2024/12/06
アプリ同士の連携方法

SPIRALとGoogle Chatを連携して、新しく追加した情報を引用して自動通知する方法

k.hieda
SPIRALとGoogle Chatの連携イメージ

目次

「SPIRALに新しいデータを登録したら、自動でGoogle Chatに通知してくれる仕組みがあったらいいのになぁ」<br/>
「重要なデータをすぐに共有できたら、もっとスムーズに次のアクションを取れるのに」<br/>
「手作業の転記や通知漏れを防げる仕組みがあれば安心なのに」<br/>
こんなふうに思ったことはありませんか?<span class="mark-yellow">情報の共有作業に時間を取られるのは避けたいものですが、ミスが起こるとさらに影響が広がるため、慎重になりますよね。</span>こうしたお悩みを解決するのが、当社のノーコードで実現できる「SPIRAL × Google Chat」連携フローボットです。
この仕組みを使えば、設定後は効率よく情報をチームに共有できるようになります。本記事では、この連携で得られるメリットと具体的な設定方法をわかりやすく解説しますので、ぜひ最後までお読みください。

こんな方におすすめ

このフローボットは、以下の方にぴったりです。

  • SPIRALのデータを手作業で転記しているため、情報共有の手間を減らしたい方
  • 入力ミスや通知漏れを防ぎ、正確に情報を共有したい方
  • SPIRALを定期確認の手間を減らしたいし、必要な情報をタイムリーに把握したい方
  • SPIRALとGoogle Chatを利用している方

SPIRALでレコードが登録されたらGoogle Chatに通知するメリットと具体的な活用シーン3選

EC業界では、商品の管理や顧客対応、配送手配など、多岐にわたるタスクをスムーズに進めることが求められます。そこで今回はEC運営チーム、営業部門、配送チームが抱えがちな課題を踏まえ、SPIRALとGoogle Chatの連携で得られる具体的な効果をご紹介します。

1 手作業の削減で情報共有がスムーズに

<span class="mark-yellow">SPIRALのデータがGoogle Chatに自動通知される仕組みを導入すると、新規注文情報を手作業で転記して共有する必要がなくなります。これにより、作業の手間が軽減され、入力ミスや通知漏れのリスクを最小限に抑えられます。</span>
商品データやキャンペーン情報を正確にチーム全体に伝えたいEC運営チームにとっては、大きな助けとなるでしょう。たとえば、新規注文情報が登録されるたびにGoogle Chatでオンタイムに通知できれば、運営チームは定期的にSPIRALを確認する必要がなくなり、必要な状況を把握しやすくなります。これにより、在庫の確認や配送準備など、次の対応をスムーズに進めることが可能になります。

2 柔軟なカスタマイズで幅広い業務に対応

<span class="mark-yellow">今回の自動化では、通知内容をカスタマイズ可能です。SPIRALで取得した項目ごとの引用コードを定型文に組み込むことで、部門ごとに必要な情報に絞って通知を設定できます。これにより、各部門のニーズに合った情報を的確に共有できます。</span>
営業部門では、新規注文データをGoogle Chatでオンタイムに受け取ることで、問い合わせ対応や販売計画の調整がスムーズに行えます。たとえば、大量注文や特定の条件を満たす注文が登録された場合、それをトリガーに適切なアクションを検討しやすくなります。
この柔軟性が業務全体の流れを滑らかにする一助となるでしょう。

3 迅速な通知でタスクの遅れを防ぐ

<span class="mark-yellow">SPIRALに新規情報を登録した際、Google Chatへの通知が自動化されることで、手動での転記が不要になります。これにより、共有時に起こりがちな入力ミスや通知漏れといったヒューマンエラーを防ぐことが可能です。正確な情報が迅速に共有されることで、すぐに次の行動に移れます。</span>
配送チームでは、注文確定後の情報をタイムリーに受け取ることで、出荷スケジュールに正確に反映できます。これにより、手作業でのミスを避けつつ、配送遅延のリスクを低減できるため、結果として顧客満足度の向上につながります。

ここからは、<span class="mark-yellow">「SPIRALでレコードが登録されたらGoogle Chatに通知する」自動化の設定方法を、Yoomのフローボットテンプレートを使って解説します。</span>

