2024/11/06
アプリ同士の連携方法

スマレジで行った取引データをDiscordに自動送信して情報管理を効率化

a.ohta
スマレジとDiscordの連携イメージ

目次

スマレジを使用して売り上げた販売データの確認はどのように行っていますか?1日の終わりにまとめて確認しているのか、それとも、定期的にスマレジを用いて確認していますか?では、それをリーダーや他部署に送信しなければならない場合は、どのような手順を踏んでいますか?
このように、販売取引をスマレジで行っていて<span class="mark-yellow">販売データを細かく確認する機会が多いのであれば、Discordと連携するのがおすすめです!</span>
このアプリ連携により、スマレジで行った販売取引が確認しやすくなるため、データ管理が容易になるでしょう。業務効率を向上させるための第一歩として、ぜひご活用ください。

こんな方におすすめ

-  店舗ごとにスマレジで行った販売取引の確認をDiscordで定期的に行いたいリーダー
- スマレジで行った取引の売り上げ状況をDiscordで細かく確認し商品の発注や在庫確保をしたい部署
- スマレジで行った取引のデータを管理者などへ素早く通知したい店舗担当者

スマレジとDiscordの連携メリットと具体例

メリット1: リアルタイムデータによる在庫確保の効率化

今回の連携により、スマレジで行われた販売取引のデータをDiscordに自動通知できます。販売状況が簡単に確認でき、データチェックが容易に行えるようになることが期待できるでしょう。
さらに、販売取引が行われるとリアルタイムでデータが送信されるため、売れ行きの流れが掴みやすくなります。これにより、商品の発注や在庫確保を行う他部署が効率的に管理を行えるようになるかもしれません。結果として在庫切れなどを防ぎやすくなる可能性があります。

メリット2: 業務負担の軽減

一定の売り上げに達した場合や定められた時間に取引状況を報告しているのであれば、今回の自動化を導入することで、そのような業務フローを簡略化可能です。
取引が行われるたびにDiscordへ通知が届くため、スマレジを用いて販売を行っている担当が個別に取引データを送信する必要がなくなるためです。
これにより販売担当者の業務負担が軽減され、時間の節約にもなるでしょう。よって、販売そのものに力を入れやすくなることが期待できます。

メリット3: 情報共有の円滑化

販売担当者以外がスマレジで行われた取引データを確認したい場合、各部署がスマレジにアクセスし、個別で確認する必要があります。そこで今回のアプリ連携を導入すれば、Discordに自動で通知が届くようになるため、スマレジにアクセスし確認する手間が省けるでしょう。
また、取引データに対して何かの指示をしたい場合や、特定の商品の取引データに対し質問や要望をしたい場合などは、Discordへ投稿されたメッセージに直接スレッドを作成することで会話が可能になります。
これにより、コミュニケーションが円滑になることが期待できるでしょう。

では、ここからYoomを使用して、アプリ同士を連携するフローを紹介していきます。

[Yoomとは]

今回は「スマレジで取引が登録されたらDiscordに通知する」という自動化を、以下のテンプレートを用いて行います。

まずはYoomの登録を行いましょう。
1.上のバナーの「詳細を見る」をクリック
2.移行した画面下部の「このテンプレートを試してみる」をクリック
3.Yoomの登録を行う

※既に登録が完了している場合はログイン画面が表示されるので、ログインしましょう。

スマレジとDiscordの連携フローの作り方

連携フローは大きく分けて以下のプロセスの通りです。

・スマレジとDiscordをマイアプリ連携
・スマレジの起動及びデータ取得の設定
・Discordへの通知設定

ステップ1:スマレジとDiscordをマイアプリ連携

Yoomの登録が完了すると、フローボットのテンプレートが「マイプロジェクト」にコピーされます。
画像のような表示がされたら、左側にあるメニューから「マイアプリ」を選択してください。

右上の新規接続ボタンをクリックします。


ボックスに連携するアプリ名を入力しましょう。

スマレジとYoomの連携

1.検索する

ボックスにスマレジと入力し、スマレジのアイコンを選択してください。

2.必須項目の入力

必須項目を入力しましょう。
スマレジのマイアプリ連携に関しては、スマレジアプリマーケットのYoomページからYoomアプリをインストールすることで、簡単に行えます。
詳細はスマレジのマイアプリ登録方法をご確認ください。

3.追加する
必須項目が入力できたら、右下の追加をクリックしましょう。

上記の表示がされたら連携完了です。

DiscordとYoomの連携

1.検索する

Discordを検索し、Discordのアイコンを選択します。

2.必須項目の入力

Discord Developer PortalからBotトークンを取得し、アクセストークンに入力します。
詳しくはDiscordのマイアプリ連携についてのページをご確認ください。

3.追加する
必須項目が入力できたら、右下の追加をクリックします。

上記の表示がされれば連携完了です。

次は、マイプロジェクトにテンプレートコピーして、フローボットを作成していきます。
フローボットテンプレートを、下記よりコピーしてください

1.バナーにカーソルを合わせ「詳細を見る」をクリック
2.移行したページの「このテンプレートを試す」をクリック
3.Yoomの登録を行う
※既に登録が完了している場合はログイン画面が表示されるので、ログインしましょう。

