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毎日同じ時間に特定のサイトの情報を取得したり、同じ時間に特定のサイトのデータをChatworkに送信しているのであれば、ブラウザRPAを活用したChatworkとの自動化がおすすめです。
ブラウザRPAを活用することで特定のサイトからデータを自動取得できるようになり、毎日のルーティンワークが簡略化できるかもしれません。
必要なデータを素早く取得・通知可能になる連携を導入して、日々の業務改善に役立ててみませんか?
ブラウザRPAとChatworkを活用した自動化により、毎日定めた時間に特定のサイトから情報を取得し、そのデータをChatworkに送信することが可能です。これにより毎日のルーティンワークが簡略化でき、時間の節約となることが見込まれます。
例えば、毎日出勤時に特定のサイトにアクセスし、必要な情報を収集した後にChatworkに送信していた場合は、このようなフローが全て自動化されます。
情報の収集だけではなくChatworkへの送信も自動的に完了されるため、作業にかかる時間を大幅に短縮できるかもしれません。
ブラウザRPAを活用してデータを収集するため、手動で収集した場合よりもデータの正確性が保てるかもしれません。
例えば、特定のデータを取得する際に誤ったコンテンツから収集してしまったり、タイピングミスなどにより間違った内容を共有してしまった経験はありませんか?
今回のようにRPAを活用すれば、指定した情報をそのまま取得可能なため、エラーが防止できる可能性が高まるでしょう。
結果として、Chatworkを介して正しい情報を共有しやすくなるはずです。
今回紹介する自動化は、毎日Webサイトの情報を取得してChatworkに通知するという内容になります。つまり、毎日設定した時間に一連のフローを自動でこなせるようになるため、休日であっても必要なデータを取得可能になります。
例えば、夜間や休日など、勤務時間外に情報収集を行いChatworkへ送信するというのは、本来不可能なはずです。本当は情報収集を休まず毎日したい…けれどもできないといった葛藤は、今回の自動化を取り入れることで解決できるかもしれません。
これにより、自分が対応できない場合であっても情報収集が可能になり、業務改善に繋がる可能性が高まるでしょう。
それではここからノーコードツールYoomを使って、「毎日Webサイトの情報を取得してChatworkに通知する」方法をご説明します。
[Yoomとは]
まず、YoomのブラウザRPA機能の操作で特定のサイトにアクセスし、指定した操作を実行することができます。
その後、ChatworkのAPIを用いてそのデータを取得し、指定したルームへ送信します。 尚、ブラウザ上で行える操作はデータの取得だけではなく、挿入やスクリーンショットの撮影なども可能です。
一般的に実現にはプログラミングの知識が必要ですが、ノーコードツールのYoomを用いることでプログラミング知識がなくても簡単に実現できます。
今回の連携フローは大きく分けて以下のプロセスの通りです。
・Chatworkをマイアプリ連携
・RPAのスケジュールを指定して特定のサイトでブラウザ操作を行う設定
・Chatworkの特定のルームに送信する設定
・トリガーボタンをONにして、YoomのブラウザRPAとChatwork連携動作を確認
まずはじめに、Yoomの登録を行いましょう。
Yoomは2週間のトライアルが可能です。実際に操作をして使用感を確かめることができます。

Yoomの登録完了後、左側にあるメニューから「マイアプリ」を選択してください。

次に、右上の新規接続ボタンをクリックします。
1.検索する

Chatworkを検索します。
2.Chatworkにログイン

ログイン画面が表示されます。
連携したいアカウントでログインを行いましょう。
3.許可を押す

内容を確認し、許可を押してください。

Yoomの画面に戻り、上記の表示が出たら連携完了です。
次に、今回使用するテンプレートをコピーしてください。
1.上のバナーの「詳細を見る」をクリック
2.移行した画面下部の「このテンプレートを試してみる」をクリック
3.Yoomの登録がまだの場合は、登録を行う
※既に登録が完了している場合はログイン画面が表示されるので、ログインしましょう。

フローボットのテンプレートが「マイプロジェクト」にコピーされると、上記の表示がされます。

画像のようなページに移行するので、詳細な設定を行っていきましょう。
1.マイプロジェクトを開く

画面左側のメニューから「マイプロジェクト」を開きましょう。
2.コピーしたテンプレートを開く
「【コピー】毎日Webサイトの情報を取得してChatworkに通知する」をクリックします。
3.アプリトリガーを選択

