ChatgptとDeeplの連携イメージ
アプリ同士の連携方法

2025/04/02

【プログラミング不要】ChatGPTのデータをDeepLに自動的に連携する方法

k.hieda

「問い合わせ内容の要約と翻訳って意外に手間がかかるな…」
「議事録の要約・翻訳後のデータの共有また忘れちゃったな…」
こういった経験をしたことはありませんか?

このお悩みはChatGPTとDeepLを連携することで、解決できるかもしれません。
たとえば、フォームに回答されたデータをChatGPTで要約し、DeepLで翻訳する自動化は、手間も時間も短縮できます。
また、Google Meetの会議後にChatGPTで議事録を要約し、DeepLで多言語翻訳してからメールで共有することもできるため、要点のみチームに共有可能です。
これにより、<span class="mark-yellow">担当者の作業負担を軽減できるだけでなく、作業時間も大幅に短縮できるでしょう。</span>

今回ご紹介する自動化は、ノーコードで簡単に設定できるため、誰でも設定可能です!それでは詳しい設定方法をご紹介しますので、最後までご覧ください!

とにかく早く試したい方へ

Yoomを利用することで、ノーコードで簡単にChatGPTとDeepLの連携が可能です。
YoomにはあらかじめChatGPTとDeepLを連携するためのテンプレートが用意されているため、APIの知識が無くても、登録するだけで今すぐ連携が実現できます。

ChatGPTとDeepLを連携してできること

問い合わせ対応から議事録の共有、製品紹介まで。ChatGPTとDeepLを組み合わせれば、言葉の壁を越えて、日々の業務がもっとなめらかになります。

気になる自動化例の「試してみる」をクリックしてアカウント登録するだけで、すぐにChatGPTとDeepLの連携を体験できます。30秒で登録完了。気軽に試せます!

フォームで受信した問い合わせ内容をChatGPTで要約し、DeepLで翻訳する

Googleフォームで受け取った問い合わせを、ChatGPTがすっきり要約。さらにDeepLでの翻訳まで一括でこなしてくれるから、どんな言語の相手ともスムーズにつながれます。チームへの共有もメールで自動送信。手間がぐんと減って、対応もスピードアップします。

Google Meetによる会議終了後に議事録をChatGPTで作成し、DeepLで多言語翻訳してメールで共有する

Google Meetの会議が終わったあと、ChatGPTが自動で議事録を作成。DeepLで多言語に翻訳し、そのままチーム全体にメールで共有できます。
国境を越えたプロジェクトでも、情報の行き違いを防いで、伝えたいことがきちんと届きます。

フォームから製品説明文をChatGPTで自動生成し、DeepLで多言語翻訳してSlackで共有する

フォームに入力された情報から、ChatGPTが魅力的な製品説明文を自動で生成。その文章をDeepLで翻訳し、Slackでチームと共有。
マーケティングもグローバル対応も、この一連の流れにおまかせです。手間なく統一感のあるコンテンツを届けられます。

ChatGPTとDeepLの連携フローを作ってみよう

これまでプログラミングが必要だったAPI連携も、プログラミング不要で簡単に!まずは触ってみて、簡単さを実感してみてくださいね。まだYoomのアカウントをお持ちでない場合は、こちらの登録フォームからアカウントを発行しておきましょう。

[Yoomとは]

本記事では、「フォームで受信した問い合わせ内容をChatGPTで要約し、DeepLで翻訳する」フローボットの設定を解説します。

フローボット設定の流れ

  • ChatGPTとDeepLをマイアプリ連携
  • テンプレートをコピー
  • ChatGPTとDeepLををのアクション設定
  • トリガーをONに設定しフロー稼働の準備完了

ステップ1:マイアプリ連携の設定

ここでは連携するアプリ情報をYoomに登録する設定を行います。Yoomのワークスペースにログイン後、マイアプリ画面で「+新規接続」をクリックします。

Yoomで使えるアプリ一覧が表示されます。検索窓から今回連携するアプリを検索し、マイアプリ登録を進めてください。

Google フォーム

検索結果からアプリ名をクリックします。

  • 「Sign in with Google」ボタンをクリックします。その後、Googleアカウントのログイン画面が表示されるので、メールアドレスとパスワードを入力します。
  • 連携するアカウントを選択します
  • Yoomのアクセス権限を確認されます。次へをクリックしましょう。
  • 「続行」をクリックしてください。
  • これでGoogle フォームのマイアプリ連携が完了です。

