2025/01/22
アプリ同士の連携方法

Shopify・kintone・Slackを連携して、Shopifyに注文があったら、kintoneのデータベースにレコードを追加し、Slackに通知する方法

m.wadazumi
Shopify・kintone・Slackの連携イメージ

目次

 

ECサイト運営において、注文データの管理や共有は欠かせない業務ですが、手作業での管理は非効率と言えるでしょう。
そこで今回は、Shopify・kintone・Slackを連携し、Shopifyで注文が発生したら、kintoneに追加し、Slackに通知する自動化を解説します。
この自動化を導入すれば、注文データの転記や通知手間が省け、担当者の負担を軽減できるかもしれません。
さらに、注文データをチーム内で共有することで、今まで以上にコミュニケーションが取りやすくなるでしょう。

こんな方におすすめ

  • Shopify・kintone・Slackを活用し、注文情報の管理や通知を自動化したいECサイト運営者
  • チーム間のコミュニケーションを強化したいオンラインショップ担当者
  • Shopifyの注文情報をkintoneに追加し、Slackで通知して一元化したい方

Shopify・kintone・Slackの連携メリットと具体例

メリット1:注文情報の転記や通知作業を削減する

Shopifyからkintoneに注文情報を追加し、Slackへ通知する自動化は、注文データの転記や通知作業が不要になります。
たとえば、<span class="mark-yellow">セール期間中に注文が増加しても、担当者が手動で注文データを確認し、kintoneに追加する必要がなくなります。</span>
これにより、注文データの管理や通知の手間が省け、担当者の負担軽減も可能です。
また、手動入力でよくある転記漏れや入力ミスも抑えられ、業務効率の向上が期待できます。

メリット2:チーム間のコミュニケーションが強化される

注文データの記録や通知を自動化することで、Shopifyで発生した注文データがスピーディーに共有され、チーム間でのコミュニケーションが取りやすくなるでしょう。
たとえば、<span class="mark-yellow">注文データがSlackに通知されたら、商品の梱包を始めたり、在庫を確保したりとそれぞれの担当者が作業を進められるでしょう。</span>
このように、情報共有が自動化されるため、最小限のコミュニケーションだけで済みます。
また、情報共有に伴うタイムラグやミスが減ることで、正確に業務を進められ、信頼性の高いECサイト運営が実現できるかもしれません。

メリット3:注文情報の管理を一元化できる

Shopifyの注文情報をkintoneに追加し、Slackに通知するフローの一元化が可能です。
たとえば、従来のように手動で注文情報を追加し、通知する場合、ミスが生じるとフローが滞る可能性があります。
しかし、<span class="mark-yellow">自動化を導入すれば、自動的にデータの追加や通知ができるため、業務フローが止まることがなくなり、円滑に業務を進められるでしょう。</span>
また、担当者はShopifyの注文情報をそれぞれのシステムに追加・通知する必要がなくなるため、システム間の移動を減らせます。

それではここからノーコードツールYoomを使って、「Shopifyに注文があったら、kintoneのデータベースにレコードを追加しSlackに通知する」方法をご説明します。

[Yoomとは]

Shopify・kintone・Slackの連携フローの作り方

Shopifyの注文発生をAPIを利用して受け取り、kintoneの提供するAPIを用いて、データベースにレコードを追加することで自動化の実現が可能です。
また、Slackが提供するAPIを用いることで、さらに注文情報を通知することもできます。
一般的に実現にはプログラミングの知識が必要ですが、ノーコードツールのYoomを用いることでプログラミング知識がなくても簡単に実現できます。

連携フローは大きく分けて以下のプロセスで作成していきます。

  • Shopify・kintone・Slackをマイアプリ登録
  • テンプレートをコピー
  • フローの起点となるShopifyのトリガー設定とその後に続くkintone・Slackのオペレーション設定
  • トリガーボタンをONにして、Shopify・kintone・Slackの連携動作を確認

Yoomを利用していない方は、こちらから無料登録をしてください。
すでにYoomを利用している方はログインしましょう。

ステップ1:Shopify・kintone・Slackをマイアプリ登録

Shopify・kintone・SlackをYoomに接続するマイアプリ登録を行ってください。
あらかじめ、マイアプリ登録を行うと、自動化設定がスムーズに進められます。

まず、Shopifyのマイアプリ登録を行いましょう。
Yoom画面左側の「マイアプリ」→「新規接続」をクリックしてください。
検索欄でShopifyを検索するか、アプリ一覧から探しましょう。

以下の画面が表示されたら、赤枠内の設定を行ってください。
Shopifyのマイアプリ登録の方法は、こちらを確認しましょう。

続いて、kintoneのマイアプリ登録を行います。
先ほどと同様に、kintoneを一覧から探すか、検索欄で検索しましょう。
以下の画面が表示されるので、設定してください。
マイアプリ登録の方法は、こちらを確認しましょう。

続いて、Slackのマイアプリ登録を行ってください。
Slackを選択すると、以下の画面が表示されるので、「チャンネルを検索」から選択しましょう。
Slackのマイアプリ登録の方法は、こちらを確認してください。

