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デジタル化が進む昨今、さまざまなツールを活用して業務を効率化する企業は多いのではないでしょうか。
その中でも、ブログやコンテンツの情報管理をスムーズに行うことは大きな効率化につながりますよね。
そこで今回は、WordPressで投稿を公開した際にkintoneにレコードを自動で追加するフローを紹介します。
WordPressとkintoneの連携で、手動でのデータ入力を減らし、時間を有効に使い、チーム全体の生産性向上を目指しましょう!
プログラミング不要で連携する方法を解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
WordPressとkintoneを活用し、様々なケースで自動化を実現できます!気になる自動化テンプレートがあれば、ぜひ試してみてくださいね!
本記事ではノーコードツール「Yoom」を使用した連携方法をご紹介します。
難しい設定や操作は必要なく、非エンジニアの方でも簡単に実現できます。
下記のテンプレートから今すぐに始めることもできるので、ぜひお試しください!
[Yoomとは]
はじめにYoomの公式サイトにアクセスし、アカウント作成をお願いします。
既にアカウント登録済みの方はログインしてください。
Yoomのアカウント発行ページ
今回は、【WordPressで投稿が公開されたらkintoneに追加する】というフローを作成します。
作成の流れは以下の通りです。
1)Yoomのアカウントにログインしたら、使用するアプリを登録します。これをマイアプリ連携といいます。
「マイアプリ」をクリックし、「新規接続」を選択してください。
2)WordPressを登録していきましょう。WordPressのアプリアイコンを検索し、クリックします。
以下の画面が表示されるので、「アカウント名」「ドメイン」「ユーザー名」「パスワード」を入力後、[追加]をクリックしてください。
3)1つ目のアプリが登録できたら、もう一度「新規接続」をクリックして、2つ目のアプリkintoneを登録します。
「サブドメイン」、「クライアントID」、「クライアントシークレット」を入力後、[追加]をクリックします。
kintoneの詳しいアプリ登録はこちらを参考にしてください。
アプリ登録がうまくできない場合には、こちらのページを参考に操作してみましょう。
4)登録ができるとマイアプリにアイコンが表示されます。
登録した2つのアプリのアイコンが表示されたか確認してください。
1)下記のテンプレートの「試してみる」のアイコンをクリックします。
2) 以下のような表示が出てきます。
「右に「!」が表示されるアイコンを順番にクリックし、オペレーションを設定します。
タイトルや詳細は、クリックで編集できるので、適宜変更してください。
「アプリトリガー 投稿が公開されたら」をクリックします。
1) アクションは「投稿が公開されたら」を選択して、「次へ」をクリックします。
2) 次の画面で「トリガーの起動間隔」を設定しましょう。
起動間隔とは、トリガーとなるアクションの何分後にフローボットを起動するか、というものです。
※トリガーの起動タイミングは、5分、10分、15分、30分、60分のいずれかで設定できます。
ご利用プランによって、設定できるトリガーの最短間隔が違うので、その点は要チェックです。
なお、基本的にはそのプランの最短の起動間隔にしてお使いいただくことをおすすめします。
設定後、フローボットのトリガーとなるアクション(今回は記事の新規投稿)を行い、[テスト]をクリックします。テストに成功すると、以下のように表示されます。
テスト完了を確認して『保存する』を押しましょう。
このステップで下記のような情報をアウトプットとして取得することが可能です。
アウトプット情報は後続のアクションで利用できます。
つまり、この後のkintoneへのデータ登録アクションでここの情報をそのまま引用することが可能となります。
1) フローに戻り、「アプリと連携する レコードを追加する」のアイコンをクリックします。
2) アクションは「レコードを追加する」を選択して、アプリIDを入力し、「次へ」をクリックします。
アプリIDはアプリが連携出来ていると候補から選択できます。
3) 必須項目を入力します。
入力バーをクリックすると、アウトプットを引用できます。このようにアウトプットを引用することで、毎回異なる結果を反映できます。
なお、アウトプットを引用せず固定値を入力してしまうと、毎回同じ内容が登録されるのでご注意ください。
情報を入力した後、[テスト]をクリックします。
テストに成功し、kintone側で実際にデータが登録されているかを確認してください。
結果に問題がなければ『保存する』をクリックしましょう。
これで設定完了です!お疲れ様でした!
設定が完了すると、以下のような表示が出てくるので、「トリガーをON」をクリックします。
フローボットを起動し、正しく作動するか確認してください。
今回使用したテンプレートはこちら
本日ご紹介した連携以外にもWordPressやkintoneのAPIを活用することで様々な自動化を実現することが可能です。
もし気になるものがあれば、ぜひ試してみてください!
記事公開後の情報共有や別ツールへのデータ登録を自動化することで、担当者の手動作業を最小限に抑えることができます。
また、フォーム回答を起点として、その情報を元にAIが自動でコンテンツを作成しそのまま投稿を行うため、作業完結までの時間を大幅に短縮できる可能性があります。
情報の登録・更新を検知してフォルダを自動作成したり、データを集約することも可能となります。
他にも、AI生成やOCRなどを活用することで、データ管理の効率化も見込めそうです。
今回紹介した、WordPressで投稿が公開されるとkintoneに自動的に情報が追加されるフローは、情報の一元管理やミスの削減の実現につながります。
また、手作業を削減することで別の業務に充てる時間を確保できれば、業務全体が効率化するのではないでしょうか。
特に、マーケティング部と営業部の情報共有がスムーズになると、顧客対応のスピードアップも実現できそうですね。
この記事で解説した自動化は、Yoomを使って設定することで、プログラミング不要で簡単に実現可能です!
ぜひこのフローを導入して、業務の効率化を実現してみてください。