2024/10/11
アプリ同士の連携方法

ZoomとSlackの連携で議事録の自動化を簡単に実現する方法

k.hieda

目次

多くの企業で利用されているZoomは、高品質なビデオ会議を提供します。<span class="mark-yellow">会議内容をチームに共有するのは意外と手間がかかりますが、議事録作成が自動化できれば便利ですよね。さらに、Slackと連携して自動で要約した内容を投稿すれば、チーム全員がタイムリーに確認でき、効率的です。</span>

従来は、この連携にプログラミングが必要でしたが、当社のフローボットテンプレートならプログラミングを使わず簡単に実現可能です。本記事では、その利便性と設定方法を紹介しますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。

Zoomミーティングの文字起こしと要約をし、Slackに議事録を自動投稿するメリット2選

アシスタントや事務職、プロジェクトチームの視点から、ZoomとSlackとAI連携で得られるメリットを考察します。

メリット1 会議後の作業負担を大幅に軽減

会議後の議事録作成や情報共有はアシスタントや事務職にとって手間のかかる作業です。この自動化フローを導入すれば、<span class="mark-yellow">Zoomから会議のトピックや開催時間、招待リンクなどが自動で取得され、Slackに必要な情報と共に要約結果が投稿されます。</span>手動での作業が減ることで、他の業務に専念でき、日々の業務負担が大幅に軽減されます。

メリット2 会議データを一括管理し情報共有を簡単に

プロジェクトチームにとって、会議内容の共有と振り返りが簡単になるのは大きなメリットです。このフローボットでは、会議終了後にZoomから取得されたダウンロードURLや共有用のパスコードが自動でSlackに投稿されます。これにより、<span class="mark-yellow">チームメンバー全員が必要な資料にタイムリーにアクセスでき、過去の会議内容も整理されて一括管理が可能です。</span>これにより、会議の進捗確認や振り返りがスムーズに行えるようになります。

[Yoomとは]

ここから「Zoomでミーティングが終了したら議事録の文字起こしと要約をし、Slackに通知する」自動化を、<span class="mark-yellow">Yoomのフローボットテンプレートを用いた作り方</span>を解説します。

フリープランからお試しいただけます。さっそく登録して、始めてみましょう!

Yoomに無料で登録する

お知らせ

※AIオペレーションはチームプランおよびサクセスプランのみ利用可能です。フリープランやミニプランでは、設定したフローボットのオペレーションがエラーとなりますのでご注意ください。

※有料プラン(チームプラン・サクセスプラン)は2週間の無料トライアルが可能で、その間は制限のあるアプリやAI機能も使用できます。

※Zoomのレコーディング情報を取得するには、クラウドレコーディングが有効になっている必要があります。クラウドレコーディングはZoomの特定プランでのみ利用できるため、詳細はご確認ください。

ZoomとSlackとAIの連携フローの作り方

事前に準備するもの

連携作業の中で必要なものをリストアップしました。

Zoom

Slack

  • 通知するワークスペースのURL
  • 投稿するチャンネル
    • 管理者への承認が必要な場合もありますので、事前に確認を行ってください。

>ヘルプ:Slackのマイアプリ登録方法の詳細

>Slack公式:ワークスペースの管理

ステップ1 マイアプリ連携の設定

ここでは、連携するアプリをYoomに登録する設定を行います。Yoomのワークスペースにログインいただき、マイアプリの項目から新規接続をクリック!

Yoomで接続できるアプリ一覧が表示され、一番上の検索窓から今回使用するアプリを検索します。

Zoom

検索窓から「Zoom」を入力して、Zoom(OAuth)をクリックします。連携情報の入力画面が表示されます。

Client IDとClient secretはZoomのアカウント登録後に、App Marketplaceで取得できます。

>ヘルプ:Zoom(OAuth)およびZoom Phoneのマイアプリ登録方法

それぞれの項目の入力が完了したら、追加ボタンをクリックするとマイアプリ登録完了です。

Slack

検索窓から「Slack」を入力して、ヒットしたアプリ名をクリックすると、ワークスペースにサインインする画面に遷移します。

ご利用のワークスペースURLを入力し、続行するをクリックします。YoomからSlackへアクセスの許可をリクエストする画面に移ります。

許可するをクリックすると、マイアプリ登録完了です。

ステップ2 Yoomのテンプレートをマイプロジェクトへコピーする

Yoomへご登録後、こちらのバナーをクリックします。

マイプロジェクトにテンプレートがコピーされます。赤枠内のタイトルをクリックで設定画面に遷移します。

プロセスが複数ありますが、それぞれのプロセスで取得したアウトプットを用いて、Slackに通知する内容を取得していきます。

ステップ3 アプリトリガー「ミーティングが終了したら」

テンプレートの1つ目のプロセスをクリックします。ここではレコーディング情報を取得します。

(1/2)連携アカウントとアクションを選択

こちらに表示される項目は初期設定済みです。

  • アプリトリガーのタイトル
  • アプリ
  • Zoomと連携するアカウント情報
  • トリガーアクション

→次へをクリックします

(2/2)アプリトリガーのAPI接続設定

  • トリガーの起動間隔
    • 5分、10分、15分、30分、60分の中から選択できます。
  • メールアドレス
    • Zoomに登録済みのメールアドレスを入力してください

→テストをクリックします →成功 こちらのアウトプットが取得できました。

→保存するをクリックします

ステップ4 アプリと連携する 「ミーティングのレコーディング情報を取得」

テンプレートの2つ目のプロセスをクリックします。ここではZoomから抽出する情報を取得する設定を行います。

(1/2)連携アカウントとアクションを選択

設定済みのため、次に進みます。

→次へをクリックします

(2/2)連携アカウントとアクションを選択

  • ユーザーのメールアドレス
    • Zoomに登録しているメールアドレスを入力してください。
  • ミーティングID
    • 引用コードが事前に埋め込まれているため、操作不要です。

