TrelloのAPI連携イメージ
自動化のアイデア

2025-06-23

【Trello API】各種アプリとの連携方法から活用事例まで徹底解説。

y.matsumoto

Trelloを使ったタスク管理で、カードの作成や更新、他ツールへの情報転記などを手作業で行うことに、もどかしさを感じていませんか?
こうした定型業務は、時間がかかるだけでなく、コピー&ペーストのミスや通知漏れといったヒューマンエラーの原因にもなりがちです。
API連携で自動化できると知っていても、「専門知識が必要そう…」と諦めてしまったり、エンジニアのリソースが限られていて依頼しづらかったりするケースも少なくないと思います。

そこで本記事では、Trello APIの基礎知識に加え、<span class="mark-yellow">プログラミングの知識がなくても、Trelloと様々なSaaSを簡単に連携させる方法</span>を詳しくご紹介します。

この記事を読めば、面倒な手作業から解放され、ミスなくスムーズな情報共有が実現可能です!
ぜひ最後まで読み進めて、業務効率化の第一歩を踏み出してください。

とにかく早くTrelloのAPIを利用したい方へ

Yoomには<span class="mark-yellow">Trello APIを使った様々なアクションや、業務フローを自動化するためのテンプレート</span>が用意されています。

今すぐ試したい方はこちらから詳細をチェックしてみてください!

Trello APIとは

Trello APIはTrelloと外部アプリ(Google、Microsoft、Salesforce、Notionなど)を繋げてデータの受け渡しを行い、Trelloを使った業務フローを自動化できるインターフェースです。
APIはアプリケーション・プログラミング・インタフェース (Application Programming Interface)の略語です。

インターフェースとは簡単に言うと「何か」と「何か」を「繋ぐもの」で、Trello APIの場合は「Trello」と「外部のアプリ」を繋ぐインターフェースを指します。

また、APIでは大きく分けて以下のような指示を出すことができます。

  • 取得:APIを経由して、データを取得することができます。
  • 追加:APIを経由して、データを追加することができます。
  • 更新:APIを経由して、データを更新することができます。
  • 削除:APIを経由して、データを削除することができます。

Trello APIでできること

Trello APIでできることをいくつかピックアップしたので、ご覧ください!

気になる自動化例の「試してみる」をクリックしてアカウント登録するだけで、すぐにTrello APIを使った自動化を体験できます。
登録はたったの30秒で完了するので、ぜひ気軽にお試しください!

Trelloのカード作成をトリガーにSlackへ通知する

Trello APIのカード作成を検知するトリガーを活用し、新しいカードが作成されるたびにSlackの指定チャンネルへ自動で通知できるフローです。
タスクの追加や更新の見落としを防ぎ、チーム内の情報共有を迅速かつ円滑にします。

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Trelloのカード更新をトリガーにExcelの行を更新する

Trello APIのカード更新を検知するトリガーを利用することで、カードのステータス変更があった際に、連携したMicrosoft Excelの対応する行データを自動で更新できるフローです。
プロジェクトの進捗状況を常に最新の状態で管理し、二重入力の手間を省けます。

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Googleフォームの送信内容をTrelloにカードとして作成する

フローの中でTrello APIのカード作成アクションを用いることで、例えばGoogleフォームに新しい回答が送信されたら、その内容を基にTrelloボードへ自動でカードを作成できるフローです。
問い合わせや申し込みの管理を効率化し、対応漏れのリスクを大幅に削減します。

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Trello APIの利用料金と注意点

Trello APIは、Trelloの無料プランでも利用することができます。
そのため、基本的なカードの作成や更新といった操作であれば、追加料金なしで自動化を始めることが可能です。

ただし、APIを利用する際にはいくつか注意点があるため、事前に確認しておきましょう。

  • APIリクエストの上限:Trello APIには、短時間で実行できる操作の回数に上限が設けられています。無料プランでは1時間あたり1,000回のリクエスト制限があり、この上限を超えると一時的にAPIを利用できなくなります。
  • プランによる機能差:有料プランのBusiness ClassやEnterpriseでは、APIリクエストの上限が緩和されるほか、より高度な管理機能が提供されます。実現したい自動化の規模や内容に応じて、適切なプランを選ぶことが重要です。
  • 認証情報の管理:API連携に用いるAPIキーやトークンは、アカウントのパスワードと同様に重要な情報です。外部に漏洩すると不正利用のリスクがあるため、取り扱いには十分注意してください。

※詳細はTrelloのサービスサイトをご確認ください。
※2025年06月16日時点の情報です。

実際に連携してみた!

ここではノーコードツールYoomが用意するテンプレートで、実際の設定方法を通してTrello APIを使った具体的な連携方法を紹介していきます!
もしまだYoomのアカウントをお持ちでない場合は、こちらの登録フォームからアカウントを発行しておきましょう。

[Yoomとは]

Trello APIとの連携方法

はじめにTrello APIとYoomを連携する方法を紹介します。

Yoomにログイン後、マイアプリを開いたら「新規接続」をクリックしてください。
表示される検索窓に、Trelloと入力します。

表示された画面で、必須項目を入力し、「追加」をクリックしたら連携完了です!
※Trelloの詳しいマイアプリ登録方法は、こちらをご参照ください。

今回は「Trelloでカードが作成されたら、Slackに通知する」という実際のフローボットも作成していきます!

