ClaudeでExcel関数作成を自動化!多条件検索もプロンプトだけで生成できるか検証
ClaudeでExcel関数作成を自動化!多条件検索もプロンプトだけで生成できるか検証
Yoomを詳しくみる
この記事のテンプレートを試す
ClaudeでExcel関数作成を自動化!多条件検索もプロンプトだけで生成できるか検証
AI最新トレンド

2026-02-05

ClaudeでExcel関数作成を自動化!多条件検索もプロンプトだけで生成できるか検証

Miki Kinoshita
Miki Kinoshita

Microsoft ExcelやGoogle スプレッドシートの業務において、多くの人が頭を悩ませてきた「複雑な関数」。

これまでは、分厚い参考書を読んだり、熟練者の数式を解読したりするのが当たり前でした。しかし「Claude」の登場によって、その常識は、大きく変わりつつあります。
今回は、無料版のClaudeを活用して、やりたいことを日本語で伝えるだけで関数を生成し、業務を効率化する方法を解説します。

「あの関数、どうやって書くんだっけ…」と、Google検索の海をさまよう時間はもう終わりにしましょう!

🧐なぜ「関数を覚える」必要がなくなったのか?

関数を覚える必要がないのは、AIが日本語の指示を理解し、やりたいことに合った関数を自動で作れるようになったからです。

これまでのMicrosoft Excel活用は、「VLOOKUP関数の引数の順番は…」といった暗記や、ネスト(関数の入れ子)の構造を理解することがスキルの証明でした。
しかし、Claudeは、人間の言葉を非常に高い精度で理解します。

たとえば、「A列のIDをキーにして、別シートのマスターから価格を持ってきて。もしデータがなければ『要確認』と表示して」というように、部下に指示を出すような感覚で伝えるだけで、複雑なエラー処理を含めた数式を数秒で出力してくれます。

つまり、もはや私たちは「書き方」を細かく覚え続ける必要はなく、AIに「何をしたいか」を正しく伝える能力さえあれば十分であると言えるのです。

⚠️知っておくべき注意点

非常に便利なClaudeですが、利用する際にはいくつか気をつけたいポイントもあります。

まず、無料版には1日のメッセージ送信回数に制限があります。
複雑な検証を何度も繰り返すと制限に達してしまうことがあるため、一度の指示でなるべく具体的に伝えるのが効率的です。数時間(通常4〜5時間)ごとにリセットされますが、注意して使用しましょう。
また、機密性の高い業務データをそのままAIに送信することはセキュリティ上推奨されません。個人名や具体的な企業名は伏せるか、ダミーデータ(「A列には顧客名が入っています」などの説明のみ)を使って相談するのが安全です。

🌟YoomはMicrosoft ExcelとClaudeの連携を自動化できます

👉Yoomとは?ノーコードで業務自動化につながる!

AIが優れた関数を作ってくれても、そのデータを手動でコピペし続けるのは非効率ですよね。
そこで便利なのが「Yoom」です!
Yoomを使えば、Microsoft Excelへのデータ入力を自動化したり、入力されたデータをClaudeで自動分析したりする一連の流れを、ノーコードで構築できます。
「まずは手軽に自動化を体験してみたい!」という方は、以下のテンプレートを活用してみてください。


■概要

広告運用のためのコピー作成に、多くの時間や手間をかけていませんか?
特に複数のパターンを考案したり、チームで共有したりする作業は、担当者にとって大きな負担となりがちです。

このワークフローを活用すれば、Google スプレッドシートに商品情報などを追加するだけで、Anthropic(Claude)が自動で広告コピーを生成しSlackへ通知するため、Claudeを活用した広告コピー作成のプロセスを効率化できます。

■このテンプレートをおすすめする方

  • Anthropic(Claude)を活用して、広告コピーの作成業務を効率化したいマーケティング担当者の方
  • Google スプレッドシートとSlackを日常的に利用しており、手作業での情報共有に手間を感じている方
  • チームで広告コピーをレビューする際のたたき台作成や、アイデア出しを効率化したいと考えている方

