2024/10/01
アプリ同士の連携方法

GoogleスプレッドシートとZAICOで仕入れ管理を自動化する方法

t.nakaya

目次

この記事では、Yoomを使用してGoogleスプレッドシートとZAICOを連携し、Googleスプレッドシートに新しい行が追加されたときにZAICOで自動的に仕入データIDを作成する方法について解説します。

GoogleスプレッドシートとZAICOを連携するメリット

以下では、GoogleスプレッドシートとZAICOを連携させることで得られる2つのメリットをご紹介します。

1. 自動で仕入データIDが作成できる

Googleスプレッドシートに商品名や数量といった新しい行を追加すると、その情報が自動的にZAICOに反映され、仕入データIDが生成されます。
これにより、担当者は手動でデータを入力する手間を省き、重複入力のリスクも低減できます。
さらに、自動生成されたIDがスプレッドシートに記載され、データの整合性が保たれることで、必要な情報を迅速に検索できるようになります。
特に、データの正確性が重要な業務環境で、管理の負担が軽減されるでしょう。

2. 手動作業の軽減

例えば、これまで手動で行っていたIDの確認作業や入力作業が不要になるため、在庫担当者は発注データの整理や在庫調整といった重要な業務に集中できます。
自動化により、業務の正確性を保ちながら、時間を節約し、作業負担を軽減できるでしょう。
結果として、業務全体の効率化が実現し、担当者はより戦略的な業務に時間を割くことができます。

[Yoomとは]

GoogleスプレッドシートとZAICOの連携フローの作り方

ここからは「Googleスプレッドシートで行が追加されたらzaicoに仕入データを作成する」フローの設定についてご紹介します。
前提条件として、「Googleスプレッドシートで行が追加されたらZAICOに在庫データを作成する」フローで作成した在庫IDを使用します。
詳細は、下のテンプレートを確認してください。

事前に準備するもの:スプレッドシート
スプレッドシートに「在庫ID」と今回のフローで作成する「仕入データID」を記載する項目を用意してください。
以下、例のスプレッドシートです。

Yoomアカウントをお持ちでない方は、Yoomのアカウント発行ページからアカウントを作成してください。

ステップ1: Yoomにログイン

(1)下記のバナー先にアクセスし、「このテンプレートを試してみる」をクリックしましょう!

(2)次に、ワークスペース一覧からプロジェクトを任意で選択
コピーしたテンプレートはプロジェクト一覧の「マイプロジェクト」に格納されていますので、そちらを確認してください。
(3)以下の画面が表示されたら、ステップ2に進んでください。

ステップ2: Googleスプレッドシートの設定

次に、Googleスプレッドシートの設定を行います。
(1)画面左側にある「マイアプリ」をクリック
(2)次に、画面右側に表示される「+新規接続」をクリック

(3)アプリの一覧からGoogleスプレッドシートを選択し、「Sign in with Google」をクリック

(4)アカウントの選択画面で連携したいアカウントを選択し、クリック
(5)Yoomにログイン画面で連携するアカウント情報が正しいかを確認し、「次へ」をクリック
(6)最後に「YoomがGoogleアカウントへの追加アクセスを求めています」画面で「続行」をクリックすれば、Googleスプレッドシートの設定は完了です!

ステップ3: ZAICOの設定

次に、ZAICOの設定を行います。これも「マイアプリ」に登録する必要があります。
(1)アプリの一覧からZAICOを選択
(2) アカウント名とアクセストークンを任意で設定

(3)最後に「追加」をクリックすれば、設定は完了です。
(4)プロジェクト一覧から「マイプロジェクト」をクリック

(5)コピーしたテンプレートをクリック
(6)フローの一覧画面の右上にある「編集する」をクリックし、ステップ4に進みましょう。

ステップ4: トリガーとアクションの設定

(1)フローの一覧画面から「アプリトリガー」をクリック

(2)アプリトリガーのタイトルを設定
※既に設定されているタイトルをそのまま使用しても大丈夫です。
(3)Googleスプレッドシートと連携するアカウント情報が正しいかを確認
(4)トリガーアクションは「行が追加されたら」を選択

