2024/12/23
アプリ同士の連携方法

Slackとfreee人事労務を連携して、Slackで投稿されたメッセージでfreee人事労務に有給申請する方法

m.takahashi
Slackとfreee人事労務の連携イメージ

目次

有給申請は申請する本人にとっても、受信する人事労務担当者にとっても手間がかかることです。そんな有給申請をチャット投稿のみで完結できたら、手間が省けると思いませんか?この記事では、Slackで投稿されたメッセージをトリガーに、freee人事労務で自動的に有給申請を行う方法を解説します。Slackとfreee人事労務を連携することで、従業員の有給申請プロセスを大幅に効率化できるかもしれません。とても簡単に設定ができるので、ぜひどのような方法で自動化できるのか最後までお付き合いくださいね。

こんな方におすすめ

今回の連携をぜひ使ってほしいのは以下のような方々です。

  • Slackとfreee人事労務を活用している方
  • 従業員の有給申請プロセスの効率化を行いたい人事・労務担当者
  • チームメンバーのスケジュール管理を正確に行いたい管理者
  • 申請時のヒューマンエラーを防ぎ、申請プロセスの透明性を向上させたい企業の経営者
  • リモートワーク環境で働いている際のスムーズな有給申請を実現したいIT部門の担当者

Slackとfreee人事労務の連携メリットと具体例

メリット1: 申請業務の手間削減による業務効率化

Slackでのメッセージ投稿をトリガーに、有給申請が自動的にfreee人事労務で行われる仕組みを導入することで、従業員の手動申請にかかる時間と手間を大幅に削減できます。
例えば、頻繁に有給を申請する従業員が多い職場や、申請プロセスが煩雑な企業では効果的でしょう。また、人事部門が申請状況を確認する作業も軽減され、迅速な承認プロセスが可能になるかもしれません。これにより、従業員と管理者の両方が本来の業務に集中でき、組織全体の生産性の向上が期待できます。

メリット2: 申請プロセスの透明性と正確性の向上

Slackのメッセージの送信で申請を行うと、自動化によりヒューマンエラーが排除されます。
例えば、申請者側は多忙な中有休の申請を完了しているかどうか、チャットの送信履歴を確認するだけでわかります。申請の履歴がSlackとfreee人事労務の両方に記録されるため、従業員も管理者もいつでも正確な情報を確認できるでしょう。この透明性は、信頼関係の強化や労務トラブルの未然防止につながります。また連携によって、手動による申請内容の記載漏れやフォーマットエラーなどのミスを防ぐことも見込めます。

メリット3: スケジュール管理の効率化と正確性

Slackとfreee人事労務が連携することで、有給申請情報がスムーズにシステムに反映され、チーム全体のスケジュール管理がより正確になるでしょう。
例えば、プロジェクトメンバーの有給取得がこの連携で行われた場合、進行中に誰がいつ休むのかをスムーズに把握できるため、代替業務の手配や作業計画の調整が容易になるかもしれません。この仕組みは、突発的な人手不足を防ぎ、プロジェクト全体の円滑な進行を支える重要な役割を果たすでしょう。

それではここから、ノーコードツールYoomを使って、Slackでメッセージが投稿されたらfreee人事労務で有給申請する方法をご説明します。

[Yoomとは]

Slackに投稿した内容をfreee人事労務で有給申請する方法

Slackの指定のチャンネルにメッセージが送信されたことをSlackのAPIを利用して受け取り、freee人事労務の提供するAPIを用いてSlackで送信されたメッセージの内容をもとにfreee人事労務に有給申請を作成することで実現が可能です。
一般的に実現にはプログラミングの知識が必要ですが、ノーコードツールのYoomを用いることでプログラミング知識がなくても簡単に実現できます。

連携フローは大きく分けて以下のプロセスで作成を進めます。

・Slackとfreee人事労務をマイアプリ登録
・テンプレートをコピー
・フローの起点となるSlackのトリガー設定と、その後に続くコマンドオペレーションとfreee人事労務のオペレーション設定
・トリガーボタンをONにして、Slackとfreee人事労務の連携動作を確認

