AI翻訳とSlackの連携イメージ
AIオペレーションの活用方法

2024/09/17

Slackで投稿されたメッセージをAIで自動翻訳し、翻訳版をSlackに投稿する方法

r.suzuki

Slackは多くの企業やチームで利用されているコミュニケーションツールですが、異なる言語でやり取りを行う環境の場合、メッセージの翻訳が必要なこともありますよね?
そこでこのブログでは、Slackに投稿されたメッセージをAIで自動的に翻訳し、翻訳したメッセージを再投稿する方法をご紹介します。
設定はノーコードで簡単にできる方法を説明しますので、プログラミングが初心者の方でもすぐにチャレンジできますよ。
ぜひ参考にしてください!

こんな方におすすめ

  • Slackに外国語のメッセージが通知される方。
  • Slackに投稿されたメッセージの翻訳を効率化したい方。
  • Slackで投稿されたメッセージを素早く翻訳して対応を迅速化したい方。

今すぐに試したい方へ

本記事ではノーコードツール「Yoom」を使用した連携方法をご紹介します。
難しい設定や操作は必要なく、非エンジニアの方でも簡単に実現できます。
下記のテンプレートから今すぐに始めることもできますので、ぜひお試しください!

[Yoomとは]

SlackとAIツールの連携フローの作り方

ステップ1:Yoom登録・ログインとアプリ登録

はじめにYoomの公式サイトにアクセスし、アカウント作成をお願いします。
すでに登録済みの方はログインしてください。
Yoomのアカウント発行ページ

Yoomのアカウントにログインしたら、使用するアプリを登録します。
1)「マイアプリ」をクリックし、「新規接続」を選択してください。

2)登録したいアプリを選択し、アプリごとに使用するアカウントでログインしてください。

3)登録ができるとマイアプリにアイコンが表示されます。
登録したのアプリのアイコンが表示されたかを確認をしてください。

ステップ2: テンプレートの選択

今回は、【Slackで投稿されたメッセージを翻訳して、翻訳版をSlackに投稿する】というフローを作成します。
このテンプレートは、Slackに投稿したメッセージを自動的に翻訳することができます。
翻訳ツール等を使う手間を省くことができるため、スピーディーに翻訳したメッセージを通知することができます。
翻訳可能な言語は任意で設定することができるため、メンバーに合わせて使い分けることも可能です。
自動化によって、手動による投稿ミスなども防ぐことができ、的確な情報を伝えることができます。

ステップ3:SlackとAIツールの連携設定

1)先ほど紹介したテンプレートの「このテンプレートを試してみる」のアイコンをクリックしてマイプロジェクトへコピーをします。

2)以下のような表示が出てきます。

指示にしたがって、右に「!」のついているフローのアイコンを順番にクリックし、編集していきます。
タイトルや詳細はクリックすると変更可能です。
使用しやすいように変更してください。

3)「アプリトリガー 新しいメッセージがチャンネルに投稿されたら」をクリックします。

4)トリガーアクションは「新しいメッセージがチャンネルに投稿されたら」を選択して、「次へ」をクリックします。

5)トリガーの起動間隔を選択し、チャンネルIDを選択できたら「テスト」をクリックします。
チャンネルIDはアプリ登録ができていると候補から選択することが可能です。
テストが成功したら「保存」します。
※トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。

6)フローに戻ったら、「翻訳する」のアイコンをクリックします。

7)アクションは「GPT3.5|3,500文字以内の文章の翻訳(4タスク)」を選択して、「次へ」をクリックします。

8)翻訳対象のテキストを入力します。
先に連携したSlackのアウトプット情報を引用できるので、候補から{{メッセージ内容}}を引用してください。
入力ができたら「テスト」をクリックし、テストが成功したら「保存」します。

9)フローに戻ったら、「アプリと連携する スレッドにメッセージを送る」のアイコンをクリックします。

10)アクションは「スレッドにメッセージを送る」を選択して、「次へ」をクリックします。

11)各項目を入力します。
タイムスタンプは先に連携したSlackのアウトプット情報から引用して入力してください。
メッセージは翻訳するのアウトプット情報から{{翻訳結果}}を引用して作成してください。
入力ができたら「テスト」をクリックし、テストが成功したら「保存」します。

12)これで【Slackで投稿されたメッセージを翻訳して、翻訳版をSlackに投稿する】というフローの完成です。

ステップ4: テストと確認

13)最後まで設定すると以下のような表示が出てくるので、「トリガーをON」をクリック。フローボットを起動させて、一度正しく作動するか確認してください。

今回使用したテンプレートはこちら!