「指定したスケジュールになったら」をクリックします。
タイトルなどの設定は完了しているため、下へスクロールしてください。
4.トリガーの設定

毎日何時にRPAを起動するか設定を行います。
画像では、朝9時に起動する設定となっています。希望がある場合は任意で変更可能なため、Cron設定の設定方法を確認しながら指定してください。
設定が完了したら保存を押します。
続けてRPAの設定を行います。
5.ブラウザを操作する
※ブラウザ操作は一部有料プランでのみご利用いただけます。
※有料プランは2週間のトライアルを行うことが可能です。

「ブラウザを操作する」をクリックしてください。
タイトルなどの設定は完了しているため、下へスクロールしてください。
6.ブラウザ操作の設定

まずはどのようなサイトにアクセスするか設定しましょう。赤枠をクリックします。

アクション名は任意の名前を設定してください。

対象のURLにはアクセスするサイトのURLを記載しましょう。

設定が完了したら保存を押します。

次のアクションに関しては、テンプレートを使用しているため設定がされている状態です。

任意の内容に変更するため削除をし、+マークを押してブラウザで操作を指定をクリックします。
この先の詳細につきましてはブラウザを操作するオペレーション(RPA)内の「ブラウザを操作する」の設定方法などからご確認いただけます。
7.保存

設定ができたら保存を押しましょう。

※クリックしたい箇所や情報を入力したい箇所にカーソルを合わせ、クリックすると、「適用するアクション」が表示されます。実施したいアクションを選択し、「追加」をクリックすると、実際にシークレットブラウザ上で設定した内容が実施されます。
このように、クリック・情報を入力したい箇所にカーソルを当てる > クリックする > 適切なアクションを選択する > 設定内容を入力し追加をクリックするという手順を繰り返すことで指定したページの中で行いたいアクションを設定していきましょう。
1.アプリと連携する

Chatworkのアイコンの「Chatworkに通知する」を選択してください。次へを押します。
6.チャンネルIDの入力

チャンネルが一覧表示されるので、クリックして挿入しましょう。まずは取得したデータを送信したいチャンネルIDを設定しましょう。
ボックス下部の補足のとおりに入力してください。
7.メッセージの確認

Chatworkへ通知したいメッセージの内容を設定します。

今回は画像のように、既にデータ挿入の設定されているため、変更がなければこのままで問題ありません。変更する場合は文面のみ修正をしましょう。
8.テストの実行

メッセージの設定ができたら、下部にあるテストボタンを押してください。
青くテスト成功と表示がされれば設定は完了となります。保存を押しましょう。
9.トリガーをONにする

フローボットの作成が完了すると、上記のような表示がされます。トリガーは初期設定ではOFFの状態なので、ONにしましょう。
今回使用したフローボットテンプレート
毎日Webサイトの情報を取得してChatworkに通知する
他にも、RPAやChatwork使った自動化の例がYoomにはたくさんあるので、いくつか紹介します。
1.毎日、自社出品カテゴリの商品ランキングを自動取得しChatworkに通知する
自社の商品ランキングを送信することもできます。売れ行きを把握しやすくなるはずです。
2.Chatworkで特定のルームに投稿した内容をNotionのデータベースに追加する
今回のテンプレートを併用することで、特定のサイトから取得したデータを蓄積することもできます。
3.Chatworkで投稿された内容をGeminiのアシスタントを使って解析し、回答を再度Chatworkに更新する
生成AIを業務に活用しているのであれば、こちらのテンプレートを活用することで、Chatworkだけで質問と回答の取得が可能です。
今回のようにRPAを活用することで、今まで手動で行っていた作業が自動化可能となります。これにより、時間をかけて行っていた作業がスムーズに完了する可能性が高まるでしょう。
時間の短縮になるだけではなく業務負担の軽減にも繋がり、業務改善になるかもしれません。また、Chatworkを活用しているメンバーとの情報共有も素早く行えるはずです。自動化を導入すれば、業務の効率の向上が期待できるでしょう。
この機会にぜひ、Yoomを活用して自動化を導入し、お役立てください