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Webフォームから収集したリード情報をマーケティングや営業に利用する場合、それぞれの業務に使うシステムやデータベースに情報を登録する必要があります。しかし、登録したデータにミスがあればアプローチや分析が正しく行えず、登録に時間がかかれば初動が遅れてしまいます。そこで、データの転記作業の自動化をおすすめします。
本記事では、Wixで作成したフォームの回答が送信された際に、その情報をもとにSendGridに新しいコンタクトを登録する方法を紹介します。この自動化により、手動でのデータ入力の手間を省くことができ、リードへの迅速な対応が可能になります。
Wixのフォームが送信されると、SendGridに自動でコンタクトが登録されるため、手動でのリード情報の入力が不要になります。これにより、転記ミスや登録漏れといったヒューマンエラーが減少し、リード情報の取りこぼしを防げるでしょう。担当者の転記作業の負担が減り、他の業務にリソースを割けるようになります。その結果、リード管理をはじめ、営業活動やマーケティング業務の効率化が期待できます。
自動化によってフォーム回答後すぐにコンタクトの登録を自動で完了できれば、ウェルカムメールやフォローアップメールのスムーズな送信が可能になります。リードが関心を持ったタイミングで情報提供を開始することで、潜在顧客との関係構築を素早く始めることができます。作成したフォームに合わせてSendGridのテンプレートを事前に準備しておけば、相手のニーズに合わせ、迅速かつ一貫性のとれたアプローチができるでしょう。
これらのメリットを得て営業活動やマーケティングを効率的に行うため、連携の導入をご検討ください。自動化ツールYoomを使えば、設定を簡単に行えます。
[Yoomとは]
それでは、WixとSendGridの連携と業務フローの自動化設定を行ってみましょう。
テンプレートを使って、「Wixでフォームが送信されたらSendGridにコンタクトを登録する」業務フローの作成手順を紹介します。
1. Wixの回答用のフォームと、SendGridでフォームから得た情報をコンタクトとして登録する(コンタクト)リストを、それぞれ作成しておいてください。
2. Yoomにログインしてください。
3. 以下の「試してみる」ボタンをクリックして、Yoomのテンプレートをコピーしてください。
※アプリ連携がお済みの場合は、ステップ2へ進んでください。
1. 左メニューの「マイアプリ」を選択し、画面右の「+新規接続」をクリックします。

2. マイアプリの新規接続一覧から、WixとSendGridをそれぞれ選択し、アプリを連携してください。
※Wixの連携に必要なAPIキーの生成とアカウントIDの取得については、こちらの公式ヘルプセンター記事内の「API キーを生成する」及び「アカウント ID を取得する」の項目を参考にしてください。また、サイトIDはWixのURLから確認できます。「https://manage.wix.com/dashboard/●●●/setup」がURLの場合、●●●の部分がサイトIDとなります。
※SendGridの連携に必要なAPIキーは、こちらの公式ユーザーマニュアルの記事内にある「APIキーの作成」の項目を参考に作成してください。なお、権限で「Read Access」を選んだ場合、データ取得等の読み取り機能のみの利用となりますので、ご注意ください。
次は、マイプロジェクトにテンプレートコピーして、フローボットを作成していきます。
コピーがまだの場合は、フローボットテンプレートを下記よりコピーしてください。
1.バナーにカーソルを合わせ「詳細を見る」をクリック
2.移行したページの「このテンプレートを試す」をクリック
3.Yoomの登録を行う
※既に登録が完了している場合はログイン画面が表示されるので、ログインしましょう。
1. コピーしたテンプレートを開きます。
※下図の赤枠部分から、任意のタイトルに変更できます。

2. フローボットの「アプリトリガー:フォームが送信されたら」をクリックします。

3. 連携アカウントとアクションを選択します。
必要に応じてタイトルを変更し、「次へ」をクリックします。

4. アプリトリガーのWebhookイベント受信設定を行います。
指示手順と注意事項を参考に、フォーム送信時に起動するよう設定してください。
※参考:Wix オートメーション:Webhook 経由でデータを送信する(Wix公式ヘルプセンター記事)

5. Wixのフォームにテスト値を入力して送信した後、「テスト」をクリックします。
6. テストが成功したら、「保存する」をクリックします。
1. フローボットの「アプリと連携する:コンタクトリストに新規コンタクトを追加」をクリックします。

2. 連携アカウントとアクションを選択します。
必要に応じてタイトルを変更し、「次へ」をクリックします。

3. API接続設定を行います。
・メールアドレス、姓、名:ステップ2で取得したアウトプットを使用して入力してください。
・追加するリスト「リストID」:コンタクトを追加するリストのIDを入力または選択してください。
※下図は入力例です。


※下図はアウトプットの参照例です。入力欄をクリックすると候補が表示されるため、対象項目を選択してください。

※複数のコンタクトリストに追加したい場合、「+ 追加するリストを追加」をクリックして設定してください。また、2つ目以降の入力枠を削除する場合、枠の右上にある✕印をクリックしてください。

4. 「テスト」をクリックします。
5. テストが成功したら、「保存する」をクリックします。
以上で、「Wixでフォームが送信されたらSendGridにコンタクトを登録する」フローの完成です。
保存したフローのトリガーを「ON」に切り替えると起動します。
今回使用したフローボットテンプレート
Wixでフォームが送信されたらSendGridにコンタクト登録する
他にもWixを使った自動化の例がYoomにはたくさんあるので、いくつか紹介します。
1. Wixのフォーム回答が送信された際に、Outlookからメールを返信するフローです。問い合わせ受付の自動応答メッセージ、請求された資料の送付やアクセス用リンク通知、アンケート回答のお礼メッセージなど、フォームの種類に合わせて多様な目的で利用できます。担当者の負担軽減や対応の迅速化が期待できます。
2. Wixのフォーム回答が送信された際に、Notionのデータベースに情報を追加するフローです。自動同期により転記の手間やミスを減らし、問い合わせやリードの情報を一覧化してチーム全体で共有できます。複数人による同時編集やコメント機能を使ったコミュニケーションが可能になります。
3. Wixのフォーム回答が送信された際に、Chatworkに通知するフローです。常用するチャットツールとの連携により、管理画面やメールを頻繁に確認せずとも回答を把握できるため、情報共有の精度向上が期待できます。回答内容に対する後続業務がある場合、Chatwork上で個別タスクとして登録することも可能です。
WixとSendGridを連携し、フォームで送信されたリード情報をもとに自動でコンタクトの新規追加を行う方法を紹介しました。この連携により、手入力による登録作業を省略し、担当者の負担とヒューマンエラーを減らせます。また、登録にかかる時間が短縮されることで、リードへのアプローチも素早く始められます。リード管理の効率化とフォローアップの迅速化を図るために、ぜひ、Yoomを利用してこの連携をお試しください。