SlackやAI機能を使ったその他の自動化例

本日ご紹介した連携以外にもSlackのAPIやAI機能を活用することで様々な自動化を実現することが可能です。

もし気になるものがあれば、ぜひ試してみてください!

SlackやAI機能を連携した自動化例

Slackに投稿された文章を翻訳してスレッドに返信し、Google スプレッドシートに追加したり、英文メールを自動で翻訳してSlackに通知したりすることも可能です。
また、Slackに投稿されたメッセージを翻訳して他のチャットツールに通知する連携も可能です。

Slackを活用した自動化例

データベースに情報が登録されたらSlackに通知する

Google スプレッドシートやSalesforceなどに情報が追加されたらSlackに自動で通知します。

プロジェクト管理アプリでタスクが完了したらSlackに通知する

AsanaやTrelloなどでタスクが完了したことをSlackに自動通知します。

ワークフローで申請が承認されたことをSlackへ通知する

Garoonやジョブカン経費精算・ワークフローなどで申請が承認されたことをSlackへ自動で通知します。

AI機能を活用した自動化例

書類をOCR機能で読み取り保存する

Slackに投稿された書類をOCR機能で読み取りクラウドストレージに自動で保存したり、メールやフォームで送信された書類をOCR機能で読み取りデータベースに情報を追加した後、Slackへ自動で通知したりできます。

音声データを文字起こしして通知する

クラウドストレージにアップロードされた音声データをAIで文字起こししてSlackに自動で通知したり、Web会議が終了後に自動でAIで文字起こしをしてSlackに通知したりできます。

テキストを抽出してアプリやデータベースに追加する

Slackに投稿されたメッセージから特定の内容をAIで抽出してTrelloやGoogle スプレッドシートなどに自動で追加できます。

SlackとAIツールを連携するメリット

メリット1: 多言語チーム間のコミュニケーションを効率化

Slackに投稿されたメッセージをAIで自動的に翻訳することによって、手動で翻訳する手間が省け、作業効率の向上が期待できます。
メッセージが自動的に翻訳されるため、言語の壁を感じることなく素早くコミュニケーションを取ることができ、プロジェクト進行の効率化につながる可能性があります。

メリット2: 翻訳のムラをなくせる

手動で翻訳を行うと、担当者によって表現が異なることがありますが、AIを利用することで、意訳などを避けた読みやすい文章に翻訳されることが期待できます。
また、自動化により手動で転記されることもないので漏れやミスも削減され、スムーズな情報共有も見込めます。

まとめ

今回はSlackで投稿されたメッセージを自動的に翻訳し、その翻訳内容をスレッドに再投稿する方法をご紹介しました。
翻訳作業の負担が軽減され、時間を節約できるだけでなく、コミュニケーションの質向上も見込めます。
またYoomを利用することで、ノーコードで簡単に連携を設定できるため、技術的な知識がない方でも手軽に始められます。
このブログを参考に、ぜひこの方法を試してみてください!

この記事を書いた人
r.suzuki
人材が限られる地方の中小企業で業務の効率化を日々模索していたところ、Yoomと出会いました。 こうだったらいいなとなにげなく考えていたことがYoomを導入することで、こんなにも効率化できるんだ!と感動。 システムやプログラミングの知識や経験がない私でも、業務が大きくかわったので、同じように感じているたくさんの方々へ共有できたらと執筆しています。
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従来のRPAでは単純な繰り返し作業しか自動化できず、その設定作業はとても複雑なものでした。
AI・API・RPA・OCRなど様々な技術を組み合わせた「ハイパーオートメーション」なら、これまでは実現できなかった多くの作業を、これまでよりも簡単に自動化することが可能です。
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