■このテンプレートを使うメリット

  • Google スプレッドシートへの情報追加を起点に、Anthropic(Claude)が広告コピーを自動生成するため、クリエイティブ作成の時間を短縮できます
  • 担当者による品質のばらつきを抑え、誰でも一定のクオリティで広告コピーのたたき台を作成できるため、業務の属人化を防ぎます

■フローボットの流れ

  1. はじめに、Google スプレッドシート、Anthropic(Claude)、SlackをYoomと連携します
  2. 次に、トリガーでGoogle スプレッドシートを選択し、「行が追加されたら」というアクションを設定します
  3. 次に、オペレーションでAnthropic(Claude)の「テキストを生成」アクションを設定し、スプレッドシートの情報を基に広告コピーを生成するよう指示します
  4. 最後に、オペレーションでSlackの「チャンネルにメッセージを送る」アクションを設定し、生成されたテキストを指定のチャンネルに通知します

※「トリガー」:フロー起動のきっかけとなるアクション、「オペレーション」:トリガー起動後、フロー内で処理を行うアクション

■このワークフローのカスタムポイント

  • Anthropic(Claude)にテキストを生成させる際のプロンプト(指示文)は任意で設定してください。ターゲット層や文字数、トンマナなどを指定することで、より目的に沿った広告コピーを生成できます
  • Slackに通知するメッセージ内容は任意で設定してください。生成された広告コピーとあわせて、元となる商品情報などを記載することで、チームでのレビューが円滑に進みます

■注意事項

  • Google スプレッドシート、Anthropic(Claude)、SlackのそれぞれとYoomを連携してください。
  • トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。
  • プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。

■概要

コンテンツを作成する際の情報収集や競合分析に多くの時間を費やしている、と感じることはないでしょうか。特に、定期的なリサーチやその内容の要約を手作業で行うことは、大きな負担となりがちです。このワークフローを活用すれば、Microsoft Excelのキーワードリストをもとに、Google 検索での情報収集からAnthropic(Claude)による要約、そしてMicrosoft Excelへの結果の追記までを自動化し、効率的なコンテンツ生成の自動化を実現します。

■このテンプレートをおすすめする方

  • コンテンツ作成のための情報収集や競合調査に時間を要しているマーケティング担当者の方
  • Microsoft Excelと生成AIを活用したコンテンツ生成の自動化に関心がある方
  • 定期的なSEOキーワードの調査や分析業務を効率化したいと考えているコンテンツ制作者の方

■このテンプレートを使うメリット

  • Microsoft Excelのリストをもとに検索、要約、追記までを自動で行うため、手作業でのリサーチやデータ入力に費やしていた時間を短縮できます。
  • 定期的なリサーチから要約までの一連の流れが自動化されることで、誰が担当しても同じ品質で情報収集が可能になり、業務の属人化を防ぎます。

■フローボットの流れ

  1. はじめに、Microsoft Excel、Google 検索、Anthropic(Claude)をYoomと連携します。
  2. 次に、トリガーでスケジュールトリガー機能を設定し、このワークフローを起動したい日時を指定します。
  3. オペレーションで、Microsoft Excelの「複数のレコードを取得する(最大10件)」アクションを設定し、キーワード一覧が記載されたシートから情報を取得します。
  4. 次に、繰り返し処理機能を用いて、取得したキーワードごとに後続の処理を実行するよう設定します。
  5. 繰り返し処理の中で、Google 検索の「検索結果を取得」アクションを設定し、キーワードで検索を実行します。
  6. 次に、Anthropic(Claude)の「テキストを生成」アクションで、取得した検索結果の内容を要約します。
  7. 最後に、Microsoft Excelの「レコードを更新する」アクションを設定し、生成された要約を指定のセルに追記します。