Yoomを利用していない方は、こちらから無料登録をしてください。
すでにYoomを利用している方は、ログインしましょう。

ステップ1:Slackとfreee人事労務をマイアプリ連携

はじめに、使用するアプリのマイアプリ登録を行いましょう。
事前にマイアプリに登録しておくことで、フローの設定がスムーズになりますよ。

まずSlackの登録から行いましょう。
Yoomの画面左にあるマイメニューにアクセスし、画面右の新規接続ボタンを押します。

次に検索窓にSlackと入力し、表示された候補から「Slack」を選択します。
以下の画面が表示されるので、連携するチャンネルを選択し、「許可する」をクリックします。


次にfreee人事労務の連携を行いましょう。
今回の連携フローでは、「Yoomにマイアプリ登録をしている人」のみが有給を申請できる仕様となっています。
そのため、<span class="mark-yellow">残業申請を行う従業員全員がマイアプリ登録</span>をしてくださいね。

先ほど同様に、検索窓にfreee人事労務と入力して表示された候補から「freee人事労務」を選択します。
以下の画面が表示されますので、連携する内容を確認しましょう。

連携する事業所を確認し、「許可する」をクリックし完了です。

Slackとfreee人事労務がマイアプリに表示されていれば、登録完了です。

ステップ2:Slack「新しいメッセージがチャンネルに投稿されたら」のトリガーを設定

ここからはいよいよ自動化の連携を行なっていきます!
以下のバナーの「試してみる」をクリックしてフローボットをコピーしてくださいね。

クリックすると、以下のような画面が表示されるのでOKを押しましょう。

以下の画面が表示されたら、「タイトル」と「説明」を確認しましょう。
変更が必要な場合は、該当箇所をクリックすることで変更可能です。
※今回のテンプレートは送信者1名が自身の有給申請を行うためのフローボットです。
複数人の残業申請を行いたい場合は、それぞれのフローボットを作成するか、「分岐」や「進行先を切り替える」のコマンドオペレーションに変更することで、最大15人まで1つのフローで対応可能です。

最初に、Slackの「新しいメッセージがチャンネルに投稿されたら」の設定を行うのでクリックしましょう。

以下の画面が表示されたら、下記の設定をしましょう。

「タイトル」→必要に応じて変更可能
「Slackと連携するアカウント情報」→アカウントが合っているか確認
「トリガーアクション」→新しいメッセージがチャンネルに送信されたら

設定が完了したら、「次へ」をクリックします。

詳細の設定を行いましょう。

「トリガーの起動間隔」→設定してください
※トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。
「チャンネルID」→候補から選択し、設定してください

同時に実際にSlackに送信するメッセージ内容も確認しましょう。
今回は以下のような形式で送信しました!

【設定のポイント】

  • この後に必要な項目を抽出するオペレーションがあるので、それに沿って項目名を設定してください。
  • 「対象日」は「2025-01-01」の形式で入力してください。
  • 「取得単位」は、全休「full」、半休「half」、午前休「morning」、午後休「afternoon」、時間休「hour」のどれかを必ず入力してください。
  • 「取得開始時間」「取得終了時間」半休と時間休の場合は必ず設定してください。
    ※それ以外は時間の設定はしないように注意しましょう
  • 時間を設定する場合、「18:00」のような形式で入力してください。

Slackでメッセージを送信したら、Yoomの画面で「テスト」を実行し、成功したら「保存する」をクリックします。

ステップ3:コマンドオペレーション、freee人事労務「有給申請を作成」のアクションを設定

次に「分岐」の設定を行います。
※分岐をするにはミニプラン以上のプランでご利用いただける機能(オペレーション)となっております。フリープランの場合は設定しているフローボットのオペレーションはエラーとなりますので、ご注意ください。ミニプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。

先述の通り、有給申請をできるのはこのフローでfreee人事労務の連携をしている人だけなので、対象者かどうかを分岐で判別していきます。

「送信者が特定の従業員に該当するか判別」をクリックしたら設定していきましょう。
テンプレートを使用しているため、基本的には設定は完了しています。
分岐条件となる部分に、このフローで残業申請を行う従業員のSlackの送信者ID(ユーザーID)を設定するようにしてください。
※ユーザーIDはSlack上で確認できます。

