2024/12/10
アプリ同士の連携方法

SPIRAL・Googleカレンダー・Gmailを連携して、SPIRALから顧客との会議予定をGoogleカレンダーに登録し、会議URLをGmailで送信する方法

k.ueno
SPIRALとGoogleカレンダーとGmailの連携イメージ

目次

企業の長所や戦略をアピールするミーティングや会議の場では綿密な事前準備が非常に重要です。
Yoomを活用してSPIRALとGoogleカレンダー、Gmailを連携することで、事前準備にかかる作業負担を軽減することもできるでしょう。
また、顧客との会議予定を効率的に管理し、スケジュールの重複やミスを防ぐことが可能です。
本記事ではノーコードでこれらのツールを連携し、自動化を実現する方法を解説します。
業務効率化を目指す方にとって、必見の内容です。

こんな方におすすめ

・スケジュール管理を効率化したいと考えている方
・顧客対応プロセスの一元管理とエラー防止を求めている方
・チーム内での会議設定やタスク管理の標準化を検討している方
・自動化で手間とコスト削減を目指したいチーム責任者・API連携を用いて業務プロセスの自動化を導入たい方
・SPIRAL・Googleカレンダー・Gmailを使用しており、それぞれの連携でより業務を効率化したい方

SPIRALとGoogleカレンダーとGmailの連携メリットと具体例

1.ヒューマンエラーの防止

顧客情報をもとに手作業でスケジュールを入力する場合、日程や参加者情報の入力ミスが発生しやすいです。
SPIRALとGoogleカレンダーを連携し、会議情報をGmailで自動送信することで、予定の重複や会議時間の調整ミスなどのリスクを抑えられます。
例えば、営業チームは多くの顧客情報を把握しておく必要があり、ミーティング予定の重複などのトラブルが発生する可能性がありました。
このフローの導入により、ミーティング日時の設定間違いなどのミスを回避し、より信頼性の高い顧客対応を実現できるかもしれません。

2.作業の負担削減

これまで担当者は手動で会議スケジュールを設定する必要がありましたが、自動化の導入により、スケジュール登録作業の手間を省けます。
例えば、SPIRAL側の顧客・会議情報がそのままGoogleカレンダーに登録されるため、担当者がアプリを横断して会議時間や出席者情報を確認する、という作業が省略できます。
これにより、担当者は煩雑な確認作業から解放され、コア業務に集中できる環境が整うでしょう。

3.プロセスの一元管理

自動化を取り入れることにより、スケジュール管理、顧客対応、会議運営のプロセスを統一できます。
例として、これまで事務スタッフが処理する内容には、個々で作業手順が異なり、営業担当者は活動のタイミングを図りかねていました。
作業が自動化されることで、担当者ごとに異なる手順を標準化し、同じフローで処理が進むため、管理者が状況を容易に把握できるようになるかもしれません。
これは、企業全体の業務改善を課題とする上で、有効な手法となります。

では、ノーコードツールYoomで「SPIRALから顧客との会議予定をGoogleカレンダーに登録し、会議URLをGmailで送信する」のテンプレートを使ったフローボットを作成していきましょう。

[Yoomとは]

SPIRALから顧客との会議予定をGoogleカレンダーに登録し、会議URLをGmailで送信する方法

SPIRALで情報を登録後にSPIRALのAPIを経由してその情報を受け取り、GoogleカレンダーのAPIを経由して登録情報を自動反映。その後、会議URLをGmailのAPIを用いてメール内に添付することで実現が可能です。
一般的に実現にはプログラミングの知識が必要ですが、ノーコードツールのYoomを用いることでプログラミング知識がなくても簡単に実現できます。

フロー完成までの作業は以下のように進めていきます。

・SPIRALとGoogleカレンダーとGmailをマイアプリ連携
・テンプレートのコピー
・SPIRALのChrome拡張機能設定のトリガー確認とGoogleカレンダーの設定、続くGmailの各オペレーションの設定
・トリガーをON

Yoomを利用していない方は、こちらから無料登録をしてください。
すでにYoomを利用している方はログインしましょう。

・SPIRALとGoogleカレンダーとGmailをマイアプリ連携

(1)まずはSPIRALをマイアプリに接続していきます。
Yoomアカウントにログイン後、左欄の「マイアプリ」をクリックして「新規接続」からSPIRALを検索してください。

(2)SPIRAL(ver.2)のアプリアイコンが出てきますので、そちらをクリックします。

(3)「アカウント名」と「アクセストークン」を入力後に「追加」をクリックします。
APIエージェントの作成方法や設定方法は、こちらのページをご確認ください。
まずは1つ目のSPIRALの接続が完了しました。

(4)次にGoogleカレンダーを接続しましょう。
先ほどと同様の操作でGoogleカレンダーのアプリアイコンを検索し、クリックします。

(5)「Sign in with Google」をクリックすると、アカウントを選択する画面に移行するので、連携させたいアカウントを右の管理アカウントから選択します。
選択後、サインイン画面に移行するので、認証を完了させてください。
これで、2つ目のGoogleカレンダーの接続が完了しました。

(6)Googleカレンダーのアプリ接続が完了しましたので、3つ目のアプリGmailを接続していきます。
同様の操作でGmailのアプリアイコンを検索し、クリックします。

(7)アカウントを選択する画面に移行するので、連携させたいアカウントを右の管理アカウントから選択します。
選択後、サインイン画面に移行するので、認証を完了させてください。

