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「商品ランキングを毎日チェックしているけれど、もっと効率的にできたら便利だな」「チーム全員で情報を共有するときに、どうしてもタイムラグが出てしまう…」こんなお悩みを感じている方も多いのではないでしょうか。
Webサイトから商品ランキングを自動で取得し、毎日決まった時間にMicrosoft Teamsへ通知する仕組みを導入すれば、こうした課題を解決できます。この仕組みにより、情報の管理がよりスムーズになり、トレンドを素早く把握したり、チーム内で迅速な意思決定を行ったりすることが可能です。
また当社が提供するフローボットテンプレートを活用すれば、プログラミングの知識がなくても簡単にこの仕組みを導入できます。本記事では、このフローボットのメリットや活用方法を詳しくご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
このフローボットは、以下のような方にぴったりです。
EC事業責任者、EC運営スタッフ、そしてチームリーダーの3つの役割に着目し、この自動化フローがそれぞれにどのような効果をもたらすのかを具体的にご紹介します。役割ごとの視点から、自動化がもたらすメリットをわかりやすくお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
この自動化フローは、ECサイト上の商品ランキングを毎日決まった時間に自動取得するため、必要な情報を手間なく把握できます。これにより、ランキング情報を元にした迅速かつ的確な販売戦略の立案が可能となります。
EC事業責任者にとって、毎日決まった時間にランキング情報が通知されることで、トレンドをタイムリーに把握する環境が整います。報告が定期的に上がることで、必要な情報をいつでも確認でき、迅速な経営判断につながります。たとえば、ランキング上位の商品を適切に追加仕入れし、旬の商品を活かした販促キャンペーンを企画・実施するなど、売上拡大に直結する戦略を考えることができます。また、販売状況の変化に基づいて的確な意思決定を行うことで、競合他社との差別化を図り、市場での優位性を高めることも可能です。
商品ランキングの取得作業を自動化することで、人の手で行う場合に発生しがちなタイムラグや作業ミスを防ぐことができます。この仕組みにより、毎日決まった時間に確実に情報が取得・共有されるため、情報を管理する手間や不安が解消されます。
EC運営スタッフにとって、ランキング取得作業が自動化されることで、これまで多くの時間を費やしていたルーティンワークから解放されます。その結果、在庫の確認や発注管理、新商品の掲載準備といった、人手が必要な業務や創意工夫が求められる作業に集中することができます。自動化は単に時間を削減するだけでなく、業務全体をよりスムーズに進めるためのサポートとなり、結果的に業務の進行や質の向上に寄与します。
Microsoft Teamsと連携した通知機能を活用することで毎日決まった時間に商品ランキング情報が自動で共有されます。これにより、チーム全体が同じ情報を同時に把握できるため、認識のズレを防ぎつつ、迅速な対応が可能になります。
チームリーダーやマネージャーにとって、商品ランキング情報が自動で共有されることでメンバー全員が同じタイミングで情報を受け取れる環境が整います。たとえば、ランキング下位の商品についてチーム内で原因を分析し、改善策を議論することで、商品戦略を見直す機会を生み出すことが可能です。
ここからは、「毎日、自社出品カテゴリの商品ランキングを自動取得しMicrosoft Teamsに通知する」の設定方法を、Yoomのフローボットテンプレートを使って解説します。今回の設定方法では指定したサイトから1位〜5位までの商品名と商品ページのURLを取得し、毎日Microsoft Teamsで通知する方法をご紹介します。
[Yoomとは]

Yoomのスケジュール トリガーを活用し、毎日決まった時間(例:午前9時)にブラウザを自動操作して、自社出品カテゴリの商品ランキングを取得します。この操作は、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)を活用し、手作業のブラウザ操作を自動化する仕組みです。
取得したランキング情報はMicrosoft TeamsのAPIを通じて、指定されたチャンネルに通知され、チーム全員が必要な情報をタイムリーに確認できるようになります。一般的にこうした仕組みを実現するにはプログラミングの知識が必要ですが、ノーコードツールのYoomを用いることで、プログラミング知識がなくても可能です。




連携するブラウザ・アプリ情報をYoomに登録するため、Yoomのワークスペースにログインしてください。
マイアプリ画面内の「ブラウザ操作用アカウント」のタブを選択し、+新規接続をクリックします。

