2024/11/06
RPAの活用方法

【スクレイピング不要】Webサイトの情報をRPAで取得してGoogle Chatに自動通知しよう!

k.ohshiro
RPAとGoogle Chatの連携イメージ

目次

Webサイトの情報収集で頭を悩ませたことはありませんか?
市場動向のチェックや競合分析などを目的に、毎日Webサイトの情報を収集している方は多いと思います。
しかし、この作業を毎回手動で検索して行うのはとても大変ですよね。
そんな時に本記事の連携が役に立つかもしれません!
この記事では、毎日Webサイトの情報を取得してGoogle Chatに自動通知を送る方法について解説していきます。
ノーコードツールYoomを使って設定するので、スクレイピング不要で簡単に設定可能です。
気になる方はぜひ本記事を参考にしてみてください!

[Yoomとは]

Webサイトの情報を取得してGoogle Chatに通知するメリット

メリット1.作業時間の短縮

今回紹介する連携を使うと、Webサイトの情報を毎日自動的に取得してGoogle Chatに通知を送ることができます。
これにより、情報を集める作業や集めた情報をメンバーに共有する作業を省くことができるため、作業時間の短縮につながります。
これまで手作業で情報収集していた方は、余った時間を他の業務に使うことができるため、生産性の向上につながるかもしれません。
通知も自動で送付されるため、メンバーへ共有し忘れることも削減されるでしょう。

メリット2.迅速な意思決定が可能に

本記事の連携を活用することで、自動的に情報を収集でき、取得した情報をGoogle Chatでメンバーへ共有できます。
これにより、情報の見落としや確認漏れを防止できると同時に、その後の迅速な意思決定も期待できます。
例えば、収集したものの中に重要な情報が発見され、チーム全体で対応しなければいけないケースが出てくるかもしれません。
そんな時に収集した情報が自動的にチームに共有されると、その後の意思決定などがスムーズに進む可能性が高まります。
結果として、会社にとって効果的な施策をスピーディに実行に移すことができるかもしれません。

Webサイトの情報を取得してGoogle Chatに通知を送るフローの設定方法

ここからは連携手順について説明していきます。
今回紹介するのは、【毎日Webサイトの情報を取得してGoogle Chatに通知する】というフローです。
<span class=”mark-yellow”>今回は一例として、「毎日9時にYoomのブログ一覧のページから最新記事のリンクを取得し、GoogleChatに通知を送りたい場合」を想定して説明させていただきます。</span>
設定の手順は以下の通りです。

  1. スケジューリングトリガーの設定
  2. RPAを使用してWebサイトの情報を取得する
  3. Google Chatに取得したURLを通知する

Yoomでは、上記3ステップをテンプレートとして提供しています。
ゼロから作成するよりも簡単にフローボットを作成できるので、まずは下のバナーにある「試してみる」ボタンをクリックして、テンプレートをコピーしましょう!
コピーが完了すると、サイドバーにある「マイプロジェクト」から操作できます。

※注意事項

・RPAオペレーションは一部有料プランでのみご利用いただけるアプリとなっております。ご契約のプランによって、設定しているフローボットのオペレーションやデータコネクトはエラーになる可能性があるため、ご注意ください。
・有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。無料トライアル中には制限対象のアプリを使用することができます。
・Google Chatとの連携はGoogle Workspaceの場合のみ可能です。詳細はGoogle Chatでスペースにメッセージを送る方法を参照ください。

Google Chatのマイアプリ連携

テンプレートをコピーしたら、事前準備としてGoogle ChatをYoomのマイアプリに登録します。
また、YoomのGoogle Chrome拡張機能を追加する必要があります。
※既にどちらも完了している場合は「ステップ1.スケジューリングトリガーの設定」へお進みください。

(マイアプリ連携)

1.Yoomにログイン後、「マイアプリ」→「+新規接続」の順にクリックします。

2.検索窓からGoogle Chatを検索します。
※下記のように検索結果に2種類表示されますが、「Google Chat(OAuth)」の方を選択しましょう。

3.Googleにログインした上で、必要な情報を入力していきましょう。

4.「Client ID」と「Client Secret」を取得したうえで、各項目に値を入力しましょう。取得方法の詳細はGoogle Chat(OAuth)のマイアプリ登録方法をご覧ください。

マイアプリ一覧にGoogle Chat(OAuth)が表示されていれば完了です!

(拡張機能を追加)

1.ブラウザ操作オペレーション 設定ツールのページから追加してください。
2.追加後は、拡張機能を管理 > 「Yoom ブラウザ操作オペレーション 設定ツール」の詳細の順に開き、シークレットモードでの実行を許可しておきましょう。

これで事前準備は完了です。具体的な設定手順に進みましょう!