ChatGPT

検索結果からアプリ名をクリックします。連携に必要な値を入力する画面が表示されます。

  • アカウント名
    • 任意の値(メールアドレスなどアカウントが識別しやすい値)
  • アクセストークン
    • ChatGPTのAPIページから取得できます。

詳しくはこちら:ChatGPTのマイアプリ登録方法

DeepL

検索結果からDeepLを選択すると、連携に必要な値を入力する画面が表示されます。

  • アカウント名は、メールアドレスなど分かりやすいものを。
  • API Key
    • アカウント設定 に移動
    • 「DeepL API」の項目を確認
    • 「API Key」 の欄に表示されているキーをコピー(例: xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx)
  • ドメイン
    • 契約プランに合わせて以下の内容をペーストしてください。
    • フリープラン:api-free.deepl.com
    • 有料プラン:api.deepl.com

必須項目を入力して「追加」をクリックすると、DeepLのマイアプリ登録が完了します。

ステップ2:テンプレートをコピー

マイアプリ連携が完了したら、フローボットテンプレートの設定に進みます。下のバナーからテンプレートのコピーに進んでくださいね。

下のポップアップが表示されたら「OK」をクリックして設定をスタート!

コピーしたテンプレートは、マイプロジェクトに追加されます。マイプロジェクトは左のメニューバーからアクセス可能です。

ステップ3:アプリトリガー「フォームに回答が送信されたら」

テンプレートの1つ目の工程をクリックし、フローボットのトリガー(起点)を設定します。この工程では、フローボットの起動間隔を設定してGoogleフォームに回答が送信されたことを検知するように設定します。

(1/2)連携アカウントとアクションを選択

この画面では、以下の項目が設定済みです。

  • タイトル
  • アプリ
  • Googleフォームと連携するアカウント情報
  • トリガーアクション

次へをクリックして進みましょう。

(2/2)アプリトリガーのAPI接続設定

  • トリガー起動間隔
    • フローの起動間隔を選択します。最短は5分間隔で起動できます。※ご契約のプランによって最短の起動間隔が異なります。
今回使うフォームのサンプル

お問い合わせフォームを作成しました。

Yoomの設定画面に戻ります。

  • フォームID
    • 該当フォームのURLから取得できる値を入力してください。

フォームIDの入力までできたら、トリガーになるイベントを発生させます。公開したフォームにテスト回答を入力します。

テスト回答の送信ができたら、テストボタンをクリックします。成功すると、以下の項目・値が取得できます。

この項目と値をYoomでは「アウトプット」と定義しています。

アウトプットについて

この値は、後の工程で引用します。

Google フォームの回答を取得する項目に追加します。アウトプット一覧の下にある「+取得する値を追加」ボタンをクリックします。

JSONPath指定画面に切り替わります。例えば、電話番号を追加した場合、標準のアウトプット一覧には表示されませんが、このJSONPath内から項目を追加することで、表示できます。

より詳しい設定方法:Google フォームトリガーで、回答内容を取得する方法

値の取得が完了したら、保存するをクリックして次に進みましょう。

保存をクリックして次の工程に進みましょう。

ステップ4:アプリと連携する「テキストを生成」

テンプレートの2つ目をクリックします。この工程では、Google フォームの回答を自動要約する設定を行います。

(1/2)連携アカウントとアクションを選択

この画面では、以下の項目が設定済みです。

  • タイトル
  • アプリ
  • ChatGPTと連携するアカウント情報
  • アクション

次へをクリックして進みましょう。

(2/2)API接続設定

  • メッセージ内容
    • 事前設定で、Google フォームから取得したアウトプット{{お問い合わせ内容}}の引用コードが埋め込まれています。この引用コードは編集欄をクリックすると表示されるプルダウンメニュー内にあります。選択すると編集欄に埋め込まれる仕組みです。

