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一日の中で行われる会議数が多くなると、その分議事録は増えていくので、必要情報だけを抜き出して記録するだけでも大変な作業です。
そんな時、Yoomの自動化フローを導入すれば、負担のかかる業務から解放されるはずです。
Slackを連携し、Yoomのデータベースで会議情報を管理することで、通知内容から議事録を確認できるようになり、情報共有プロセスの効率化が見込めます。
また、通知される議事録はGeminiで自動要約されているので、手動の要約作業をなくせる可能性があります。
AIツールを使用することで、必要情報の抜け漏れを抑えられるかもしれません。
本記事では、その自動化フローの具体的な設定方法と導入するメリットについて解説します。
迅速な情報共有プロセスの実現を目指す方は、ぜひご覧ください。
SlackとGeminiを活用し、様々なケースで自動化を実現できます!気になる自動化テンプレートがあれば、ぜひ試してみてくださいね!
本記事ではノーコードツール「Yoom」を使用した連携方法をご紹介します。
難しい設定や操作は必要なく、非エンジニアの方でも簡単に実現できます。
下記のテンプレートから今すぐに始めることもできるので、ぜひお試しください!
[Yoomとは]
まず、Yoomのデータベースから情報を取得し、取得した議事録情報をGeminiで要約したことをGeminiのAPIを利用して受け取ります。
その後、Slackの提供するAPIを用いて、要約後の情報をSlackの特定チャンネルに通知することで実現できます。
一般的に実現にはプログラミングの知識が必要ですが、ノーコードツールのYoomを用いることでプログラミング知識がなくても簡単に実現できます。
フロー完成までの作業は以下のように進めていきます。
Yoomを利用していない方は、こちらから無料登録をしてください。
すでにYoomを利用している方はログインしましょう。
(1)まずはSlackをマイアプリに接続していきます。
Yoomアカウントにログイン後、左欄の「マイアプリ」をクリックして「新規接続」からSlackを検索してください。
(2)Slackのアプリアイコンが出てきますので、そちらをクリックします。
移行後の画面で連携したいワークスペースが表示されていることを確認します。
ワークスペースの変更は、右上のプルダウンから設定できます。
(3)アクセスに関する表示内容を確認し、画面最下部で投稿先のチャンネルを指定します。
プルダウンからチャンネルを指定後、[許可する]をクリックします。
Slackのマイアプリ登録方法については、こちらのページもご確認ください。
SlackのチャンネルIDの確認方法はこちらのページに詳細が記載されています。
(4)次に、Geminiのアプリ連携を行います。
Slackのマイアプリ登録と同様に、Geminiを選択します。
(5)連携させたいGeminiの「アカウント名」と「アクセストークン」を入力します。
「アクセストークン」には、GeminiのAPIキーを設定してください。
APIキーはこちらから取得できます。
情報入力後、[追加]をクリックしましょう。
クリック後、2つのアプリが追加された状態のYoomアカウントのマイアプリ画面へ移動します。
これで2つのアプリがYoomアカウントに接続できました。
Yoomアカウントに対象のアプリの新規接続が完了していることを確認後、下記のテンプレートの「試してみる」のアイコンをクリックします。
テンプレートがコピーされると以下のように表示されるので、「OK」ボタンをクリックします。
Yoomアカウントの「マイプロジェクト」の画面に移動するので、テンプレート内容を確認してください。
設定フローは3つです。
(1)まず、Yoomのデータベーストリガーを確認します。
Yoomアカウントの画面左側のマイプロジェクトから「【コピー】データベースに追加した議事録をGeminiで要約してSlackに通知する」をクリックしてください。
クリックした後、以下画面のようにテンプレート内容が表示されます。
(2)1つ目のステップ「レコードを選択して起動」をクリックしましょう。
(3)今回は、Yoomのデータベースで以下の画面のように事前設定を行っていることを前提としてフローボットの作成を進めていきます。
データベースの作成方法については、こちらのページをご確認ください。
『データベースの連携』では、対象とする「プロジェクト」、「データベース」、「テーブル」を、それぞれプルダウンから選択してください。
(以下は一例です。)
(4)対象のデータベースを設定後、[次へ]をクリックします。
(5)次の画面では、Yoomデータベースから取得した値(アウトプット)を確認できます。
取得内容に問題がなければ[保存する]をクリックしてください。
アウトプット情報はこの後のステップで引用・活用できるので、Geminiのアクションで生成対象として引用したり、Slackでの通知アクションでメッセージ内にここで得た情報をそのまま反映できるようになります!
