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Qwenの建築ビジュアル生成を実務で検証|パース作成は仕事でどこまで使えるか
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Qwenの建築ビジュアル生成を実務で検証|パース作成は仕事でどこまで使えるか
AI最新トレンド

2026-02-20

Qwenの建築ビジュアル生成を実務で検証|パース作成は仕事でどこまで使えるか

Suguru Nakazawa
Suguru Nakazawa

建築業界において、AI技術の導入は業務を効率化する手段の1つです。
様々な生成AIがある中でも、Alibaba Cloudが開発した「Qwen」シリーズは、その卓越した能力で注目を集めています。

本記事では、Qwenシリーズの中でも特に建築分野で威力を発揮する「Qwen-VL」と「Qwen-Image」に焦点を当て、それらがどのように建築ビジュアル生成業務を変革するのかを解説します。
図面の解析からパースの作成まで、一気通貫で支援するQwenの実力を、具体的な検証を交えてご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

✍️ビジュアル業務におすすめのQwenモデル

Qwenシリーズには、高度な言語処理能力に加え、特定分野に特化したモデルが存在します。
ビジュアル業務においては、特に以下の2つのモデルが重要な役割を果たします。

Qwen-VL(視覚言語モデル)

Qwen-VLは、画像の読み取りが得意なモデルです。
建築図面や現場写真、手描きのスケッチなどを読み込み、その内容を詳細に理解・言語化することができます。
例えば、平面図を見て「ここはリビングで、南側に大きな開口部がある」と認識したり、スケッチからデザイナーの意図する空間の雰囲気を汲み取ったりすることが可能です。
この「理解する力」は、デザインの初期段階でのリサーチや、図面の整合性チェックにおいて非常に強力な武器となります。
また、画像内の文字情報(寸法や注釈)を読み取るOCR機能も優れており、図面データのデジタル化や検索性向上にも寄与します。

Qwen-Image(画像生成モデル)

Qwen-Imageは、テキストから画像を生成するモデルです。
テキストによる指示(プロンプト)を受け取り、それを忠実に反映した高品質な画像を生成します。
建築分野においては、外観パースや内観イメージの作成に威力を発揮します。
「モダンなガラス張りのファサード」「温かみのある北欧風のリビング」といった具体的な指示を与えることで、短時間で複数のデザイン案を可視化することも可能です。
さらに、Qwen-Image-Layeredモデルでは生成画像の編集機能も強化されており、壁の素材を変更したり、家具の配置を変えたりといった修正作業もスムーズに行えるようになっています。

🖊️Qwenでできること:建築ビジュアル業務への応用

Qwenを建築業務に導入することで、具体的にどのようなことが可能になるのでしょうか。
ここでは、主な3つの応用例を紹介します。

平面図からの空間イメージ具体化

2次元の平面図から3次元の空間をイメージすることは、専門家であっても容易ではありません。
Qwenを活用すれば、平面図をアップロードするだけで空間の特徴が言語化されるため、空間をイメージしやすくなります。
例えば、「この平面図のリビングは、どのような家具配置が最適か?」と問いかけると、動線や採光を考慮したレイアウト案を文章で提案してくれます。
これにより、設計段階での見落としを防ぎ、より質の高い空間設計が可能です。
また、クライアントに対して、図面だけでは伝わりにくい空間の魅力を言葉で説明する際のサポート役としても機能します。

テキストからのパース作成

プレゼンテーション資料やイメージボードの作成において、パース画像は欠かせません。
しかし、従来のCGソフトを使ったパース作成は、モデリングやレンダリングに多大な時間を要しました。
Qwen-Imageを使えば、テキストで指示を入力するだけで、数十秒で高精度のパース画像を生成できます。
「夕暮れ時のオフィスビルのエントランス、温かみのある照明、植栽が豊か」といった具体的なシチュエーションを記述することで、イメージ通りのビジュアルを得ることができます。
これにより、デザインの初期段階で多くのバリエーションを検討したり、急な資料作成の要望にも迅速に対応したりすることが可能になります。

デザインバリエーションの検討

建築デザインにおいて、素材や色味の検討は重要なプロセスです。
Qwenを使用すれば、1つの基本デザインに対して、異なる素材や色彩のバリエーションを瞬時に生成することができます。
例えば、床材を「フローリング」「大理石」「カーペット」と変えた場合の空間イメージをそれぞれ生成し、比較検討することが容易になります。
これにより、クライアントとの打ち合わせの場で要望を反映させたイメージを見せることができ、合意形成をスムーズに進めることが可能です。
また、自分自身のデザインの幅を広げるためのブレインストーミングツールとしても活用できます。

⭐Yoomは建築業務の定型作業を自動化できます

👉Yoomとは?ノーコードで業務自動化につながる!

建築士やデザイナーの方は、クリエイティブな業務以外にも多くの事務作業に時間を取られていませんか?