ステップ2:スマレジの起動設定

1.マイプロジェクトを開く


画面左側のメニューから「マイプロジェクト」を開きましょう。

2.コピーしたテンプレートを開く
「【コピー】スマレジで取引が登録されたらDiscordに通知する」をクリックします。

3.アプリトリガーを選択

スマレジのアイコンの「取引情報が登録されたら(Webhook起動)」をクリックします。
タイトルなどの設定は完了しているため、次へを押しましょう。

4.Webhookの設定

Webhookの設定を行います。この設定を行うことで、スマレジで取引が行われると、そのデータをリアルタイムでDiscordへ通知可能となります。

設定に関してはスマレジのWebhookトリガーを設定する方法をご確認ください。

5.商品を登録する
データをテスト送信するため、スマレジで取引を行いましょう。

6.テストの実行


取引データが登録できたらYoomに戻り、画面下部にあるテストボタンを押しましょう。
青くテスト成功と表示がされたら、スマレジのWebhook設定は完了となります。

ステップ3:スマレジからデータを取得する設定

1.アプリと連携する

スマレジのアイコンの「取引の詳細を取得」をクリックします。
タイトルなどの設定は完了しているため、次へを押しましょう。

2.必須項目の入力

契約者IDはボックス下部の補足通りに入力してください。


取引IDは先ほどテスト送信したデータを使用します。
そのため、ボックスをクリックし赤枠を選択してください。

「取引ID」をクリックし、挿入しましょう。

3.テストの実行


必須項目の設定が完了したら画面下部にあるテストボタンを押しましょう。
青くテスト成功と表示がされたら設定は完了です。

ステップ4:Discordへ通知する設定

1.アプリと連携する

Discordのアイコンの「メッセージを送信」を選択してください。次へを押します。

2.チャンネルIDの入力

スマレジの取引データを送信したいDiscordのチャンネルを設定します。
ボックス下部の捕捉のとおりに入力しましょう。

3.メッセージの確認


Discordへ通知したいメッセージの内容を設定します。ボックスをクリックしましょう。


赤枠の項目を選択します。


先ほどテスト送信したスマレジの取引データが一覧表示されます。
Discordへ通知したいデータをクリックで挿入しましょう。

データが挿入できると画像のようになります。


他にも挿入したいデータがある場合は、追加していきましょう。

4.レイアウトを整える

順番を並び替えたり記号を用いて、好みのレイアウトに整えましょう。
こうすることで、Discordへ送信されたメッセージが読みやすくなります。

5.テストの実行メッセージの設定ができたら、下部にあるテストボタンを押してください。
青くテスト成功と表示がされれば設定は完了となります。保存を押しましょう。

6.トリガーをONにする

フローボットの作成が完了すると、上記のような表示がされます。トリガーは初期設定ではOFFの状態なので、ONにしましょう。
その後、スマレジで取引を行い、Discordへ通知が届けばテンプレートの設定は完了となります

今回使用したフローボットテンプレート
スマレジで取引が登録されたらDiscordに通知する

スマレジ・Discordを使ったその他の自動化例

他にも、スマレジやDiscordを使った自動化の例がYoomにはたくさんあるので、いくつか紹介します。

1.スマレジで取引が登録されたらSlackに通知する

今回の連携のSlackバージョンです。好みのコミュニケーションツールと連携して、データ管理を容易にしてみましょう。

2.スマレジで取引が発生したらNotionに追加する

取引データを蓄積して管理や編集を行っているのであれば、転記作業を自動化することもできます。事務作業を削減して効率向上を目指しませんか?

3.スマレジで入庫情報が登録されたらMicrosoft Teamsに通知する

入庫状況を通知することも可能です。別途連絡をする手間が省けるため、部署間の連携がスムーズになることが期待できます。

まとめ

スマレジとDiscordを連携すると、販売取引のデータが自動で通知されるため、取引データの確認がしやすくなるでしょう。
また、データがリアルタイムで送信されることで、在庫の確保や発注などの効率向上が期待できます。
ぜひこの機会に、スマレジとDiscordを用いた自動化を導入して、業務を簡易化してみませんか?

この記事を書いた人
a.ohta
雑貨店の店長を経験後はSEOライターとして在宅勤務を開始。後にマーケティングのスタートアップ企業と5年間ほど業務委託契約。 東大生に囲まれながらパソコンを抱え、様々なビジネス用語やSaaSツールの使い方を勉強する日々でした。 雑貨店の店長をしていた頃は、売上と在庫管理、人材管理、発注などの事務作業に幾度となく時間を奪われ、接客ができず売り時を逃がすこともしばしば。業務委託の際にも入力などの細かい作業が多く、「こんな単調な作業、自動化できないの?」と思っていたので、Yoomのビジョンには大いに共感しています!
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