(1)次に、2つ目のステップ「コンテンツを生成」をクリックします。
(2)連携するアカウント情報を入力し、[次へ]をクリックしてください。
(3)次の画面で「モデル」などの項目に情報を入力します。
入力バーをクリックすると『候補』に情報が展開されるので、そのなかから運用に沿ったモデルを選択できます。
(4)「プロンプト」は前ステップで取得したアウトプットを引用します。このように、アウトプットを活用することで、毎回異なる内容を要約対象として参照できるようになります。
※固定のテキストを入れてしまうと、毎回同じ内容が要約対象として判断されてしまうためご注意ください。
「システムプロンプト」は、希望する内容を設定できます。
定義したい役割などを入力しましょう。
以下の項目は任意設定です。
(5)情報を入力した後、[テスト]をクリックしましょう。テストに成功すると、以下のように表示されて、要約された結果を取得できます。
結果に問題がなければ[保存する]をクリックします。
(1)最後に、3つ目のステップ「チャンネルにメッセージを送る」をクリックします。
(2)連携するアカウント情報を入力し、[次へ]をクリックしましょう。
(3)次の画面で「投稿先のチャンネルID」を指定します。
入力バーをクリックすると、連携したアカウントに基づいたチャンネルが『候補』に表示されます。
なお、Slackで任意のチャンネルにメッセージを送信する場合、該当のチャンネルにYoomアプリを事前にインストールしておく必要があります。
詳細はこちらのページをご確認ください。
(4)チャンネルIDを指定した後、「メッセージ」に通知したい内容を入力することで、運用に沿った通知メッセージを受け取れるようになります。
今回は要約結果を通知したいので、アウトプット【会議名】【生成されたコンテンツ】を引用します。
アウトプットを引用することで、通知毎に異なる値を受け取ることができるようになります。
固定のテキストや【:】などの記号を挿入することで、全体を見やすく整えるのがおすすめです。
Slackでメンション付きのメッセージを送る手順は、こちらのページを確認してください。
(5)情報を入力した後、[テスト]をクリックします。実際にSlackの指定したチャンネルに通知が届きますので、設定した内容でメッセージが届いているかを確認しましょう。
結果に問題がなければ[保存する]をクリックします。
これで設定は完了です!
以下の画面が表示されるので、赤枠部分「トリガーをON」をクリックすることで、フローボットが自動で起動します。
今回使用したテンプレートはこちら
本日ご紹介した連携以外にもGeminiやSlackのAPIを活用することで様々な自動化を実現することが可能です。
もし気になるものがあれば、ぜひ試してみてください!
予定情報の作成後にその内容を解析・更新したり、要約した結果を関係者に素早く通知することも可能です。
また、フォーム作成ツールと連携することで、SNSへの投稿メッセージを自動で生成することもできるため、効率的なSNS運用をサポートします。
AIツールを活用して情報を文字起こししたり、投稿内容を自動で要約することも可能です。
必要な情報を素早く得られることで、業務全体のスピードアップが見込めそうですね。
今回紹介したSlackのアプリ連携を業務に取り入れることで、Yoomのデータベースの議事録内容をGeminiで自動的に要約できるので、手動の要約作業をなくせるはずです。
作業の自動化は、必要情報の記載漏れや対応遅れの防止につながります。
また、要約結果を普段使用しているチャットツールに自動送付することで、関係者全員が議事録の内容を把握しやすくなり、業務スピードが向上することが予想されます。
会議情報の確認のために、議事録を格納しているデータベースツールにアクセスする手間をなくせるかもしれません。
作業コストを見直したいと考えている方をサポートしてくれる有用なツールとなりえるでしょう。
ノーコードで簡単に設定できるので、ぜひYoomを活用して、アプリ連携による自動化を体験してください。