SlackとGitHubの連携イメージ
アプリ同士の連携方法

2025-03-17

Slackで送信されたメッセージでGitHubにIssueを作成する方法

m.takahashi

タスク管理はプロジェクトを円滑に進行させるために重要な業務の一つですよね。
しかし、タスク管理を行うためには、ツールにタスク情報を打ち込まなければならず、煩わしさを感じることはありませんか?
タスク登録にかかる時間をタスクそのものを解決するために充てることができたら、業務効率がグッと上がりそうですよね。
この記事では、Slackで送信されたメッセージをGitHubのIssueにノーコードで自動登録する方法を解説します。
SlackとGitHubを連携することでチームのコミュニケーションとタスク管理が一段と効率化されるはずです。
タスク作成の時間短縮に悩む方は、ぜひ本記事で効率化の方法を確認してみてくださいね!

こんな方におすすめ

今回の自動化は特に以下のような方々におすすめです!

  • SlackとGitHubをそれぞれ業務で活用している方
  • チーム内の情報共有や転記作業に手間を感じている方
  • チーム内のコミュニケーションを効率化したい方
  • 開発チームでバグやタスクの報告を迅速に可視化し、スピーディーな対応を目指す方
  • 複数人が関与するプロジェクトで、タスク管理を一元化したい方

今すぐに試したい方へ

本記事ではノーコードツール「Yoom」を使用した連携方法をご紹介します。
難しい設定や操作は必要なく、非エンジニアの方でも簡単に実現できます。
下記のテンプレートから今すぐに始めることもできるので、ぜひお試しください!

[Yoomとは]

Slackで送信されたメッセージでGitHubにIssueを作成する方法

Slackの指定のチャンネルに投稿されたメッセージをSlackのAPIを利用して受け取り、GitHubの提供するAPIを用いてSlackで送信されたメッセージを用いてGitHubにIssueを作成することで実現が可能です。
一般的に実現にはプログラミングの知識が必要ですが、ノーコードツールのYoomを用いることでプログラミング知識がなくても簡単に実現できます。

連携フローは大きく分けて以下のプロセスで作成を進めます。

  • SlackとGitHubをマイアプリ登録
  • テンプレートをコピー
  • フローの起点となるSlackのトリガー設定と、その後に続くGitHubのオペレーション設定
  • トリガーボタンをONにして、SlackとGitHubの連携動作を確認

Yoomを利用していない方は、こちらから無料登録をしてください。
すでにYoomを利用している方は、ログインしましょう。

ステップ1:SlackとGitHubをマイアプリ連携

はじめに使用するアプリのマイアプリ登録を行いましょう。
事前にマイアプリに登録しておくとフローの設定がスムーズになりますよ。

最初にSlackのマイアプリ登録から行います。
Yoomの画面左にあるマイメニューにアクセスし、画面右の新規接続ボタンを押します。

次に検索窓にSlackと入力し、表示された候補から「Slack」を選択します。
以下の画面が表示されたら、チャンネルを選択して「許可する」をクリックして完了です。

次に、GitHubをマイアプリ登録しましょう。
先ほど同様に、検索窓にGitHubと入力し、表示された候補から「GitHub」を選択します。
以下の画面が表示されたら、「メールアドレス」と「パスワード」入力して、「Sign in」をクリックしましょう。

マイアプリにSlackとGitHubが表示されていれば登録完了です。

ステップ2:Slack「新しいメッセージがチャンネルに投稿されたら」のトリガーを設定

それでは、いよいよ自動化の設定を進めます。
以下のバナーの「試してみる」をクリックしてフローボットをコピーしてくださいね。

クリックすると以下のような画像が出てくるのでOKを押しましょう。

以下の画面が表示されたら、「タイトル」と「説明」を確認しましょう。
変更が必要な場合は、該当箇所をクリックすることで変更可能です。
最初に、Slackの「新しいメッセージがチャンネルに投稿されたら」の設定を行うのでクリックしましょう。

