2025/01/01
アプリ同士の連携方法

スマレジとLOGILESSを連携して、スマレジで商品情報が登録されたらLOGILESSに商品マスタを登録する方法

k.ueno
スマレジとLOGILESSの連携イメージ

目次

Yoomを活用しPOSシステムのスマレジと在庫・受注管理システムのLOGILESSを連携させることで、商品情報の登録作業を自動化できます。
日常業務の一つである商品の登録作業が自動的に行われるようになれば、従来の作業時間を短縮でき、担当者の負担軽減にもつながります。
本記事では、スマレジで商品情報が登録後に、LOGILESSに商品マスタを登録する自動化フローの設定方法と導入するメリットについて解説します。
業務に取り入れることでヒューマンエラーの削減と作業コストの最適化が実現できるので、ぜひご覧ください。

こんな方におすすめ

  • スマレジとLOGILESSを活用しており、今よりも商品管理を効率化したい方
  • 業務効率化を図りたいと考えているEC事業者
  • 商品情報の登録作業時のミスを削減したい方
  • 作業工数を削減し、他の業務に集中したい方
  • 業務の効率化のためにシステム連携を検討している責任者

スマレジとLOGILESSを連携するメリットと具体例

1.作業時間の短縮

商品情報が自動的に登録されることにより、商品登録に関わる対応時間を短縮できます。
例えば、ECサイトで新商品を発売する際、スマレジに商品を登録するだけでLOGILESSにも同じ商品情報が自動で反映されるため、サイト上への商品公開が迅速に行われます。
販売機会を逃すことなく、市場へのタイムリーな商品公開が可能となるので、限られたスタッフで運営している事業者にとって、効率的な商品登録は大きな助けとなるでしょう。

2.人的ミスの削減

これまで商品情報を複数のシステムに手動入力する際、入力ミスや情報の不一致が発生する可能性がありました。
スマレジでの商品登録と同時にLOGILESSに自動反映されるようになれば、このような人的ミスを防止できます。
例として、商品データが自動反映されることで、価格や商品コードの誤入力による販売機会の損失を未然に防ぐことができ、正確な在庫管理が実現します。
正確な情報を管理し公開することで、顧客からの信頼度向上にもつなげられるでしょう。

3.担当者の負担軽減

この自動化フローを取り入れることで、スマレジ側とLOGILESS側の作業工数が削減されるので、担当スタッフの負担を軽減できます。
例えば、マーケティング担当者と商品管理スタッフが商品の登録作業を行っていた場合、それぞれの部門で同様の作業を行う必要があり状況確認に手間がかかっていました。
登録作業が自動化することで対応が統一され、従来のプロセスの改善が見込まれます。
各部門のスタッフがそれぞれの活動に集中できるようになり、事業全体の生産性が向上するかもしれません。

それでは、「スマレジで商品情報が登録されたらLOGILESSに商品マスタを登録する」のテンプレートを使ったフローボットを作成していきましょう。

[Yoomとは]

スマレジで商品情報が登録されたらLOGILESSに商品マスタを登録する方法

スマレジで商品情報が登録されたことをスマレジのAPIを利用して受け取り、LOGILESSの提供するAPIを用いて、登録された商品情報をそのままLOGILESSに反映し商品マスタを登録することで実現が可能です。
一般的に実現にはプログラミングの知識が必要ですが、ノーコードツールのYoomを用いることでプログラミング知識がなくても簡単に実現できます。

フロー完成までの作業は以下のように進めていきます。

  • スマレジとLOGILESSのマイアプリ連携
  • テンプレートのコピー
  • スマレジのトリガー設定とLOGILESSの設定
  • トリガーをON

Yoomを利用していない方は、こちらから無料登録をしてください。
すでにYoomを利用している方はログインしましょう。

・スマレジとLOGILESSをマイアプリ連携

(1)まずはスマレジをマイアプリに接続していきます。
Yoomアカウントにログイン後、左欄の「マイアプリ」をクリックして「新規接続」からスマレジを検索してください。

(2)スマレジのアプリアイコンを検索し、クリックします。

(3)「アカウント名」と「契約ID」を入力し、[追加]をクリックします。
まずはスマレジが接続できました。
スマレジのマイアプリ登録方法については、こちらのページもご確認ください。

