2024/09/25
AIオペレーションの活用方法

Microsoft TeamsとGoogle Chatを連携してメッセージ翻訳を自動化する方法

t.aizawa

目次

グローバル企業や海外拠点との連携が多い企業にとって、異なるプラットフォーム間でのコミュニケーションは大きな課題ではないでしょうか?
特に、言語の違いや時差によって情報伝達が遅れ、業務の効率が低下することもあります。そこでMicrosoft TeamsとGoogle Chatを連携させることで、言語の壁を越えたスムーズな情報共有が実現します。
本記事では、この連携による具体的なメリットとその方法について解説します。

Microsoft TeamsとGoogle Chatを連携するメリット

メリット1:多言語コミュニケーションの強化

グローバル企業において、異なる言語を話す拠点間でのスムーズなコミュニケーションは重要だと思いませんか?
Microsoft TeamsとGoogle Chatを連携することで、Microsoft Teamsで投稿されたメッセージを翻訳して、翻訳版をGoogle Chatに投稿することができます。これにより、言語の壁を越えた円滑なコミュニケーションが実現し、国際チーム間での連携がスムーズになることが期待できます。

メリット2:コミュニケーションプラットフォームの一元化

Microsoft TeamsとGoogle Chatの連携により、異なるプラットフォームを利用するチーム間でもスムーズに情報を共有することができます。例えば、海外拠点チームがMicrosoft Teams、国内チームがGoogle Chatを使用していても、重要なメッセージを自動で双方に共有できるため、コミュニケーションの一元化が図れます。業務の効率化と情報伝達の漏れ防止が期待できます。

[Yoomとは]

Microsoft TeamsとGoogle Chatの連携フローの作り方

それでは、実際にテンプレートを使用して「Microsoft Teamsで投稿されたメッセージを翻訳して、翻訳版をGoogle Chatに投稿する」フローを一緒に作っていきましょう!

今回使用するテンプレートは、下のバナーの「試してみる」をクリックするとコピーできます。

はじめる前に

まず、Yoomアカウントをお持ちでない方は、Yoomのアカウント発行ページからアカウントを発行してください。すぐに始められます!
また、Yoomの基本的な操作は、初めてのYoomをご確認ください。

ステップ1:Microsoft TeamsとGoogle Chatをマイアプリに登録

(1)Yoomにログイン後、左欄にある「マイアプリ」を選択し「+新規接続」をクリックします。

(2)マイアプリの新規接続一覧の中から、Microsoft Teamsをクリックします。
(3)Microsoft Teamsにサインインします。
連携が完了するとYoomのマイアプリにMicrosoft Teamsが登録されます。

(4)次にGoogle Chatの連携を行います。(1)と同じようにYoomの新規接続一覧の中からGoogle Chatをクリックします。
(5)「Sign in with Google」をクリックする。
(6)以下の内容がでてくるので、Client ID、Client Secretを入力し、「登録する」をクリックします。
※GoogleChatは「GoogleChat(OAuth)」の使用が推奨されています。連携方法は下記のサイトをご確認ください。

Google Chat(OAuth)のマイアプリ登録方法

これでMicrosoft TeamsとGoogle Chatのマイアプリ登録が完了しました。
次に、テンプレートを使用してトリガーの設定をしましょう!

ステップ2:アプリトリガーの設定

(1)先程ご紹介した、テンプレートを使用していきます。下のバナーの「試してみる」をクリックします。

アプリトリガーの「チャネルにメッセージが送信されたら」をクリックします。

(2)Microsoft Teamsの「連携アカウントとアクションを選択」画面から、Microsoft Teamsと連携するアカウント情報を確認し、トリガーアクションは「チャネルにメッセージが送信されたら」のままで「次へ」をクリックします。