以下の画面が表示されたら、次の設定を行いましょう。

「タイトル」→必要に応じて変更可能
「Slackと連携するアカウント情報」→アカウントが合っているか確認
「トリガーアクション」→新しいメッセージがチャンネルに送信されたら

設定が完了したら、「次へ」をクリックします。

以下の画面が表示されたら、詳細を設定します。

「トリガーの起動間隔」→設定してください
※トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。
「チャンネルID」→候補から送信先のチャンネルを選択し、設定してください

Slackで送信するメッセージを確認しましょう。
登録する項目を後ほどAIを使用して抽出を行うので、「タイトル」と「内容」を分かりやすく入力してあります。
送信内容は任意で設定できますので、ご自身の業務内容に合わせて、必要であればカスタムしてくださいね。

実際にこちらを先ほど設定したチャンネルに送信し、Yoomの画面で「テスト」を実行しましょう。
成功したら「保存する」をクリックして完了です。

ステップ3:GitHub「Issueを作成」のアクションを設定

次に先述したように、GitHubへIssueを作成するためにSlackのメッセージから項目を取得します。
「テキストからデータを抽出する」をクリックしましょう。

今回はテンプレートを使用しているため、詳細はすでに設定済みですが、どのように設定するかを確認していきましょう。
以下の画面が表示されたら、「次へ」をクリックします。

詳細の設定を確認していきましょう。
対象のテキストの箇所に、「text」のアウトプットを使用します。
アウトプットを入力することで、フロー起動ごとの内容に合わせて変動することができますよ!
※アウトプットについて詳しくはこちらをご覧ください。
入力欄をクリックし、下に出てくる候補から「text」を選択し、クリックします。

抽出したい項目も確認しましょう。
今回は「タイトル」と「内容」という様に設定しましたが、Slackで送信する内容に合わせて設定することもできます。

最後に「テスト」を実行し、成功したら「保存する」をクリックしましょう。

GitHubの設定を行いましょう。
「Issueを作成」をクリックし、以下の画面が表示されたら、次の設定を行いましょう。

「タイトル」→必要に応じて変更可能
「GitHubと連携するアカウント情報」→アカウントが合っているか確認
「アクション」→Issueを作成

設定が完了したら、「次へ」をクリックしましょう。

API接続設定を行いましょう。

「オーナー名」→URLから取得し、設定しましょう
「リポジトリ名」→URLから取得し、設定しましょう

「タイトル」→テキストからデータを抽出するの「タイトル」のアウトプットを入力しましょう
「コメント」→テキストからデータを抽出するの「内容」のアウトプットを入力しましょう
※「タイトル」と「コメント」はアウトプットと組み合わせて、直接入力で定型的な内容を設定することも可能です。

設定が完了したら、「テスト」を実行して、成功したら「保存する」をクリックして完了です。

ステップ4:SlackとGitHubの自動化の動作確認

最後に「トリガーをON」をクリックしたら、自動化の設定は完了です。
正しくフローボットが起動するかどうかを確認しましょう。

設定おつかれ様でした!

SlackやGitHubを使ったその他の自動化例

本日ご紹介した連携以外にもSlackやGitHubのAPIを活用することで様々な自動化を実現することが可能です。

もし気になるものがあれば、ぜひ試してみてください!

SlackとGitHubを連携した自動化例

GitHubで、Issueが作成されたらSlackに通知したり、プルリクエストが作成されたらSlackに通知したりすることもできます。
また、GitHubでプルリクエストにコメントが作成されたらSlackに通知する連携も可能です。

