情報が登録された際に、Google 検索の検索結果を要約し、楽楽販売のレコードを自動更新する方法を紹介します。この自動化により、情報収集やデータ更新の負担を軽減し、リードや顧客へのアプローチをスムーズに進めることができます。

楽楽販売とGoogle 検索を連携するメリット

営業活動において、楽楽販売とGoogle 検索を連携することで、次のようなメリットが得られます。

メリット1: 効率的な情報収集

企業情報の検索、検索結果の要約、データの更新の一連の流れを自動化することで、各作業の負担を軽減できます。これにより、営業担当者は資料作成や商談といった他の重要業務に時間を割けるようになります。また、リードや顧客の最新情報を迅速に把握できるため、それらの業務もスムーズに始められるでしょう。

メリット2: データの一元管理と信頼性の向上

企業情報の検索結果を楽楽販売に自動で反映できることで、データの二重入力や更新忘れを防止できます。検索した情報が楽楽販売のシステム上に集約されるため、データの信頼性向上が期待できるでしょう。正確な情報を基に各担当者が業務を行えば、各顧客への対応だけでなく、経営判断や業務計画の精度の向上にもつながるかもしれません。

これらのメリットを営業活動に活かすため、ぜひこの連携を試してみてください。Yoomを使えば簡単に設定できます。

[Yoomとは]

楽楽販売とGoogle 検索の連携フローの作り方

それでは、楽楽販売とGoogle 検索の連携と業務フローの自動化設定を行ってみましょう。

テンプレートを使って、「楽楽販売に追加されたキーワードで企業情報をGoogle 検索し、検索結果を要約して楽楽販売に更新する」業務フローの作成手順を紹介します。

※Yoomにおける楽楽販売との連携および要約を含むAIオペレーションは、一部有料プランでご利用いただけます。2週間の無料トライアルも提供中です。

はじめる前に

1. 楽楽販売において、API連携オプションの契約とYoomのIPアドレスの登録をしておいてください。

2. Yoomにログインしてください。

3. 以下の「試してみる」ボタンをクリックして、Yoomのテンプレートをコピーしてください。 

ステップ1: 楽楽販売とGoogle 検索のマイアプリ連携

※アプリ連携がお済みの場合は、ステップ2へ進んでください。

1. 左メニューの「マイアプリ」を選択し、画面右の「+ 新規接続」をクリックします。

2. マイアプリの新規接続一覧から、楽楽販売とGoogle 検索をそれぞれ選択し、アプリを連携してください。
 ※楽楽販売の連携には、アカウント名、アクセストークンの入力が必須です。トークンは下図の手順で生成してください。また、SSL クライアント認証を利用している場合、クライアント証明書ファイルおよびクライアント証明書ファイルパスワードも必要となります。


次は、マイプロジェクトにテンプレートコピーして、フローボットを作成していきます。
コピーがまだの場合は、フローボットテンプレートを下記よりコピーしてください。

1.バナーにカーソルを合わせ「詳細を見る」をクリック
2.移行したページの「このテンプレートを試す」をクリック
3.Yoomの登録を行う
※既に登録が完了している場合はログイン画面が表示されるので、ログインしましょう。

ステップ2: 楽楽販売にレコードが登録された時に起動するトリガーの設定

1. コピーしたテンプレートを開きます。
 ※下図の赤枠部分から任意のタイトルに変更できます。

2. フローボットの「アプリトリガー:レコードが登録されたら」をクリックします。

3. 「連携アカウントとアクションを選択」の設定を行います。
 必要に応じてタイトルを変更し、「次へ」をクリックします。

4. アプリトリガーのWebhookイベント受信設定を行います。
 指示手順と注意事項、こちらの記事【楽楽販売でhttp送信を実行し、Yoomのフローボットを起動する方法】を参考にして設定してください。

5. 「テスト」をクリックします。

6. テスト結果から、Google 検索に使う企業名などのアウトプットを取得します。
 こちらの記事【JSON PATHによるアウトプットの取得方法】を参考にしてください。

7. 「保存する」をクリックします。

ステップ3: Google 検索の検索結果を取得するアクションの設定

1. フローボットの「アプリと連携する:検索結果を取得」をクリックします。

2. 「連携アカウントとアクションを選択」の設定を行います。
 タイトルを必要に応じて変更し、「次へ」をクリックします。

3. API接続設定を行います。各項目の入力を行ってください。
 ※検索クエリには、ステップ2で取得した企業名などのアウトプット、および、企業情報を検索するためのキーワードを入力してください。単一キーワードでの検索よりも、複数のキーワードを組み合わせた検索の方が、正確な情報を取得しやすくなります。

