従業員の入社の際、業務で使用するシステムのユーザー登録を負担に感じたことはありませんか?
特に入社者が多い場合、どうしても登録作業に時間や労力がかかりがちです。
本記事では、SmartHRに登録した従業員情報を使い、Microsoft Entra IDのユーザーを自動で追加する方法を紹介します。
Microsoft Entra IDのユーザー登録がスムーズに完了すれば、新入社員がMicrosoft 365などを利用して速やかに業務を開始できるはずです。
人事担当者やシステム担当者は、ぜひお試しください!
SmartHRとMicrosoft Entra IDを活用したすぐに試せる自動化テンプレート集はこちら
登録を自動化する便利なテンプレート
SmartHRに従業員が登録されたらMicrosoft Entra IDに新規ユーザーを追加する
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SmartHRに従業員が登録されたらMicrosoft Entra IDにも新規ユーザーを追加するフローです。
SmartHRで従業員が登録されたらMicrosoft Entra IDでMicrosoft アカウントを発行する
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SmartHRで従業員が登録されたらMicrosoft Entra IDでマイクロソフトアカウントを発行するフローです。
更新を自動化する便利なテンプレート
SmartHRで従業員が削除されたらMicrosoft Entra IDからユーザーを削除する
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SmartHRで従業員が削除されたらMicrosoft Entra IDからユーザーを削除するフローです。
複数アプリと連携する便利な自動化テンプレート
SmartHRに従業員が登録されたらMicrosoft Entra IDに新規ユーザーを追加してSlackに通知
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■概要
「SmartHRに従業員が登録されたらMicrosoft Entra IDに新規ユーザーを追加してSlackに通知する」ワークフローは、人事情報とユーザー管理の効率化を図るための業務ワークフローです。
SmartHRに新たに登録された従業員情報をMicrosoft Entra IDに自動的に追加し、さらにその情報をSlackに通知することで、手動でのユーザー追加作業を削減し、チーム全体に素早く通知が届きます。
■このテンプレートをおすすめする方
・SmartHRで従業員管理を行っている企業
・Microsoft Entra IDを使用してユーザー管理をしている担当者
・新規従業員の情報を素早く反映させ、チーム全体に通知したい企業
・手動のユーザー追加作業を減らし、業務の自動化を進めたい企業
・Slackを活用して情報共有やコミュニケーションをしているチームリーダーや管理者
■注意事項
・SmartHR、Microsoft Entra IDのそれぞれとYoomを連携してください。
・Microsoft Entra IDはチームプラン・サクセスプランでのみご利用いただけるアプリとなっております。フリープラン・ミニプランの場合は設定しているフローボットのオペレーションやデータコネクトはエラーとなりますので、ご注意ください。
・チームプランやサクセスプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。無料トライアル中には制限対象のアプリを使用することができます。
・Microsoft365(旧Office365)には、家庭向けプランと一般法人向けプラン(Microsoft365 Business)があり、一般法人向けプランに加入していない場合には認証に失敗する可能性があります。
今すぐに試したい方へ
本記事ではノーコードツール「Yoom」を使用した連携方法をご紹介します。
難しい設定や操作は必要なく、非エンジニアの方でも簡単に実現できます。
下記のテンプレートから今すぐに始めることもできますので、ぜひお試しください!
SmartHRで従業員が登録されたらMicrosoft Entra IDでMicrosoft アカウントを発行する
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SmartHRで従業員が登録されたらMicrosoft Entra IDでマイクロソフトアカウントを発行するフローです。
[Yoomとは]
SmartHRとMicrosoft Entra IDの連携フローの作り方
まず、SmartHRで従業員が登録されたことをSmartHRのAPIを利用して受け取ります。
その後、Microsoft Entra IDの提供するAPIを用いて、Microsoft Entra IDでMicrosoft アカウントを発行することで実現できます。
フロー完成までの作業は以下のように進めていきます。
- SmartHRとMicrosoft Entra IDをマイアプリ連携
- SmartHRの従業員が新たに登録されたら起動するトリガーの設定と登録情報から文字列を抽出するアクションの設定、続くユーザーを追加するMicrosoft Entra IDの各オペレーションの設定
- トリガーをONにして動作を確認
Yoomを利用していない方は、こちらから無料登録をしてください。
すでにYoomを利用している方はログインしましょう。
それでは、SmartHRとMicrosoft Entra IDの連携と業務フローの自動化設定を行ってみましょう。
テンプレートを使って、「SmartHRで従業員が登録されたらMicrosoft Entra IDでMicrosoft アカウントを発行する」業務フローの作成手順を紹介します。
※Microsoft Entra IDとの連携設定はチームプランまたはサクセスプランでご利用いただけます。2週間の無料トライアルも提供中です。
ステップ1: SmartHRとMicrosoft Entra IDのマイアプリ連携
※アプリ連携がお済みの場合は、ステップ2に進んでください。
1. 左メニューの「マイアプリ」を選択し、画面右の「+新規接続」をクリックします。