[Yoomとは]

連携プロセス

  • Yoomへマイアプリ登録(SPIRALとGoogle Chat)
  • テンプレートをコピー
  • アプリトリガーの設定とアプリ連携
  • トリガーボタンをオンにして、連携をスタート

※ご案内

  • トリガーの起動間隔は5分、10分、15分、30分、60分の中から選択できます。プランによって最短の起動間隔が異なりますので、事前にご確認ください。
  • 有料プランには、2週間の無料トライアルが含まれています。期間中は、無料プランで利用制限があるアプリやAI機能(オペレーション)もご利用いただけます。
  • Google Chatとの連携はGoogle Workspaceの場合のみ可能です。

ヘルプ:Google Chatでスペースにメッセージを送る方法

SPIRALとGoogle Chatの連携フローの作り方

事前に準備するもの

連携に必要なアイテムは、以下にまとめました。

SPIRAL

  • SPIRALのアカウント情報(管理画面からの操作が必要のため)
  • アクセストークン
    • SPIRAL にログインして、管理画面にアクセスします。
    • 「アカウント発行」>「APIエージェント」に進み、新しいAPIエージェントを作成します。
    • APIエージェントを作成すると、APIキー(アクセストークン)が発行されます。
    • 発行後は、ステータスを有効化して使用可能にします。
      公式サイト:APIエージェント管理
  • アプリ
    • SPIRAL内のアプリケーションを指します。
  • レコードを追加するデータベース
    • SPIRAL内のデータベースを指し、アプリケーションの中で管理されるデータの保存先です。

Google Chat

  • Google ChatとYoomの連携はGoogle Cloud Platformの管理者権限を持つ方のみ実施可能なため、管理者へYoomとGoogle Chat連携を依頼してください。

>ヘルプ:Google Chat(OAuth)のマイアプリ登録方法

ステップ1 マイアプリ登録

ここでは連携するアプリ情報をYoomに登録する設定を行います。Yoomのワークスペースにログインし、マイアプリ画面で+新規接続をクリックします。

Yoomで接続可能なアプリ一覧と検索窓が表示されます。検索窓から今回連携するアプリを検索し、次にマイアプリ登録を行います。

SPIRAL

検索結果からアプリ名をクリックします。SPIRALで取得した値を入力する画面が表示されます。

  • アカウント名
    • 任意の値を入力してください。メールアドレスなどアカウントの判別ができる値がおすすめです。
  • アクセストークン

必須項目を入力し、追加ボタンをクリックすると、SPIRALのマイアプリ登録が完了します。

Google Chat

検索結果からGoogle Chat(OAuth)を選択します。

Sign in with Googleをクリックし、連携するGoogleアカウントを選択します。

各項目にGoogle Cloud Platformで取得した情報を入力し、追加ボタンをクリックします。

>ヘルプ:Google Chat(OAuth)のマイアプリ登録方法

これで、Google Chatのマイアプリ登録が完了します。

ステップ2 Yoomのフローボットテンプレートをマイプロジェクトへコピーする

こちらのバナーをクリックします。

マイプロジェクトにテンプレートがコピーされます。マイプロジェクトは左のメニューバーからアクセスできます。

ステップ3 アプリトリガー「レコードが作成されたら」

テンプレートの1つ目の工程をクリックします。

こちらではSPIRALのデータベースから情報を取得する設定を行います。

(1/2)連携アカウントとアクションを選択

この項目はすでに初期設定されています。

  • アプリトリガーのタイトル
  • アプリ
  • SPIRALと連携するアカウント情報
  • トリガーアクション

→次へをクリックします。

(2/2)アプリトリガーのAPI詳細設定

  • トリガーの起動間隔
    • フローボットの起動時間間隔を設定します。5分、10分、15分、30分、60分の中から選択できます。
  • アプリID
    • 編集欄をクリックすると、アプリの候補が表示されます。該当のアプリを選ぶとIDが引用されます。
  • データベースID
    • 編集欄をクリックするとデータベースの候補が表示され、該当のデータベースを選択するとIDが引用されます。

