ZoomとTelegramの連携イメージ

Zoom会議の内容をAIで要約しTelegramに自動通知する方法

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アプリ同士の連携方法

2025-08-27

Zoom会議の内容をAIで要約しTelegramに自動通知する方法

k.hieda

Zoomは、多くの企業で活用されている高品質なオンライン会議ツールですが、会議が終了すると議事録の共有作業が必要になり、その作成には時間と手間がかかっていました。
この時間のかかる作業を何らかの方法で減らしたり、効率よくこなせないかな、と考える方も少なからずいるかもしれません。

そこで今回、この一連の作業の負担を軽減できる可能性のある、自動化フローボットを紹介します!

この自動化フロー、録画されたZoomミーティングをAIが自動で文字起こしと解析、さらに重要なポイントを要約してTelegramに通知されるように設定できるんです!
<span class="mark-yellow">導入すると、会議後のフォローアップが効率化され、日々の業務がスムーズに進められるはずです。プログラミング不要で簡単に設定できるので、すぐに利用できます!</span>
設定方法や導入メリットについても解説するので、ぜひ最後までご覧くださいね。

今すぐに試したい方へ

本記事ではノーコードツール「Yoom」を使用した連携方法をご紹介します。
難しい設定や操作は必要なく、非エンジニアの方でも簡単に実現できます。
下記のテンプレートから今すぐに始めることもできますので、ぜひお試しください!

[[104805]]

[Yoomとは]

ここから「Zoomでミーティングが終了したら議事録の文字起こしと要約をし、Telegramに通知する」自動化を、<span class="mark-yellow">Yoomの自動化テンプレートを用いた作り方</span>を解説します。

ZoomとTelegramとAIの連携フローの作り方

事前に準備するもの

連携作業の中で必要なものをリストアップしました。

Zoom

  • Zoomのアカウント情報(メールアドレスなど)
  • Client IDとClient secret
    • Zoom App Marketplaceでのアプリ登録から取得可能です。

各項目の取得方法は「Zoom(OAuth)およびZoom Phoneのマイアプリ登録方法」から確認できます。

Telegram

  • 通知先のグループ(botを参加させる必要があります)
    • 新しいbotの作り方はこちら
    • アクセストークン

ステップ1 マイアプリ連携の設定

ここでは、連携するアプリをYoomに登録する設定を行います。Yoomのワークスペースにログインいただき、マイアプリの項目から新規接続をクリック!

Yoomで接続できるアプリ一覧が表示されます。一番上の検索窓から今回使用するアプリを検索します。

Zoom

検索窓から「Zoom」を入力して、Zoom(OAuth)をクリックします。連携情報の入力画面が表示されます。
Client IDとClient secret、Secret Tokenは、Zoomのアカウント登録後に、Zoom App Marketplaceでのアプリ登録から取得できます。

>ヘルプ:Zoom(OAuth)およびZoom Phoneのマイアプリ登録方法

それぞれの項目の入力が完了したら、追加ボタンをクリックするとZoomのマイアプリは登録完了です。

Telegram

検索窓から「Telegram」を入力して、ヒットしたアプリ名をクリックします。連携に必要な値を入力する画面がポップアップされます。

  • アカウント名は任意の名称を入力してください。アクセストークンはTelegramで、新しくbotを作成すると発行されます。

>公式ヘルプ:ボットファーザー

アクセストークンを入力し、追加ボタンをクリックすればマイアプリ登録が完了します。

ステップ2 Yoomのテンプレートをマイプロジェクトへコピーする

Yoomへ登録後、こちらのバナーをクリックします。

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マイプロジェクトにテンプレートがコピーされ、赤枠内のタイトルをクリックで設定画面に遷移します。

設定するプロセスが複数ありますが、それぞれ簡単な設定です。順番に設定し、取得できるアウトプットを用いてTelegramに通知する内容を作っていきます。

ステップ3 アプリトリガー「ミーティングが終了したら」

テンプレートの1つ目のプロセスをクリックします。ここでは、Zoomのレコーディング情報を取得します。

※Zoomのプランによって利用可能なアクションが異なるので予めご注意ください。
※現在は「ミーティングが終了したら」「ミーティングのレコーディング情報を取得する」というアクションがZoomの有料プランのみの対応となっています。詳しくはこちらもチェックしてみてください。

