デジタル化が進む昨今、さまざまなツールを活用して業務を効率化する企業は多いのではないでしょうか。
その中でも、ブログやコンテンツの情報管理をスムーズに行うことは大きな効率化につながりますよね。
そこで今回は、WordPressで投稿を公開した際にkintoneにレコードを自動で追加するフローを紹介します。
WordPressとkintoneの連携で、手動でのデータ入力を減らし、時間を有効に使い、チーム全体の生産性向上を目指しましょう!
プログラミング不要で連携する方法を解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
WordPressとkintoneを活用したすぐに試せる自動化テンプレートはこちら
WordPressとkintoneを活用し、様々なケースで自動化を実現できます!気になる自動化テンプレートがあれば、ぜひ試してみてくださいね!
登録を自動化する便利なテンプレート
kintoneにレコードが追加されたら、WordPressにユーザーを作成する
試してみる
■概要
「kintoneにレコードが追加されたら、WordPressにユーザーを作成する」ワークフローは、事務作業の負担軽減につながります。
定期的に発生するデータ入力作業が自動化されるため、生産性向上に寄与します。。
■このテンプレートをおすすめする方
・kintoneを利用して業務管理を行っている企業
・kintoneに登録された情報を迅速に他のシステムと連携させたい方
・新たにWordPressのユーザーを自動で作成し、手間を省きたい方
・業務の効率化を図りたいと考えている方
・ITツールを活用して作業の自動化に興味がある方
・システム連携をスムーズに行い、情報の一元管理を目指す方
■注意事項
・kintoneとWordPressのそれぞれとYoomを連携してください。
kintoneの情報をもとにWordPressに新規投稿を作成する
試してみる
■概要
「kintoneの情報をもとにWordPressに新規投稿を作成する」ワークフローは、コンテンツの作成業務の手助けになります。
効率的な記事の作成ができるので、業務効率化につながります。
■このテンプレートをおすすめする方
・kintoneを利用して業務情報を管理している方
・kintoneのデータを活用して迅速にWordPressに記事を投稿したいと考えている方
・手動でのブログ更新に時間がかかっている方
・業務効率を上げたいと考えている方
・WordPressを利用して情報発信を行っている企業や個人事業主
・WordPressによる投稿とkintoneのデータ連携をスピーディに行いたい方
■注意事項
・kintoneとWordPressのそれぞれとYoomを連携してください。
・Chrome拡張機能を使ったトリガーの設定方法は下記をご参照ください。
https://intercom.help/yoom/ja/articles/8831921
フォームの情報をもとにWordPressに新規投稿を作成して、kintoneにレコードを追加する
試してみる
■概要
「フォームの情報をもとにWordPressに新規投稿を作成して、kintoneにレコードを追加する」ワークフローは、記事の作成作業を効率化します。
kintoneに自動でデータが追加されるため、データ管理の手間も削減されるでしょう。
■このテンプレートをおすすめする方
・WordPressを活用してウェブサイトやブログを運営している方
・フォームから取得した情報をもとに迅速に新規投稿を行いたいと考えている方
・kintoneを業務データの管理ツールとして利用している方
・WordPressとkintoneのデータ連携をスピーディに行いたい方
・複数のプラットフォームを使用しているが情報の一元管理を図りたい方
・手作業による投稿やデータ登録の手間を軽減したい方
■注意事項
・WordPressとkintoneのそれぞれとYoomを連携してください。
更新を自動化する便利なテンプレート
WordPressで投稿が更新されたらkintoneも更新する
試してみる
■概要
「WordPressで投稿が更新されたらkintoneも更新する」ワークフローは、情報更新作業を自動化します。
自動で更新されるので、更新漏れのリスクが軽減し、正確なデータ管理につながります。
■このテンプレートをおすすめする方
・WordPressでブログやニュース記事を投稿している方
・自身のWebサイトを持っていて、投稿内容を迅速に他のプラットフォームと連携させたい方
・kintoneを活用して業務プロセスを効率化したい方
・WordPressとkintoneの統合によって業務のスピードアップを図りたい方
・手動での更新作業を省き、自動化によって効果的な情報管理を求めている方
・多忙な業務の中でデータの一元管理と迅速な情報共有を実現したい方
■注意事項
・WordPressとkintoneのそれぞれとYoomを連携してください。
・トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。
・プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。
今すぐに試したい方へ
本記事ではノーコードツール「Yoom」を使用した連携方法をご紹介します。
難しい設定や操作は必要なく、非エンジニアの方でも簡単に実現できます。
下記のテンプレートから今すぐに始めることもできるので、ぜひお試しください!
WordPressで投稿が公開されたらkintoneに追加する
試してみる
Wordpressで投稿が公開されたらkintoneのデータベースに追加するフローです。
WordPressで投稿が公開されたらkintoneに追加する
試してみる
Wordpressで投稿が公開されたらkintoneのデータベースに追加するフローです。
[Yoomとは]
WordPressとkintoneの連携フローの作り方
はじめにYoomの公式サイトにアクセスし、アカウント作成をお願いします。
既にアカウント登録済みの方はログインしてください。
Yoomのアカウント発行ページ
今回は、【WordPressで投稿が公開されたらkintoneに追加する】というフローを作成します。
作成の流れは以下の通りです。
- WordPressとkintoneのマイアプリ連携
- テンプレートをコピー
- WordPressで「投稿が公開されたら」というトリガーを作成
- その後kintoneで「レコードを追加する」というアクションを設定
- 最後にトリガーが起動するようにON
ステップ1:WordPressとkintoneをマイアプリ連携
1)Yoomのアカウントにログインしたら、使用するアプリを登録します。これをマイアプリ連携といいます。
「マイアプリ」をクリックし、「新規接続」を選択してください。