Slackを活用した自動化例

Web会議の終了後に会議内容を要約してSlackへ投稿する

Google MeetやZoomでWeb会議が終了したら、内容を文字起こしして要約し、Slackに自動で通知します。

クラウドストレージにファイルが保存されたらSlackに通知する

Google Driveなどにファイルが保存されたら、Slackに自動で通知します。

今日の予定や今日が期日のタスクをSlackに通知する

Googleカレンダーの今日の予定やNotionで期日が今日のタスクなどをSlackに自動で通知します。

GitHubを活用した自動化例

GitHubでIssueが作成されたらタスク管理アプリに課題を追加する

GitHubでIssueが作成されたらAsanaやTrelloなどに課題を自動で追加します。

フォームで送信された回答をGitHubのIssueに登録する

Googleフォームなどで送信された回答をGitHubのIssueに自動で登録します。

GitHubでIssueが新しく作成または更新されたらデータベースに追加する

GitHubでIssueが新しく作成または更新されたらGoogle スプレッドシートやNotionなどに自動で追加します。

SlackとGitHubの連携メリットと具体例

業務効率化の向上

SlackとGitHubを連携させることで、情報を手動で転記する手間を省き、タスク管理を一元化できます。特に、Slack上で発生する課題やフィードバックをスピーディーにGitHubのIssueとして記録する仕組みによって、タスクの抜け漏れを防ぎつつ、記録や追跡が効率的に行えるはずです。これにより、従業員が本来注力すべき業務により多くの時間を割くことが可能になり、チーム全体の生産性が向上するのではないでしょうか。

コミュニケーションミスの軽減

Slackで共有された情報を自動的にGitHubに転記することで、コミュニケーションの齟齬や記録ミスを軽減できます。特に、複数人が関与するプロジェクトでは、重要な情報がSlack内の他のメッセージに埋もれてしまうリスクがありますよね。この連携により、必要な情報が適切に整理・記録されれば、プロジェクトの関係者全員が最新情報にアクセスできる環境を構築できるはずです。また、すべてのタスクがGitHub上で公開されることで、プロジェクトの進捗状況やタスクのステータスが透明化され、関係者間の信頼を築くことができるのではないでしょうか。さらに、この仕組みにより、新しいメンバーも過去の経緯を簡単に把握でき、スムーズなオンボーディングにつながります。

タスクの迅速な可視化

Slackで投稿された情報をGitHubに自動で反映させることで、チームメンバー全員がタスクを視覚的に把握できるようになります。例えば、新しいバグが報告された場合、Slack内での通知がGitHub上のIssueとして自動で作成されることで、開発者は素早く対応を開始できますよね。これにより、タスクの優先順位付けや進捗管理が迅速に行えるようになれば、プロジェクトもスムーズに進行するのではないでしょうか。
またSlackから自動生成されたIssueを活用することで、タスクの全体像を把握しやすくなるはずです。これにより、タスク量や緊急度に応じて適切にリソースを割り当てることが可能になりそうですね。例えば、チームリーダーがタスクの集中状況を見て、リソースの再配分を判断しやすくなれば、プロジェクト全体のバランスを保ちながら進行を管理できるのではないでしょうか。

まとめ

SlackとGitHubの連携により、手作業を大幅に削減できるはずです。Issueが自動で登録されることで、チームのコミュニケーションとタスク管理の大幅な効率化につながります。これにより、プロジェクトの進行がスムーズになれば、チーム全体の生産性が向上しそうですね。
ぜひYoomをご自身の業務に取り入れ、効率化を体験してみてくださいね!

この記事を書いた人
m.takahashi
新卒でジュエリー販売を経験し、結婚出産を経て、社会保険労務士事務所で6年ほど勤務してきました。どちらの業界でも在庫管理や顧客管理をはじめ、様々な事務仕事を経験しました。特に社労士事務所での勤務では、膨大な入力作業や事務処理で一日終わることもしばしば。Yoomを知って第一声は「なぜもっと早く出会えなかったのか・・・」でした。皆様にYoomの便利さを届けられるように、わかりやすい文章書けるよう心がけています!
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Yoomのハイパーオートメーションとは?
従来のRPAでは単純な繰り返し作業しか自動化できず、その設定作業はとても複雑なものでした。
AI・API・RPA・OCRなど様々な技術を組み合わせた「ハイパーオートメーション」なら、これまでは実現できなかった多くの作業を、これまでよりも簡単に自動化することが可能です。
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