Microsoft TeamsとDiscordの連携イメージ
アプリ同士の連携方法

2025/02/10

Microsoft Teamsで投稿されたメッセージを翻訳して、翻訳版をDiscordのスレッドに投稿する方法

t.aizawa

リモートワークやチームコラボレーションの増加により、Microsoft TeamsとDiscordを併用するケースが増えています。しかし、両者のメッセージを手動で共有するのは、手間がかかりがちです。
そこで、「Microsoft Teamsで投稿されたメッセージを翻訳し、翻訳版をDiscordのスレッドに投稿する」仕組みを導入すれば、異なる言語を使うチーム間の情報共有がスムーズになるでしょう。
本記事では、この連携のメリットと設定方法を紹介し、具体的な活用例も交えて解説します。

こんな方におすすめ

  • 時差や言語の壁を越えてタイムリーに情報を伝えたいグローバル企業のマネージャー
  • 会議やディスカッションの内容を自動で翻訳・整理し、関係者全員に共有したいプロジェクトマネージャー
  • Microsoft Teamsのメッセージを自動で翻訳し、翻訳版をDiscordで共有したい方

それではここからノーコードツールYoomを使って、Microsoft Teamsで投稿されたメッセージを翻訳して、翻訳版をDiscordのスレッドに投稿する方法を説明します。

[Yoomとは] 

Microsoft Teamsで投稿されたメッセージを翻訳して、翻訳版をDiscordのスレッドに投稿する方法

Microsoft Teamsに投稿されたメッセージを自動で翻訳し、Discordのスレッドに投稿します。これにより、翻訳の時間を節約できます。一般的に実現にはプログラミングの知識が必要ですが、ノーコードツールのYoomを用いることでプログラミング知識がなくても簡単に実現できます。

連携フローは、大きく分けて以下のプロセスで作成していきます。

  • Microsoft TeamsとDiscordをマイアプリ登録
  • Microsoft Teamsと連携し、メッセージが送信された際の設定をする
  • AI機能を使用して翻訳する
  • Discordと連携し、スレッドにメッセージを送信する

Yoomを利用していない方は、こちらから無料登録をしてください。

すでにYoomを利用している方はログインしましょう。

ステップ1:Microsoft TeamsとDiscordをマイアプリ連携

(1)Yoomにログイン後、左欄にある「マイアプリ」を選択し「+新規接続」をクリックしてください。

(2)マイアプリの新規接続一覧の中から、Microsoft Teamsをクリックします。
※Microsoft365(旧Office365)には、家庭向けプランと一般法人向けプラン(Microsoft365 Business)があり、一般法人向けプランに加入していない場合には認証に失敗する可能性があります。
(3)Microsoft Teamsのサインイン画面から、お持ちのアカウントを入力してログインを行ってください。

(4)次はDiscordをマイアプリに登録します。同様にYoomの新規接続一覧の中からDiscordをクリックします。
(5)Discordのアカウント名、アクセストークンを入力し、「追加」を押します。
アクセストークンの取得は下記のサイトから設定してください。
Discord Developer Portal

詳細なマイアプリの連携方法は下記のサイトをご参照ください。

Discord Botのマイアプリ連携方法

連携が完了するとYoomのマイアプリにMicrosoft TeamsとDiscordが登録されます。

これでマイアプリ登録が完了しました。
次は、テンプレートを使用してトリガーの設定をしましょう!

ステップ2:Microsoft Teamsと連携し、メッセージが送信された際の設定をする

(1)先程ご紹介した、テンプレートを使用していきます。下のバナーの「試してみる」をクリックするとコピーできます。

アプリトリガーの「チャネルにメッセージが送信されたら」をクリックします。

(2)Microsoft Teamsの「連携アカウントとアクションを選択」画面から、Microsoft Teamsと連携するアカウント情報に誤りがないかを確認し、トリガーアクションは「チャネルにメッセージが送信されたら」のままで「次へ」をクリックします。

(3)「アプリトリガーのAPI接続設定」画面から、トリガーの起動間隔を選択します。
トリガーの起動間隔はプルダウンより5分、10分、15分、30分、60分の間隔から選択してください。
※トリガーの起動間隔はプランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。

下へ進み、チームID、チャネルIDを候補から選択します。

入力が完了したら、下部にある「テスト」をクリックし、エラーが発生しなければ、「保存する」をクリックします。

ステップ3:AI機能を使用して翻訳する

(1)次にYoomのAI機能を使用して翻訳します。
「翻訳する」をクリックします。

(2)「アクションを選択」画面から、タイトルは「翻訳する」のままにします。
アクションの項目で、翻訳できる文字の量とGPT3.5とGPT-4oのいずれかを選択できます。
設定が完了したら、下部にある「次へ」をクリックしてください。

