2024/10/25
AIオペレーションの活用方法

ZoomとGoogle Chatを連携して、Zoomでのミーティング終了後に議事録をGoogle Chatに通知する方法

n.watanabe
ZoomとGoogle Chatの連携イメージ

目次

会議のたびに、議事録作成に手間を感じたことはありませんか?特に、頻繁にZoomミーティングを利用し、情報をGoogle Chatで共有する部署にとって、会議の内容を正確に記録・共有することは重要です。しかし、手動での議事録作成は、時間がかかりミスにつながる可能性もあります。

Yoomを使ってZoomとGoogle Chatを連携すれば、ミーティング終了後に自動で文字起こしと要約が行われ、Google Chatに通知されます。これにより、議事録作成の手間が省け、情報の正確性向上が期待できます。

Zoom終了時にAIで自動要約してGoogle Chatに通知するメリット

メリット1: 情報の保存と共有がスムーズになる

Zoomで会議が終了すると、自動で議事録の文字起こしと要約が作成され、Google Chatに投稿されます。これにより、参加者だけでなく、欠席者も内容をすぐに把握できます。

確認漏れや情報の偏りを防ぎ、スムーズな進捗管理が期待できます。<span class="mark-yellow">また、会議の記録がGoogle Chatに蓄積されるため、過去の会議内容を検索する際も簡単です。</span>たとえば、数カ月前のプロジェクトの進捗状況を確認したい場合、Google Chat内の検索機能を活用することで、短時間で必要な情報を取得でき、業務の振り返りや効果的なフォローアップが見込めます。特に、営業会議やプロジェクトミーティングといった迅速な対応が求められる場面で大いに役立つでしょう。

メリット2: 議事録作成の手間とミスが省ける

Zoomでの会議終了後、自動で議事録の文字起こしと要約が行われ、Google Chatに通知されることで、手動で議事録を作成する必要がなくなります。これにより、会議内容を整理する時間が減り、ほかの業務に時間を割くことが可能になります。

また、<span class="mark-yellow">手動作成による記録漏れや誤記も防ぎ、情報の正確性向上が期待できます。</span>特に、複数の会議を短期間でこなすことが多い営業部門やプロジェクト管理チームにとって、作業効率の向上が期待できます。議事録作成の自動化は、参加者が内容に集中できる環境を作り、会議後の対応スピードも向上が見込めます。

Zoom終了時にAIで自動要約してGoogle Chatに通知するフローの作り方

ここからは、実際にYoomを使ってフローの設定を行いましょう。
今回のフローは<span class="mark-yellow">「Zoomでミーティングが終了したら議事録の文字起こしと要約をし、Google Chatに通知する」</span>というものです。

  1. YoomとZoom・Google Chatをマイアプリ連携
  2. Zoomミーティングの情報を取得するための設定
  3. AI機能(文字起こし・要約)の設定
  4. Google Chatに通知する設定

おおまかに4段階の設定がプログラミングの知識を使わなくても進められます。
下のバナーの「試してみる」をクリックして、テンプレートをコピーしたら一緒に設定を進めていきましょう。

(※1)AIオペレーションは、一部有料プランのみで使用できます。対象の有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能で、無料トライアル中には制限対象のアプリやAI機能(オペレーション)を使用することができます。
(※2)Zoomのレコーディング情報を取得するためには、ミーティングデータがクラウドレコーディングされている必要があります。クラウドレコーディングはZoomの特定プランに限定されるためご注意ください。詳細は
こちらをご参照ください。

[Yoomとは]

ステップ1:ZoomとGoogle Chatをマイアプリ連携

まずは、今回使用するアプリとYoomを連携させましょう。
Yoomにログイン後、左側メニューの「マイアプリ」から「+新規接続」をクリックしてください。

「アプリの新規接続」というウィンドウが出てきたら、アプリ名を検索して表示された内容に沿って入力を進めていきましょう。
Zoomのマイアプリ連携には、Client IDとClient secretが必要です。また、Google ChatはGoogle Cloud Platformの管理者権限を持つ方のみが実施可能です。

詳しくは、以下のリンクを参考にしてください。

Zoom(OAuth)およびZoom Phoneのマイアプリ登録方法

Google Chat(OAuth)のマイアプリ登録方法

連携ができたら、マイアプリ一覧に表示されるので確認してください。

Google Chatも同様に確認出来たらマイアプリ連携の設定は完了です。

ステップ2:Zoomでアプリトリガーを設定

最初の設定は「ミーティングが終了したら」です。
クリックすると、マイアプリ連携してあるZoomのアカウント情報が反映されています。

タイトルは修正できるので、必要であればわかりやすいものに変更しておきましょう。
アカウント情報の確認ができたら次に進みます。

次に、トリガー間隔の設定を行います。

指定した時間ごとに、ミーティングが終了したかどうかを確認します。業務内容に合わせて設定しましょう。
確認する対象のZoomアカウントのメールアドレスを入力したらZoomでテスト用にミーティングを開催、終了させてから「テスト」をクリックして、連携の確認をします。

