多くの企業で利用されているZoomは、高品質なビデオ会議を提供します。
会議内容をチームに共有するのは意外と手間がかかりますが、議事録作成が自動化できれば便利ですよね。
さらに、Slackと連携して自動で要約した内容を投稿すれば、チーム全員がタイムリーに確認でき、効率的です。
従来は、この連携にプログラミングが必要でしたが、当社のフローボットテンプレートならプログラミングを使わず簡単に実現可能です。
本記事では、その利便性と設定方法を紹介しますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
こんな方におすすめ
- ZoomとSlackを活用している方
- ZoomとSlackを連携して、業務効率化を考えている方
- ZoomとSlackを連携して、オンライン会議に関する情報を共有している方
- ZoomとSlackを連携して、情報をなるべく早く周知したいと考えている方
今すぐに試したい方へ
本記事ではノーコードツール「Yoom」を使用した連携方法をご紹介します。
難しい設定や操作は必要なく、非エンジニアの方でも簡単に実現できます。
下記のテンプレートから今すぐに始めることもできますので、ぜひお試しください!
Zoomでミーティングが終了したら議事録の文字起こしと要約をし、Slackに通知する
試してみる
Zoomでミーティングが終了したら、自動的に会議内容を自動で文字起こしと要約をして、文字起こしの結果をSlackに通知するフローです。
[Yoomとは]
ここから「Zoomでミーティングが終了したら議事録の文字起こしと要約をし、Slackに通知する」自動化を、Yoomのフローボットテンプレートを用いた作り方を解説します。

フリープランからお試しいただけます。さっそく登録して、始めてみましょう!
>Yoomに無料で登録する
お知らせ
※AIオペレーションはチームプランおよびサクセスプランのみ利用可能です。フリープランやミニプランでは、設定したフローボットのオペレーションがエラーとなりますのでご注意ください。
※有料プラン(チームプラン・サクセスプラン)は2週間の無料トライアルが可能で、その間は制限のあるアプリやAI機能も使用できます。
※Zoomのレコーディング情報を取得するには、クラウドレコーディングが有効になっている必要があります。クラウドレコーディングはZoomの特定プランでのみ利用できるため、詳細はご確認ください。
ZoomとSlackとAIの連携フローの作り方
事前に準備するもの
連携作業の中で必要なものをリストアップしました。
Zoom
- Zoomのアカウント情報(メールアドレスなど)
- Client IDとClient secret
Slack
- 通知するワークスペースのURL
- 投稿するチャンネル
- 管理者への承認が必要な場合もありますので、事前に確認を行ってください。
>ヘルプ:Slackのマイアプリ登録方法の詳細
>Slack公式:ワークスペースの管理
ステップ1 マイアプリ連携の設定
ここでは、連携するアプリをYoomに登録する設定を行います。Yoomのワークスペースにログインいただき、マイアプリの項目から新規接続をクリック!

Yoomで接続できるアプリ一覧が表示され、一番上の検索窓から今回使用するアプリを検索します。

Zoom
検索窓から「Zoom」を入力して、Zoom(OAuth)をクリックします。連携情報の入力画面が表示されます。

Client IDとClient secretはZoomのアカウント登録後に、App Marketplaceで取得できます。
>ヘルプ:Zoom(OAuth)およびZoom Phoneのマイアプリ登録方法
それぞれの項目の入力が完了したら、追加ボタンをクリックするとマイアプリ登録完了です。
Slack
検索窓から「Slack」を入力して、ヒットしたアプリ名をクリックすると、ワークスペースにサインインする画面に遷移します。

ご利用のワークスペースURLを入力し、続行するをクリックします。YoomからSlackへアクセスの許可をリクエストする画面に移ります。

許可するをクリックすると、マイアプリ登録完了です。
ステップ2 Yoomのテンプレートをマイプロジェクトへコピーする
Yoomへご登録後、こちらのバナーをクリックします。
Zoomでミーティングが終了したら議事録の文字起こしと要約をし、Slackに通知する
試してみる
Zoomでミーティングが終了したら、自動的に会議内容を自動で文字起こしと要約をして、文字起こしの結果をSlackに通知するフローです。
マイプロジェクトにテンプレートがコピーされます。赤枠内のタイトルをクリックで設定画面に遷移します。