2. マイアプリの新規接続一覧から、SmartHRとMicrosoft Entra IDをそれぞれ選択し、アプリを連携してください。
ステップ2: SmartHRの従業員が新たに登録されたら起動するトリガーの設定
1. 下記のテンプレートをコピーします。
※下図の赤枠部分から、任意のタイトルに変更できます。
SmartHRで従業員が登録されたらMicrosoft Entra IDでMicrosoft アカウントを発行する
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SmartHRで従業員が登録されたらMicrosoft Entra IDでマイクロソフトアカウントを発行するフローです。

2. フローボットの「アプリトリガー:従業員が新たに登録されたら(Webhook起動)」をクリックします。

3. 連携アカウントとアクションを選択します。
タイトルを必要に応じて変更し、「次へ」をクリックします。

4. アプリトリガーのWebhookイベント受信設定を行います。
指示手順と以下の記事を参考に、従業員の追加時に起動するよう設定してください。
※Webhook連携を設定する(SmartHR ヘルプセンター)

5. 実際にSmartHRでテスト用の従業員を登録し、Yoomで「テスト」をクリックしてください。
テストが成功した場合は、アウトプット(取得した値)を取得できます。実際の設定では、各項目に具体的な値が反映されます。
こちらの値は次の設定に活用するので、取得された内容を確認して保存しましょう。

ステップ3: SmartHRの登録情報から文字列を抽出するアクションの設定
※メールアドレスの「@」より前の部分を、Microsoft Entra IDのメールエイリアスとして登録するための操作です。
1. フローボットの「テキストからデータを抽出する:特定の文字列以前を抽出」をクリックします。

2. 操作条件の設定を行います。
タイトル:任意の名称に変更できます。
抽出対象:ステップ2で取得したメールアドレスのアウトプットを参照してください。
特定の文字列:「@」とします。

3. テストを行い、成功したら「保存する」をクリックしてください。
「テキストからデータを抽出する」の設定方法については、こちらのページを確認しましょう。
ステップ4: Microsoft Entra IDのユーザーを追加するアクションの設定
1. フローボットの「アプリと連携する:ユーザーを追加」をクリックします。