(3)「詳細を設定」画面から、翻訳対象のテキストをアウトプットから選択します。

下へ進み、翻訳したい言語を翻訳先言語に直接入力します。


入力が完了したら、「テスト」をクリックし、エラーが発生しなければ、下部にある「保存する」をクリックします。

ステップ4:Discordと連携し、スレッドにメッセージを送信する

(1)次にDiscordと連携して、スレッドにメッセージを送信します。
「スレッドにメッセージを送信」をクリックします。

(2)Discordの「連携アカウントとアクションを選択」画面から、Discordと連携するアカウント情報に誤りがないかを確認し、アクションは「スレッドにメッセージを送信」のままで「次へ」をクリックします。

(3)「API接続設定」画面から、赤線を確認の上、スレッドIDを入力します。
メッセージ内容に入力した内容がDiscordのスレッドに投稿されます。


入力が完了したら、「テスト」をクリックし、エラーが発生しなければ、下部にある「保存する」をクリックします。
(4)最後に、「トリガーをON」をクリックします。

これで、「Microsoft Teamsで投稿されたメッセージを翻訳して、翻訳版をDiscordのスレッドに投稿する」フローボットの完成です。

Microsoft Teamsを使ったその他の自動化例

Yoomでは他にもMicrosoft Teamsを使った自動化の例がありますので、いくつかご紹介します。

1.Google スプレッドシート上で日付が今日に該当するレコードを取得して毎日一括でMicrosoft Teamsに通知する

Google スプレッドシートに入力しておくことで、当日の情報を自動で抽出し、Microsoft Teamsに通知されます。これにより、手動でアナウンスする手間を省き、通知漏れや内容の誤りを防ぐことが期待できます。

2.Google Meetで会議が終了したらMicrosoft Teamsに通知する

Google Meetで会議が終了するとMicrosoft Teamsに自動で通知されます。会議に参加していないメンバーでも会議の状況をスピーディーに把握できるため、会議参加者へ用件がある場合、スムーズな伝達に役立つでしょう。

3.件名が特定の条件にマッチしたOutlookのメール内容をMicrosoft Teamsに通知する

Outlookと連携することで、重要な情報をスピーディーに把握し、迅速な対応が可能となるでしょう。また、自動化することでメールの見落としを防ぐことが期待できます。このフローはOutlookのメールを頻繁に確認する方に特におすすめです。

さらに、Microsoft TeamsやDiscordを使ったテンプレートを確認したい方は、以下のサイトをご覧ください。

Microsoft Teamsを使用したフローボットテンプレート一覧

Discordを使用したフローボットテンプレート一覧

Microsoft TeamsとDiscordを連携するメリットと具体例

メリット1:タイムリーな多言語対応

Microsoft Teamsで投稿されたメッセージをタイムリーに翻訳し、Discordのスレッドに投稿することで、異なる言語を話すメンバー間のコミュニケーションが円滑に進むでしょう。
例えば、英語を使用する海外支社と日本の開発チームが共同でプロジェクトを進める場合、言語の壁を気にせず情報共有がしやすくなります。
翻訳を手作業で行う必要がなく、チーム全員がすぐに内容を理解できるため、意思決定のスピード向上が期待できます。
特に、時差があるチーム間では、タイムリーな翻訳機能が業務の遅延を防ぐのに役立つでしょう。

メリット2:情報の一元化と整理

Microsoft Teamsのメッセージを翻訳し、Discordの専用スレッドに投稿することで、情報を整理しながら蓄積できます。
例えば、技術サポートチームがMicrosoft Teamsで議論した解決策を自動翻訳し、DiscordのFAQスレッドに投稿すれば、チーム全体でナレッジベースとして活用できるでしょう。
新しいメンバーが過去の議論を簡単に参照できるため、同じ質問が繰り返されるのを防ぎ、業務効率の向上が期待できます。
また、プロジェクト管理の面でも、複数の言語を話すメンバーがいるチームでは、Microsoft Teamsの重要な議論や決定事項を翻訳し、Discordで整理しておくことで、チーム全体が統一された情報を把握しやすくなります。

メリット3:情報共有の自動化による負担軽減

手作業での翻訳や投稿を削減し、自動化することで、担当者の負担を軽減できるでしょう。
例えば、プロジェクトマネージャーがMicrosoft Teamsの議論を手動で翻訳し、Discordに共有する手間がなくなれば、より戦略的な業務に集中しやすくなります。
また、自動化された翻訳システムを導入することで、情報共有の抜け漏れを防ぎ、一貫した情報発信が可能になるでしょう。
特に、複数の言語を扱う企業では、翻訳作業の負担が大きくなりがちですが、このプロセスを自動化することで、コスト削減も期待できます。

まとめ

Microsoft Teamsのメッセージを翻訳し、Discordに投稿する仕組みを導入することで、言語の壁を越えたスムーズな情報共有が可能になりそうですね!
本記事で紹介したように、業務の効率化やコミュニケーションの円滑化など、多くのメリットが得られるでしょう。
興味を持たれた方は、Microsoft TeamsとDiscordの連携を活用し、チームの生産性を向上していきましょう!

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t.aizawa
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従来のRPAでは単純な繰り返し作業しか自動化できず、その設定作業はとても複雑なものでした。
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