ステップ1.スケジューリングトリガーの設定

まずは、スケジューリングトリガー「毎日9:00になったら起動」をクリックしましょう。

このページでは実行時間の指定を行います。
デフォルトでは、毎日午前9時に実行されるように設定されています。
もし、他の時間に設定したい場合などはCron設定の設定方法を参考にしてみてください。

(記述例)

  • 毎日17時に実行したい場合→[0 17 * * *]
  • 毎週月曜の 17:00に実行したい場合→[0 17 * * 1]

設定が完了したら「保存する」でトリガーの設定は終了です。

ステップ2.RPAを使用してWebサイトの情報を取得する

次に、「RPAを使用してWebサイトの情報を取得する」をクリックしてください。

このステップでは、Webサイトのリンクを取得するための設定を行います。
先述した通り、今回はYoomのブログ一覧から最新ブログ(左上にある記事)のリンクを取得したいケースを前提として説明します。

1)まず、最初のステップ「URLにアクセス」を選択します。

2)以下のようにポップアップが表示されるので、「アクション名」と「対象URL」を入力して「保存する」をクリックしてください。

3)次に「+」>「ブラウザで操作を指定」の順に選択してください。

4)以下のようなポップアップが表示されるので、URLを指定し「操作を開始する」をクリックしましょう。

5)指定したリンクのページが開きます。今回は左上の最新ブログのリンクを取得したいので、対象のブログを選択します。そうすると、適用するアクションが選択できるので、「クリック」を選択してください。

6)以下のようなポップアップが表示されるので、アクション名を入力し、「追加」をクリックしましょう。

7)「追加」を押すと最新のブログに遷移します。今回はこのページのURLを取得したいので、適当な要素(ホバーした際に背景が水色になる要素)をクリックし、「ページのURLを取得」を選択しましょう。

8)以下のようなポップアップが表示されるので、「アクション名」や「取得した値の項目名」を必要に応じて変更し、「追加」をクリックしてください。

9)左下の「Yoomの画面に戻る」をクリックしてください。

10)Yoomの画面に戻ると、下記のように追加したアクションが表示されています。

11)「テスト」をクリックしてURLが正常に取得できるか確認しましょう。以下のように「取得した値」という項目に最新ブログのURLが表示されます。

ここまで問題なければ「保存する」で次の最後のステップに進みます。
次は今回取得したURLをGoogle Chatに通知できるよう設定していきます。

ステップ3.Google Chatに取得したURLを通知する

では、最後のステップ「Google Chatに取得したURLを通知する」をクリックしてください。

最初のページでは、事前に連携したGoogle Chatのアカウント情報が表示されるので、問題なければそのまま「次へ」をクリックしてください。

次のページでは、「スペースのリソース名」と「メッセージ内容」を入力しましょう。
「メッセージ内容」は下記画像のようにステップ2で取得した値を活用しましょう。

「テスト」をクリックしてエラーが出なければ、「保存する」をクリックしてください。
下記のようなポップアップが表示されたらすべての設定が完了です。
トリガーをONにするとフローが実行されます。

いかがでしたか?以上が【毎日Webサイトの情報を取得してGoogle Chatに通知する】というフローの設定手順でした!
試してみたいと思った方は、ぜひ以下の「試してみる」ボタンからテンプレートのコピーをしてみてください。

Google Chatを使ったその他自動化例

Yoomには、Google Chatを利用した自動化事例が多数あります。
さまざまなアプリと連携することが可能なので、以下の代表例を参考にしてみてください。

1.Wixでフォームが送信されたらGoogle Chatに通知する

Wixを利用してブログやECサイトを運営している方は以下のテンプレートがおすすめです。
回答のあったフォーム情報をGoogle Chatに自動通知できるため、情報をスピーディに把握できるでしょう。

2.毎日Google アナリティクスから最新のレポートを取得し、Google Chatに通知する

Google アナリティクスでデータ分析やレポートの作成を行っている方はこちらの連携を参考にしてみてください。
最新のレポート情報をチームメンバーに共有したい場合などにおすすめです。

3.毎日Notionデータベース内のタスクから本日が期限のものを抽出し一括でGoogle Chatに通知する

Notionでタスク管理をしている方はGoogle Chatとの連携で、タスクの把握漏れを防ぐことができるかもしれません。
この連携を使うと、期限が近づいているタスクをリマインドすることができます。

まとめ

本記事では、【毎日Webサイトの情報を取得してGoogle Chatに通知する】というフローの設定手順を解説しました。
この連携を使うと、情報収集やメンバーへの共有が効率化されるため、さまざまなメリットを享受できるでしょう。
単に作業時間が短縮されるだけでなく、情報共有の迅速化によってスムーズに意思決定を下せるようになるかもしれません。
効果的な施策を打つための情報収集として、本記事の連携をぜひ活用してみてください。

Yoomで自動連携を試してみたいと思った方はこちらから無料登録をお願いします!
最後まで読んでいただきありがとうございました。

この記事を書いた人
k.ohshiro
学生時代からSaaS企業でカスタマーサクセスとして働いてきました。 複数のクラウドサービスを使って業務をしていたのですが、もっと簡単にサービス同士を連携できたら便利だなと思うことがありました。 Yoomではノーコードでアプリの連携ができるので、誰でも簡単に設定することができます。 少しでもわかりやすくYoomの魅力を伝え、みなさんの業務効率化に貢献出来たらなと思います!
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