2. 連携アカウントとアクションを選択します。
タイトルを必要に応じて変更し、「次へ」をクリックします。

3. API接続設定を行います。
これまでに取得したアウトプット情報を活用し、各項目の選択・入力を行ってください。
※下図は一例です。


4. テストを行い、成功したら「保存する」をクリックしてください。

ステップ5:トリガーをONに設定して動作確認
最後に、保存したフローのトリガーを「ON」に切り替えると起動します。

以上で、「SmartHRで従業員が登録されたらMicrosoft Entra IDでMicrosoft アカウントを発行する」フローの完成です。
SmartHRで従業員が登録されたらMicrosoft Entra IDでMicrosoft アカウントを発行する
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SmartHRで従業員が登録されたらMicrosoft Entra IDでマイクロソフトアカウントを発行するフローです。
Microsoft Entra IDやSmartHRを使ったその他の自動化例
他にもMicrosoft Entra IDやSmartHRを使った自動化の例がYoomにはたくさんあるので、いくつか紹介します。
Microsoft Entra IDやSmartHRを連携した自動化例
Microsoft Entra IDとSmartHRを連携することで、従業員の登録や削除を行うことができるフローボットです。
SmartHRに従業員が登録されたらMicrosoft Entra IDに新規ユーザーを追加する
試してみる
SmartHRに従業員が登録されたらMicrosoft Entra IDにも新規ユーザーを追加するフローです。
SmartHRで従業員が削除されたらMicrosoft Entra IDからユーザーを削除する
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SmartHRで従業員が削除されたらMicrosoft Entra IDからユーザーを削除するフローです。
Microsoft Entra IDを活用した自動化例
従業員が登録されたらMicrosoft Entra IDに新規ユーザーを追加する
従業員管理ツールで従業員が登録されたら、Microsoft Entra IDにも新規ユーザーを追加するフローボットです。
kickflowで申請が承認されたらMicrosoft Entra IDに新規ユーザーを登録する
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kickflowで新たに申請が承認されたらMicrosoft Entra IDに新規ユーザーを登録するフローです。
SmartHRに従業員が登録されたらMicrosoft Entra IDに新規ユーザーを追加する
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SmartHRに従業員が登録されたらMicrosoft Entra IDにも新規ユーザーを追加するフローです。
freee人事労務で従業員が登録されたらMicrosoft Entra IDに新規ユーザーを追加する
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freee人事労務で従業員が登録される度に、Microsoft Entra IDにも新規ユーザーを追加するフローです。
データベースツールで従業員情報が更新されたらMicrosoft Entra IDのユーザーを削除する
データベースツールで従業員情報が更新されたら、Microsoft Entra IDのユーザーを削除するフローボットです。
kintoneでステータスが更新されたらMicrosoft Entra IDからユーザーを削除する
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kintoneでステータスが更新されたらMicrosoft Entra IDからユーザーを削除するフローです。
Google スプレッドシートで行が更新されたらMicrosoft Entra IDのユーザーを削除する
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Googleスプレッドシートで行が更新されたらMicrosoft Entra IDのユーザーを削除するフローです。
Google スプレッドシートで行が更新されたらMicrosoft Entra IDのグループからユーザーを除外する
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Googleスプレッドシートで行が更新されたらMicrosoft Entra IDのグループからユーザーを除外するフローです。
SmartHRを活用した自動化例
SmartHRに従業員が登録されたら、チャットツールに通知する
SmartHRに従業員が登録されたら、チャットツールに通知するフローボットです。
SmartHRに従業員が登録されたら、Chatworkに通知する
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SmartHRに従業員が登録されたら、Chatworkに通知するフローです。
SmartHRに従業員が登録されたら、Discordに通知する
試してみる
SmartHRに従業員が登録されたら、Discordに通知するフローです。
SmartHRに従業員が登録されたら、GoogleChatに通知する
試してみる
SmartHRに従業員が登録されたら、GoogleChatに通知するフローです。
SmartHRで従業員が登録されたら、従業員管理表にも追加する
SmartHRで従業員が登録されたらそのほかの従業員管理ツールの従業員管理表にも情報を追加するフローボットです。
SmartHRで従業員が登録されたらカオナビの従業員管理表にも追加する
試してみる
SmartHRで従業員が登録されたらカオナビの従業員管理表にも追加するフローです。
SmartHRで従業員が登録されたらcybozu.com共通管理の従業員管理表にも追加する
試してみる
SmartHRで従業員が登録されたらcybozu.com共通管理の従業員管理表にも追加するフローです。
freee人事労務で従業員が登録されたらSmartHRの従業員管理表にも追加する
試してみる
freee人事労務で従業員が登録されたらSmartHRの従業員管理表にも追加するフローです。
まとめ
SmartHRとMicrosoft Entra IDの連携により、新入社員のMicrosoft Entra IDのユーザー登録を自動化することができます。
人事やシステムの担当者の作業負担の軽減、ヒューマンエラーのリスク減少などの多くのメリットを得られるでしょう。
新入社員が初日からMicrosoft Entra IDを使って速やかに業務を開始できるよう、ぜひYoomでこの連携を試してみてください。