(5)「次へ」をクリック
■アプリトリガーのAPI接続設定で、必須項目を設定します。

(6)今回は既存設定のままで、トリガーの起動間隔は5分に設定
※プランによって設定できる起動間隔が異なります。
(7)スプレッドシートIDを候補から任意で選択

(8)シートIDも候補から任意で選択

次に、仕入れ管理表のシートのテーブルの範囲を決めていきます。
(9)テーブルの範囲(始まり)と(終わり)を任意で指定
(10)一意の値が入った列には、スプレッドシート上でユニークな値の列を設定(今回は、品名が記載されている列を指定)

(11)「テスト」でエラーが出なければ、「保存」をクリック
(12)続いてアプリトリガー下に表示される「アプリと連携する」をクリック

(13)タイトルを設定
(14)ZAICOと連携するアカウント情報が正しいかを確認
(15)アクションは「仕入データを作成」を選択

(16)「次へ」をクリック
■API接続設定で、必須項目を設定します。
(17)仕入れデータの状態は、プルダウンメニューから任意で選択

(18)仕入対象となる在庫データは、アウトプット情報や必要に応じて入力をし、各項目を設定

※必須項目以外の「仕入データ番号」や「取引先名」など対象となる項目がある場合は、任意で設定をお願いします。
スプレッドシートにこれらの項目を設けることで、アウトプットから情報を取得することができます。
(19)「テスト」でエラーが出なければ、「保存する」をクリック
(20)一番下にある「データベースを操作する」をクリック

(21)タイトルを設定
(22)実行アクションは「レコードを更新する」を選択

(23)データベースの連携で、各項目を設定
➀アプリトリガーで設定したスプレッドシートID・タブ名を候補から任意で選択
➁テーブル範囲を指定

(24)「次へ」をクリック
■データベース操作の詳細設定画面で、各項目を設定します。
(25)更新したいレコードの条件を任意で設定
今回は、記載日と今日の日付が等しくなるようプルダウンメニューから選択(日付の形式「yyyy/mm/dd」に合わせて選択)

(26)更新後のレコードの値をアウトプットの「仕入データを作成」から作成した仕入データIDを設定します

(27)「テスト」をクリックしエラーが出なければ、「保存する」をクリック
※正しく設定出来ていても、更新したいレコードの条件が当てはまらない場合はエラーになるので注意
(28)以下の画面が表示されたら「トリガーをON」をクリック

これで、GoogleスプレッドシートとZAICOの連携設定が完了しました。
トリガーをONにしたことで、従業員情報が追加されるたびにこのテンプレートが起動するようになります。
テンプレートは以下からYoomに登録することで利用可能です。

その他のGoogleスプレッドシートとZAICOを使った自動化例

GoogleスプレッドシートとZAICOの連携を使った自動化フローを3つご紹介します。詳細は以下のリンクからご確認ください。
1.Googleスプレッドシートで行が追加されたらzaicoに在庫データを作成するフローです。このフローは、連携の前提条件としてぜひ取り入れて欲しいです。

2.Googleスプレッドシートで在庫データが更新されたらzaicoも更新するフローです。在庫データID作成フローと組み合わせて使用することで、在庫管理の精度が向上し、作業の一貫性が保たれます。

3.Googleスプレッドシートで行が追加されたらZAICOに納品データを作成するフローです。仕入データIDと同様に、この自動化で作業負担の軽減が期待できます。

まとめ

今回は、Yoomを使ったGoogleスプレッドシートとZAICOの連携について紹介しました。
Yoomを使用して連携することで、仕入データIDの作成作業を効率化し、発注や在庫管理の負担を軽減することが可能です。
他の管理プロセスと併用することで、購買や在庫管理をより効果的に行うことができるでしょう。
この自動化は、発注や在庫管理の業務に携わる担当者にとって、業務の正確性を高め、作業負担を軽減する効果が期待できます。
もし発注情報の管理に課題を感じているのであれば、この連携をぜひご検討ください。

この記事を書いた人
t.nakaya
歯科衛生士からIT業界へ転職し、前職ではWeb会社でディレクターサポートとしてWebページのリプレイスなどを手がけてきました。この経験を活かし、今はYoomの魅力を皆さんにお伝えすることに全力を注いでいます。技術とユーザー目線を融合させたアプローチで、Yoomを通じて皆さんの業務効率を向上させるお手伝いを心からしたいと考えています。
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