※「トリガー」:フロー起動のきっかけとなるアクション、「オペレーション」:トリガー起動後、フロー内で処理を行うアクション

■このワークフローのカスタムポイント

  • スケジュールトリガー機能では、このワークフローを実行したい曜日や時間などを任意で設定してください。
  • Microsoft Excelから情報を取得する際に、対象のファイルやシート、検索条件などを任意で設定できます。
  • Google 検索では、検索キーワードとしてMicrosoft Excelから取得した情報を指定したり、検索対象国などをカスタマイズしたりすることが可能です。
  • Anthropic(Claude)では、どのような要約を生成するかを指示するプロンプトを自由にカスタマイズでき、検索結果などを変数として活用できます。
  • 最後のMicrosoft Excelへの更新アクションでは、どの列にAnthropic(Claude)で生成した要約を書き込むかなど、柔軟に設定してください。

■注意事項

  • Anthropic(Claude)、Microsoft Excel、Google 検索のそれぞれとYoomを連携してください。
  • Microsoft365(旧Office365)には、家庭向けプランと一般法人向けプラン(Microsoft365 Business)があり、一般法人向けプランに加入していない場合には認証に失敗する可能性があります。
  • 「同じ処理を繰り返す」オペレーション間の操作は、チームプラン・サクセスプランでのみご利用いただける機能となっております。フリープラン・ミニプランの場合は設定しているフローボットのオペレーションやデータコネクトはエラーとなりますので、ご注意ください。
  • チームプランやサクセスプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。無料トライアル中には制限対象のアプリや機能(オペレーション)を使用することができます。
  • 検索の際は複数のキーワードを組み合わせることで、比較的正確な情報を取得することが可能です。
  • Microsoft365(旧Office365)には、家庭向けプランと一般法人向けプラン(Microsoft365 Business)があり、一般法人向けプランに加入していない場合には認証に失敗する可能性があります。
  • Microsoft Excelに対して値の追加や更新を行う際は、データベースを操作するオペレーションの設定をご参照ください。

Yoomにはさまざまな業務フローを想定したテンプレートが豊富に用意されており、テンプレートは自由にカスタマイズすることも可能です。

ぜひ自社の業務に近いテンプレートを活用して、最適な自動化フローを構築してみてくださいね!

🧑‍🏫試してみた!Claudeの関数作成力を徹底検証

今回は、Claudeの関数作成力を検証すべく、2つの検証を行いました!

  • 検証内容1:VLOOKUPを超えた「多条件検索」ができるか
  • 検証内容2:Google スプレッドシートの「翻訳関数」対応はできるか

それでは、さっそく検証を始めていきます!

検証環境

  • 使用モデル: Sonnet 4.5
  • プラン: 無料プラン

【検証1】Microsoft Excelで「多条件検索」できるか

まずは、Microsoft Excelにおいて「多条件検索」の関数をどこまで正確に作成できるかを検証します!

複数の条件を組み合わせて必要な情報を瞬時に導き出す「多条件検索」は非常に便利ですが、複雑な条件になればなるほど、人間が自力で正確な数式を組み上げるには多大な時間と集中力を要しますよね。

もし、Claudeに条件を伝えるだけで最適な関数が生成され、あとは「コピー&ペースト」するだけで完了するならば、作業時間はグッと削減できます。
つまり、単なる事務作業の枠を超え、業務全体の効率化や生産性の向上に寄与することが期待できるわけです。