(3)「アプリトリガーのAPI接続設定」画面から、トリガーの起動間隔、チームID、チャネルIDを入力します。
・トリガーの起動間隔:プルダウンより5分、10分、15分、30分、60分の間隔から選択してください。
・チームID:候補から選択してください。
・チャネルID:候補から選択してください。
※トリガーの起動間隔はプランによって選択内容が変わります。

入力が完了したら「テスト」をクリックし、エラーが発生しなければ、下部にある「保存する」をクリックします。

ステップ3:翻訳

(1)次にYoomのAIによる翻訳機能を設定します。
「翻訳する」をクリックします。

(2)「アクションを選択」画面から、タイトルは「翻訳する」のままにします。
アクションの項目で、翻訳できる文字の量とGPT3.5とGPT-4oのいずれかを選択できます。
設定が完了したら「次へ」をクリックしてください。


(3)「詳細を設定」画面から、翻訳対象のテキストから「テキスト本文」をアウトプットより選択します。これにより、LINE WORKSに投稿されたメッセージの内容を自動で引用できます。


翻訳先言語には「日本語」と入力してください。

入力が完了したら、「テスト」をクリックし、エラーが発生しなければ、下部にある「保存する」をクリックします。

ステップ4:Google Chatに通知

(1)次にGoogle Chatと連携を行います。
「メッセージを送信」をクリックします。

(2)Google Chatの「連携アカウントとアクションを選択」画面から、Google Chat(OAuth)と連携するアカウント情報を確認し、アクションは「メッセージを送信」のままで「次へ」をクリックします。

(3)「API接続設定」画面から、スペースのリソース名を候補から選択し、メッセージには、Google Chatに送る内容を入力します。

入力が完了しましたら、「テスト」をクリックし、エラーが発生しなければ、下部にある「保存する」をクリックします。
(4)最後に、「トリガーをON」をクリックします。

これで、「Microsoft Teamsで投稿されたメッセージを翻訳して、翻訳版をGoogle Chatに投稿する」フローボットの完成です。

Microsoft TeamsとGoogle Chatを使ったその他の自動化例

Yoomでは他にもMicrosoft TeamsとGoogle Chatを使った自動化の例がたくさんありますので、いくつかご紹介します。

1.Google Chatで投稿されたメッセージを翻訳して、翻訳版をMicrosoft Teamsに投稿する

先ほど紹介したテンプレートは「Microsoft Teamsで投稿されたメッセージを翻訳して、翻訳版をGoogle Chatに投稿する」でしたが、このテンプレートは翻訳した内容をMicrosoft Teamsに投稿することができます。頻繁にGoogle Chatから英文が送られる方に、おすすめです。

2.Google Chatで投稿されたら、Microsoft Teamsに通知する

このテンプレートを使用すれば、メッセージが投稿された際に自動でMicrosoft Teamsに通知を送れます。部署間やプロジェクトチーム間で異なるコミュニケーションツールを使用している場合、スピーディーに情報共有をしたい方におすすめです。

3.Microsoft Teamsで特定のルームに投稿した内容をNotionのデータベースに追加する

このテンプレートはMicrosoft TeamsとNotionを連携させることで、投稿した内容をNotionに自動で反映することができます。重要な投稿の見逃し防止や、必要な情報を一元管理したい方におすすめです。

他にもMicrosoft TeamsとGoogle Chatのテンプレートを見たい方は下のサイトからご確認ください!

Microsoft Teamsを使用したフローボットテンプレート一覧

Google Chatを使用したフローボットテンプレート一覧

まとめ

Microsoft TeamsとGoogle Chatを連携させることで、異なる言語やプラットフォームを使用するグローバルなチーム間でのコミュニケーションがスムーズになり、情報の伝達漏れや翻訳の手間が減りそうですね!
また、時差のある拠点間でも、リアルタイムで情報共有が可能になり、迅速な対応が期待できます。
これにより、業務の効率化やチーム間の連携強化が実現し、グローバル企業にとって大きなメリットとなるでしょう。

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