設定が完了したら、「保存する」をクリックしましょう。

Slackの送信内容からfreee人事労務に有給申請する際の必要項目を抽出します。
※AIオペレーションはチームプラン・サクセスプランでのみご利用いただける機能となっております。フリープランチームプランやサクセスプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。

「テキストからデータを抽出する」をクリックし、以下の画面で詳細を入力しましょう。

「対象のテキスト」→メッセージ本文のアウトプット
「抽出したい項目」→対象日,取得単位,取得開始時間,取得終了時間,申請理由

フロー起動ごとにメッセージ本文内容が変わるため、アウトプットを使用します。
アウトプットを使用することでフロー起動ごとの内容に合わせることができます。
※アウトプットについて詳しくはこちらをご覧ください。

設定完了後、「テスト」を実行し、成功したら「保存する」をクリックしましょう。

freee人事労務「有給申請を作成」の設定を行います。

「タイトル」→必要に応じて変更可能
「freee人事労務と連携するアカウント情報」→アカウントが合っているか確認
「アクション」→有給申請を作成

設定が完了したら、「次へ」をクリックしましょう。

詳細を設定していきましょう!
まず「事業所ID」を候補から選択し、入力します。

「対象日」「取得単位」「取得予定開始時間」「取得予定終了時間」「申請理由」は、テキストからデータを抽出するのアクションで取得できたアウトプットを追加しましょう。
今回のテストでは「取得予定開始時間」「取得予定終了時間」に値が入っていません。
しかし以下のようにアウトプットを追加しておくことで、時間休や半休の申請が可能となります。

申請経路の設定を候補からしましょう。
経路を指定する場合は「承認者」も設定しましょう。

全て設定が完了したら、「テスト」を実行し、成功したら「保存する」をクリックしてください。

ステップ4:Slackとfreee人事労務の自動化の動作確認

最後に「トリガーをON」をクリックしたら、自動化の設定は完了です。
正しくフローボットが起動するかどうかを確認しましょう。

設定おつかれ様でした!

Slack・freee人事労務を使ったその他の自動化例

他にも、Slackとfreee人事労務を使った自動化の例がYoomにはたくさんあるので、いくつか紹介します。

1.Slackでメッセージが投稿されたらfreee人事労務で残業申請する

はじめに紹介するのは、残業申請を自動化するフローです。残業申請が確実に行われることで、月の残業時間の上限を超えないように管理体制が整えられるでしょう。

2.freee人事労務に従業員の登録があったら、Slackに通知する

次に紹介するのは、従業員の登録をトリガーに通知を行うフローボットです。チームメンバーへの最新情報の把握や共有の抜け漏れ防止に活用できそうですね。

3.freee人事労務で前日の勤怠漏れを検知してSlackに通知する

最後に紹介するのは、前日の打刻漏れを通知するフローです。入社したばかりで打刻漏れの可能性が高い従業員にこのフローを設定することで、漏れがあっても打刻データの修正を迅速に行うことができ、給与計算の実務担当者は正確な情報を使用できるでしょう。

まとめ

Slackとfreee人事労務の連携することで、有給申請プロセスを自動化できます。この自動化によって業務効率化と透明性の向上が期待できるでしょう。特に、手動での申請に伴うヒューマンエラーを防ぎ、スケジュール管理の正確性を高めることができ、組織全体の生産性向上へつながるかもしれません。
ぜひ実際の業務にYoomを取り入れ、効率化を体験してくださいね!

この記事を書いた人
m.takahashi
新卒でジュエリー販売を経験し、結婚出産を経て、社会保険労務士事務所で6年ほど勤務してきました。どちらの業界でも在庫管理や顧客管理をはじめ、様々な事務仕事を経験しました。特に社労士事務所での勤務では、膨大な入力作業や事務処理で一日終わることもしばしば。Yoomを知って第一声は「なぜもっと早く出会えなかったのか・・・」でした。皆様にYoomの便利さを届けられるように、わかりやすい文章書けるよう心がけています!
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