今回は、検証用に下図のようなファイルを用意し、「商品名」と「サイズ」の2条件に合致する「単価」を抽出する関数の作成を依頼しました。

検証内容

1.設定内容を確認する

Claudeを開き、使用モデルを「Sonnet 4.5」に設定します。

2.プロンプトの送信

プロンプト(指示内容)をチャット欄に入力し、検証用に用意しておいたMicrosoft Excelのファイルを添付して送信します。

《参考:検証に使用したプロンプト》

添付のデータ構造において、E2とF2の条件に合致するC列の値を求めたいです。
【データ範囲】A2:C13(1行目は見出し) 【条件1】A列 = E2 【条件2】B列 = F2
以下の3つのパターンで数式を提示してください。
なお、出力形式は1クリックで関数をコピペできる状態で出力してください。
1.XLOOKUP を使ったスマートな方法
2.FILTER 関数を使った、複数ヒットにも対応できる方法
3.INDEX と MATCH を組み合わせた、旧バージョンでも動く方法それぞれのメリットも併せて解説してください。
ただし、以下の条件を考慮してください。・検索値(E2, F2)が空欄の場合は、エラーではなく「入力してください」と表示する。・該当するデータがない場合は「該当なし」と表示する。
・IF関数や IFERROR 関数を組み合わせて、実務でそのまま使える数式にしてください。

【★Tips】ファイルの添付方法

チャット欄の左側にある「+」マークを押すと、メニューが表示されます。
表示されたメニューの中から「ファイルまたは写真を追加」を選択すると、ファイルを添付できますよ!

3.出力結果の確認

およそ40秒程度で全ての結果が出力されました!
※下図は出力結果の一部になります。

出力された関数を、実際にMicrosoft Excelのシートへコピペで貼り付けてみましょう!

まずは「1. XLOOKUP を使ったスマートな方法」を貼り付けてみます。

ちなみに、生成された関数は1クリックでコピーできる形式で出力されているので、時短にもなり嬉しいポイントでした!

実際にシートへ貼り付けてみると、範囲指定も問題なく、特に手直しをする必要はありませんでした。

プロンプトで指定した通り、「E2」「F2」が空欄の場合は、「検索結果」には「入力してください」と表示されていますね!

次に、「検索(商品名)」に「パーカー」、「検索(サイズ)」に「M」と入力して条件を指定してみました。
こちらも問題なく、「3500」と正しく検索が行えています。

続いて、「検索(商品名)」に「ソックス」、「検索(サイズ)」に「FREE」と入力して、該当する値が存在しない条件を指定してみました。

「検索結果」に「該当なし」と出力され、問題なく機能していることが確認できました。

同様に、「2. FILTER 関数を使った複数ヒット対応方法」、「補足: 単一値のみ取得したい場合は以下の式も可能です」、「3. INDEXとMATCHを組み合わせた旧バージョン対応方法」と、出力された結果を全て試してみましたが、どれも問題なく機能することが確認できました。
※FILTER関数は利用可能なExcelバージョン(Microsoft 365など)が限定されるため、使用する際は利用可能なバージョンであるかを確認してください。

4.検証結果

今回の検証ポイントは以下の通りです。

【検証ポイント】

  •  回答が「VLOOKUP」単体ではなく、`INDEX`+`MATCH` などを用いて複数条件に対応しているか
  • 条件範囲(A列・B列)と戻り値範囲(C列)が正しく指定されているか
  • 絶対参照(`$A$2:$A$13` など)を適切に使っているか
  •  配列演算(`($A$2:$A$13=E2)*($B$2:$B$13=F2)`)の考え方を説明できているか
  • 検索条件「商品名=パーカー」「サイズ=M」に対して、結果が 3500 になるか

《検証ポイントを踏まえた各評価》

評価にある通り、「絶対参照の適切さ」が欠ける結果となりました。

そのため、さらに精度を高めるために、以下の一文をプロンプトに加えて改めて追加検証してみました!

《プロンプトに追加した一文》

他のセルに数式をコピーしても範囲がズレないよう、範囲指定には絶対参照を使用してください。

「絶対参照」という具体的な制約を1文加えただけで、Claudeの出力はグッと実用的なものになりました!