→テストをクリックします。→成功した後、SPIRALのデータベース項目の値を追加します。「+取得する値を追加」ボタンをクリックします。

クリックすると、JSONPathの指定画面が表示されます。そこで、SPIRALから取得できた値をアウトプットとして追加する操作を行います。

  • SPIRALの項目が表示されます。通知に利用したい項目の横にある、青いプラスボタンをクリックすると、アウトプットとして値に追加されます。後の通知内容の設定時に利用できるようになります。
  • 追加した項目は右側に表示されます。選択後、右下の「追加」をクリックします。

→保存するをクリックします。

ステップ4 アプリと連携する「チャンネルにメッセージを送る」

テンプレートの2つ目の工程をクリックします。

ここではGoogle Chatへの通知設定を行います。

(1/2)連携アカウントとアクションを選択

こちらは初期設定済みです。

  • アプリトリガーのタイトル
  • アプリ
  • Google Chatと連携するアカウント情報
  • トリガーアクション

→次へをクリックします。

(2/2)API接続設定

  • スペースのリソース名
    • 編集欄をクリックするとプルダウンが開き、連携済みGoogle Chatのスペース名が表示されます。スペース名を選択すると、IDが引用されます。
  • メッセージ内容
  • 通知する定型文を作成します。
  • 編集欄をクリックするとプルダウンが開き、先ほどの工程で取得したアウトプットが表示されます。Google Chatに送信する内容を選択すると、自動で埋め込みコードが引用されます。引用コードの前に、項目名を入力するとわかりやすいです。

→テストをクリックします。 →成功 

→保存するをクリックします。今回の工程は以上になります。

ステップ5 アプリトリガーをONにする

全ての工程が設定されると、設定完了のコンプリート画面が表示されます。

トリガーをONにしてフローボットを起動します。テンプレート左上のトグルで切り替えられます。

<span class="mark-yellow">プログラミング不要でフローボットの設定が簡単に完了しました。</span>今回使用したフローボットテンプレートは、こちらです。

もっと活用!SPIRALを使った自動化3選

SPIRALはGoogle Chatとの連携にとどまらず、他のアプリとも連携し、自動化の幅をさらに広げることができます。

1 取引先ごとのフォルダを自動作成!手間を削減

SPIRALで取引先を登録すると、Google Driveに対応するフォルダが自動作成されます。これにより、フォルダ作成のプロセスが一貫され、命名ミスや管理ルールのばらつきを防ぐことができます。さらに、手作業でフォルダを作成する時間を削減できるため、他の重要なタスクに時間を割く余裕が生まれます。

2 Google スプレッドシートとSPIRALの連携で入力の手間を省略

Googleスプレッドシートに新しい行を追加すると、そのデータがSPIRALに自動で登録されます。これにより、手動でデータを入力する必要がなくなり、入力作業にかかる時間や手間を削減できます。また、入力ミスのリスクが低減されるため、正確なデータが他のメンバーと共有しやすくなります。

3 Google スプレッドシートの更新情報をSPIRALに自動同期

Googleスプレッドシートのデータを更新すると、SPIRALのレコードにも自動で反映されます。この仕組みにより、手入力の手間がなくなり入力ミスを防げます。また、データはほとんどタイムラグなく同期されるため、常に最新の情報をチームで共有できます。

まとめ

SPIRALとGoogle Chatの連携により手間を減らし、情報を正確かつ迅速に共有する仕組みを簡単に構築できます。<span class="mark-yellow">Yoomのフローボットを活用することで、プログラミングの知識がなくても設定が可能です。</span>今回ご紹介した活用シーンをヒントに、自社業務の効率化にぜひお役立てください。今すぐこのフローボットを導入し、チーム全体の生産性を向上させませんか?

では、またお会いしましょう!

この記事を書いた人
k.hieda
Webプランナー・ディレクター歴10年目。Web制作会社勤務時代は、クライアントへ改修と運用プランの提案と制作進行がメインでした。現在はパラレルワーカーです。Yoomのコンテンツ事業部でブログの制作、個人事業では企業の外部広報案件を受けています。民泊を始めるのでルーチンワーク効率化の徹底を目指しています!
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