 ※アウトプットの候補は、入力欄をクリックすると表示されます。ステップ2のアウトプット取得が成功している場合、アクション名と項目名が下図の候補に追加表示されます。そこから対象項目を選択してください。

4. 「テスト」をクリックします。

5. テストが成功したら、「保存する」をクリックします。

ステップ4: Google 検索で取得した検索結果を要約するアクションの設定

※要約におけるアクションの選択や条件設定はこちらを参考にしてください。

1. フローボットの「要約する:要約する」を選択します。

2. 「アクションを選択」の設定を行います。
 タイトル、アクションは必要に応じて変更してください。

3. 「次へ」をクリックします。

4.  詳細設定を行います。
 ・要約対象のテキスト:ステップ3で取得した検索結果のアウトプットを入力してください。下図では、「スニペットの一覧」としています。
 ・文字数、要約の条件:それぞれ必要な値や条件を入力してください。

※下図はアウトプットの参照例です。

5. 「テスト」をクリックします。

6. テストが成功したら、「保存する」をクリックします。

ステップ5: 楽楽販売のレコードを更新するアクションの設定

1. フローボットの「アプリと連携する:レコードを更新」をクリックします。

2. 「連携アカウントとアクションを選択」の設定を行います。
 タイトルを必要に応じて変更し、「次へ」をクリックします。

3. API接続設定を行います。各項目の選択・入力をしてください。
 ・「登録データ」の「ヘッダ項目のID」:検索結果を登録する項目のIDを入れてください。
 ・「登録データ」の「登録する値」:ステップ4で取得した要約結果のアウトプットを入力してください。
 ※他に更新したい項目がある場合、「+ 登録データを追加」をクリックして設定してください。

※下図はアウトプットの参照例です。

4. 「テスト」をクリックします。

5. テストが成功したら、「保存する」をクリックします。

最後に、保存したフローのトリガーを「ON」に切り替えると起動します。

以上で、「楽楽販売に追加されたキーワードで企業情報をGoogle 検索し、検索結果を要約して楽楽販売に更新する」フローの完成です。

楽楽販売・Google 検索を使ったその他の自動化例

他にも楽楽販売やGoogle 検索を使った自動化の例がYoomには多数あるため、いくつか紹介します。

1. @pocketに追加されたキーワードで口コミのGoogle 検索を行い、検索結果の要約をGoogle スプレッドシートに更新するフローです。消費者視点の意見収集を自動化することで、自社の商品・サービスの評価確認やマーケティング用の情報収集などにかかる作業時間を短縮できます。

2. kintoneでステータスが更新された際に、楽楽販売にレコードを登録するフローです。kintoneのステータス機能を使うことで、プロセスが特定の段階に進んだ時に、自動でレコードを登録できます。新規顧客に対する社内チェック完了や提案資料に対する責任者の承認などのタイミングで情報が登録されれば、後続処理がスムーズに進みます。

3. 楽楽販売で情報が登録された際に、Google カレンダーに予定を登録するフローです。タスクの期限がチームのカレンダーに自動で同期されると、プロジェクトの進行をチーム全体で把握できます。手作業に比べると、転記の手間やミスを減らすことができるでしょう。

まとめ

楽楽販売とGoogle 検索を連携することで、企業情報の検索、検索結果の要約、データ更新までを自動化できます。これにより、営業担当者の作業負担を軽減し、リードや顧客へのアプローチをスムーズに始めることができるでしょう。情報の一元管理によってデータの信頼性が高まれば、顧客対応だけでなく、経営判断や業務計画の精度向上も期待できます。Yoomを利用すれば、連携設定を簡単に行えるため、ぜひ試してみてください。

この記事を書いた人
e.koyama
これまで専門商社やEC業界で事務を経験してきました。 担当した業務は営業事務や経理、総務、人事、法務など多岐に渡ります。 個々の作業の効率化には取り組みましたが、各種のサポートツールやYoomを使えばより便利に業務が進められたのに…と思っています。 業務経験を活かしたYoomの紹介記事を発信し、皆さんがスムーズに業務を進められるお手伝いができれば幸いです。
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