例えば、単に A2:C13 と指定するのではなく、$A$2:$C$13 と正しく固定した数式を出力しています。
これにより、数式を下の行へコピーした際に「検索範囲が1行ずつズレてしまい、本来あるはずのデータが見つからない…」という、初心者が陥りやすいミスを未然に防げる対策がなされています。

この挙動から、Claudeは単に関数を知っているだけでなく、「数式は後でコピーして再利用されるもの」という実務の定石を理解していることが窺えます。
言語化された細かな指示を汲み取り、ユーザーが後から手直しする必要のない「完成品」を提供できるその精度は、「頼もしいパートナー」になると期待できます。

検証2:Google スプレッドシートで「一括翻訳」できるか

続いて、Google スプレッドシートで「GOOGLETRANSLATE関数」を使い、A列の日本語をC列に一括で英語翻訳する仕組みを構築できるのかを検証しました!
一度設定すれば、あとは特定の列に新しい日本語を追加するだけで、自動的に翻訳結果が表示されるため、その都度数式を書き直す手間がありません。
メンテナンスの手間を削減しながら、翻訳作業のスピードアップに繋がる点がポイントです!

今回は、検証用に下図のようなシートを用意し、A列に追加された日本語の翻訳結果をC列に出力する関数が生成できるのかを検証します。

※注意:データ件数が数百件を超える場合、Google側のAPI制限(短時間のリクエスト制限)により、一部のセルが翻訳されずに「Loading...」のまま止まったり、「#VALUE!」エラーが出たりすることがあります。その場合は、一度に全ての数式を入力せず、数回に分けて数式を適用するか、翻訳が完了した後に「値として貼り付け」を行って確定させるのが、実務で安定して使うためのコツです。

1.設定内容を確認する

【検証1】と同様に、「Sonnet 4.5」のモデルを使用します。

2.プロンプトの送信

プロンプト(指示内容)をチャット欄に入力し、検証用に用意しておいたGoogle スプレッドシートのファイル(Excel形式でダウンロードしたもの)を添付して送信します。

《参考:検証に使用したプロンプト》

以下の条件で、添付のGoogle スプレッドシート専用の翻訳数式を作成してください。
1. やりたいこと A列(A2:A)にある日本語のリストを、C列(C2)で英語(en)に一括翻訳したいです。
2. 技術的な制約(重要) GOOGLETRANSLATE 関数は ARRAYFORMULA では正しくループ処理できない(全行同じ結果になる)制約があるため、MAP 関数と LAMBDA 関数を組み合わせた最新の配列数式で作成してください。
3. 数式へのリクエスト(実務仕様)
  • 一括適用: C2セルに1つ入力するだけで、A列の最終行まで自動で適用されるようにしてください。
  • 空欄処理: A列が空の場合は、翻訳を実行せず空白を返す処理(IF関数)を数式内に含めてください。
  • 範囲指定: A2:A のように、データが増えても自動追従する形式にしてください。
  • エラー対策: 万が一の翻訳エラー時に「#VALUE!」などが出ないよう IFERROR でラップしてください。
4. 出力内容
  • C2セルに貼り付ける「完成した数式」を提示してください。
  • 数式を貼り付ける前に「C列の下のセルを空にする必要がある」などの注意点があれば併記してください。

3.出力結果の確認

およそ15秒程度で全ての結果が出力されました!

生成された関数を、実際にGoogle スプレッドシートに貼り付けてみます。

こちらも1クリックでコピーできる形式で出力されているので、時短にもなり、使い勝手が良いなと感じました!

貼り付けてみると、範囲指定も問題はなく、特に手直しする必要はありませんでした。

「A列」に入力しているそれぞれの日本語に対する翻訳結果が、C列に反映されていますね!

