Zoomとkintoneの連携イメージ
アプリ同士の連携方法

2025/01/28

Zoomとkintoneを連携して、指定の日時になったらZoomにミーティングを作成し、ミーティング情報をkintoneに登録する方法

m.chisaka

オンライン会議が一般的になってきた中で、Zoomでミーティングを行う際に発生するミーティングの設定や参加メンバーへの共有などに、時間と労力を奪われている方は多いのではないでしょうか。
今回は、指定の日時になったら自動的にZoomにミーティングを作成し、そのミーティング情報をkintoneで管理する方法をご紹介します。
この自動化により、ミーティング設定や情報共有の手間を省き、業務効率を向上させることが可能です。
ぜひご参考にしてみてください。

こんな方におすすめ

  • 日頃からZoomとkintoneをそれぞれ利用しているが、ミーティングを手作業で設定し、手動でkintoneに情報連携を行う中で、作業自体が手間だと感じている方
  • 頻繁にZoomミーティングを開催している企業で、参加メンバーへの情報共有などの準備に時間を取られてしまい、効率化を図りたいと考えている方
  • ミーティングの管理だけでなく、ミーティング後の進捗状況なども含めてプロジェクト全体を一元管理したいと考えているプロジェクトマネージャー
  • 伝達漏れや情報共有のミスなどを削減し、作業の正確性と効率化を向上したいと考えている方
  • 業務の自動化のために、APIの活用に興味がある(検討している)IT担当者

Zoomとkintoneを連携するメリットと具体例

メリット1:ミーティング作成の時間と労力を削減

Zoomでのミーティング作成を自動化することで、これに費やす時間と労力を削減できます。
特に、頻繁にミーティングを開催する場合、手動での設定は担当者にとってとても大きな負担となります。
例えば、定期的な社内ミーティングを自動作成し、参加者に自動通知設定をすることで手間を省きつつ、参加メンバーへ確実な情報共有を行うことが可能です。

メリット2:ミーティングの進行管理の効率化

Zoomとkintoneを連携することで、Zoomのミーティング作成の自動化だけでなく、必要な情報を自動でkintoneに登録することが可能です。
そのため、すでにミーティングに関する情報をkintoneで管理している場合、ミーティングの進行管理を含む一元管理の効率化を図ることが期待できます。
例えば、ミーティングを作成する時点で入力する会議の日時はもちろんのこと、会議の目的や議題などもZoomからkintoneへ自動登録することができます。
また、ミーティング後の議事録やタスク管理もkintoneで行うことで、プロジェクト全体の管理を一括的に行うことも可能です。

メリット3:人的ミスの削減

ミーティング情報の自動登録により、手作業での情報共有に比べて人的ミスを削減することができます。
例えば、ミーティングの日時や参加者情報が自動的に共有されるよう設定することで、伝達漏れや入力ミスを防ぐことが可能です。
また、kintoneの通知機能を活用して自動リマインドを送信することで、参加者全員が必要な情報を必要なタイミングで入手でき、結果的に遅刻や欠席などのトラブルを未然に防ぐことに繋がります。

それではここから、ノーコードツールYoomを使って「指定時間になったらZoomにミーティングを作成し、ミーティング情報をkintoneに登録する」方法をご説明します。

[Yoomとは]

指定の日時になったらZoomにミーティングを作成し、ミーティング情報をkintoneに登録する方法

Yoomのスケジュールトリガーを使用して、ミーティング日時を指定し、その後ZoomのAPIを利用してミーティングを作成します。
また、kintoneが提供するAPIを用いることで、ミーティング情報をkintoneのレコードに追加することで、実現可能となります。
一般的に実現にはプログラミングの知識が必要ですが、ノーコードツールYoomを用いることでプログラミング知識がなくても簡単に実現できます。

今回は大きく分けて以下のプロセスで作成していきます。

  • Zoomとkintoneをマイアプリ登録
  • テンプレートのコピー
  • スケジュールトリガーを起動する設定およびZoomとkintoneの連携設定
  • トリガーをONにして起動準備完了

Yoomを利用していない方は、こちらから無料登録してください。
すでにYoomを利用している方は、ログインしましょう。

ステップ1:Zoomとkintoneをマイアプリ登録

まずは、 ZoomとkintoneをYoomに接続するための、マイアプリ登録を行います。
Yoomに新規登録(ログイン)後、左側メニューの「マイアプリ」を選択してください。

次に、右上にある「新規接続」ボタンをクリックします。

検索ボックスに連携するアプリ名を入力しましょう。

ZoomとYoomの連携方法

Zoomのマイアプリ連携には「Client ID」と「Client secret」の入力が必要です。
「Client ID」と「Client secret」を取得していきます。

最初に、Zoom App Marketplaceにアクセスし、ログインします。
そして、右上の「Develop」というメニューから「Build App」を選びます。

「General App」を選び、「Create」をクリックします。

クリックすると、設定画面に移動するため、左上の鉛筆マークから、任意のアプリ名を設定してください。
次は、同じ画面上にある「Select how the app is managed」という項目内を変更します。
以下のリンクを参考に変更作業を行ってください。