メッセージ内容を編集したら、下へスクロールします。

  • ロール
    • これは、リクエストのコンテキストを定義するもので、特に変更する必要がなければそのままでOKです。
    • もしGPTにシステム指示を与えたい場合は「システム(system)」を選ぶと、よりルールに従ったレスポンスを生成できます。
  • temperature
    • 0〜2の範囲で設定可能です。数値が高いほどランダム性が増し、低いほど決定論的(堅実)な出力になります。
    • 推奨値:0.2〜0.5: 一般的なビジネス対応メールなら低めがよい(論理的・一貫性のある文章を生成)
    • 0.8以上:創造的な文章やバリエーションを求める場合に適する(メール用途では不要)
  • 最大トークン数
    • メール文なら 200〜500 トークン で十分。
    • 詳細なガイドや長文を作成するなら 800〜1000。
    • 結論:400〜500 あたりを設定すると、適度な長さのメール文を生成できます。
  • モデル
    • デフォルトで「gpt-4o」が使用されるとのことですが、特にこだわりがなければそのままでOK。
    • より軽量な「gpt-3.5-turbo」も選べますが、精度や文脈理解の面で gpt-4o の方が優秀なので、基本は gpt-4o を推奨します。

※ChatGPT(OpenAI)のアクションを実行するには、OpenAIのAPI有料プランの契約が必要です。(APIが使用されたときに支払いができる状態)https://openai.com/ja-JP/api/pricing/

ChatGPTのAPI利用はOpenAI社が有料で提供しており、API疎通時のトークンにより従量課金される仕組みとなっています。そのため、API使用時にお支払いが行える状況でない場合エラーが発生しますのでご注意ください。

設定ができたらテストボタンをクリックします。成功すると、お問い合わせ内容の要約結果が取得できます。項目名は「返信内容」です。

保存するをクリックします。

ステップ5:アプリと連携する「テキストを翻訳」

テンプレートの3つ目の工程をクリックします。この工程では、ChatGPTが要約した結果を日本語に翻訳する設定を行います。

(1/2)連携アカウントとアクションを選択

この画面では、以下の項目があらかじめ設定されています。

  • タイトル
  • データベースのアプリ
  • DeepLと連携するアカウント情報
  • アクション

次へ をクリックします。

(2/2)API接続設定

  • 翻訳するテキスト
    • 事前設定で、前の操作で取得したChatGPTで要約したアウトプットの引用コードが埋め込まれています。この引用コードは、編集欄をクリック<プルダウンメニュー<

下にスクロールして設定を続けます。

  • 元の言語
    • プルダウンメニューの中から選択します。事前設定では英語が選択されています。
  • 翻訳先の言語
    • こちらもプルダウン内の一覧から選択します。事前設定では日本語が選択されています。

言語が選択できたらさらに下にスクロールします。

  • 文脈
    • 翻訳の精度を向上させるための追加情報を入力できます。必須ではありませんが、特定の場面では役立ちます。
    • 何を入力すればいいか?
      • 翻訳するメッセージの背景情報:例: 「このメッセージは、社内連絡用のチャンネルで使用されます。」
      • 専門用語や特定の言い回しの指示:例: 「技術用語は英語のままにしてください。」
      • 対象の読み手の情報:例: 「この翻訳は、営業チーム向けです。」
    • 入力しなくても翻訳は可能ですが、必要に応じて記入するとより適切な翻訳になります。
  • 請求文字数を表示
  • 文の分割
  • 書式を保持
  • 翻訳の形式
  • モデルタイプ

さらに下にも設定が続きますが、任意設定のため急ぎの操作は不要です。

  • グロサリーID
    • Slackの「グロサリーID」は、用語集(グロサリー)を特定するための識別子です。
    • SlackのWeb版またはAPIを使用して用語集を作成する
      • Slackの公式サイトにアクセスし、Slack API Proの契約が必要です(無料プランでは利用不可)。
      • 用語集(グロサリー)を作成し、翻訳で使用する用語を登録する。
    • APIを使ってグロサリーIDを取得
    • 取得したグロサリーIDを設定に入力
  • タグ処理
  • アウトライン検出を無効化
  • 非分割タグリスト
  • 分割タグリスト
  • 無視するタグリスト

この画面では、Slackの翻訳時に特定のXMLタグを分割したり、無視したりする設定ができます。ただし、通常のDeepLメッセージ翻訳では特に設定しなくても問題ないため、基本的には空欄のままでOKです。