試しに「A列」に日本語を追加してみると、瞬時に「C列」に翻訳結果が出力されました。

4.検証結果

今回の検証ポイントは以下の通りです。

【検証ポイント】

  • 回答がMicrosoft Excelではなく「Google スプレッドシート専用の `GOOGLETRANSLATE` 関数」を返しているか
  • 言語コード `"ja"`(日本語)から `"en"`(英語)への指定が正しいか
  • 範囲指定を含む `ARRAYFORMULA` を提案できているか(行ごとの関数コピーだけで終わらないか)
  • 「A列が日本語、C列が英語」という列指定が、指示通りに反映されているか

《検証ポイントを踏まえた各評価》

Google スプレッドシート特有の仕様と制約を理解し、実務においても戦力となる精度の高い回答を提示できていると評価できます。

特筆すべきは、「GOOGLETRANSLATE関数がARRAYFORMULA内では正しくループしない」という、プロでも陥りやすい技術的制約を正確に理解した上で回答している点です。
これに対し、MAPとLAMBDAを組み合わせることで各行を独立して処理させるという、現状のGoogle スプレッドシートにおける最適解を導き出していると言えます。

また、単に翻訳を行うだけでなく、IF関数による空欄処理やIFERRORによるエラー回避、さらにはA2:Aのような動的な範囲指定まで、指示された要件がすべて一つの数式に統合されています。

さらに、数式展開を妨げる既存データの削除を促すなど、ユーザーが直面する可能性のある「#REF!」エラーを未然に防ぐ配慮もされており、単なるコード生成にとどまらない質の高いアシストを実現してくれています。

複雑な配列数式を正確に構築し、ユーザーの利便性を最大化できる高度な能力が証明されました。

✍️「神回答」を引き出すプロンプトの時短術

ここで、効率よく作業を進められるプロンプトのコツをお伝えします。

1. 「絶対参照」の使用を明示する

AIは指示がない限り、シンプルな相対参照(A2:A13など)を出力する傾向があります。
「他のセルにコピーしても範囲がズレないよう、絶対参照($マーク)を使用してください」と一言添えるだけで、実務レベルの数式を引き出せるようになります。

2. ツールごとの注意点を先回りして制約にかける

AIに丸投げするのではなく、あえて使用する関数を指定することで、やり直しの手間を削減できます。
たとえば、Microsoft Excelなら「VLOOKUPではなく、XLOOKUPを指定」したり、Google スプレッドシートなら「ARRAYFORMULAではなく、MAP+LAMBDAを指定」するといった方法です。
このひと手間をプロンプトに加えるだけで、古い手法を提示されることによるタイムロスを防げます。また、Google スプレッドシートの翻訳などAPIを利用する関数の場合は、「100行ずつなど分割して処理する前提の数式にして」と指示に加えることで、Google側の制限によるエラーも回避しやすくなります。

3. 「データの住所」と「空欄処理」をセットで伝える

抽象的な指示は、AIに「仮の数式」を作らせる原因になるため、「A2:A13にデータ、E2とF2に検索条件がある」といったように、セルの番地を具体的に伝えましょう。
また、「データがない行は処理せず空白を返す」という条件を加えることで、シート全体がエラー表示で埋まるのを防ぐことができます。
以上を踏まえ、プロンプト作成にかかる手間を削減する、時短テンプレートを用意してみました!
Claudeに関数を丸投げする際は、以下のテンプレートを埋める形でぜひ活用してみてください。

【時短を極める!プロンプト用テンプレート】

  • 【使用するツール】: [Excel / スプレッドシート]
  • 【データの範囲】: [A2:Aに元データ、B2に結果を出したい]
  • 【やりたいこと】: [〇〇を条件に検索したい / 翻訳したい]
  • 【こだわり】: [XLOOKUPを使用 / 絶対参照を使用 / 空欄なら空白]
  • 【出力形式】: [1セル入力で全行に適用される「修正不要の数式」を教えて]

📝まとめ

いかがでしたか?
今回は、AIツールの「Claude」を使って、Microsoft ExcelやGoogle スプレッドシートの複雑な関数をあっという間に作成する方法をご紹介しました。

