2024/10/08
アプリ同士の連携方法

Webflowのフォーム回答をSalesforceのレコードに自動追加する方法

e.koyama

目次

Webフォームはビジネスにおいて様々な目的で利用されています。問い合わせやサービス利用申し込み、資料請求、キャンペーンの応募受付など種類は多様ですが、その多くは情報の収集や分析に用いられます。適切な情報管理を行うため、回答はCRMやデータベースに集約する場合が多いでしょう。その際、回答から一つ一つデータを転記するには、情報量に比例して時間や労力がかかってしまいます。この作業を自動化すれば、リードや顧客へのフォローアップがスムーズになると思いませんか?

本記事では、WebflowとSalesforceを連携し、フォームの回答情報をSalesforceに自動で追加する方法を紹介します。この連携により、手作業でのデータ転記の手間を省き、フォームの回答内容を迅速かつ正確にSalesforceに反映することが可能になります。問い合わせやリードに関する情報管理を効率化し、リードや顧客へのアプローチをスムーズに行いましょう。

WebflowとSalesforceを連携するメリット

データ更新の迅速化

Webflowのフォーム送信後すぐ、Salesforceにデータが自動で追加されれば、情報の把握がスムーズになります。例えば、資料請求フォームから得たリード情報を基に、営業チームは速やかにサービスの提案を開始できます。リードの関心の高い内にアプローチを行うことで、競合他社にリードを奪われるリスクが下がるでしょう。また、最新のデータがすぐに反映されることで、キャンペーンの応募受付フォームで得た情報をもとに、マーケティングチームはキャンペーンの効果分析や戦略調整を迅速に行うことができます。これらの点から、営業やマーケティングの効率化が期待できます。

エラーの削減

自動化により、データ転記の人為的ミスが減少します。Webflowのフォームの情報が正確にSalesforceに登録されるため、誤った対応や対応漏れを防ぐことができます。例えば、問い合わせ情報を手入力で転記する場合、入力ミスで問い合わせ内容を間違って認識して誤った回答をしてしまったり、登録を忘れて対応の漏れや遅れが発生してしまったり、二重登録により別々の担当者から同じ回答をしてしまったりする恐れがあります。自動化でこれらのトラブルが減少すれば、顧客との良好な信頼関係の構築につながるでしょう。

[Yoomとは]

WebflowとSalesforceの連携フローの作り方

それでは、WebflowとSalesforceの連携と業務フローの自動化設定を行ってみましょう。

テンプレートを使って、「Webflowのフォームが送信されたらSalesforceに追加する」業務フローの作成手順を紹介します。

なお、Salesforceとの連携設定はチームプランまたはサクセスプランでご利用いただけます。2週間の無料トライアルも提供中です。

はじめる前に

1. Webflowの回答用のフォームを作成しておいてください。

2. Yoomにログインしてください。

3. 以下の「試してみる」ボタンをクリックして、Yoomのテンプレートをコピーしてください。 

ステップ1: WebflowとSalesforceのマイアプリ連携

※アプリ連携がお済みの場合は、ステップ2へ進んでください。

1. 左メニューの「マイアプリ」を選択し、画面右の「+ 新規接続」をクリックします。

2. マイアプリの新規接続一覧から、WebflowとSalesforceをそれぞれ選択し、アプリを連携してください。
 ※参考:Salesforceのマイアプリ登録方法


次は、マイプロジェクトにテンプレートコピーして、フローボットを作成していきます。
コピーがまだの場合は、フローボットテンプレートを下記よりコピーしてください。

1.バナーにカーソルを合わせ「詳細を見る」をクリック
2.移行したページの「このテンプレートを試す」をクリック
3.Yoomの登録を行う
※既に登録が完了している場合はログイン画面が表示されるので、ログインしましょう。

ステップ2: Webflowのフォーム送信時に起動するトリガーの設定

1. コピーしたテンプレートを開きます。
 ※下図の赤枠部分から、任意のタイトルに変更できます。

2. フローボットの「アプリトリガー:フォームが送信されたら」をクリックします。

3. 連携アカウントとアクションを選択します。
 必要に応じてタイトルを変更し、「次へ」をクリックします。

4. アプリトリガーのAPI接続設定を行います。
 サイトIDを候補から選び、「テスト」をクリックします。

5. テストが成功したら、「次へ」をクリックします。

6. Webflowのフォームにテスト値を入力して送信し、「テスト」をクリックします。

7. テストが成功したら、こちらの記事を参考に、Salesforceに同期したいアウトプット項目を追加します。

8. 「保存する」をクリックします。

ステップ3: Salesforceのレコードを追加するアクションの設定

1. フローボットの「データベースを操作する:レコードを追加する」をクリックします。

2. データベースを連携します。
 ・タイトル:必要に応じて変更できます。
 ・データベース連携:任意の値を入力・選択してください。
 ※下図は入力例です。

 ※下図は「オブジェクトのAPI参照名」を候補から選択する場合の一例です。リード情報の登録を想定し、「リード」のキーワードで検索しています。

3. 「次へ」をクリックします。

4. データベース操作の詳細設定を行います。
 ステップ2で取得したフォーム回答のアウトプットを活用し、「追加するレコードの値」を設定してください。
 ※下図は入力項目の一部であり、参照したアウトプットは設定例です。

 ※下図はアウトプットの参照例です。上図の「姓」・「名」・「会社名」のように単独で参照することも、下図のように組み合わせて文章にすることもできます。

5. テストが成功したら、「保存する」をクリックしてください。

最後に、保存したフローのトリガーを「ON」に切り替えると起動します。

以上で、「Webflowのフォームが送信されたらSalesforceに追加する」フローの完成です。

Webflowを使ったその他の自動化例

他にもWebflowを使った自動化の例がYoomには多数あるため、いくつか紹介します。

1. Webflowのフォーム回答が送信された際に、Microsoft Excelに情報を追加するフローです。連携により、Microsoft Excelの機能を使った収集情報の加工や分析が可能になります。関数を用いた統計データの加工やグラフ作成などを行い、営業やマーケティングに活かせます。

2. Webflowのフォーム回答が送信された際に、HubSpotのチケットを作成するフローです。問い合わせ情報をHubSpotでチケットとして管理することで、カスタマーサポートチームは迅速かつ正確に顧客対応ができます。フォローアップの精度を高め、顧客満足度の向上につなげましょう。

3. Webflowのコレクションに新規アイテムが作成された際、Microsoft Excelに情報を追加するフローです。Webflowを用いたWebサイトやECサイトの運営では、データ管理は重要です。コレクションアイテムをデータベースに一覧化することで、アイテムの集計や分析が可能になります。

まとめ

WebflowとSalesforceの連携により、フォームで収集した情報をSalesforceのデータベースに自動で反映できます。転記作業の手間を省き、正確な情報をSalesforceでスムーズに管理できるため、顧客への的確で速やかなフォローアップや、情報分析の精度向上につながるでしょう。問い合わせやリード情報の管理を効率化するため、ぜひ今回お伝えしたYoomによる自動化方法をお試しください。

この記事を書いた人
e.koyama
これまで専門商社やEC業界で事務を経験してきました。 担当した業務は営業事務や経理、総務、人事、法務など多岐に渡ります。 個々の作業の効率化には取り組みましたが、各種のサポートツールやYoomを使えばより便利に業務が進められたのに…と思っています。 業務経験を活かしたYoomの紹介記事を発信し、皆さんがスムーズに業務を進められるお手伝いができれば幸いです。
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Webflow
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