プロセスが複数ありますが、それぞれのプロセスで取得したアウトプットを用いて、Slackに通知する内容を取得していきます。
ステップ3 アプリトリガー「ミーティングが終了したら」
テンプレートの1つ目のプロセスをクリックします。ここではレコーディング情報を取得します。

(1/2)連携アカウントとアクションを選択
こちらに表示される項目は初期設定済みです。
- アプリトリガーのタイトル
- アプリ
- Zoomと連携するアカウント情報
- トリガーアクション
→次へをクリックします
(2/2)アプリトリガーのAPI接続設定

- トリガーの起動間隔
- 5分、10分、15分、30分、60分の中から選択できます。
- メールアドレス
- Zoomに登録済みのメールアドレスを入力してください
→テストをクリックします →成功 こちらのアウトプットが取得できました。

→保存するをクリックします
ステップ4 アプリと連携する 「ミーティングのレコーディング情報を取得」

テンプレートの2つ目のプロセスをクリックします。ここではZoomから抽出する情報を取得する設定を行います。
(1/2)連携アカウントとアクションを選択
設定済みのため、次に進みます。
→次へをクリックします
(2/2)連携アカウントとアクションを選択

- ユーザーのメールアドレス
- Zoomに登録しているメールアドレスを入力してください。
- ミーティングID
- 引用コードが事前に埋め込まれているため、操作不要です。
→テストをクリックします →成功 アウトプットではミーティング情報の詳細が取得できます。

→保存するをクリックします
ステップ5 アプリと連携する「ミーティングのレコーディングファイルをダウンロード」

テンプレートの3つ目をクリック!このプロセスではミーティングファイルのダウンロードを行う設定をします。
(1/2)連携アカウントとアクションを選択
設定済みのため、次に進みます。
→次へをクリックします
(2/2)API接続設定

- 先ほどのプロセスで取得したURLを引用して埋め込みます。あらかじめコードを埋め込んでますので設定不要です。
→テストをクリックします →成功 アウトプットにはダウンロードしたファイルが取得できます。

→保存するをクリックします
ステップ6 音声データを文字起こしする

プロセスの4つ目をクリックします。設定済みの表示になっていますが、必要な設定があるため確認します。
(1/2)アクションを選択
- タイトル
- アクション
- ミーティングの時間の長さに応じて選択してください。

→次へをクリックします
(2/2)詳細を設定

- ファイルの添付方法
- 前の設定でファイルをダウンロードしていますので、その値を使用します。プルダウンから「ダウンロードしたファイル」を選択してください。

→テストをクリックする →成功 アウトプットでは解析結果が取得できます。

→保存するをクリックします
ステップ7 要約する

プロセスの5つ目をクリックします。設定済みの表示になっていますが、必要な設定があるため確認します。
(1/2)アクションを選択

→次へをクリックします
(2/2)詳細を設定

前のプロセスで取得した解析結果を用いて設定します。

- 要約対象のテキスト
- あらかじめ解析結果の引用コードが埋め込まれています。
- 文字数
- あらかじめ1000で設定されています。解析結果の文字数を基に設定してください。文字数については指定された文字数をAIに対して指示しておりますが、最終的にAIによる判断となりますため、指定した文字数通りの要約にならない場合がございます。
- ※指定文字数よりも大幅に要約される可能性もございますので、ご了承ください。
- 要約の条件
- 「より簡潔に」などを入力して、AIに指示を飛ばすことができます。
→テストをクリックします →成功 アウトプットでは要約結果が取得できます。

