・
ECサイトを運営する中で、商品の発送管理やチーム内での情報共有に時間を取られていませんか?
特に注文数が多いと確認作業も増えてしまい、結果的に顧客対応が遅れてしまうリスクが発生します。
そこでオススメなのが、ShopifyとChatworkを連携して発送通知を自動化する方法です。
Shopifyで商品が発送された際に、自動的にChatworkへ通知が送られるため、担当者全員がリアルタイムで状況を把握でき、業務効率化に繋がります。
本記事では、ノーコードで簡単に設定できる方法をご紹介するので、ぜひお試しください。
それではここからノーコードツールYoomを使って、「Shopifyで商品が発送されたら、Chatworkに通知する」方法をご説明します。
[Yoomとは]
ShopifyのAPIを活用して商品発送情報を取得し、ChatworkのAPIを利用して通知することで実現可能です。
一般的に実現にはプログラムの知識が必要ですが、ノーコードツールのYoomを用いることでプログラミング知識がなくても簡単に実現できます。
大きく分けて以下のプロセスで作成していきます。
Yoomを利用していない方は、こちらから無料登録してください。
すでにYoomを利用している方は、ログインしましょう。
Yoom画面の左側メニューにある「マイアプリ」から「新規接続」をクリックします。

検索ボックスに連携するアプリ名を入力しましょう。

Shopifyは「チームプラン・サクセスプラン(有料プラン)」のみで利用できるアプリです。
「フリープラン・ミニプラン」の場合エラーが発生するため、ご注意ください。
※有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。
※無料トライアル中には制限対象のアプリを使用することができます。
※詳しい料金プランはこちらをご確認ください。
連携方法としては、「APIキー」「APIシークレットキー」「サブドメイン」を入力すると完了です。
※詳しい登録方法はこちらをご確認ください。

Chatworkのログイン情報を入力すると、アプリの登録が完了します。

次に、今回使用するテンプレートをコピーします。
※すでに登録が完了している場合は、ログインしてください。
テンプレートが「マイプロジェクト」にコピーされると、次のような画面が表示されます。

ステップ3:アプリトリガーを設定
左側にあるメニューの「マイプロジェクト」から、コピーしたテンプレートを開きます。

「注文が発送されたら」をクリックします。

必要箇所を入力していきます。
「タイトル」:必要に応じて変更可能
「Shopifyと連携するアカウント情報」:合っているか確認
「トリガーアクション」:「注文が発送されたら(Webhook)」を選択

画面にあるURLをコピーして、Shopifyストア管理者パネルで設定をしてください。
設定完了後「テスト」をクリックして、問題なければ「保存する」を押します。

ステップ4:Chatworkと連携
「Chatworkに通知する」をクリックします。

必要箇所を入力していきます。
「タイトル」:必要に応じて変更可能
「Chatworkと連携するアカウント情報」:合っているか確認
「アクション」:「メッセージを送る」を選択

通知先の「ルームID」を入力します。
アウトプットから選ぶことも可能です。
※ルームURLの内、数字部分がルームIDになります。

次に、実際に通知される内容(メッセージ内容)を入力します。
アウトプットを利用すると、簡単に設定することが可能です。
(アカウントIDを記載することで、メンション設定もできます。)
入力完了後「テスト」を押して、問題なければ「保存する」をクリックしてください。
※メンションに必要なアカウントIDの確認方法はこちらをご確認ください。

最後に「トリガーをON」をクリックして、自動化の設定は終了です。
正しく、フローボットが起動するか確認しましょう。
設定、お疲れ様でした!

今回使用したテンプレートはこちら
他にもShopifyやChatworkを使った自動化の例がYoomにはたくさんあるので、いくつか紹介します。
1.Shopifyに注文が発生したら、Chatworkに通知するフロー
新規注文や注文状況の変更などをリアルタイムに把握したい場合に役立ちます。
チームメンバーとリアルタイムで情報を共有することで、迅速な対応が可能となり、顧客対応の質の向上にも繋がります。
2.Shopifyで特定商品の注文が発生したらOutlookでクーポン情報を送信するフロー
Shopifyで特定商品の新規注文が発生するたびに、クーポン情報が自動送信されます。
手作業による送信ミスや送信漏れを防ぐだけでなく、注文商品の選別作業も不要になります。
自動化によって、業務を効率化しつつ、購入後のフォローアップ強化が狙えます。
3.kintoneの在庫情報をShopifyに追加するフロー
kintoneで在庫情報を管理している場合、自動化によってShopifyへの更新作業が不要となります。
手動作業による在庫情報の入力ミスを防止できるため、データ不一致によるトラブルを防ぐことにも繋がります。
商品が発送されるたびにChatworkに通知させることで、発送状況がリアルタイムで可視化されます。
Shopifyの管理画面へアクセスする手間が省けるため、業務効率が大幅に向上します。
特に、多忙な時期でも迅速に発送状況が把握できるため、確認漏れも防ぐことができます。
また、担当者はChatworkのチャット上で即座に確認できるため、出先などのPCを開くことが難しい場合でも、リアルタイムで把握することができます。
ShopifyとChatworkの連携は、迅速な顧客対応も可能にします。
例えば顧客から「いつ商品が届きますか?」などの問い合わせがあっても、リアルタイムで発送通知をChatworkで受け取れることで、即答することができます。
特に、商品発送を担当する部署とカスタマーサポート部署が異なる場合には、リアルタイムでの情報共有は、顧客満足度の向上や信頼感の獲得にも繋がります。
また、関係者全員に最新情報が共有されるため顧客対応が統一でき、一貫したサービス提供も可能です。
Chatworkへの自動通知により、誤発送や未発送などの発送ミスを早期に発見することもできます。
例えば、発送先の住所不備があった場合でも、リアルタイムでChatworkに通知されることで、ミスに気付きやすく、迅速に修正対応を行うことが可能です。
ミスの発見が遅れてしまうと、顧客の信用を損なうことにも繋がりかねません。
自動化は、トラブルを未然に防ぎ、業務品質の向上と信頼性の強化が期待できます。
今回は、ShopifyとChatworkの連携による、商品発送情報をChatworkに通知する方法をご紹介しました。
自動化によって、発送状況のリアルタイム共有が可能となり、誤発送や未発送などのミスに対して迅速に対応することが可能になります。
また、確認作業や手作業での情報共有の負担が軽減されるため、結果的にチーム全体の業務効率が向上し、より重要な業務に集中できる環境を整えることにも繋がります。
今回ご紹介した連携方法は、IT知識がなくても簡単に設定できるため、ぜひお試しください!