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Trelloはチームメンバー間で、タスク管理する上で誰がどんな仕事をしているか把握でき、大変便利なツールです。
人数無制限かつ無料で活用できるため、導入されている企業も多いのではないでしょうか?
Trelloはタスク管理において大変便利なツールですが、一方で、新しいカードが作成されたことに気づかずにメンバー間のタスクの重複や漏れが発生してしまったり、社員ごとにカードを作成しているためチームでの業務の優先順位付けが難しいケースがあります。
本記事では、そんなお悩みに対し、TrelloとMicrosoft Teamsをアプリ連携させることで、Trelloで新規カードが作成されたら、その情報を引用しMicrosoft Teamsに自動で通知する方法をご紹介します!
Trelloの更新情報をチームメンバーに迅速に共有したい方やチームリーダ等のチームの進捗管理に役立てたい方、必見です。
TrelloとMicrosoft Teamsを活用し、様々なケースで自動化を実現できます!気になる自動化テンプレートがあれば、ぜひ試してみてくださいね!
本記事ではノーコードツール「Yoom」を使用した連携方法をご紹介します。
難しい設定や操作は必要なく、非エンジニアの方でも簡単に実現できます。
下記のテンプレートから今すぐに始めることもできますので、ぜひお試しください!
[Yoomとは]
ここからは、実際にYoomを活用して「Trelloで新規カードが作成されたら、Microsoft Teamsに通知する」フローボットの作成方法をご説明していきます。
Yoomのテンプレートを使用し、とっても簡単に作成できます!さっそく下記手順通りに作成してみましょう!
〈注意事項〉
・Microsoft365(旧Office365)には、家庭向けプランと一般法人向けプラン(Microsoft365 Business)があり、一般法人向けプランに加入していない場合には認証に失敗する可能性があります。そのため、始める前にプランをご確認ください。
まずは、YoomにTrelloとMicrosoft Teamsを連携しましょう。これを「マイアプリ連携」といいます。
最初にマイアプリ連携を行うことで、フローボットをスムーズに作成することが可能です。
プロジェクト一覧の中にある「マイアプリ」をクリックし、「+新規接続」をクリックしてください。
①TrelloとYoomの連携
マイアプリの新規接続一覧からTrelloを選択します。
アカウント名・アクセストークン・APIキーをTrelloのマイアプリ連携方法を参照の上、情報を入力してください。
②Microsoft TeamsとYoomの連携
今度は、マイアプリの新規接続一覧からMicrosoft Teamsを選択します。
こちらは自動で連携されるため、選択後マイアプリ一覧の中にMicrosoft Teamsがあるか確認してください。
これでTrelloとMicrosoft Teamsのマイアプリ連携完了です!
Yoomのテンプレートを使用するために、まずはこちらからアカウントの発行を行ってください。無料で始められますよ!
※Yoomを初めて利用される方は是非こちらのガイドをチェックしてみてください。
アカウント登録できたら、下記「試してみる」より、一緒にフローボットを作成していきましょう!
テンプレートがコピーされると以下のように表示されるので、「OK」をクリックします。
さっそく、フローボットの設定を進めていきます!
プロジェクト一覧の「マイプロジェクト」をクリックし、「Trelloで新規カードが作成されたら、Microsoft Teamsに通知する」フローボットをクリックしてください。
タイトル部分をクリックすると、テンプレートをご自身で編集できるようになります。
それでは、アプリトリガーを設定していきましょう!
まずは、一番上の「カードが新たに作成されたら」をクリックしてください。
連携するアカウント情報が入力されていることを確認して「次へ」を押してください。
次の画面で「ユーザー名」と「ボードID」を設定しましょう。「ユーザーID」は、以下の画面の赤枠部分が該当する情報となります。
「ボードID」は、ユーザー名を正しく設定することで『候補』に該当するIDが表示されます。
設定時はこの情報も活用してくださいね。
情報を設定した後、[テスト]をクリックします。テストに成功すると、以下のような値を得ることができます。
内容を確認して、[次へ]を押してください。
次の画面で、Webhookイベントを送信、またはトリガーとなるイベントを実行する必要があります。
このフローボットはカードが新規作成された際に起動するため、テストとしてTrello側でカードを作成してみてください。
今回は以下のような情報を登録してみました。
操作を行った後はYoomに戻り、[テスト]を押しましょう。
すると、以下のようにテストが成功し、作成したカードの値を取得できました。
取得した値(アウトプット)に問題がなければ、『保存する』を押してください。
アウトプット情報はこの後のステップで引用・活用できるため、通知時のメッセージ内に、ここで得た情報をそのまま引用することが可能です。
次に「Microsoft Teamsに通知する」をクリックします。
先ほど同様、連携するアカウント情報が入力されていることを確認して「次へ」を押してください。
次の画面で「チームID」や「チャネルID」などの項目に情報を入力していきます。
入力バーをクリックすると、連携したアカウントに基づいた内容が『候補』として展開されますので、こちらから情報を選択できます。
「メッセージ」には、通知内容に含めたい情報を入力していきましょう。
入力バーをクリックすると、アウトプットを引用できます。このようにアウトプットを引用することで、毎回異なる内容を通知することが可能となります。
なお、アウトプットを引用せず固定値を入力してしまうと、毎回同じ内容が通知されるのでご注意ください。
以下の画像は例として、前ステップで取得したアウトプットを入力し設定したものです。固定のテキストや「:」などの記号を使って、全体を見やすいように整えるのがおすすめです。
「メンション情報」や「添付ファイル情報」は、運用状況に合わせて設定してください。『+ 〇〇を追加』をクリックすると、設定項目を増やすことができます。
MicrosoftTeamsでファイルつきメッセージを送付する方法は、こちらのページを確認してください。
Microsoft Teamsでのメンション方法は、こちらで確認しましょう。
情報を入力した後、[テスト]をクリックします。ここで、実際にMicrosoft Teamsに通知が届くかを確認してください。
結果に問題がなければ『保存する』をクリックしましょう。
これで設定完了です!お疲れ様でした!
以下の画面が表示されるので、赤枠部分「トリガーをON」をクリックすることで、フローボットが自動で起動します。
これで「Trelloで新規カードが作成されたら、Microsoft Teamsに通知する」フローボットの完成です!
今回ご紹介したフロー以外にもTrelloやMicrosoft TeamsのAPIを利用すれば、さまざまな業務の自動化を実現することができます。
いずれも簡単な設定で利用が可能になりますので、もし気になるものがあれば、ぜひお試しください!
カード情報の同期や更新の通知を自動で行うことで、手動作業が減りコア業務に専念する時間を増やすこともできそうです。
さらに、AIによる情報抽出によって、重要かつ必要な内容を素早く得られるようになるでしょう。
情報の追加や要
情報の追加を検知して関係者に自動通知を送ったり、投稿内容の要約結果をその他のコミュニケーションツールに送ることも可能です。
また、OCR(データ読み取り機能)を活用してタスクを自動的に追加することもできます。
Trelloで作成されたら新規カードの情報をMicrosoft Teamsに自動で通知する方法はいかがでしたか?
TrelloとMicrosoft Teamsをアプリ連携することで、チームメンバーはTrelloに新しいカードが作成されたら直ぐに把握できるようになります。
迅速な対応が可能になるため、プロジェクト全体の進捗をスムーズに進められることが期待できますよ!
また、Microsoft Teamsのメッセージ内容は時間や場所などを問わず利用可能なためチームメンバーがどこにいても、常に最新のタスク情報を把握可能となるはずです。
ぜひ、今回作成したフローボットを業務で役立ててみてください。