認証が正常に行われると、3つのアプリが追加された状態のYoomアカウントのマイアプリ画面へ移動します。
これで3つのアプリがYoomアカウントに接続できました。

・テンプレートのコピー

Yoomアカウントに対象のアプリの新規接続が完了していることを確認後、下記のテンプレートの「このテンプレートを試してみる」のアイコンをクリックします。

テンプレートがコピーされるので、「OK」ボタンをクリックします。

Yoomアカウントの「マイプロジェクト」の画面に移動するので、テンプレート内容を確認してください。

設定フローは3つです。

・Chrome拡張機能トリガーの確認

(1)まず、トリガーとなるChrome拡張機能の確認を行います。

Yoomアカウントの画面左側のマイプロジェクトから「【コピー】SPIRALから顧客との会議予定をGoogleカレンダーに登録し、会議URLをGmailで送信する」をクリックしてください。

クリックした後、以下画面のようにテンプレート内容が表示されます。

(2)まずはトリガーとなる「レコードの詳細ページから起動」をクリックします。

(3)次の画面で、上記画像の赤い部分「Chrome拡張機能をこちらからインストール」と記載がされています。
Chrome拡張機能トリガーを使用するために、こちらのページを確認しておきましょう。
Chrome拡張機能をインストールしていない方は、こちらからインストールしてください。

(4)Chrome拡張機能の設定が完了後、SPIRALと連携するアカウント情報を入力し、[次へ]をクリックします。

(5)次の画面で「アプリID」や「データベースID」を注釈に沿って入力していきます。
以下の画面のように、入力バーをクリックすると、『候補』から情報を引用できます。

(6)「起動ページのURLサンプル」部分は、該当ページのURLを入力し、[テスト]を押してください。
実際に実行する際には、Google Chromeで該当ページを開き、拡張機能からフローボットを起動します。
実施後、問題なければ[保存する]をクリックしてください。
なお、このステップでSPIRALに事前に格納されている情報をアウトプットとして取得することが可能です。
アウトプット情報は、「この値を他のオペレーションで利用することができます。」という注釈の通り、この後のステップで引用・活用できます。

※拡張機能のインストールは、テンプレートの右上からでも行えます。

・Googleカレンダーの設定

(1)次に、2つ目のアクション「予定を作成」をクリックします。

(2)連携するアカウント情報を入力し、[次へ]をクリックします。

(3)次の画面で必要項目に情報を入力していきます。
「カレンダーID」の項目は、入力バーをクリックすると、アカウントから取得した情報が「候補」として展開され、その情報を引用できます。

(4)項目によって、入力バーをクリックすると、以下の画面のように前ステップから取得したアウトプットを引用して設定することも可能です。
(例として、「予定の終了日」と「予定の終了時間」に、前ステップから取得した【予定日】と【終了時間】の情報を引用しています。)

(5)情報入力後、[テスト]をクリックし、問題がなければ[保存する]をクリックします。

・Gmailの設定

(1)最後に、3つ目のアクション「メールを送る」をクリックします。

(2)連携するGmailアカウントを入力し、必要項目を埋めていきましょう。
以下の画像のようにアウトプットも活用してください。

今回は、メール内に『Google MeetのURL』を付与したいため、2つ目のステップから取得したアウトプットをメッセージ内に追加します。

(3)任意で「添付ファイル」にもアウトプットを使用・設定できます。
また、添付ファイルを追加することもできますので、希望の内容を設定しましょう。

(4)入力後、[次へ]をクリックすると、次の画面で設定した内容の一覧が確認できます。
作成したメールの内容に問題がなければ、[テスト]、その後、[保存する]をクリックします。
これで設定が完了しました。

・トリガーをON

以下の画面の赤枠部分「トリガーをON」をクリックすることで、フローボットが自動で起動します。

今回使用したテンプレートはこちら

Googleカレンダーを使ったその他の自動化例

他にGoogleカレンダーを使った自動化の例がYoomにあるので、いくつか紹介します。

YoomデータベースからZoomの会議URLを発行しGoogleカレンダーに追加

YoomデータベースからZoomの会議URLを発行し、指定したGoogleカレンダーに情報を自動追加するフローです。
発行するZoomのミーティングやGoogleカレンダーへの追加情報は、Yoomデータベースに登録されている情報をもとに作成することができます。

Airtableで登録された情報でGoogleカレンダーに予定を登録する

Googleカレンダーを業務に活用している方におすすめのフローです。
Airtableに登録された情報をもとに、Googleカレンダー側で予定を自動作成します。
手入力を省いて自動作成を行うことで、ヒューマンエラーのリスクを回避することができます。

Googleスプレッドシートに予定が追加されたら、Googleカレンダーにも登録する

Googleスプレッドシートの情報登録と同時にGoogleカレンダーにも情報が追加されるので、手動操作を削減することができます。
アプリごとの登録時間の短縮により、関連メンバーが迅速に情報を確認できるようになるでしょう。

まとめ

SPIRALとGoogleカレンダー、Gmailの連携により、顧客との会議スケジュール管理が効率化され、ヒューマンエラーの防止や作業負担の削減が期待できます。
さらに、プロセスの一元管理により、業務全体の効率が向上し、結果的に企業の競争力を高めることができるかもしれません。

ノーコードでの自動化を導入できるため、ぜひYoomを活用して、アプリ連携による自動化を体験してください。

この記事を書いた人
k.ueno
これまでカスタマーサポートとして、ユーザー様の疑問や不安点を解消するために尽力してきました。 yoomを活用することで、日々の煩雑になりつつある業務がサクサク進むようになると知り、感動しました! これから業務効率化を目指す方々へ、スムーズにサービスを利用してもらえるよう、わかりやすい内容でコンテンツを発信していきます。
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