(4)次にLOGILESSのアプリ連携を行います。
スマレジのマイアプリ登録と同様に、LOGILESSを選択します。

(5)LOGILESSのログイン画面に移行するので、「メールアドレス」と「パスワード」を入力し、[ログイン]をクリックします。
LOGILESSへのログインが正常に行われると、Yoomアカウントのマイアプリ画面へ移動します。
これで2つのアプリがYoomアカウントに接続できました。

・テンプレートのコピー

Yoomアカウントに対象のアプリの新規接続が完了していることを確認後、下記のテンプレートの「このテンプレートを試してみる」のアイコンをクリックします。

テンプレートがコピーされるので、「OK」ボタンをクリックします。

Yoomアカウントの「マイプロジェクト」の画面に移動するので、テンプレート内容を確認してください。

設定フローは2つです。

・スマレジのトリガー設定

(1)まず、スマレジのアプリトリガーを設定します。

Yoomアカウントの画面左側のマイプロジェクトから「【コピー】スマレジで商品情報が登録されたらLOGILESSに商品マスタを登録する」をクリックしてください。

クリックした後、以下画面のようにテンプレート内容が表示されます。

(2)まずはトリガーとなる「商品情報が登録または更新されたら」をクリックします。

(3)連携するアカウントを入力し、[追加]をクリックしてください。

(4)次の画面で「トリガーの起動間隔」を設定しましょう。
「トリガーの起動間隔」は5分、10分、15分、30分、60分から任意のものを選択してください。
※トリガーの起動間隔はプランによって異なるため、注意が必要です。

(5)「契約ID」を入力した後、[テスト]をクリックし、問題がなければ[保存する]をクリックします。
このステップで以下のようなアウトプットを取得できます。
アウトプット情報は、「この値を他のオペレーションで利用することができます。」という注釈の通り、この後のステップで引用・活用できます。

・LOGILESSの設定

(1)最後に、2つ目のアクション「商品マスタを登録」をクリックします。

(2)連携するアカウントを入力し、[追加]をクリックしてください。

(3)次の画面で「マーチャントID」や「商品コード」などの項目に情報を入力します。
入力バーをクリックすると、前ステップで取得したアウトプットを引用できます。

(4)「商品区分」や「税区分」などの項目は、プルダウンから選択しましょう。

(5)必要項目に情報を入力した後、[テスト]をクリックし、問題がなければ[保存する]をクリックします。
これで設定は完了です。

・トリガーをON

以下の画面の赤枠部分「トリガーをON」をクリックすることで、フローボットが自動で起動します。

今回使用したテンプレートはこちら

LOGILESSを使ったその他の自動化例

他にもLOGILESSを使った自動化の例がYoomにあるので、いくつか紹介します。

Googleスプレッドシートで仕入先情報が追加されたらLOGILESSの仕入先マスタに登録する

Googleスプレッドシートに情報が追加されたら、自動でLOGILESSにも追加することで、手入力の手間と負担を省略できます。
自動でLOGILESSにも情報を追加するため、スムーズな情報の共有体制を整えられるでしょう。

LOGILESSで受注伝票が登録されたらMicrosoft Excelに情報を追加する

情報の追加作業が自動化されることで、手動でのデータ入力や更新作業が不要となり、データの正確性と一貫性が確保されます。
Microsoft ExcelにLOGILESSの情報が集約されるので、チームメンバーが容易にデータを分析できるようになります。

LOGILESSで受注伝票が登録されたらkintoneに情報を追加する

物流や在庫管理を頻繁に行っている方におすすめのフローです。
LOGILESSの情報がkintoneに自動反映されることで、転記ミスが減少し、情報の分散や重複を防ぐことができます。
業務プロセスの透明性が向上することで、責任者はより迅速に意思決定を行えるようになるかもしれません。

まとめ

今回紹介したスマレジとLOGILESSの連携により、双方のアプリでの情報の登録作業を自動化し、担当者の負担削減と正確で安定した情報管理体制が実現します。
また、登録作業の時間が短縮され、担当者は空いた分のリソースをその他重要な業務に充てることもできます。
結果、関連する部門内のコスト削減や生産性向上も期待できるでしょう。
専門的な知識がなくても簡単に導入が可能なので、ぜひYoomを活用して、アプリ連携による自動化を体験してください。

この記事を書いた人
k.ueno
これまでカスタマーサポートとして、ユーザー様の疑問や不安点を解消するために尽力してきました。 yoomを活用することで、日々の煩雑になりつつある業務がサクサク進むようになると知り、感動しました! これから業務効率化を目指す方々へ、スムーズにサービスを利用してもらえるよう、わかりやすい内容でコンテンツを発信していきます。
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