「テスト」をクリックします。 成功すると、DeepLが翻訳したテキストが取得できます。

保存をするをクリックします。

ステップ6:アプリと連携する「メールを送る」

テンプレートの4つ目の工程をクリックします。この工程では、翻訳結果をメールで送信する設定です。

(1/2)メールの設定

  • To
    • 翻訳結果を送信するメールアドレスを指定します。必要に応じてCCとBCCにもメールアドレスを設定してください。

必要事項を入力したら下にスクロールします。

  • 件名
    • 受信者がわかる内容で設定しましょう。ここでも、編集欄をクリックすると、前の操作で取得したアウトプットを引用できます。また、発生した日付を入れることも可能です。

本文

送信する本文の定型文を編集していきます。前の操作で取得した翻訳したテキストの引用コードや、Google フォームの引用コードを使ってメールの本文を完成させます。引用コードは編集欄をクリック<プルダウンメニュー<アウトプットのタブの中にあるタブを開くと表示されます。クリックすると編集欄に埋め込まれます。

編集が終わったら次へボタンをクリックします。

(2/2)メール送信のテスト

作成したメールのプレビューが表示されます。

テストボタンをクリックします。成功すると送信先のメールアドレスにメールが届きます。

保存するをクリックします。

ステップ7(最終):アプリトリガーをONにする

全ての工程が設定されると、設定完了のコンプリート画面が表示されます。

トリガーをONにして、フローボットを起動します。

トリガーのON/OFFは左上のトグルから切り替えが可能です。<span class="mark-yellow">プログラミング不要で、フローボットの設定が簡単に完了しました。</span>

DeepLのデータをChatGPTに連携したい場合

先ほどはChatGPTからDeepLへデータを連携する方法をご紹介しましたが、反対にDeepLからChatGPTへのデータ連携を実施したい場合は、下記のテンプレートをご利用ください。

フォームの内容をDeepLで翻訳し、ChatGPTで要約する

フォームに回答された内容をDeepLで翻訳し、ChatGPTで要約してメールを送信するフローとなっています。
フォームデータの共有を効率化したい方におすすめのフローです。

メール受信した添付ファイルをOCR処理し、DeepLで翻訳、ChatGPTで要約してGoogle Driveに保存する

メールで受信したファイルをOCRで読み取り、DeepLで翻訳、ChatGPTで要約し、Google スプレッドシートで書類を発行してGoogle Driveでデータを保存するフローとなっています。
添付ファイルの管理を効率化したいチームリーダーにおすすめのフローです。

ChatGPTやDeepLのAPIを使ったその他の自動化例

ChatGPTやDeepLのAPIを使用してさまざまな業務を自動化することが可能です。​
もし気になるものがあればぜひこちらも試してみてください!

ChatGPTを使った自動化例

メールの返信内容や議事録をChatGPTで自動的に作成可能です。
ChatGPTの問い合わせ内容を自動的に分類して適切なチャンネルに通知することもできます。

DeepLを使った自動化例

問い合わせやメール内容をDeepLで自動的に翻訳し、通知したり、担当者に依頼したりできます。
オンライン会議後にDeepLで翻訳した文字起こしをNotionに記録可能です。

終わりに

ChatGPTとDeepLを連携すれば、担当者の作業負担と時間を大幅に削減できるでしょう。
特に、フォームに回答されたデータをChatGPTで要約し、DeepLで翻訳する自動化は、要約と翻訳の手間を短縮できます。
また、Google Meetの会議後にChatGPTで議事録を要約し、DeepLで多言語翻訳してからメールで共有することもできるため、グローバルに対応可能です。
これらの自動化を導入すれば、<span class="mark-yellow">今まで手動で行っていた作業を自動化できるため、他の業務に専念できる環境が整うでしょう。</span>

「導入を検討したい!」「実際に操作してみたい!」という方は、こちらから無料アカウントを作成してみてください。
登録はたったの30秒で完了するので、業務の間にササッと登録できます!
今回ご紹介したテンプレートを活用して、要約や翻訳を自動化に任せて精度の高い業務を実現してください!

この記事を書いた人
k.hieda
Webプランナー・ディレクター歴10年目。Web制作会社勤務時代は、クライアントへ改修と運用プランの提案と制作進行がメインでした。現在はパラレルワーカーです。Yoomのコンテンツ事業部でブログの制作、個人事業では企業の外部広報案件を受けています。民泊を始めるのでルーチンワーク効率化の徹底を目指しています!
タグ
DeepL
アプリ連携
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