次に、ワークスペースにサインインしましょう。

Shopify・kintone・Slackがマイアプリに表示されていれば、登録完了です。

ステップ2:テンプレートをコピー

自動化の設定をするため、以下のバナーにある「試してみる」をクリックしてください。

以下の画面表示を読んで、「OK」をクリックしましょう。

以下の画面が表示されたら、「タイトル」と「説明」を確認してください。
変更する場合は、該当箇所をクリックして変更しましょう。
最初に、Shopifyの設定を行うので、「注文が発生したら」をクリックします。

ステップ3:フローの起点となるShopifyのトリガー設定とその後に続くkintone・Slackのオペレーション設定

以下の画面が表示されるので、設定を確認してください。
※Shopifyは一部プランのみご利用いただけるアプリです。
他のプランの場合では設定しているフローボットのオペレーションやデータコネクトはエラーとなるため、注意しましょう。
有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。
無料トライアル中には、制限対象のアプリを使用することができるので、ぜひお試しください。

  • 「タイトル」→お好みで変更可
  • 「Shopifyと連携するアカウント情報」→正しいか確認
  • 「トリガーアクション」→注文が発生したら

以下の画面が表示されたら、設定を行ってください。

  • 「トリガーの起動間隔」→5分、10分、15分、30分、60分から選択
    ※プランによってトリガーの起動間隔は異なるので、注意しましょう。
  • 「サブドメイン」→説明の通りに設定

設定後、「テスト」→「テスト成功」→「保存」をクリックします。

次に、kintoneの設定を行うので、「レコードを追加する」をクリックしましょう。
以下の画面が表示されるので、設定を確認します。

  • 「タイトル」→お好みで変更可
  • 「kintoneと連携するアカウント情報」→正しいか確認
  • 「実行アクション」→レコードを追加する

kintoneの画面に移動し、テスト用に注文情報の項目名を設定します。
以下は例ですので、ご自由に設定してください。

Yoom画面に戻って、「データベースの連携」を設定しましょう。
枠内をクリックして表示される候補から選択するか、説明の通りに設定してください。

以下の画面が表示されたら、「追加するレコードの値」を設定します。
こちらには、kintoneで設定した項目名が表示されます。
Shopifyのアウトプットを活用して、設定しましょう。
赤枠内の矢印をクリックするとアウトプットが表示されます。
項目名に当てはまるアウトプットを追加してください。
他の項目も同様に設定を行いましょう。

全ての項目の設定が完了したら、以下のように表示されます。
問題なければ、「テスト」→「テスト成功」→「保存」をクリックしてください。

次に、Slackの設定を行うので、「Slackに通知する」をクリックしましょう。
以下の画面が表示されたら、設定を確認します。

  • 「タイトル」→お好みで変更可
  • 「Slackと連携するアカウント情報」→正しいか確認
  • 「アクション」→チャンネルにメッセージを送る

以下の注意事項をご覧ください。
SlackチャンネルにYoomアプリをインストールする方法は、こちらを確認しましょう。

次に、「投稿先のチャンネルID」を設定します。
以下の候補から該当するチャンネルIDを選択してください。

次に、「メッセージ」を設定してください。
Slackで確認したい注文情報をShopifyのアウトプットを使用して設定しましょう。
以下は例ですので、任意で設定してください。
設定後、「テスト」→「テスト成功」→「保存」をクリックします。

ステップ4:トリガーボタンをONにして、Shopify・kintone・Slackの連携動作を確認

最後に「トリガーをON」をクリックしたら、自動化の設定は完了です。
フローボットが正常に起動するかチェックしてください。

今回使用したテンプレートはこちらです。

その他のShopify・kintone・Slackを使った自動化の例

他にもShopify・kintone・Slackを使った自動化の例がYoomにはたくさんあるので、いくつか紹介します。

1.Shopifyで商品が発送されたら、kintoneの情報を自動更新するフローです。
kintoneで商品の在庫管理を行っている方におすすめの自動化です。
商品発送後にkintoneの情報が自動更新されるため、手作業で更新する手間が省けます。

2.kintoneに登録されたら、自動的にSlackに送信するフローです。
kintoneでレコードが登録されたら、Slackに自動通知されるため、データをスピーディーに把握したい方におすすめです。
Slackを活用してkintoneのデータをチームに共有することもできます。

3.Shopifyで商品が発送されたら、Slackに自動通知するフローです。
Shopifyの商品発送をSlackの通知で把握できるため、発送後の対応をスムーズに行いたい方におすすめです。
Slackで発送情報を通知することで、チームメンバー全員が発送状況を確認できます。

まとめ

注文情報の転記や通知作業を自動化すれば、手作業の負担を大幅に削減できるかもしれません。
これにより、手作業による転記漏れや入力ミスが抑えられ、業務効率の向上が期待できます。
また、担当者はそれぞれのシステムにShopifyの注文情報の追加や通知を行う必要がなくなるため、アプリ間の移動を減らせます。
この自動化は、特に注文データの管理や通知作業を削減したい方におすすめの自動化です。
今回ご紹介したテンプレートを活用して、注文データの管理をスムーズに行いましょう。

この記事を書いた人
m.wadazumi
児童福祉の仕事からライターとして活動し、現在はYoomでブログを執筆中です。 Yoomでできる業務効率化に驚きつつ、みなさんにもその感動を共有して社会貢献したいと考えています。 プログラミング知識ゼロの私でもできるアプリ連携や自動化をお伝えしていきます。
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