Zoom(OAuth)およびZoom Phoneのマイアプリ登録方法

設定完了後、取得した「Client ID」と「Client secret」をYoomに画面に入力し、マイアプリ登録を行ってください。

kintoneとYoomの連携方法

kintoneのアプリを検索すると、「サブドメイン」「クライアントID」「クライアントシークレット」の入力を求められます。
これら3つの情報を入力し「追加」ボタンをクリックすると、アプリ登録完了です。
下記のリンクでも詳しい登録方法が記載されているため、ご参考にしてください。

kintoneマイアプリ登録方法

ステップ2:テンプレートのコピー

次に、今回使用するテンプレートをコピーします。

  1. 上のバナーの「試してみる」を押す。
  2. 移行したページの「このテンプレートを試す」を押す。
  3. Yoomの登録がまだの場合は、登録を行う。

※すでに登録が完了している場合は、ログインしてください。

テンプレートが「マイプロジェクト」にコピーされると、このような画面が表示されます。

ステップ3:スケジュールトリガーを起動する設定

  1. コピーしたテンプレートを開く

左側にあるメニューの「マイプロジェクト」から、コピーしたテンプレートを開きます。

  1. アプリトリガーを選択する

「月初に起動」をクリックします。
実行時間の指定を行うことができる画面が出てきます。

  1. トリガーの設定を行う

フローボットを起動したいタイミングを設定します。
画像では、毎月1日午前9時に起動する設定となっていますが、日付での指定だけでなく、毎週◯曜日に起動するなどの「曜日指定」も可能です。
設定が完了したら、保存を押します。
※「Cronの設定」では、1日のうちに何度も起動したい場合や、曜日によって別の時間帯に起動したいなどの細かな設定が可能です。
設定の詳しい設定方法はこちらをご確認ください。

ステップ4:担当者へ対応依頼通知の設定をする

「MTG日時を指定」をクリックします。


先ほど設定した日時に、誰に対してどのような通知を行うのか設定をします。
詳しい設定方法はこちらをご確認ください。

ステップ5:Zoomのミーティングを作成する設定

  1. アプリと連携をする

「ミーティングを作成する」をクリックします。

  1. Zoomと連携するアカウント情報を入力する

「Zoomと連携をするアカウント情報」が合っているか確認しましょう。
なお「タイトル」は任意で入力してください。

  1. アクション内容を選択する

全ての項目の入力が終了したら「次へ」を押します。

  1. API接続設定を行う

「メールアドレス」や「トピック」など、必要事項を入力していきます。
パスワードを設定する場合は、忘れずに、パスワードも入力しましょう。

会議の日付、開始時刻、会議時間などは、アウトプット欄から設定可能です。

全ての項目に入力が終了したら、「テスト」をクリックします。
「テスト成功」と表示されれば、「保存」をクリックしてください。

ステップ6:kintoneで情報を管理するための設定

  1. アプリと連携する

「レコードを追加する」をクリックします。

  1. データベースと連携する

「タイトル」は必要に応じて、変更が可能です。
「実行アクション」は「レコードを追加する」を選択します。

  1. kintoneにおける追加するアプリを選択する

連携したいkintoneのアプリIDを入力します。
アプリは、あらかじめZoomの管理したい情報に合わせて項目に合わせて設定しておきましょう。

  1. 追加するレコードの値を設定する

kintoneアプリで設定した項目に、Zoomで取得したアウトプットを設定していきます。
設定完了後は「テスト」を実行し、成功したら「保存する」をクリックします。

ステップ7:Zoomとkintoneの自動化の動作確認

最後に「トリガーをON」をクリックして、自動化の設定は終了です。
正しくフローボットが起動するか、確認しましょう。
設定、お疲れ様でした!

今回使用したテンプレートはこちらです。

その他のZoomとkintoneを使った自動化の例

他にもZoomとkintoneを使った自動化の例がYoomにはたくさんあるので、いくつか紹介します。

1.kintoneにレコードの登録があったら、自動でZoomでミーティングを作成し、メールを送るフローです。

kintoneの登録内容から自動で、Zoomのミーティング作成やメール送付を行うことができるため、効率的に行えるだけでなく、手入力ミスを減少させることができます。

2.メールを受信したら、kintoneでレコードを作成し、Zoomでミーティングを作成するフローです。

メールの内容を自動でkintoneに登録することで、入力ミスなどの人的ミスの削減に繋がります。
また、一連の流れが自動で完結するため、日頃の会議管理を負担に感じている方にオススメです。

3.Zoomでミーティングは終了したら、議事録の文字起こしと要約を行い、kintoneに格納するフローです。

議事録を作成するのは、担当者にとって負担の大きい作業だと言えます。
自動化による業務の効率化と自動要約機能の活用で、会議の内容を素早くチームメンバーが確認できるメリットもあります。

まとめ

Zoomとkintoneを連携させることで、Zoomのミーティングの作成から管理までを自動化し、業務効率を向上させることが可能です。
自動化させることは、手作業で行っていた事務処理を減らすだけでなく、情報伝達ミスや漏れを防ぐことが期待できます。
さらに、kintone上で情報を一元管理することで、チーム内での情報共有がスムーズになり、会社全体における業務の透明性や効率性の向上にも繋がります。
日々の業務を効率化し、さらに生産性を高めたいと考えている企業にYoomの仕組みがピッタリではないでしょうか。

この情報が皆さまの業務改善に役立つことを願っています。

この記事を書いた人
m.chisaka
メガバンクや市役所など、10年間事務職として勤務してきました。経費事務や日程調整など、日々の「ちょっとした手間」に直面した経験から、Yoomを活用した事務作業を少しでも楽にするアイデアや具体的な活用法を発信しています。
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