これまでは、分厚い本を調べたり、詳しい人に聞いたりして苦労していた関数作りも、今では「AIと対話する」だけで完了する時代。
大切なのは、関数を暗記することではなく、「何を作りたいか」をAIに分かりやすく伝えることへと変化しています。

「関数は難しくて苦手…」と感じていた方も、ぜひClaudeを「頼れる助手」として使ってみてください。
きっと、その回答の速さと正確さに驚くはずです。

💡Yoomでできること

Claudeが作ってくれた便利な数式を、もっとラクに使いこなすなら「Yoom」との連携がオススメです。
たとえば、Google スプレッドシートにデータを入力するだけで、Claudeで自動解析し、結果をGoogle スプレッドシートに追加する…なんて仕組みも、プログラミングなしで簡単に作れます。


■概要

Google スプレッドシートに蓄積した顧客からの問い合わせやアンケート結果などを、一つひとつコピーしてAnthropic(Claude)で解析、その結果をまた手作業でシートに貼り付けている、といった業務に手間を感じていませんか。このワークフローを活用すれば、Google スプレッドシートに行が追加されるだけで、Anthropic(Claude)によるテキスト解析と結果の書き込みまでを自動で完結させることができ、こうした定型業務を効率化します。

■このテンプレートをおすすめする方

  • Google スプレッドシートのデータを手作業でAnthropic(Claude)に連携し、分析している方
  • Anthropic(Claude)とGoogle スプレッドシートを連携させ、データ解析業務を自動化したいと考えている方
  • AIを活用して、テキストの要約や分類といった定型的な作業の工数を削減したい方

■このテンプレートを使うメリット

  • Google スプレッドシートへの行追加をきっかけに、Anthropic(Claude)による解析から結果の書き込みまでが自動で実行されるため、手作業の時間を削減できます
  • 手作業によるコピー&ペーストが不要になるため、入力ミスや転記漏れといったヒューマンエラーの防止に繋がり、データの正確性を保つことができます

■フローボットの流れ

  1. はじめに、Google スプレッドシートとAnthropic(Claude)をYoomと連携します
  2. 次に、トリガーでGoogle スプレッドシートを選択し、「行が追加されたら」というアクションを設定します
  3. 次に、オペレーションでAnthropic(Claude)の「テキストを生成」アクションを設定し、追加された行のデータをもとに解析などを依頼するプロンプトを記述します
  4. 最後に、オペレーションでGoogle スプレッドシートの「レコードを更新する」アクションを設定し、Anthropic(Claude)が生成した結果を元の行の特定のセルに書き戻します

※「トリガー」:フロー起動のきっかけとなるアクション、「オペレーション」:トリガー起動後、フロー内で処理を行うアクション

■このワークフローのカスタムポイント

  • Google スプレッドシートのトリガー設定では、対象としたいスプレッドシート、シート、そして監視するテーブル範囲などを任意で設定してください
  • Anthropic(Claude)のテキスト生成オペレーションでは、目的に合わせてプロンプトを自由にカスタマイズでき、前のステップで取得した行の情報を変数として利用することが可能です
  • 解析結果を書き戻すGoogle スプレッドシートのオペレーションでは、更新対象のスプレッドシート、シート、そして結果を書き込みたいセルなどを任意で指定してください

注意事項

  • Google スプレッドシート、Anthropic(Claude)とYoomを連携してください。
  • Googleスプレッドシートをアプリトリガーとして使用する際の注意事項は下記を参照してください。
    https://intercom.help/yoom/ja/articles/10010912
  • トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。
  • プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。

