Microsoft TeamsとAsanaの連携イメージ
アプリ同士の連携方法

2025-05-02

【ノーコードで実現】Microsoft TeamsのデータをAsanaに自動的に連携する方法

k.tsukamoto

「このタスク、誰かAsanaに登録してくれた?」
「Teamsで言ったんだけどな…」

そんなやりとりを経験したことはありませんか?チーム内の会話で生まれた“やるべきこと”が、そのまま流れていってしまうのはよくある話です。そんなときはMicrosoft TeamsとAsanaを連携すれば、その悩みを一気に解決することができます。たとえば、Microsoft Teamsで「ToDo」や「お願い」といったキーワードが含まれたメッセージが投稿されたら、自動でAsanaにタスクが作成することや、特定のチャンネルにタスクIDを投稿するだけで、Asana側のタスクが完了ステータスに更新することが可能です。

この記事では、実際に活用できるテンプレートとともに、Microsoft TeamsとAsanaを連携する具体的な方法について、画像付きで詳しく解説していきます。チーム内の「言った・言わない」という問題から解放されたい方は、ぜひ最後までご覧ください!

とにかく早く試したい方へ

Yoomを利用することで、ノーコードで簡単にMicrosoft TeamsとAsanaの連携が可能です。
YoomにはあらかじめMicrosoft TeamsとAsanaを連携するためのテンプレートが用意されているため、APIの知識が無くても、登録するだけで今すぐ連携が実現できます。

Microsoft TeamsとAsanaを連携してできること

Microsoft TeamsとAsanaのAPIを連携することで、Microsoft Teamsへの投稿を起点に、Asanaでのタスク追加やステータス変更などのアクションが行えます!

ここでは、Microsoft TeamsとAsanaを使用したテンプレートをいくつかご紹介します。
気になる自動化例の「試してみる」をクリックしてアカウント情報を登録するだけで、すぐにMicrosoft TeamsとAsanaの連携を実際に体験できます。
登録はたったの30秒で完了するので、ぜひ気軽にお試しください!

Microsoft Teamsの投稿内容をもとに、Asanaでタスクを作成する

Microsoft Teamsの特定のチャネルに投稿されたメッセージからデータを抽出し、Asanaにタスクを追加するフローです。
メッセージからタスク名や期日などをAIが自動で抽出するため、タスク追加用にメッセージを整える必要もありません。
作業出しからタスクの追加までMicrosoft Teams上で完結するため、プロジェクトの管理者のみがAsanaを使用している場合などにも役立ちます。

Microsoft Teamsで特定条件のメッセージが投稿されたら、Asanaでタスクを作成する

上記のフローのトリガーを、特定条件のメッセージが投稿された場合に限定したフローです。
「ToDo」や「新規タスク」といったキーワードを含むメッセージを起点としてタスク追加が行われます。
このフローではタスク追加用のチャネルを設ける必要がないため、チームでの会話中に生まれた作業をシームレスにタスク化できます。

Microsoft Teamsでメッセージが投稿されたら、Asanaのタスクを完了にする

Asanaにタスクを追加するだけでなく、完了済みにするフローも。
Microsoft Teamsの特定のチャネルでタスクIDが投稿されたら、そのタスクのステータスを完了にします。
タスク追加のフローと合わせて利用することで、タスクの管理をより一元化できます。

Microsoft TeamsとAsanaの連携フローを作ってみよう

それでは、先程ご紹介した「Microsoft Teamsの投稿内容をもとに、Asanaでタスクを作成する」フローの設定方法を解説していきます!

Yoomを使用してノーコードでMicrosoft TeamsとAsanaの連携を進めていきますので、まだYoomのアカウントをお持ちでない場合は、こちらの登録フォームからアカウントを発行しておきましょう。

[Yoomとは]

フローの作成方法

今回は大きく分けて以下のプロセスで作成します。

  • Microsoft TeamsとAsanaのマイアプリ連携
  • テンプレートのコピー
  • トリガーとなるチャネルと各アクション(抽出・タスク追加)の設定
  • フロー稼働の準備

ステップ1:使用するアプリのマイアプリ連携

先ずは、Microsoft TeamsとAsanaを「マイアプリ」に登録し、Yoomと連携させましょう。
この設定は初回のみ必要です。

  1. Yoomにログイン後、ワークスペースのサイドバーから「マイアプリ」を選択。
  2. マイアプリ画面の右側にある「+新規接続」をクリック。
  1. 「アプリ一覧」が表示されたら、右上の検索バーでアプリ名(ここではMicrosoft Teams)を検索して選択。
  1. Microsoftのサインイン画面が表示されます。
    任意のMicrosoftアカウントを入力し、「次へ」をクリック。
    ※「Microsoft 365(旧Office 365)」には個人向けと法人向けプラン(Microsoft 365 Business)があります。
    法人向けプランを契約していない場合、Yoomからの認証が失敗する可能性があるのでご注意ください。