→保存するをクリックします
ステップ8 アプリと連携する「Slackに通知する」

プロセスの6つ目をクリックします。ここではSlackに通知する内容を設定します。
(1/2)連携アカウントとアクションを選択
表示される項目は初期設定済みです。
- アプリトリガーのタイトル
- アプリ
- Slackと連携するアカウント情報
- トリガーアクション
→次へをクリックします
(2/2)API接続設定

- 投稿先のチャンネルID
- 編集欄をクリックするとプルダウンが開き、Slackのチャンネルがピックアップされます。通知を送るチャンネルを選択すると、引用コードが埋め込まれます。

- メッセージ
- 編集欄をクリックすると、取得したアウトプット一覧が表示されます。取得したアウトプットを引用しながら、メッセージの定型分を作りましょう。

→テストをクリックする →成功
→保存するをクリックする
ステップ9 アプリトリガーを【ON】にする
全てのプロセスが設定済みになると、コンプリート画面がポップアップされます。

トリガーを【ON】にして、フローボットを起動します。Slackでは通知が確認できました。

プログラミングを使わず、短時間で自動化を実現できました。今回のテンプレートはこちらです。
Zoomでミーティングが終了したら議事録の文字起こしと要約をし、Slackに通知する
試してみる
Zoomでミーティングが終了したら、自動的に会議内容を自動で文字起こしと要約をして、文字起こしの結果をSlackに通知するフローです。
ZoomやSlackを使ったその他の自動化例
今回ご紹介したフロー以外にもZoomやSlackのAPIを利用すれば、さまざまな業務の自動化を実現することができます。
いずれも簡単な設定で利用が可能になりますので、もし気になるものがあれば、ぜひお試しください!
ZoomとSlackのその他の自動化例
ミーティングが終了したらSlackにレコーディングURLを通知したり、Slackの投稿内容をもとに会議を作成することが可能です。
また、Gmailと連携して、メールを受信後にZoomに会議を自動登録しSlackに通知することもできます。
Gmailで日程調整を受信したら、Zoomに会議を自動登録しSlackに通知する
試してみる
■概要
Gmailで日程調整を受信したら、情報を抽出してZoomに自動登録するフローです。
Yoomではプログラミング不要でアプリ間の連携ができるため、簡単にこのフローを実現することができます。
■このテンプレートをおすすめする方
■注意事項
・Gmail、ZoomのそれぞれとYoomを連携してください。
・トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。
・プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。
Slackの投稿内容をもとにZoom会議を作成する
試してみる
■概要
「Slackの投稿内容をもとにZoom会議を作成する」ワークフローは、会議の作成の手間を削減してくれるでしょう。
Zoomに直接アクセスすることなく、チャット上での操作で完了するため業務効率化につながります。
■このテンプレートをおすすめする方
・Slackを利用してチームコミュニケーションを行っている方
・SlackのメッセージをもとにスピーディにZoom会議を設定したい方
・プロジェクトがタイトなスケジュールで進行しており、迅速に会議を設定して効率よく話し合いたい方
・オンライン会議ツールとしてZoomを日常的に利用している方
・SlackとZoomを日常的に利用していて、両者を連携させた効率的なフローを探している方
■注意事項
・SlackとZoomのそれぞれとYoomを連携してください。
・トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。
・プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。
Zoomでミーティングが終了したら、SlackにレコーディングURLを通知
試してみる
Zoomでミーティングが終了したら、Slackの任意の送付先にミーティングのレコーディングURLを通知するフローです。
Zoomを活用した自動化例
Zoomが終了したら要約・文字起こしして追加する
Zoomミーティングが終了したら、自動的に会議内容を自動で要約・文字起こしして異なるビジネスツールに格納するフローです。
Zoomでミーティングが終了したら会議の文字起こしと要約を行い、Jootoに追加する