2)WordPressを登録していきましょう。WordPressのアプリアイコンを検索し、クリックします。
以下の画面が表示されるので、「アカウント名」「ドメイン」「ユーザー名」「パスワード」を入力後、[追加]をクリックしてください。

3)1つ目のアプリが登録できたら、もう一度「新規接続」をクリックして、2つ目のアプリkintoneを登録します。
「サブドメイン」、「クライアントID」、「クライアントシークレット」を入力後、[追加]をクリックします。

kintoneの詳しいアプリ登録はこちらを参考にしてください。
アプリ登録がうまくできない場合には、こちらのページを参考に操作してみましょう。
4)登録ができるとマイアプリにアイコンが表示されます。
登録した2つのアプリのアイコンが表示されたか確認してください。
ステップ2:テンプレートの選択とコピー
1)下記のテンプレートの「試してみる」のアイコンをクリックします。
WordPressで投稿が公開されたらkintoneに追加する
試してみる
Wordpressで投稿が公開されたらkintoneのデータベースに追加するフローです。
2) 以下のような表示が出てきます。

「右に「!」が表示されるアイコンを順番にクリックし、オペレーションを設定します。
タイトルや詳細は、クリックで編集できるので、適宜変更してください。

ステップ3:WordPressのトリガー設定
「アプリトリガー 投稿が公開されたら」をクリックします。

1) アクションは「投稿が公開されたら」を選択して、「次へ」をクリックします。

2) 次の画面で「トリガーの起動間隔」を設定しましょう。
起動間隔とは、トリガーとなるアクションの何分後にフローボットを起動するか、というものです。
※トリガーの起動タイミングは、5分、10分、15分、30分、60分のいずれかで設定できます。
ご利用プランによって、設定できるトリガーの最短間隔が違うので、その点は要チェックです。
なお、基本的にはそのプランの最短の起動間隔にしてお使いいただくことをおすすめします。

設定後、フローボットのトリガーとなるアクション(今回は記事の新規投稿)を行い、[テスト]をクリックします。テストに成功すると、以下のように表示されます。

テスト完了を確認して『保存する』を押しましょう。
このステップで下記のような情報をアウトプットとして取得することが可能です。
アウトプット情報は後続のアクションで利用できます。
つまり、この後のkintoneへのデータ登録アクションでここの情報をそのまま引用することが可能となります。

ステップ4:kintoneのアクションを設定
1) フローに戻り、「アプリと連携する レコードを追加する」のアイコンをクリックします。

2) アクションは「レコードを追加する」を選択して、アプリIDを入力し、「次へ」をクリックします。
アプリIDはアプリが連携出来ていると候補から選択できます。


3) 必須項目を入力します。
入力バーをクリックすると、アウトプットを引用できます。このようにアウトプットを引用することで、毎回異なる結果を反映できます。
なお、アウトプットを引用せず固定値を入力してしまうと、毎回同じ内容が登録されるのでご注意ください。

情報を入力した後、[テスト]をクリックします。

テストに成功し、kintone側で実際にデータが登録されているかを確認してください。


結果に問題がなければ『保存する』をクリックしましょう。
これで設定完了です!お疲れ様でした!
ステップ5:トリガーをONにして起動準備完了
設定が完了すると、以下のような表示が出てくるので、「トリガーをON」をクリックします。
フローボットを起動し、正しく作動するか確認してください。