下の画面が表示されます。

上記を入力し、追加ボタンをクリックすると操作用アカウントの追加が完了です。
マイアプリ画面内の「アプリ」のタブを選択し、+新規接続をクリックします。

Yoomに接続可能なアプリの一覧が表示されます。検索窓に連携するアプリを入力し、マイアプリ登録を進めてください。

検索結果からMicrosoft Teamsを選択します。下の画面が表示されたら、Microsoft365のログイン情報を入力します。

以上でMicrosoft Teamsのマイアプリ登録は完了です。※Microsoft365(旧Office365)には、家庭向けプランと一般法人向けプラン(Microsoft365 Business)があり、一般法人向けプランに加入していない場合、認証ができない可能性があります。
下のバナーをクリックします。
マイプロジェクトにテンプレートがコピーされます。マイプロジェクトは左のメニューバーからアクセスできます。

テンプレートの1つ目の工程をクリックします。この項目は事前設定済みのため、水色アイコン(設定完了の証)が点灯していますが、設定内容を解説します。


今回は、毎日起動する設定のため、『曜日指定』タブから全曜日にチェックを入れ、9:00に起動するよう設定しています。また、繰り返しの曜日や時間の変更が必要な場合は、この画面から簡単に設定できます。
もっと複雑なタイミングの設定はCronの設定タブから可能です。
→保存する をクリックし、次に進みます。
テンプレートの2つ目の工程をクリックします。ここでも水色アイコンが点灯していますが、ランキングを読み取る操作が追加で必要です。
※ブラウザ操作は一部有料プランでのみご利用いただけます。
※有料プランは2週間のトライアルを行うことが可能です。

事前設定では、「サイトにアクセス」という工程のみ追加されている状態です。







アクションの操作画面が表示されます。ここで、重要ポイントです。
入力後、右下の追加ボタンをクリックします。







テストが成功したので、1位〜5位までの「表示された値」と「商品ページのURL」が取得できました。この項目は、次の工程Microsoft Teamsへ通知するの定型文の編集に利用します。
→保存する をクリックします。
テンプレートの3つ目の工程をクリックしてください。Microsoft Teamsへの通知内容の編集設定を行います。

こちらは初期設定済みです。
→次へをクリックします。






入力が終わったらテストをクリックします。 →成功
→保存するをクリックします。これで、今回の工程は以上です。
すべての工程が設定されると完了画面が表示されます。

トリガーをONにした後、テンプレートの左上にあるトグルを使用して、フローボットを起動します。

プログラミングは不要で、フローボットの設定が簡単に完了しました。使用したテンプレートはこちらです。
RPAとMicrosoft Teamsを組み合わせることで、業務の効率化の可能性が広がります。特にMicrosoft Teamsに通知を一元化すると管理が簡単になります。
Webサイトの更新情報を毎日自動で取得し、Microsoft Teamsに通知します。手動作業を省きチーム全員が同じ情報をタイムリーに共有できます。情報収集の効率化を図り、コミュニケーションの活性化も促進します。
Googleフォームでの従業員登録内容をRPAでジョブカン勤怠に登録し、Microsoft Teamsに通知します。入力ミスを防ぎ作業時間を短縮します。複数の担当者で作業を分担し、人事業務をスムーズに進められます。
フォームに登録された従業員情報をRPAでジョブカン勤怠に入力し、通知します。転記ミスや登録漏れを防ぎ、担当者の作業負担を軽減。項目のカスタマイズも自由に設定可能です。
今回ご紹介するフローボットは、Webサイトの商品ランキングを毎日自動で取得してMicrosoft Teamsに通知する仕組みです。この仕組みを導入することで、手作業によるタイムラグや情報共有の不確実性を解消し、必要な情報を正確にチーム全体へ届けることができます。Yoomのフローボットテンプレートは、プログラミングスキルがなくても簡単に設定できるのが特徴です。また、業務フローに対応した豊富なテンプレートが揃っているため、どなたでも自分の業務に最適な自動化フローを見つけやすくなっています。ノーコードで直感的に操作できるため、専門的な知識がなくてもすぐに導入を始められます。まずは気軽にお試しいただき、実際にどのように業務改善が進むのかを体感してみてください。毎日の業務をよりスムーズに進める新しい方法をぜひご検討ください!
では、またお会いしましょう!