日々の業務には、クライアントからの問い合わせ対応、図面データの整理、プロジェクトメンバーへの進捗報告など、ルーチンワークが山積みです。

Yoomは、様々なSaaSアプリと連携し、こうした定型業務を自動化できるノーコードツールです。
例えば、メールで届いた図面ファイルを自動的にクラウドストレージの指定フォルダに保存したり、チャットツールに来た問い合わせをAIが要約して担当者に通知したりすることが可能です。
Yoomを活用することで、煩雑な事務作業から解放され、本来注力すべきクリエイティブな業務に時間を割くことができるようになります。


◼️概要

メールに添付されたファイルを管理者の承認後、GoogleDriveの指定のフォルダに自動的に格納します。

トリガーを起動するメールは特定の条件のメールのみに限定することも可能です。

◼️設定方法

1.Google DriveとYoomを連携してください。(マイアプリ連携)

2.メールトリガーで、任意のメールアドレスを設定してください。

3.承認オペレーションの「ファイル内容を確認」で任意の承認担当者を指定してください。

4.Google Driveのオペレーションで、メールから取得した添付ファイルと、保存先のフォルダを設定してください。

5.メールトリガーで設定したメールアドレス宛にメールが届くと、フローボットが起動し、添付ファイルがGoogle Driveに格納されます。

◼️注意事項

・GoogleDriveのオペレーションで連携するアカウント情報の設定が必要です。

・GoogleDriveの設定情報を任意の値に置き換えてご利用ください。

・承認が不要な場合は、承認オペレーションを削除してご利用ください。


■概要

お問い合わせフォームなどから寄せられた内容に対し、一件ずつ返信を作成するのは手間がかかる作業ではないでしょうか。
特に、内容の要約や一次回答の作成に時間を取られ、本来の業務が圧迫されることも少なくありません。
このワークフローを活用すれば、Yoomのフォームで受け付けた内容をトリガーに、OpenAIが自動で回答文を生成し、Slackへ通知します。
これにより、問い合わせ対応の初動を自動化し、業務の効率化を促進します。

■このテンプレートをおすすめする方

  • フォームからの問い合わせ対応に多くの時間を割いている方
  • OpenAIを活用して、顧客からの質問に対する回答文の生成を自動化したいと考えている方
  • Slackでの確認作業を効率化し、チーム全体の対応速度を向上させたいと考えている方

■このテンプレートを使うメリット

  • フォームで受け付けた内容を基にOpenAIが回答案を自動生成するため、手作業での文章作成にかかる時間を短縮できます。
  • 担当者による回答の質のばらつきを防ぎ、AIによる一次回答をベースにすることで、対応品質の標準化と属人化の解消に繋がります。

■フローボットの流れ

  1. はじめに、OpenAIとSlackをYoomと連携します。
  2. 次に、フォームトリガー機能を設定し、運用に沿ったフォームを作成します。
  3. 続けて、オペレーションでOpenAIの「テキストの生成(Chat completion)」アクションを設定し、フォームで受け付けた内容を基に回答文を生成します。
  4. 最後に、オペレーションでSlackの「チャンネルにメッセージを送る」アクションを設定し、生成された回答文を指定のチャンネルに通知します。

※「トリガー」:フロー起動のきっかけとなるアクション、「オペレーション」:トリガー起動後、フロー内で処理を行うアクション

■このワークフローのカスタムポイント

  • Slackへメッセージを送るアクションでは、通知先のチャンネルを任意で設定できます。
  • メッセージの本文は、固定のテキストだけでなく、フォームから取得した値やOpenAIで生成したテキストなどを変数として引用可能です。

注意事項

  • OpenAI、SlackのそれぞれとYoomを連携してください。
  • ChatGPT(OpenAI)のアクションを実行するには、OpenAIのAPI有料プランの契約が必要です。(APIが使用されたときに支払いができる状態)
    https://openai.com/ja-JP/api/pricing/
  • ChatGPTのAPI利用はOpenAI社が有料で提供しており、API疎通時のトークンにより従量課金される仕組みとなっています。そのため、API使用時にお支払いが行える状況でない場合エラーが発生しますのでご注意ください。

🤔【検証】Qwenで建築業務をやってみた

実際にQwenシリーズを使用して、建築ビジュアルに関する業務を検証しました。
今回は、間取り図解析とパース生成の2つのタスクを行いました。
なお、検証にはQwen Chatを使用しています。

検証1:間取り図の空間解析と改善案の提示

まず、設計初期段階での活用を想定し、住宅のLDK(リビング・ダイニング・キッチン)の間取り図をQwenに読み込ませ、空間の特徴と改善点について対話を行いました。

【検証内容】

一般的な3LDKマンションのLDK部分の間取り図画像をアップロードし、その空間構成をAIに認識させます。その上で、動線や家具配置に関するアドバイスを求めました。

【検証条件】

  • モデル:Qwen3-VL-235B-A22B
  • モード:思考モード

【添付した間取り図】

【検証プロンプト】

添付した画像を解析してください。これは住宅のLDKの平面図です。
  1. この空間の主な特徴を挙げてください。
  2. キッチンからダイニング、リビングへの動線において、懸念される点があれば指摘してください。
  3. より快適な空間にするための家具配置のアイデアを提案してください。

結果と考察

上記の解析結果は、以下の通りです。