2024/10/30
アプリ同士の連携方法

【スマレジ×kintone】新規取引の発生時にデータを自動で同期する方法

e.koyama

目次

POSシステムは売上や商品の情報管理に役立つ便利なツールです。しかし、POSシステムを介さない売上がある場合や、複数のPOSシステムを使い分けて多店舗運営を行っている場合には、会社全体の情報管理のために、他のアプリを併用しているケースもあるでしょう。

本記事では、スマレジとkintoneを連携し、新しい取引が発生した際にデータを自動で同期する方法を紹介します。取引発生の都度、kintoneに情報がリアルタイムで反映されることで、最新データを基にした分析が可能になります。また、手作業で転記する必要がなくなるため、ヒューマンエラーの発生を抑えられるでしょう。連携のメリットと連携方法を詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。

スマレジとkintoneを連携するメリット

メリット1: データのリアルタイム更新

スマレジからkintoneへ取引データが即時転送されることにより、最新の販売動向をタイムリーに把握できます。売上や在庫管理においてはリアルタイムの情報が重要です。在庫管理の最適化や売れ筋商品の分析、効果的な販売促進施策の立案など、データに基づいた迅速な判断が可能になるでしょう。また、複数店舗の売上状況をkintoneで一元管理できます。

例えば、取引が発生してすぐに売上情報がスマレジからkintoneに自動で反映されるため、キャンペーンの反応をリアルタイムで把握できます。これにより、企画の期間延長の検討や対象商品の購買計画の変更などを迅速に行えるでしょう。

メリット2: ヒューマンエラーの削減

手作業でのデータ入力は数字の打ち間違いや登録漏れなどのヒューマンエラーを引き起こしやすいですが、自動化することで、そのリスクを減らせます。エラーの発生を抑えることでデータの正確性が高まれば、分析結果や統計データへの信頼性向上が期待できます。データ転記が不要となり、ミスがあった場合の修正作業が減れば、担当者の負担が軽減され、業務コストの削減につながるかもしれません。

連携によって、スマレジを導入している店舗だけでなく、会社全体の情報管理をkintoneでスムーズに進められるようにしましょう。Yoomを使えば、設定は簡単です。

[Yoomとは]

スマレジとkintoneの連携フローの作り方

それでは、スマレジとkintoneの連携と業務フローの自動化設定を行ってみましょう。

テンプレートを使って、「スマレジで取引が発生したらkintoneに追加する」業務フローの作成手順を紹介します。

はじめる前に

1. 取引情報を同期するkintoneのアプリを準備しておいてください。

2. Yoomにログインしてください。

3. 以下の「試してみる」ボタンをクリックして、Yoomのテンプレートをコピーしてください。 

ステップ1: スマレジとkintoneのマイアプリ連携

※アプリ連携がお済みの場合は、ステップ2へ進んでください。

1. 左メニューの「マイアプリ」を選択し、画面右の「+ 新規接続」をクリックします。

2. マイアプリの新規接続一覧から、スマレジとkintoneをそれぞれ選択し、アプリを連携してください。
 ※参考:スマレジのマイアプリ登録方法
 ※参考:kintoneマイアプリ登録方法

次は、マイプロジェクトにテンプレートコピーして、フローボットを作成していきます。
コピーがまだの場合は、フローボットテンプレートを下記よりコピーしてください。

1.バナーにカーソルを合わせ「詳細を見る」をクリック
2.移行したページの「このテンプレートを試す」をクリック
3.Yoomの登録を行う
※既に登録が完了している場合はログイン画面が表示されるので、ログインしましょう。

ステップ2: スマレジに取引情報が登録された時に起動するトリガーの設定

1. コピーしたテンプレートを開きます。
 ※下図の赤枠部分から任意のタイトルに変更できます。

2. フローボットの「アプリトリガー:取引情報が登録されたら(Webhook起動)」をクリックします。

3. 連携アカウントとアクションを選択します。
 必要に応じてタイトルを変更し、「次へ」をクリックします。

4. アプリトリガーのWebhookイベント受信設定を行います。
 こちらの記事【スマレジのWebhookトリガーを設定する方法】を参考にして、取引発生時に起動するように設定してください。