→テストをクリックします →成功 アウトプットではミーティング情報の詳細が取得できます。

→保存するをクリックします

ステップ5  アプリと連携する「ミーティングのレコーディングファイルをダウンロード」

テンプレートの3つ目をクリック!このプロセスではミーティングファイルのダウンロードを行う設定をします。

(1/2)連携アカウントとアクションを選択

設定済みのため、次に進みます。

→次へをクリックします

(2/2)API接続設定

  • ダウンロードURL
  • 先ほどのプロセスで取得したURLを引用して埋め込みます。あらかじめコードを埋め込んでますので設定不要です。

→テストをクリックします →成功 アウトプットにはダウンロードしたファイルが取得できます。

→保存するをクリックします

ステップ6  音声データを文字起こしする

プロセスの4つ目をクリックします。設定済みの表示になっていますが、必要な設定があるため確認します。

(1/2)アクションを選択

  • タイトル
    • 「音声データを文字起こしする」設定済みです。
  • アクション
    • ミーティングの時間の長さに応じて選択してください。

→次へをクリックします

(2/2)詳細を設定

  • ファイルの添付方法
    • 前の設定でファイルをダウンロードしていますので、その値を使用します。プルダウンから「ダウンロードしたファイル」を選択してください。

→テストをクリックする →成功 アウトプットでは解析結果が取得できます。

→保存するをクリックします

ステップ7  要約する

プロセスの5つ目をクリックします。設定済みの表示になっていますが、必要な設定があるため確認します。

(1/2)アクションを選択

  • タイトル
    • 「要約する」設定済みです。
  • アクション
    • 文字のボリュームに応じて選択してください。

→次へをクリックします

(2/2)詳細を設定

前のプロセスで取得した解析結果を用いて設定します。

  • 要約対象のテキスト
    • あらかじめ解析結果の引用コードが埋め込まれています。
  • 文字数
    • あらかじめ1000で設定されています。解析結果の文字数を基に設定してください。文字数については指定された文字数をAIに対して指示しておりますが、最終的にAIによる判断となりますため、指定した文字数通りの要約にならない場合がございます。
    • ※指定文字数よりも大幅に要約される可能性もございますので、ご了承ください。 
  • 要約の条件
    • 「より簡潔に」などを入力して、AIに指示を飛ばすことができます。

→テストをクリックします →成功 アウトプットでは要約結果が取得できます。

→保存するをクリックします

ステップ8 アプリと連携する「Slackに通知する」

プロセスの6つ目をクリックします。ここではSlackに通知する内容を設定します。

(1/2)連携アカウントとアクションを選択

表示される項目は初期設定済みです。

  • アプリトリガーのタイトル
  • アプリ
  • Slackと連携するアカウント情報
  • トリガーアクション

→次へをクリックします

(2/2)API接続設定

  • 投稿先のチャンネルID
    • 編集欄をクリックするとプルダウンが開き、Slackのチャンネルがピックアップされます。通知を送るチャンネルを選択すると、引用コードが埋め込まれます。
  • メッセージ
    • 編集欄をクリックすると、取得したアウトプット一覧が表示されます。取得したアウトプットを引用しながら、メッセージの定型分を作りましょう。

→テストをクリックする →成功

→保存するをクリックする

ステップ9 アプリトリガーを【ON】にする

全てのプロセスが設定済みになると、コンプリート画面がポップアップされます。

トリガーを【ON】にして、フローボットを起動します。Slackでは通知が確認できました。

<span class="mark-yellow">プログラミングを使わず、短時間で自動化を実現できました。</span>今回のテンプレートはこちらです。

もっと活用!ZoomとSlackを使った自動化3選

ZoomとSlackには、他にもたくさんのフローボットテンプレートがあります。

1.  Zoom会議終了後に、自動でレコーディング情報をGoogle スプレッドシートに集約

Zoomでの会議が終了すると、レコーディング情報を自動で取得し、Google スプレッドシートに追加します。これにより、手動でのデータ共有が不要になり、管理が簡単になります。チーム全員がすぐにアクセスでき、作業の効率が向上します。

2. Google スプレッドシートの更新でZoomミーティングを自動作成

Google スプレッドシートに新しい行が追加されると、自動的にZoomミーティングが作成されます。手入力の手間を省き、チームの業務がスムーズに進行します。ヒューマンエラーも防ぎます。

3. 英文メールを自動翻訳してSlackに通知、手間を大幅軽減

英文メールが届いた際、自動で翻訳してSlackに通知します。翻訳作業の手間を省き、即座に内容を確認できるため、チーム内のコミュニケーションが効率的に行えます。

まとめ

このフローボットを使えば、Zoomでの会議が終了した後、自動で議事録が作成され、Slackに要約結果が投稿されるため、作業負担が大幅に軽減されます。さらに、会議データのアーカイブが自動で行われ、チーム全員が必要な情報にすぐアクセスできるようになるため、情報共有もスムーズになります。<span class="mark-yellow">プログラミング不要のフローボットテンプレートを使えば、簡単にこの自動化を導入でき、効率的なワークフローを実現できます。</span>

まずは下のバナーからテンプレートを試してみてください。

それでは、またお会いしましょう〜!

この記事を書いた人
k.hieda
Webプランナー・ディレクター歴10年目。Web制作会社勤務時代は、クライアントへ改修と運用プランの提案と制作進行がメインでした。現在はパラレルワーカーです。Yoomのコンテンツ事業部でブログの制作、個人事業では企業の外部広報案件を受けています。民泊を始めるのでルーチンワーク効率化の徹底を目指しています!
タグ
Zoom
Slack
自動化
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