作成の流れは大きく分けて以下です。

  • TrelloとSlackのマイアプリ連携
  • 該当のテンプレートをコピー
  • Trelloのトリガー設定、Slackのアクション設定
  • トリガーをONにし、フローが起動するかを確認
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ステップ1:SlackとYoomの連携

先ほどのマイアプリ画面に戻り、今度はSlackを検索しましょう。
表示された画面で、使用するSlackのURLを入力し、「続行する」をクリックしてください。

次の画面で、チャンネルを選択し「許可する」ボタンをクリックしたら連携完了です!

ステップ2:テンプレートのコピー

ここからは、Yoomが用意しているテンプレートを使用して、自動化のフローを作成していきます!
テンプレートは初期設定されているので、簡単に自動化を実現することが可能です。
下記バナーをクリックして、移行先の画面で「このテンプレートを試す」ボタンを押してください。

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下記画面が表示されるので、「OK」ボタンをクリックしましょう。

ステップ3:Trelloにカードが新たに作成されたら起動するトリガーの設定

まずは、Trelloアイコンの「カードが新たに作成されたら」をクリックします。

次に表示されるページは、初期設定済みです。
そのまま次のページに進みましょう。

ユーザー名を、枠外の注釈を参考に設定します。

※Trelloページ上部にあるアイコンを押し、「プロフィールと公開範囲」をクリックするとユーザー名が表示されますよ!

ボードIDは、枠内をクリックし表示される候補から選択してください。

ここまで、設定したらテストを実行します。
下記画面のように「テスト成功」と表示されたら、次のページに進みましょう。

次のページでは、Webhookのテストを行います。
Torelloの画面に移行し、テスト用のタスクカードを新たに登録してください。
(カードの内容は自由に設定してOKです!今回は例として「A社 見積書作成」と登録してみました。)

再びYoomの画面に戻ったら「テスト」ボタンを押しましょう。

テストが成功すると、Torelloに登録したタスクカードの情報が取得した値(アウトプット)に反映されるので、確認後設定を保存してください。
※参照:アウトプットについてはこちらをご確認ください。

ステップ4:Slackのチャンネルにメッセージを送る

次に、Slackアイコンの「チャンネルにメッセージを送る」という項目を設定しましょう。

次の画面も、初期設定済みです。
そのまま「次へ」をクリックしてください。

投稿先のチャンネルIDは、枠内をクリックし表示される候補から任意で選択して下さい。


メッセージは、下記画面のように設定済みです。
この設定により、Trelloにカードが登録されたら「カードが追加されたボード名」「カードが追加されたリスト名」「追加されたカード名」「追加されたカードID」を自動で取得しSlackに通知できますよ!
こちらの設定は自由に変更可能なので、文章を変更したり不要なものは削除したりして使用しましょう。

設定が完了したら、「テスト」をクリックします。
Trelloに登録されたカード情報が、Slackに自動通知されるので確認できたら設定を保存しましょう。

ステップ5:トリガーをONにする

下記画面が表示されたら、トリガーをONにしてください。
これで、「Trelloでカードが作成されたら、Slackに通知する」フローの完成です!
早速フローの動作確認をしてみてくださいね。

Trello APIを活用した自動化の例

今回紹介した事例以外でも、Yoomではさまざまなサービスとの連携が可能で、それぞれに対応したテンプレートが用意されています。普段使用しているサービスと連携できるテンプレートを活用して、Trelloを使った業務フローを自動化しましょう!

Trelloのカード作成をトリガーに、他ツールへデータを連携する

Trelloで新しいカードが作成されたタイミングを自動化の起点に設定することで、他のツールへ自動で情報を連携することができます。たとえば、カードが作成されると同時にMicrosoft ExcelやGoogle スプレッドシートに情報を追加したり、Backlogにタスクを連携したりすることが可能です。これにより、手動での転記作業が不要になり、タスクの二重管理や共有漏れを防げます。

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Trelloのカード更新をトリガーに、通知・データ同期を自動化する

Trelloのカードに変更があった際、それをトリガーとして他のアプリに通知を送ったり、対応するレコードを更新することができます。これにより、進捗管理や社内連携が迅速に行えるようになり、情報のずれや連絡ミスを減らすことができます。

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まとめ

Trello APIと他アプリとの連携方法から、実際の活用事例までを紹介しました。
Trello APIを活用することで、カードの作成・更新に応じた通知送信や外部ツールへのデータ登録を自動化でき、情報共有のスピードと正確性が向上します。
これにより、日々のタスク管理にかかる手間やヒューマンエラーを減らし、チーム全体の業務効率を大幅に改善することが可能です。
タスクの見える化や情報連携を強化したい方は、Trello APIの導入をぜひ検討してみてください。

また、<span class="mark-yellow">ノーコードツールのYoomを活用すれば、プログラミングの知識がなくても簡単にTrelloとの連携設定ができます。</span>
まずはテンプレートを使って、自動化の第一歩を踏み出してみましょう。


この記事を書いた人
y.matsumoto
これまでは、人材業界で営業・営業事務を経験してきました。 前職の経験を踏まえ、さまざまな企業が抱えている悩みは「業務の自動化」により軽減できると実感しています。 Yoomを通して、皆様のお悩みを少しでも解決できるよう、日々情報を発信していきます!
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