    既にサインインしているアカウントがある場合は、以下のような画面が表示されます。

  1. パスワードを入力し、「サインイン」をクリック。
  1. 「マイアプリ」にMicrosoft Teamsが追加されていることを確認してください。
  1. 同じくAsanaも連携していきましょう。
    「アプリ一覧」でAsanaを検索して選択。
  1. Asanaのサインイン画面が表示されます。
    任意のアカウントでサインインしてください。
  1. YoomからAsanaへのアクセス権限を確認し、「許可」をクリック。
    ※ アカウントが登録されていない場合は、アカウント登録後に下図の画面に遷移します。

「マイアプリ」に使用する2つのアプリが追加されていれば、このフローでのマイアプリ登録は完了です。

ステップ2:テンプレートのコピー

Yoomのフローボットテンプレートから使用するテンプレートを選び、「このテンプレートを試す」をクリックすると、テンプレートがコピーされます。
ここでは以下のテンプレートを使うため、バナーの「試してみる」をクリックしてください。

そうしますと、Yoomのワークスペースにテンプレートがコピーされます。
「OK」をクリックして、フローの設定に進みましょう。

ステップ3:トリガーとなるチャネルの設定

先ずは、フローの起点となるトリガーアクションを設定していきます。

  1. Microsoft Teamsの「チャネルにメッセージが送信されたら」をクリック。
  1. 「タイトル」は任意の名称に変更できます。
    アクションの内容が分かりやすいタイトルにするとよいでしょう。
  2. 連携アカウントとアクションを確認して、「次へ」をクリック。
  1. 「トリガーの起動間隔」のプルダウンから任意の間隔を選択。
    トリガーの起動タイミングは「5分・10分・15分・30分・60分」から選択可能です。
    そのプランの最短の起動間隔にすることで、メッセージ投稿時により早くAsanaへのタスク追加が行えるようになります。
    ※ ご利用プランによって、設定できるトリガーの最短間隔が異なります。
    起動間隔についての詳しい説明は、こちらのヘルプページをご覧ください。
  1. 「チームID」にトリガーとなるチャネルが属しているチームのIDを設定。
    入力欄をクリックすると、連携しているMicrosoft Teamsアカウントのチームから候補が表示されるため、対象となるチームを選択してください。
  1. 「チャネルID」にトリガーとなるチャネルのIDを設定。
    選択したチーム内のチャネルが候補として表示されるため、対象となるチャネルを選択してください。
  1. 設定を終えたら、Microsoft Teamsの指定したチャネルに、Asanaに追加したいタスクの内容を投稿してください。
    ※ 投稿するメッセージの例
  1. 「テスト」をクリック。
  1. テストに成功すると、「取得した値」に投稿されたメッセージの情報が追加されます。
  1. 手順7で投稿したメッセージの情報が取得されていることを確認し、ページ下部の「保存する」をクリック。

これでトリガーとなるチャネルの設定が完了しました。

ステップ4:データの抽出

ステップ3で取得した情報から、タスク追加に使用するデータを抽出していきます。

  1. AIオペレーションの「テキストからデータを抽出する」をクリック。
  1. 「タイトル」を任意で変更。
  2. 目的に応じて「変換タイプ」を選択。
    データを抽出するテキストの文字数によってタスク数が変わります。
    デフォルトでは最小文字数の3,500字となっていますので、長文テキストからデータを抽出する場合には「変更する」をクリックし、任意の変換タイプを選択してください。
  1. 「次へ」をクリック。
  2. 「対象のテキスト」にはデフォルトで、ステップ3で取得したメッセージの内容が設定されています。
    このような「取得した値」は、フローが稼働する度に更新されます。
    取得した値(アウトプット)についての詳しい説明は、こちらのヘルプページをご覧ください。
  1. 「抽出したい項目」に、目的に応じて任意の項目を設定。
    ここで抽出した項目をAsanaのタスク追加に用います。
    ※ タスク追加にはタスク名が必須です。
    ※ タスクの開始日や期日は「2021-01-01」という形式で設定します。
  2. 必要に応じて「指示内容」に抽出時の指示を設定。
  3. 設定を終えたら、「テスト」をクリック
  1. テストに成功すると、「抽出したい項目」に設定した項目がメッセージから抽出され、「取得した値」に追加されます。
  1. 抽出したいデータが取得されていることを確認し、ページ下部の「保存する」をクリック。