試してみる
Zoomでミーティングが終了したら、自動的に会議内容を自動で文字起こしと要約を行い、文字起こしの結果をJootoにタスクを追加するフローです。
Zoomが終了したら要約してGoogle スプレットシートに追加する
試してみる
Zoomが終了したら要約してGoogle スプレットシートに追加するフローです
Zoomミーティングが終了したら会議の文字起こしをしてkintoneに格納する
試してみる
Zoomミーティングが終了したら、自動的に会議内容を自動で文字起こししてkintoneのデータベースに格納するフローです。
Zoomでミーティングが終了したら、レコーディングURLを通知する
Zoomでミーティングが終了したら、チャットツールにレコーディングURLを通知するフローです。
自動化により、チーム全体宛てのレコーディングの共有を漏れなくスムーズに行えるようになるはずです。
Zoomでミーティングが終了したら、ChatworkにレコーディングURLを通知
試してみる
Zoomでミーティングが終了したら、Chatworkの任意の送付先にミーティングのレコーディングURLを通知するフローです。
Zoomでミーティングが終了したら、DiscordにレコーディングURLを通知
試してみる
Zoomでミーティングが終了したら、Discordの任意の送付先にミーティングのレコーディングURLを通知するフローです。
Slackを活用した自動化例
タスクが登録されたらSlackに通知する
タスクの登録を自動でSlackに通知することで、迅速な対応や効率的なコミュニケーションが実現します。
Wrikeにタスクが登録されたらSlackに通知する
試してみる
Wrikeにタスクが登録されたらSlackに通知するフローです。
GitHubにIssueが作成されたらSlackに通知する
試してみる
GitHubにイシューが作成されたらSlackにIssueの内容を通知します。
Jira Softwareで課題が追加されたらSlackに通知する
試してみる
Jiraで課題が作成されたら、課題の内容をSlackに自動的に通知するフローボットです。
契約が完了したらSlackに通知する
契約が完了したことを通知メッセージから確認できるため、情報を把握しやすくなります。
DocuSignで契約が完了したらSlackに通知する
試してみる
DocuSignで契約が完了したらSlackに通知するフローです。
GMOサインで契約が完了したらSlackに通知する
試してみる
GMOサインで契約が完了したらSlackに通知するフローです
freeeサインで書類のステータスが完了になったらSlackに通知
試してみる
freeeサインで書類のステータスが完了になったらSlackの任意のチャンネルに通知します。
Zoomミーティングの文字起こしと要約をし、Slackに議事録を自動投稿するメリット2選
アシスタントや事務職、プロジェクトチームの視点から、ZoomとSlackとAI連携で得られるメリットを考察します。
メリット1 会議後の作業負担を大幅に軽減
会議後の議事録作成や情報共有はアシスタントや事務職にとって手間のかかる作業です。
この自動化フローを導入すれば、Zoomから会議のトピックや開催時間、招待リンクなどが自動で取得され、Slackに必要な情報と共に要約結果が投稿されます。
手動での作業が減ることで、他の業務に専念でき、日々の業務負担が大幅に軽減されることが予想されます。
メリット2 会議データを一括管理し情報共有を簡単に
プロジェクトチームにとって、会議内容の共有と振り返りが簡単になるのは大きなメリットです。このフローボットでは、会議終了後にZoomから取得されたダウンロードURLや共有用のパスコードが自動でSlackに投稿されます。
これにより、チームメンバー全員が必要な資料にタイムリーにアクセスでき、過去の会議内容も整理されて一括管理が可能です。
会議の進捗確認や振り返りがスムーズに行えるようになるでしょう。
まとめ
このフローボットを使えば、Zoomでの会議が終了した後、自動で議事録が作成され、Slackに要約結果が投稿されるため、作業負担が大幅に軽減されるはずです。
さらに、会議データのアーカイブが自動で行われ、チーム全員が必要な情報にすぐアクセスできるようになるため、情報共有もスムーズになります。
プログラミング不要のフローボットテンプレートを使えば、簡単にこの自動化を導入でき、効率的なワークフローを実現できます。
ぜひYoomを活用して、日々の業務の効率化を目指してください。
それでは、またお会いしましょう〜!