(1/2)連携アカウントとアクションを選択

こちらに表示される項目は初期設定済みです。

  • アプリトリガーのタイトル
  • アプリ
  • Zoomと連携するアカウント情報
  • トリガーアクション

→次へをクリックします

(2/2)アプリトリガーのAPI接続設定

  • トリガーの起動間隔
    • トリガーの起動タイミングは、5分、10分、15分、30分、60分のいずれかで設定できます。 ご利用プランによって、設定できるトリガーの最短間隔が違うので、その点は要チェックです。 なお、基本的にはそのプランの最短の起動間隔にしてお使いいただくことをおすすめします。
  • メールアドレス
    • Zoomに登録済みのメールアドレスを入力してください

設定後、トリガーとなるアクション(今回はZoom会議の終了)を行って、[テスト]を押してください。
テストが成功すると更新情報を取得できます。
取得した情報が確認できたら、『保存する』を押しましょう。
このステップで下記のような情報をアウトプットとして取得することが可能です。
アウトプット情報はこの後のステップで引用・活用できるため、後続のアクションでここで得た情報をそのまま反映できます。

ステップ4 アプリと連携する 「ミーティングのレコーディング情報を取得」

テンプレートの2つ目のプロセスをクリック!ここではZoomから抽出する情報を取得する設定を行います。

(1/2)連携アカウントとアクションを選択

設定済みのため、次に進みましょう。→次へをクリックします

(2/2)連携アカウントとアクションを選択

  • ミーティングID
    • 事前に上記の引用コードが埋め込まれていますので操作不要です。(以下の画像はアウトプットの引用例です)

→テストをクリックします →成功 アウトプットではミーティング情報の詳細が取得できます。

→保存するをクリックしましょう

ステップ5  アプリと連携する「ミーティングのレコーディングファイルをダウンロード」

テンプレートの3つ目をクリック!このプロセスではミーティングファイルのダウンロードを行う設定をします。

(1/2)連携アカウントとアクションを選択

設定済みのため、次に進みます。→次へをクリックしてください

(2/2)API接続設定

  • ダウンロードURL
    • 先ほどのプロセスで取得したURLを引用して埋め込みます。あらかじめコードを埋め込んでますので設定不要です。
    →テストをクリックします
    →成功 アウトプットにはダウンロードしたファイルが取得できます。
    →保存するをクリックして次に進みます

ステップ6  音声データを文字起こしする

プロセスの4つ目をクリックしましょう。設定済みの表示になっていますが、必要な設定があるため確認します。

(1/2)アクションを選択

  • タイトル
    • 「音声データを文字起こしする」設定済みです。
  • アクション
    • ミーティングの時間の長さに応じて選択してください。(今回は「最大30分の音声文字起こし(25タスク)」を選択)

→次へをクリックします

(2/2)詳細を設定

  • ファイルの添付方法
    • 前の設定でファイルをダウンロードしていますので、その値を使います。プルダウンから「ダウンロードしたファイル」を選択してください。
  • 言語・AIモデル
    • プルダウンから選択してください。

→テストをクリックする →成功 アウトプットでは解析結果が取得できます。

→保存するをクリックしてください

※OCRや音声を文字起こしするAIオペレーションは、チームプラン・サクセスプラン限定の機能です。フリープランやミニプランでセットするとエラーになってしまうので、ご注意ください。・チームプランやサクセスプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルが可能です。トライアル期間中は、通常だと制限があるアプリやAIオペレーションもすべて使えるので、気になる機能をぜひお試しください。
※YoomのOCR機能では、アクション記載の規定の文字数を超えるデータや、文字が小さすぎる場合に正しく読み取れないことがあります。文字数や文字の大きさには少し余裕を持たせてご利用ください。

ステップ7  要約する

プロセスの5つ目をクリックします。設定済みの表示になっていますが、必要な設定があるため確認しましょう。
要約アクションについては、こちらのページも確認してくださいね。

(1/2)アクションを選択

  • タイトル
    • 「要約する」設定済みです。
  • アクション
    • 文字のボリュームに応じて選択してください。(今回は「GPT4o-mini|15,000文字以内の文章の要約(2タスク)」を選択)