ステップ5:タスクの追加

では、抽出したデータを用いてAsanaにタスクを追加しましょう。

  1. Asanaの「タスクを追加」をクリック。
  1. 「タイトル」を任意で変更。
  2. 連携アカウントとアクションの内容を確認し、「次へ」をクリック。
  1. 「タスク名」にステップ4で取得したタスク名を設定。
    入力欄クリック時に表示される「取得した値」タブから、ステップ4で取得した項目が選択できます。
    ※ タイトルを変更している場合は、変更後のタイトルが表示されます。
    項目をクリックすると、入力欄に{{項目名 追加された値}}という形で追加されます。
  1. 「プロジェクトID」にタスクを追加するプロジェクトのIDを設定。
    入力欄をクリックすると、連携しているAsanaアカウントから候補が表示されるので、対象となるプロジェクトを選択してください。
    プロジェクトIDはAsanaのプロジェクト概要ページURL(app.asana.com/0/{{ID部分}}/overview)でも確認できます。
    ※ 検索欄にプロジェクト名を選択すると検索が楽になります。
  1. 「セクションID」にタスクのセクションのIDを設定。
    入力欄をクリックすると、指定したプロジェクトから候補が表示されるので、対象となるセクションを選択してください。
  1. その他の項目も、必要に応じて設定してください。
    タスク名と同様に「取得した値」から項目を選択します。
  1. 設定を終えたら、「テスト」をクリック。
  2. テストに成功したら、Asanaの指定したプロジェクトを確認しましょう。
    ※ Asanaに追加されたタスク
  1. 指定した通りにタスクが追加されていれば、ページ下部の「保存する」をクリック。

ステップ6:フロー稼働の準備(トリガーをONに設定)

フロー画面に戻り、「全ての設定が完了しました!」と表示されていればフローの設定は完了です。
早速フローを稼働させるのであれば、「トリガーをON」をクリックします。

あとで稼働させる場合は、フロー画面のトリガースイッチをクリックすることで、トリガーをONにできます。

トリガーをONにしたら、実際に動作することを確認しましょう。
指定したチャネルにメッセージを投稿し、Asanaにタスクが追加されていれば成功です。

今回のフローボットをベースに、他にも様々な作業の自動化が実現できます!
是非、Yoomの便利な機能をお試しください。

AsanaのデータをMicrosoft Teamsに連携したい場合

この記事ではMicrosoft Teamsを起点にAsanaを動作させるフローをご紹介しましたが、反対にAsanaを起点としてMicrosoft Teamsを動作させたい場合は、以下のテンプレートをご利用ください。

Asanaに新規タスクが作成されたら、Microsoft Teamsに通知する

Asanaでのタスク追加が素早くMicrosoft Teamsに通知されることで、タスクの見落としを減らすだけでなく、担当者以外のメンバーも内容が把握できるようになります。
進行状況をチームで共有しやすくなり、情報の行き違いや対応漏れの防止にも役立つでしょう。

Asanaで期日が近づいたタスクをMicrosoft Teamsに通知する

期日の近いタスクをMicrosoft Teamsに自動でリマインド。
Asanaを頻繁に開かずとも「誰が何をいつまでにやるのか」が可視化されるため、進捗管理やフォローアップがしやすくなります。

Microsoft TeamsやAsanaのAPIを使ったその他の自動化例

Microsoft TeamsやAsanaのAPIを活用することで、様々な自動化の実現が可能になります。

Microsoft Teamsを使った自動化例

Salesforceのリード作成時にMicrosoft Teamsへ通知したり、月末に定期的なリマインドを送信することが可能です。さらに、Microsoft Teamsでの投稿をもとにOneDriveへフォルダを自動作成したり、SlackやOutlookと連携して通知やメール送信を行うこともできます。

Asanaを使った自動化例

Google フォームやGmailの情報をもとにAsanaにタスクを自動登録したり、HubSpotでの商談成立をトリガーにタスクを追加するなど、さまざまな入力元と連携が可能です。さらに、Asanaで作成されたタスクをGoogle スプレッドシートに同期したり、GitHubのIssueとして反映させることもでき、プロジェクト管理と他ツールとの連携をスムーズにします。

終わりに

いかがでしたか?Microsoft TeamsとAsanaを連携すれば、「タスクの登録漏れを防ぎたい」「会話ベースの指示を確実に管理したい」「チーム全体の作業状況を見える化したい」といった悩みを解決できるのではないでしょうか。チャットの内容から自動でタスクを生成・更新することで、業務の抜け漏れを防ぎつつ、スムーズな進行管理が可能になります。

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この記事を書いた人
k.tsukamoto
システムエンジニアとして4年間勤務。当時は毎日Excelに手入力する勤怠管理や、領収書のデータ化作業に悩まされていたため、Yoomにもっと早く出会いたかったです。まだまだYoomは使い始めたばかりですが、皆様の「自動化できたらいいな」を叶えるための情報をお伝えしていきます!
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