ChatGPTとMicrosoft Teamsの連携イメージ
アプリ同士の連携方法

2024/06/24

Microsoft TeamsとChatGPTを連携してMicrosoft Teamsでチャットボットを作ってみる!

y.matsumoto

新入社員や部下からの質問事項が多くて、なかなか仕事が進まない…。会議の議事録を要約するのが大変…。顧客に返信する時間が無い…。
皆様、日々の業務の中でこのようなお悩みはございませんか?
実はそれ、Microsoft TeamsとChatGPTを連携することで解決できるかもしれません。
今回はそんな便利な「チャットボット」のメリットと実際の作成方法を詳しくご紹介していきます!

このブログをおすすめする方

  • Microsoft TeamsとChatGPTを使って業務効率化を図りたい社内担当者
  • 社内の質問対応を改善したい総務・人事部門の管理者
  • 会議の議事録作成に苦労しているプロジェクトチームのメンバー
  • 新人教育や研修の効率化を目指す教育担当者・マネージャー

今すぐに試したい方へ

本記事ではノーコードツール「Yoom」を使用した連携方法をご紹介します。
難しい設定や操作は必要なく、非エンジニアの方でも簡単に実現できます。
下記のテンプレートから今すぐに始めることもできますので、ぜひお試しください!

[Yoomとは]

Microsoft TeamsとChatGPTを連携してTeamsでチャットボットを作る方法

それでは実際に、YoomでMicrosoft TeamsとChatGPTを連携し、チャットボットを作成するフローを分かりやすく紹介していきます!
まずはじめに、Yoomアカウントをお持ちでない方は、Yoomのアカウント発行ページからアカウントを発行してください。30秒で始められます!
また、Yoomの基本的な操作は初めてのYoomを参照してください。

ステップ1:Microsoft TeamsとChatGPTをマイアプリ連携

1.まず、Yoomにログインし左欄にある「マイアプリ」を選択し「+新規接続」を選択してください。
2.マイアプリの新規接続一覧の中から、今回使用するChatGPTとMicrosoft Teamsを選択し、アプリを連携して下さい。
※解説)ChatGPTと連携する場合、OpenAI社と有料契約が必要になる場合があるのでご注意ください。詳しくはこちら
※解説)Microsoft Teamsと連携する場合、Microsoft 365の特定のプランでの契約が必要なるのでご注意ください。詳しくはこちら
3.左欄のプロジェクト一覧から任意のプロジェクトを選択し、「+新規作成」をクリックします。
4.任意のタイトルを入力します。

ステップ2:Microsoft Teamsのチャンネルに投稿があったら起動するトリガーを設定

5.フローボット起動の条件として「特定のアプリイベントを受信したとき」を選択します。
6.アプリ一覧からMicrosoft Teamsを選択します。
7.連携アカウントとアクションを選択の設定をします。
アプリトリガーのタイトル:任意で設定してください。(今回は「チャンネルに質問があったら」等と記載すると分かりやすいです。)
Microsoft Teamsと連携するアカウント情報:任意のアカウントを設定してください。
トリガーアクション:「チャンネルにメッセージが送信されたら」を選択してください。
8.アプリトリガーのAPI接続設定をします。
トリガーの起動間隔:任意の時間を設定してください。
チームID:候補のプルダウンから選択してください。
チャンネルID:候補のプルダウンから選択してください。
9.テストを行い成功したら「保存する」をクリックしてください。

ステップ3:ChatGPTの回答を取得するアクションを設定

10.先ほど作成したアプリトリガーの下にある⊕ボタンをクリックします。
11.オペレーションタイプは「アプリと連携する」を選択します。
12.アプリ一覧からChatGPTを選択します。
13.連携アカウントとアクションを選択の設定をします。
タイトル:任意で設定してください(今回は「質問の内容の回答」等と記載すると分かりやすいです。)
ChatGPTと連携するアカウント情報:任意のアカウントを設定してください。
アクション:「会話する」を選択してください。

14.API接続設定をします。
メッセージ内容:クリックし、アウトプットにある新しいメッセージがチャンネルに投稿されたら」の中の「メッセージ内容」を選択してください。
上記画像のように{{メッセージ内容}}と記載されているのを確認します。
※解説)上記のように設定することで、Microsoft Teams上に投稿されたメッセージを自動でChatGPTに送ることができます。
ロール:ユーザーを選択してください。
temperature:任意で設定してください。(空欄でもOKです。)
最大トークン数:任意で設定してください。(空欄でもOKです。)
モデル:任意で設定してください。
15.テストを行い、成功したら「保存する」をクリックしてください。

ステップ4:Microsoft TeamsのチャンネルにChatGPTの回答を投稿するアクションを設定

16.先ほど作成した「アプリと連携する」アクションの下にある⊕ボタンをクリックします。
17.オペレーションタイプは「アプリと連携する」を選択します。
18.アプリ一覧からMicrosoft Teamsを選択します。
19.連携アカウントとアクションを選択の設定をします。
タイトル:任意で設定してください(今回は「チャンネルに回答する」等と記載すると分かりやすいです。)
Microsoft Teamsと連携するアカウント情報:任意のアカウントを設定してください。 
アクション:「チャンネルにメッセージを送る」を選択してください。

20.API接続設定をします。チームID:候補から選択してください。チャンネルID:候補から選択してください。
メッセージ:メッセージ枠内をクリックし、アウトプットにある「会話する」の中の「返答内容」を選択してください。(「ChatGPTの回答です。」等と入力するとわかりやすいです)
上記画像のように{{返答内容}}と記載されているのを確認します。
※解説)上記のように設定することで、ChatGPT上の回答を自動でMicrosoft Teamsに送ることができます。
21.テストを行い、成功したら「保存する」をクリックしてください。お疲れ様です!これでMicrosoft TeamsとChatGPTの連携は完了です!