→次へをクリックします

(2/2)詳細を設定

前のプロセスで取得した解析結果を用いて設定します。

  • 要約対象のテキスト
    • あらかじめ解析結果の引用コードが埋め込まれています。
  • 文字数
    • あらかじめ1000で設定されています。解析結果の文字数を参考に設定してください。文字数については指定された文字数をAIに対して指示しておりますが、最終的にAIによる判断となりますため、指定した文字数通りの要約にならない場合がございます。
    • ※指定文字数よりも大幅に要約される可能性もございますので、ご了承ください。 
  • 要約の条件
    • 「より簡潔に」などを入力して、AIに指示を飛ばすことができます。

→テストをクリックしましょう →成功 アウトプットでは要約結果が取得できます。→保存するをクリックします

ステップ8 アプリと連携する「Telegramに通知する」

プロセスの6つ目をクリックしましょう。ここではTelegramに通知する内容を設定します。

(1/2)連携アカウントとアクションを選択

こちらに表示される項目は初期設定済みです。

  • アプリトリガーのタイトル
  • アプリ
  • Telegramと連携するアカウント情報
  • トリガーアクション

→次へをクリックします

(2/2)API接続設定

Telegramに通知するチャットの紐付けと通知内容の定型文を作ります。

  • チャットID(『候補』から選択可能)
    • TelegramのグループIDは通常のUIでは表示されませんが、Botを使用して取得可能です。取得したアクセストークン(APIキー)を使い、以下のAPIエンドポイントにアクセスしてください。
    • https://api.telegram.org/bot<アクセストークン>/getUpdates
    • このエンドポイントにアクセスすると、ボットが参加しているグループ情報が表示され、グループIDも含まれます。たとえば、chat":{"id":-123456789,...} のように、idの値がグループIDです。
  • メッセージ
    • 編集欄をクリックすると、取得したアウトプット一覧が表示されます。取得したアウトプットを引用しながら、メッセージの定型分を作りましょう。

→テストをクリックする →成功

実際に、Telegramで通知が確認できました!

→結果に問題がないことを確認し、保存するをクリックする

ステップ9 アプリトリガーを【ON】にする

全てのプロセスが設定済みになると、コンプリート画面がポップアップされます。

トリガーを【ON】にして、フローボットを起動しましょう。

いかがでしたか?
<span class="mark-yellow">プログラミングを使わず、短時間で自動化を実現できました。</span>今回のテンプレートはこちらです!

[[104805]]

ZoomやTelegramを使ったその他の自動化例

今回ご紹介したフロー以外にもZoomやTelegramのAPIを利用すれば、さまざまな業務の自動化を実現することができます。
いずれも簡単な設定で利用が可能になりますので、もし気になるものがあれば、ぜひお試しください!

Zoomを活用した自動化例

フォームの回答内容からオンライン会議を自動作成したり、会議終了後のデータを自動格納することもできます。
議事録の作成やデータの管理といった迅速な対応を求められる作業を自動でこなせるようになるため、作業負担の軽減も見込めそうです。

[[113076,111597,134082,160811,202245]]

Telegramを活用した自動化例

別ツール上の操作を関係者に通知したり、指定したメッセージを共有することも可能です。
また、AI機能を活用することで、文章を自動生成しそのまま投稿することもできます。

[[96260,229698,189658,200939,210934]]

まとめ

今回ご紹介したフローボットテンプレートを使用すれば、プログラミング不要でZoomとTelegramの連携を簡単に自動化できます。
議事録の作成と共有が自動化されることで、手作業によるミスが減り、タイムリーな情報共有が実現可能となるでしょう!
さらに、機密情報も安全に管理できる可能性も高まり、安心感を持った業務運営が行えるはずです。

プログラミング不要で簡単に導入できるこの自動化フローを活用すれば、会議後のフォローアップ作業がよりスピーディーに進みます。
<span class="mark-yellow"> 会議後の作業をより効率化し、スムーズな業務進行を実現しましょう。今すぐこの自動化フローを導入して、業務効率を最大化してみませんか?</span>

Yoomを使えば、今回ご紹介したような連携を
プログラミング知識なしで手軽に構築できます。
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この記事を書いた人
k.hieda
Webプランナー・ディレクター歴10年目。Web制作会社勤務時代は、クライアントへ改修と運用プランの提案と制作進行がメインでした。現在はパラレルワーカーです。Yoomのコンテンツ事業部でブログの制作、個人事業では企業の外部広報案件を受けています。民泊を始めるのでルーチンワーク効率化の徹底を目指しています!
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