■概要
日々受信する大量のメール、特に長文の内容把握に時間を要していることはないでしょうか。このワークフローを活用すれば、Outlookで特定のメールを受信した際に、その内容をAnthropic(Claude)が自動で要約し、指定のSlackチャンネルへ通知できます。Anthropic(Claude)によるメール要約を自動化することで、情報確認の時間を短縮し、重要な内容の見落としを防ぎます。
■このテンプレートをおすすめする方
  • 大量のメールの中から重要な情報を素早く把握したいと考えているビジネスパーソンの方
  • Anthropic(Claude)を活用したメール要約で、日々の情報収集を効率化したい方
  • チーム内での情報共有を迅速化し、対応漏れを防ぎたいプロジェクトマネージャーの方
■このテンプレートを使うメリット
  • Outlookで受信したメールを自動で要約するため、長文メールを読む手間を省き、情報確認にかかる時間を短縮できます。
  • Anthropic(Claude)がメールの要点を抽出して通知するため、重要な内容の見落としや確認漏れといったヒューマンエラーの防止に繋がります。
■フローボットの流れ
  1. はじめに、Outlook、Anthropic(Claude)、SlackをYoomと連携します。
  2. 次に、トリガーでOutlookを選択し、「特定の件名のメールを受信したら」というアクションを設定し、対象のメールを定めます。
  3. 次に、オペレーションでAnthropic(Claude)の「テキストを生成」アクションを設定し、受信したメール本文を要約するように指示します。
  4. 最後に、オペレーションでSlackの「チャンネルにメッセージを送る」アクションを設定し、生成された要約を指定のチャンネルに通知します。
※「トリガー」:フロー起動のきっかけとなるアクション、「オペレーション」:トリガー起動後、フロー内で処理を行うアクション
■このワークフローのカスタムポイント
  • Outlookのトリガー設定では、どのフォルダを監視するか、また件名にどのようなキーワードが含まれるメールを対象にするかを任意で設定できます。
  • Anthropic(Claude)での要約設定では、使用するモデルや要約の文字数、そして「箇条書きで」といった要約の指示(プロンプト)を自由にカスタマイズできます。
  • Slackへの通知設定では、メッセージを送るチャンネルを自由に選択できるだけでなく、要約結果と合わせて件名や送信者などの情報も本文に含めることが可能です。
■注意事項
  • Outlook、Anthropic(Claude)、SlackのそれぞれとYoomを連携してください。
  • トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。
  • プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。
  • Microsoft365(旧Office365)には、家庭向けプランと一般法人向けプラン(Microsoft365 Business)があり、一般法人向けプランに加入していない場合には認証に失敗する可能性があります。

「一歩進んだ効率化にチャレンジしてみたい!」という方は、こちらのテンプレートからぜひYoomを体験してみてくださいね!

👉 今すぐ無料でアカウントを発行する

Yoomを使えば、今回ご紹介したような連携を
プログラミング知識なしで手軽に構築できます。
無料でYoomを試す
この記事を書いた人
Miki Kinoshita
Miki Kinoshita
SaaS自動化プラットフォーム『Yoom』の活用をテーマに、業務効率化に関する記事執筆を行うWebディレクター。医療事務からWeb制作ディレクターへ転身。Web制作の現場で日々発生する定型業務に対し、業務フロー改善の必要性を痛感した経験を持つ。その過程で、ノーコードで多様なSaaSツールを連携できる『Yoom』のRPA・自動化機能に出会い、業務自動化がもたらすインパクトに感銘を受ける。自身の業務改善における実体験に基づき、非エンジニアの視点からでもSaaSを活用した業務効率化が実現できるよう、具体的なユースケースを交えて解説している。
タグ
Anthropic(Claude)
関連アプリ
お役立ち資料
Yoomがわかる!資料3点セット
Yoomがわかる!資料3点セット
資料ダウンロード
3分でわかる!Yoomサービス紹介資料
3分でわかる!Yoomサービス紹介資料
資料ダウンロード
Before Afterでわかる!Yoom導入事例集
Before Afterでわかる!Yoom導入事例集
資料ダウンロード
お役立ち資料一覧を見る
詳しくみる