今回使用したテンプレートはこちら
WordPressで投稿が公開されたらkintoneに追加する
試してみる
Wordpressで投稿が公開されたらkintoneのデータベースに追加するフローです。
WordPressやkintoneを使ったその他の自動化例
本日ご紹介した連携以外にもWordPressやkintoneのAPIを活用することで様々な自動化を実現することが可能です。
もし気になるものがあれば、ぜひ試してみてください!
WordPressを活用した自動化例
記事公開後の情報共有や別ツールへのデータ登録を自動化することで、担当者の手動作業を最小限に抑えることができます。
また、フォーム回答を起点として、その情報を元にAIが自動でコンテンツを作成しそのまま投稿を行うため、作業完結までの時間を大幅に短縮できる可能性があります。
Google スプレッドシートで行が更新されたら、WordPressで投稿を更新する
試してみる
■概要
このワークフローでは、Google スプレッドシートで行が更新されたらWordPressで投稿を更新することが可能です。この自動化によって、データの一元管理と自動更新で、作業負担を軽減ができるようになります。
Yoomを利用すると、プログラミング不要で簡単にアプリ同士を連携することができます。
■このテンプレートをおすすめする方
・Google スプレッドシートとWordPressを連携させたいウェブ管理者の方
・データ更新を頻繁に行い、手動でのWordPress投稿に時間を取られている方
・複数のSaaSアプリを活用し、業務の自動化を推進したい企業のIT担当者の方
・コンテンツ更新の効率化を図り、作業ミスを減らしたいブロガーやサイト運営者の方
■注意事項
・Google スプレッドシートとWordPressをYoomと連携させる必要があります。
・トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。
・プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。
Google Workspaceで従業員が登録されたらWordPressにユーザーを追加する
試してみる
Google Workspaceで従業員が登録されたらWordPressにユーザーを追加するフローです。
WordPressで投稿が公開されたらSalesforceに追加する
試してみる
Wordpressで投稿が公開されたらSalesforceに追加するフローです。
WordPressで記事が公開されたら、Slackに通知する
試してみる
Wordpressで記事が公開されたら、Slackのチャンネルに通知するフローです。
フォームの情報をもとにコンテンツを生成し、WordPressの投稿を自動作成する
試してみる
■概要
Webサイト運営において、フォームから得た貴重な情報を基にしたコンテンツ作成やWordPress.orgへの投稿作業に、手間や時間を取られていませんか?
手作業での記事作成や投稿は、更新頻度の低下やヒューマンエラーの原因にもなり得ます。
このワークフローを活用すれば、フォームが送信されるとAIが自動でコンテンツを生成し、WordPress.orgへ自動で投稿します。
コンテンツ作成のプロセスを効率化し、継続的な情報発信をサポートする有用ツールとなるでしょう。
■このテンプレートをおすすめする方
・フォームからの情報を活用してWordPress.orgの記事作成を効率化したい方
・AIを活用してコンテンツ生成の時間を短縮し、定期的な情報発信を自動化したいと考えている方
・手作業での記事投稿によるミスを減らし、コンテンツ公開のスピードを向上させたい方
■注意事項
・WordPress.orgとYoomを連携してください。
kintoneを活用した自動化例
情報の登録・更新を検知してフォルダを自動作成したり、データを集約することも可能となります。
他にも、AI生成やOCRなどを活用することで、データ管理の効率化も見込めそうです。
kintoneのレコードが更新されたらMicrosoft Excelにレコードを追加する
試してみる
kintoneでレコードが更新されたら、更新されたレコード情報をMicrosoft Excelにレコードを追加するフローです。
Gmailで受信した契約書をOCRで読み取りkintoneへ追加しGoogle Chatに通知する
試してみる
Gmailで受信した契約書をOCRで読み取りkintoneへ追加しGoogle Chatに通知するフローです。
Microsoft Teamsで会議メモや議事録が投稿されたら、要約してkintoneに追加する
試してみる
■概要
「Microsoft Teamsで会議メモや議事録が投稿されたら、要約してkintoneに追加する」フローは、多国籍チームのコミュニケーションをスムーズにする業務ワークフローです。
このワークフローを活用することで、Microsoft Teamsの会議メモが投稿されるたびに自動的に要約され、kintoneに追加されます。これにより、全メンバーが理解しやすい形で議事録を共有でき、チーム全体の情報共有が円滑になります。
■このテンプレートをおすすめする方
・チームで会議メモの共有に課題を感じている方
・Microsoft Teamsとkintoneを活用し、情報共有を効率化したい管理職の方
・議事録の要約作業を自動化し、業務効率を向上させたい担当者の方
・会議後のフォローアップを迅速に行いたいビジネスパーソンの方
■注意事項
・Microsoft Teams、kintoneのそれぞれとYoomを連携してください。
・Microsoft365(旧Office365)には、家庭向けプランと一般法人向けプラン(Microsoft365 Business)があり、一般法人向けプランに加入していない場合には認証に失敗する可能性があります。
・トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。
・プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。
kintoneにレコードが登録されたらOneDriveにフォルダを自動で作成
試してみる
kintoneにレコードが登録されたらOneDriveのフォルダを自動で作成し、作成したフォルダのURLをkintoneのレコードに記載します。
kintoneのステータスが更新されたら、Slackに通知する
試してみる
kintoneのステータスが更新されたら、Slackに通知するフローです。
まとめ
今回紹介した、WordPressで投稿が公開されるとkintoneに自動的に情報が追加されるフローは、情報の一元管理やミスの削減の実現につながります。
また、手作業を削減することで別の業務に充てる時間を確保できれば、業務全体が効率化するのではないでしょうか。
特に、マーケティング部と営業部の情報共有がスムーズになると、顧客対応のスピードアップも実現できそうですね。
この記事で解説した自動化は、Yoomを使って設定することで、プログラミング不要で簡単に実現可能です!
ぜひこのフローを導入して、業務の効率化を実現してみてください。