Microsoft TeamsとChatGPTのその他の自動化例

今回ご紹介したフロー以外にもMicrosoft TeamsやChatGPTのAPIを利用すれば、さまざまな業務の自動化を実現することができます。いずれも簡単な設定で利用できるようになりますので、もし気になるものがあれば、ぜひお試しください!

Microsoft Teamsを活用した自動化例

Outlookにメールが届いたら、要約してMicrosoft Teamsに送信する

メールの受信内容そのままではなく、概要だけ知りたい場合におすすめのフローです。Microsoft Teamsの通知先や要約内容をカスタマイズすることもできます。

●HubSpotに新しい取引が作成されたら、Microsoft Teamsにチャネルを作成する

HubSpotの取引の作成をトリガーに自動でMicrosoft Teamにチャネルを作成することで手作業による手間を省き、業務の効率化を図ることができます。Microsoft Teamでチャネルの作成に続けて、チャット通知やメール通知でメンバーを招待することも可能です。

●Slackで投稿されたメッセージを翻訳して、翻訳版をMicrosoft Teamsに投稿する

手動で翻訳機能を使う必要が無くなり、コミュニケーションをスムーズに取ることができるため、意思疎通にかかる時間の短縮が期待できます。

ChatGPTを活用した自動化例

●Zoomミーティング終了後、ChatGPTで議事録を作成し参加者にメール送信する

ミーティング後の議事録作成と配布を自動化することで、手作業にかかる時間の削減が見込めます。また、議事録を参加者にメール送信することで、情報の共有とフォローアップがスムーズになるでしょう。

Google スプレッドシートのリストからChatGPTで案内メールを自動生成し、メール送信する

ChatGPTを活用することで、統一感のある質の高いメール作成が期待できます。Google スプレッドシートのデータに応じて、内容を柔軟に調整することも可能です。

●フォームの内容をChatGPTで整理し、WordPressに下書きを作成する

フォーム入力から自動生成まで一連の流れを自動化できるため、記事作成の時間短縮につながります。また、WordPressとの連携により、下書きの管理や公開準備がスムーズになるでしょう。

Microsoft TeamsとChatGPTを連携するメリットと利用シーン

メリット1:社内質問対応の効率化

Microsoft TeamsとChatGPTを連携することで、社内の日常的な質問対応が自動化されます。

<span class="mark-yellow">これは、新入社員や他部署からの異動者が、業務内容やツールの使い方に関する基本的な質問をする場面で特に効果的です。</span>AIが基本的な質問に自動で回答することで、対応する側の業務負担が軽減されます。また、同時に複数の質問に対応できるため、質問者がスムーズに必要な情報を得られ、社内全体の業務スピード向上が期待できます。結果的に教育コストを削減できるだけでなく、社内コミュニケーションが円滑になり、効率的な情報共有につながります。

メリット2:ナレッジの共有と情報の一貫性の確保

Microsoft TeamsとChatGPTの連携により、社内のナレッジ共有がよりスムーズになるかもしれません。たとえば、特定の質問や業務内容に対して、<span class="mark-yellow">過去のやりとりやFAQに基づいた一貫性のある回答が提供されるため、情報のばらつきを防ぎたい方に特におすすめです。</span>

特に、新入社員や異動者が頻繁に情報を必要とする場面では、ChatGPTが常に最新のデータに基づいて正確な回答をすることで、知識の統一が図れます。これにより、情報共有の一貫性が高まり、社内全体の業務効率アップを見込めます。

メリット3:業務プロセスの標準化

Microsoft TeamsとChatGPTの連携を通じて、業務プロセスを標準化するのにも役立つでしょう。

例えば、社内の質問や報告内容に対する回答が一貫することで、<span class="mark-yellow"></span>誰が質問をしても同じ品質の情報が得られる仕組みを構築できます。</span>このチャットボットによりプロセスの標準化が実現し、新入社員や異動者がスムーズに業務に取り組むサポートをしてくれます。

まとめ

本記事では「Microsoft TeamsとChatGPTを連携してMicrosoft Teamsでチャットボットを方法」をご紹介しました。
チャットボットを作成することで自動的に適切な返答を生成することができ、企業やチームで大きく業務改善が進むかもしれません。
Yoomでは、2週間の無料体験を実施しているので、ぜひ実際に体験してにてからYoomの導入を検討してください!

この記事を書いた人
y.matsumoto
これまでは、人材業界で営業・営業事務を経験してきました。 前職の経験を踏まえ、さまざまな企業が抱えている悩みは「業務の自動化」により軽減できると実感しています。 Yoomを通して、皆様のお悩みを少しでも解決できるよう、日々情報を発信していきます!
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