成功すると、アウトプットが取得できます。

テスト実施したミーティングの詳細が、上記画像の各項目の横に幼児されていればテスト成功です。

これでアプリトリガーの設定は完了です。

ステップ3:Zoomのレコーディング情報取得のための設定

続いて「ミーティングのレコーディング情報を取得」の設定です。
最初のページでは、先ほどと同様にアカウント情報を確認(必要に応じてタイトルの修正)して次にすすみます。

レコーディング情報を取得するZoomのメールアドレスを入力して「テスト」をクリックしましょう。
レコーディングに関するアウトプットが取得できます。

なお、取得できるのはクラウドレコーディングされたもののみです。
ローカルレコーディングの際はエラーが出ますので、以下のリンクを合わせて確認してください。

Zoomでミーティングのレコーディング情報を取得する際の注意点

アウトプットの取得ができたら「保存する」をクリックして、レコーディング情報取得の設定は完了です。

ステップ4:レコーディングファイルをダウンロード

次の設定は「ミーティングのレコーディングファイルをダウンロード」です。
先ほどと同様に、1ページ目ではアカウント情報の確認と、必要に応じてタイトルの修正をします。

次のページでは、ダウンロードURLの項目にアウトプットが反映されています。
そのまま「テスト」をしてみましょう。

ダウンロードしたファイルのアウトプットが取得できるので「保存する」で設定完了です。

ステップ5:文字起こしの設定

次に、AIオペレーション「音声データを文字起こしする」の設定です。

アクションの設定を行いましょう。
指定するアクションによって、消費タスク数が異なるので契約プランを確認し、適したものを選択してください。

次に、ファイルの添付方法を設定します。

ダウンロードしたファイルの値を使用するので、上記画像のように設定しましょう。

「ミーティングのレコーディングファイルをダウンロード」のフローで取得した音声データを、自動で使用します。

「テスト」をクリックすると、仮で用意したミーティングの音声データの解析結果がアウトプットとして取得できます。
「保存する」でここまでの設定は完了です。

ステップ6:音声データ要約の設定

続いてのAIオペレーションの設定は「要約する」です。
文字起こし設定の際と同様に、アクションを設定しましょう。

設定できたら、次に進んで要約の条件設定をしましょう。

要約対象のテキストと、要約の条件を指定します。

要約の条件は、自由に入力できます。GPTへの指示なので、簡潔にわかりやすく表記しましょう。
以下のリンクは、文章の要約のための条件ですが参考にしてください。

「要約する」の設定方法

必要な項目の設定ができたら「テスト」をクリックし、エラーが出なければ「保存する」で要約の設定は完了です。

ステップ7 :Google Chatに通知する設定

最後に「Google Chatに通知する」をクリックしましょう。
まずは、アカウント情報の確認とタイトルの修正です。

確認ができたら「次へ」をクリックしましょう。

次に、Google Chatnイ通知する内容などを設定します。

スペースのリソース名を候補から選んだ後、アウトプットを活用してメッセージの内容を入力しましょう。

設定ができたら「テスト」をクリックして、指定したスペースにメッセージが届くか確認します。
問題がなければ「保存する」で通知のための設定が完了します。

最後にトリガーをONにして、フローを動かしましょう。

設定お疲れさまでした。これでミーティングの内容が自動で要約されて、Google Chatに通知されるようになりました。

Zoom・Google Chat・要約機能を使ったその他の自動化例

1.レコーディングURLを自動送信

ZoomとGoogle Chatの連携では、ミーティング終了後にレコーディングURLをGoogle Chatに自動通知させることができます。文字起こしをする必要のないものや、共有画面を見ながら確認したいミーティングなどでは有効な自動化です。

2.メールの内容を要約してGoogle Chatに通知

Yoomメールをトリガーにして、内容をAIオペレーションで要約し、Google Chatに通知させることができます。内容だけでなく、相手の名前やメールアドレスが正確に共有されるので、返信や対応などの次の行動を素早く起こすことが期待できます。

3.フォームの内容を要約してGoogle Chatに通知

メールだけでなく、フォームに添付された音声データの内容も予約してGoogle Chatに通知させることができます。Zoomだけでなく、ほかの方法でもミーティングをする方には便利な自動化です。

まとめ

Yoomを使えば、プログラミングの知識がなくても簡単にZoomとGoogle Chatを連携し、自動で議事録の文字起こしや要約が可能です。これにより、業務の効率化や情報の正確な共有につながるでしょう。時間を有効活用し、他の業務に集中したい方にとって、Yoomは強力な味方です。まずは無料登録から始めて、自動化のメリットを体感してみてください。

この記事を書いた人
n.watanabe
SEOライター歴5年「読みやすく」「伝わりやすい」をモットーに執筆を続けています。 プログラミングの知識がなくてもアプリ連携できるYoomの便利さをたくさんの人に届けたい!
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