5.  スマレジ上で取引情報を登録した後、「テスト」をクリックします。

6. テストが成功したら、「保存する」をクリックします。

ステップ3: スマレジから取引の詳細を取得するアクションの設定

1. フローボットの「アプリと連携する:取引の詳細を取得」をクリックします。

2. 連携アカウントとアクションを選択します。
 必要に応じてタイトルを変更し、「次へ」をクリックします。

3. API接続設定を行います。
 各項目の入力・選択をしてください。
 ※取引ID欄は、ステップ2で取得したアウトプットを使用して入力してください。

 ※下図はアウトプットの参照例です。入力欄をクリックすると候補が表示されるため、対象項目を選択してください。

4. 「テスト」をクリックします。

5. テストが成功したら、「保存する」をクリックします。

ステップ4: kintoneにレコードを追加するアクションの設定

1. フローボットの「データベースを操作する:レコードを追加する」を選択してください。

2. データベースの連携を行います。
 ・タイトル:必要に応じて変更してください。
 ・データベースの連携「アプリID」:取引情報を管理するkintoneアプリのIDを入力または選択してください。

3. 「次へ」をクリックします。

4. データベース操作の詳細設定を行います。
 追加するレコードの値の各欄に、これまでに取得したアウトプットを使用して入力してください。
 ※下図は入力例です。

 ※下図はアウトプットの参照例です。

5.「テスト」をクリックします。

6. テストが成功したら、「保存する」をクリックします。

以上で、「スマレジで取引が発生したらkintoneに追加する」フローの完成です。
保存したフローのトリガーを「ON」に切り替えると起動します。

今回使用したフローボットテンプレート
スマレジで取引が発生したらkintoneに追加する

スマレジ・kintoneを使ったその他の自動化例

他にもスマレジやkintoneを使った自動化の例がYoomには多数あるため、いくつか紹介します。

1. スマレジに商品情報が登録または更新された際に、kintoneに情報を追加するフローです。取引以外のデータもkintoneに同期できます。スマレジを使わない店舗でも同じ商品を取り扱っている場合や、すべての商品データをkintoneで管理している場合に役立つでしょう。

2. kintoneでレコードが登録された際に、スマレジに商品情報を登録するフローです。これまで紹介したフローとは逆に、kintoneの情報をスマレジに同期することも可能です。商品情報を先に商品企画や購買の担当者が取りまとめ、店舗の担当者がそのデータを利用して商品登録を行うという場合には、こちらのフローをご利用ください。

3. kintoneの在庫情報が更新された際に、スマレジの在庫情報を更新するフローです。kintoneで管理されている在庫や入出荷データから、在庫情報をスマレジに自動で反映できます。転記作業が不要になるため、在庫の変動が激しくても担当者の負担を軽減できるでしょう。

まとめ

スマレジとkintoneを連携することで、新たな取引が発生した際にデータを自動で同期できます。kintoneで管理する情報がリアルタイムで更新され、データの分析や後続業務をスムーズに進められるでしょう。また、転記作業が不要になるため、入力ミスなどのヒューマンエラーの減少が見込めます。データの正確性が高まることで、分析や統計の精度が向上することが期待できます。Yoomを利用して連携し、これらのメリットを実感してください。

この記事を書いた人
e.koyama
これまで専門商社やEC業界で事務を経験してきました。 担当した業務は営業事務や経理、総務、人事、法務など多岐に渡ります。 個々の作業の効率化には取り組みましたが、各種のサポートツールやYoomを使えばより便利に業務が進められたのに…と思っています。 業務経験を活かしたYoomの紹介記事を発信し、皆さんがスムーズに業務を進められるお手伝いができれば幸いです。
タグ
連携
自動化
スマレジ
kintone
関連アプリ
Yoomのハイパーオートメーションとは?
従来のRPAでは単純な繰り返し作業しか自動化できず、その設定作業はとても複雑なものでした。
AI・API・RPA・OCRなど様々な技術を組み合わせた「ハイパーオートメーション」なら、これまでは実現できなかった多くの作業を、これまでよりも簡単に自動化することが可能です。
Yoomのハイパーオートメーションとは?
従来のRPAでは単純な繰り返し作業しか自動化できず、その設定作業はとても複雑なものでした。
AI・API・RPA・OCRなど様々な技術を組み合わせた「ハイパーオートメーション」なら、これまでは実現できなかった多くの作業を、これまでよりも簡単に自動化することが可能です。
Yoomについて詳しく見る
お役立ち資料
Yoomがわかる!資料3点セット
資料ダウンロード
3分でわかる!Yoomサービス紹介資料
資料ダウンロード
Before Afterでわかる!Yoom導入事例集
資料ダウンロード
お役立ち資料一覧を見る
会社概要
利用規約(JaEn
プライバシーポリシー(JaEn
セキュリティポリシー(JaEn
特定商取引法に基づく表記
©️ Yoom Inc.
Yoomとは?
これまでは実現できなかった多くの作業を、これまでよりも簡単に自動化することが可能です。
詳しくみる
詳しくみる